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僕とアリスの夏物語 人工知能の,その先へ

1,760円 (税込)

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僕とアリスの夏物語 人工知能の,その先へ

書籍情報

発売日:

著者/編集:谷口 忠大

出版社:岩波書店

発行形態:全集・双書

書籍説明

内容紹介

小学生の悠翔のもとに突然やってきた謎の少女、アリス。まるで赤ちゃんのように何も知らなかったが、悠翔たちから多くを学んでいく。しかしそこに、怪しい影が忍び寄り…!?AIと共存する未来とはどういうものか。「発達する知能」は、いかに実現されるのか。小説と解説の合わせ技で、いざ、めくるめく知の融合体験へ!

目次

第1話 訪れる者  第1話解説 人工知能の時代   「知能」って何だろう/人工知能技術は人間に近づいているのか?/「関数」としての人工知能/発達する心をつくる 第2話 物を調べる者  第2話解説 探索と物体概念の獲得   物体の概念とは何か?/「見て、触って、聞いて」知るロボット/「物体概念」の数理モデル/探索する幼児 vs 待っている人工知能/ロボットに好奇心をもたせる/「時々、ダメそうなことをやってみる」知的さ 第3話 言葉を覚える者  第3話解説 音素と語彙の獲得   言葉を聞きとるための知識/幼児は音素と単語を発見する/音列の統計情報をつかう/ロボットは単語を「発見」できるか?/幼児の音声認識にテキストはいらない/それは「クーラー」か、「スズシイ」か? 第4話 徘徊する者  第4話解説 移動と場所の学習   幼児はやがて歩き始める/身体そのものが「知的」である/柔らかいことの大切さ/「場所」の概念を理解する/本物の言語使用に向き合う 第5話 街に出る者  第5話解説 社会の中での言語獲得と理解   「はじめてのおつかい」からサービスロボットを考える/「統語的」関係から意味を定義する/分布意味仮説――単語の並びに潜む意味/データベース的な知識を使うロボット 第6話 苦悩する者  第6話解説 人工知能と社会構造の変容   人工知能に仕事を奪われる?/技術が発展すると「仕事」は変わる?/インターネットと人工知能の同盟関係 第7話 衝突する者  第7話解説 人工知能との関係性と倫理   人間のふりをするロボット/会話の文脈理解は難しい/関係性を育む/「ロボット工学三原則」って言われても/人工知能は規範をどう学ぶか?/ロボットと生きるための倫理 第8話 未来に向かう者  第8話解説 発達する自律的な人工知能の創成   自律的なロボットを創る/人工知能の感情と意識/アリスが「人間」になった理由/プロジェクト・アリス 引用文献 カバーイラスト=沢音千尋

著者情報

谷口 忠大

谷口, 忠大

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