失敗を糧に立ち上がれ! 《製品・市場・技術》3つの特殊性をもつバイク×コネクテッドサービス開発の難しさと乗り越え方 Honda Tech Talks#9

2024/12/06(金)19:00 〜 20:30 開催
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参加枠申込形式参加費 参加者
オンライン枠※定員500名/好評につき増枠しました!
先着順 無料 505人
現地参加枠【受付終了】
抽選制 無料 52人

※ 抽選結果は、2024/12/02 以降にメールおよびイベント詳細ページで通知されます。

イベント内容

概要

クルマと同じようにはいかない、バイク×コネクテッドサービス開発の裏側
IoTやスマート家電のソフトウェア開発に取り組むソフトウェアエンジニアも必見!

バイクの販売台数世界No.1のHondaでは、クルマ(四輪)だけではなくバイク(二輪)の電動化やSDVにも注力しはじめています。
しかし、バイクのもつ様々な特殊性が壁となり、クルマ×ソフトウェアの考え方・やり方をそのまま適用するのが難しいことをご存知でしょうか。

例えば、ライダーがハンドルで操縦し2つのタイヤで走行するバイクはクルマよりも運転負荷が高く、安全性を考慮すると必要以上にリッチな機能拡充ができない側面をもちながら、競合製品との差別化となる付加価値を考える必要があります。一方で、バイクの世界市場では95%以上が20万円前後の低価格帯で販売されているため、低価格製品に対してどの程度の付加価値を付けるべきか、コスト面とのバランスも考慮しなければいけない難しさがあります。
さらに、電動バイクの市場が拡大する昨今は充電スポット不足の新たな不安要素が生じるなど、ユーザーのニーズが変化しています。そのため、これまで考慮していなかった充電スポットのナビ機能搭載や充電サービスとの連携機能提供などの重要性がこれまで以上に高まっています。

そして、技術的な難しさもあります。
例えば、クルマのナビゲーションシステムは「衛星情報」「車両に搭載している各種センサーの情報」「地図情報」から自車位置を推定し、精度の高い自車位置情報をカーナビに表示する仕組みですが、バイクではクルマと違う特有の動きがあるため自車位置推定の精度に影響を与えるなどの課題が生じやすく、正確な自車位置を維持するための技術的な対策や検証が必要となります。

このように様々な特殊性をもつバイクですが、コネクテッドサービス開発も例外ではなく一筋縄にいきません。
実際、Hondaでは過去いくつかのコネクテッドサービス・アプリをリリースしてきましたが、サービス終了(クローズ)を余儀なくされたケースもあり、失敗を重ねてきました。
しかし、失敗を糧にしながら開発体制の見直しや外部パートナーとの協業など新たな活路を見出すための挑戦を続けています。

Honda Tech Talks#9では、Hondaが直面しているコネクテッドサービス開発における課題を《製品・市場・技術》3つの特殊性から紐解き、これまでの失敗と学びを活かしたバイク×コネクテッドサービス開発の最前線を赤裸々にお話していきます!

タイムスケジュール

時間 内容
19:00〜19:05 オープニング
19:05~19:25

バイク市場・製品特性・電動化の流れからみる、バイク向けコネクテッドサービスの特異性

野口 晃平
  • バイクとクルマの市場・商品・お客様の違い
  • バイク x コネクテッドの難しさ
  • バイクの電動化に伴う変革のチャンス
19:25~19:45

顧客エンゲージメント強化に向けたバリューチェーン改革Step1

富永 晃夫
  • 乗車体験の枠を超えるコネクテッドサービスの提供検討
  • 各国ごとに異なるシステム環境(Customer Relationship Management(CRM)/Dealer Management System(DMS))
  • 複数システムやステークホルダーと連携したシステム開発
19:45~20:05

ライダーに安心と快適な運転を提供する車載インフォテインメント用デバイス「IVI」をバイクに実装する難しさに迫る!

