失敗を糧に立ち上がれ! 《製品・市場・技術》3つの特殊性をもつバイク×コネクテッドサービス開発の難しさと乗り越え方 Honda Tech Talks#9
2024年12月6日に開催されたオンラインイベントのアーカイブ動画となります。
イベントページ:https://techplay.jp/event/961776
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▼イベント概要
クルマと同じようにはいかない、バイク×コネクテッドサービス開発の裏側
IoTやスマート家電のソフトウェア開発に取り組むソフトウェアエンジニアも必見!
バイクの販売台数世界No.1のHondaでは、クルマ(四輪)だけではなくバイク(二輪)の電動化やSDVにも注力しはじめています。
しかし、バイクのもつ様々な特殊性が壁となり、クルマ×ソフトウェアの考え方・やり方をそのまま適用するのが難しいことをご存知でしょうか。
例えば、ライダーがハンドルで操縦し2つのタイヤで走行するバイクはクルマよりも運転負荷が高く、安全性を考慮すると必要以上にリッチな機能拡充ができない側面をもちながら、競合製品との差別化となる付加価値を考える必要があります。一方で、バイクの世界市場では95%以上が20万円前後の低価格帯で販売されているため、低価格製品に対してどの程度の付加価値を付けるべきか、コスト面とのバランスも考慮しなければいけない難しさがあります。
さらに、電動バイクの市場が拡大する昨今は充電スポット不足の新たな不安要素が生じるなど、ユーザーのニーズが変化しています。そのため、これまで考慮していなかった充電スポットのナビ機能搭載や充電サービスとの連携機能提供などの重要性がこれまで以上に高まっています。
そして、技術的な難しさもあります。
例えば、クルマのナビゲーションシステムは「衛星情報」「車両に搭載している各種センサーの情報」「地図情報」から自車位置を推定し、精度の高い自車位置情報をカーナビに表示する仕組みですが、バイクではクルマと違う特有の動きがあるため自車位置推定の精度に影響を与えるなどの課題が生じやすく、正確な自車位置を維持するための技術的な対策や検証が必要となります。
このように様々な特殊性をもつバイクですが、コネクテッドサービス開発も例外ではなく一筋縄にいきません。
実際、Hondaでは過去いくつかのコネクテッドサービス・アプリをリリースしてきましたが、サービス終了(クローズ)を余儀なくされたケースもあり、失敗を重ねてきました。
しかし、失敗を糧にしながら開発体制の見直しや外部パートナーとの協業など新たな活路を見出すための挑戦を続けています。
Honda Tech Talks#9では、Hondaが直面しているコネクテッドサービス開発における課題を《製品・市場・技術》3つの特殊性から紐解き、これまでの失敗と学びを活かしたバイク×コネクテッドサービス開発の最前線を赤裸々にお話していきます!
<Chapter>
00:00:00 オープニング
00:02:25 バイク市場・製品特性・電動化の流れからみる、バイク向けコネクテッドサービスの特異性
00:25:14 顧客エンゲージメント強化に向けたバリューチェーン改革Step1
00:44:41 ライダーに安心と快適な運転を提供する車載インフォテインメント用デバイス「IVI」をバイクに実装する難しさに迫る!
01:05:36 質疑応答
01:20:56 クロージング
#本田技研工業#Honda#IoT#ハードウェア#設計#hondatechtalks#TECHPLAY