第12回 Language and Robotics研究会
イベント内容
Language and Robotics 研究会について
これまでの活動についてはこちらをご覧ください:https://sites.google.com/view/language-and-robotics/
2017-2019頃に活動しており、コロナ以降休止していたLanguage and Robotics研究会(LangRobo研究会)を再開する運びとなりました。 自然言語処理分野とロボティクス分野の近年の融合と発展は著しく、身体を持つエージェントが人間と自然言語でコミュニケーションしながら環境内を動いたりといった研究も両分野において多く見られるようになってきました。言語におけるロボティクスの導入やロボティクスにおける言語の導入の価値は今後も高まっていくことが期待されます(詳しくは文献[1]をご覧ください)。 LangRobo研究会は、今後の自然言語処理とロボティクスの融合をどのように進めていくのが良いかを議論する交流の場として活動していきます。
[1] Survey on frontiers of language and robotics
第12回研究会
今回のLangRobo研究会では、立命館大学の谷口 忠大先生から最近のご研究についてご紹介いただきます。 特に、複数エージェントによる表現学習と記号の創発に関する研究について、お話いただきます。
- 講演者:谷口 忠大先生 (立命館大学)
- 発表タイトル:記号創発システムの構成論:言語を生み出す集合的予測符号化(仮)
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概要:人間の知能はマルチモーダルな知覚系を介した様々な観測、身体に基づく環境との身体的相互作用、他者との記号的相互作用を通して構成されていく存在である。その上で私たちは言語を社会の中で構成し、コミュニケーションを可能にしていく。講演者は記号接地問題(シンボルグラウンディング問題)自体の問題を指摘し、記号創発システムという概念を提案してきた。またその構成論的アプローチとして記号創発ロボティクスの研究を推進してきた。本講演では複数のエージェントが観測を得ながら言語ゲームを行うことを通して記号システム(言語)を組織化していく記号創発システムの構成論に関して概説する。特に確率的生成モデルに基づき、社会的な表現学習としてコミュニケーション創発をモデル化するアプローチについて説明し、メトロポリス・ヘイスティングス名付けゲームを導入する。この言語ゲームが分散的なベイズ推論になっていることを証明すると共に、Inter-GMM+VAEという生成モデルにより、二者エージェントが実画像から記号創発を行う様子を示す。また合成性を有する言語やマルチモーダル情報に基づく記号創発モデルについても触れる。されにこれらから偉える集合的予測符号化仮説について紹介し、人間がこのような学習を行っているかに関しての検討に関して報告する。さらにこのような考え方がもたらす大規模言語モデルの有効性の解釈や、人間とロボットの共創的学習というアイデアに関しても述べたい。
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オンライン開催(参加登録後にzoom linkを共有します)
タイムスケジュール
時間 | |
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10:30 - 10:40 | オープニング |
10:50 - 11:35 | 講演(45分) |
11:35 - 11:50 | QA(15分) |
11:50 - 12:00 | クロージング |
質問形式
- 質問の受付方法は未定ですが、口頭もしくはzoomのチャット欄、Slidoを用いて受け付ける予定です。
- 口頭で質問される際は各自でミュートを外していただき、質問を行ってください。
- zoomもしくはSlidoによるチャットでの質問に対する発表者の回答について追加の質問がありましたら、適宜zoomのチャット欄または口頭にて反応をいただけると幸いです。
注意事項
- 質疑応答の時間を除き、発表中、発表者以外の方は原則ミュートでお願いいたします。ミュートになっていない方を見つけたときは、運営側でミュートさせていただくことがあります。
- チャット、口頭問わず、誹謗中傷を禁止します。
- zoomの講演は録画させていただきます。
共催
立命館大学R-GIRO「記号創発システム科学創成:実世界人工知能と次世代共生社会の学術融合研究拠点」
注意事項
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