小山 亮平
  • バイクIVIにおける機能概要
  • クルマとバイクにおけるシステムの違い
  • バイク特有の課題
    実例①自車位置推定
    実例②ディストラクション
20:05~20:25 質疑応答
20:25〜20:30 クロージング

※ 当日予告なく時間配分・内容が変更になる可能性がございます。

登壇者

野口 晃平
本田技研工業株式会社
電動事業開発本部 二輪・パワープロダクツ電動事業統括部
UX・ソフトウェアコネクテッド開発部 コネクテッド事業開発課
課長
チーフエンジニア
2007年4月より株式会社本田技術研究所にて市販オフロードレーサー(CRFシリーズ)、ブラジル向け商品の電装開発責任者を担当。2012年4月よりHRC向けワークスレーサー(Dakar Rally、MXGPなど)電装系開発責任者に着任。2018年4月からは電装系先端技術開発、新規ビジネス開発に従事。2020年に本田技研工業株式会社に転籍。新規ビジネス開発、二輪事業企画やスクーター・EV系商品の戦略、商品企画、営業企画に従事し、2023年4月から現在まで二輪向けコネクテッド事業開発を担当。
富永 晃夫​
本田技研工業株式会社
電動事業開発本部 二輪・パワープロダクツ電動事業統括部
UX・ソフトウェアコネクテッド開発部 ソフトウェア・コア技術開発課
Out-Carグループリーダー
主任
前職で3元触媒および排気ガス浄化技術開発(合成・試材単体/ベンチEngテスト)に従事した後、2006年12月に本田技研工業株式会社へ中途入社。熊本製作所生産機種・タイ生産輸出機種の新機種開発サービスPLを担当した後、2014年1月より市場品質サービス 欧米地域担当、早期不具合顕在化システム開発を担当。2015年10月よりA.P.Honda Co.,Ltd.に駐在し、サービス・部品担当、洋用品企画、アジア大洋州モータースポーツ担当。2019年10月に本田技研工業株式会社に帰任し アジア・大洋州フィールドサービス担当、また二輪電動化施策における特命事項を担当。2022年11月より二輪向けコネクテッド事業開発、コネクテッド技術開発に従事し、2023年8月から現在まで 二輪向けコネクテッド技術開発(Out-Car領域)を担当。
小山 亮平
本田技研工業株式会社
電動事業開発本部 二輪・パワープロダクツ電動事業統括部
UX・ソフトウェアコネクテッド開発部 ソフトウェア・コア技術開発課
In-Carグループリーダー
アシスタントチーフエンジニア
2012年4月より株式会社本田技術研究所にて四輪(CR-V,CR-Zなど)向けDisplay Audioユニットの開発PLを担当。2018年10月より二輪(CRF1100L)向けMulti Information Displayユニットの開発に従事。2020年に本田技研工業株式会社に転籍し電装系先端技術開発に従事し、2022年4月から現在まで二輪向けコネクテッド事業開発(IVI開発)を担当。

参加対象

  • 電気・電子・情報系の知見がありソフトウェア開発に興味をお持ちの方
  • メーカーやSIerでハード×ソフトの開発に取り組んでいるソフトウェアエンジニアの方

※自動車/ハードウェア関連の経験がない方も大歓迎です!

参加にあたっての注意事項

  • 本イベントは、参加形式について現地参加かオンラインかをお選びいただけます。
  • 現地参加を希望される場合は、席数に限りがあるため抽選制となりますことを予めご了承ください。
  • 現地参加を希望された方の抽選結果は、2024/12/2以降にメールおよびイベント詳細ページで通知されます。メール配信設定をオンにしてお待ちください。
  • オンライン参加の場合は、配信映像や音声は各自の通信環境に依存します。できるだけ通信環境の良い状態で視聴ください。
  • 参加を辞退する場合は、詳細ページより申込のキャンセルをお願い致します。
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