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PLL回路の設計と応用【オンデマンド版】

3,520円 (税込)

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PLL回路の設計と応用【オンデマンド版】

書籍情報

発売日:

著者/編集:遠坂 俊昭

出版社:CQ出版

発行形態:単行本

ページ数:320ページ

書籍説明

内容紹介

PLL回路設計では,各ブロックの伝達関数を求めて,負帰還の位相余裕からループ・フィルタの特性を目的に応じて設計することが重要です.ループ・フィルタ定数の算出と多くの設計事例を示しながら,シミュレーションと実測によりその特性を検証しています.

目次

★目次 ☆第1章 PLLの動作と回路構成 ◎   PLLとシンセサイザ技術のあらまし ○ 1.1 PLL回路の基本動作   ●PLL回路を構成する三つのブロック   ●PLLの応用と周波数シンセサイザ   ●PLL回路の各部の動作波形 ○ 1.2 PLL回路および周波数シンセサイザの構成   ●入力周波数のN倍出力を得る方法   ●入力周波数のN÷M倍出力を得る方法---入力に分周回路を入れる   ●入力周波数のN÷M倍出力を得る方法---出力に分周回路を入れる   ●入力周波数のN×M倍出力を得る方法---プリスケーラを追加する   ●ヘテロダインと組み合わせる---(fin×N)+fLを得る   ● DDS(Direct Digital Synthesizer)と組み合わせる ○ 1.3 PLLシンセサイザでは信号純度がポイント   ●理想シンセサイザ出力は1本のスペクトル   ●AM---振幅変調が起こると---AM性ノイズ   ●FM---周波数変調されると---FM性ノイズ   ●FM性ノイズの影響 ○ 1.4 シンセサイザ以外へのPLLの応用   ●ディジタル・データからのクロック再生   ●周波数-電圧変換---FM復調回路   ●モータの回転スピード制御 ○ コラム■dBcとは ○ コラム■PLL回路の発明はベルシーゼ氏 ☆Appendix A PLL回路はOPアンプと同じ負帰還の応用 ○ A.1 OPアンプ回路との相似   ●PLL回路とOPアンプ回路の似ているところ   ●PLL回路とOPアンプ回路の違うところ ○ A.2 増幅回路に学ぶ負帰還の仕組みと特性   ●負帰還のあらまし   ●負帰還によって改善される特性   ●負帰還のもっている問題点---動作不安定になる条件   ●負帰還のようすをシミュレーションする   ●利得-周波数特性のピークをAβの複素平面に見る ☆第2章 PLL回路の伝達特性 ◎   PLL回路の特性はループ・フィルタで決まる ○ 2.1 PLL回路の伝達特性を理解しよう   ●PLL回路の各部の伝達特性   ●簡単な例題---クロック50逓倍回路のとき   ●ループ・フィルタ特性を除いた伝達特性を求める   ●使用しているループ・フィルタ特性とPLL回路の伝達特性   ●PLL回路における負帰還の効果 ○ 2.2 ループ・フィルタ設計の基礎知識   ●CRローパス・フィルタの詳しい特性   ●ステップ特性をもたせたCRローパス・フィルタ   ●CR多段フィルタにおける利得と位相の関係   ●普通のCRローパス・フィルタ---ラグ・フィルタを用いると不安定   ●安定なPLLにはラグ・リード・フィルタ ○ コラム■シミュレーションにはSPICEが便利 ☆第3章 PLL回路のループ・フィルタ設計法 ◎   パッシブ/アクティブ・ループ・フィルタの設計事例と検証 ○ 3.1 パッシブ・ループ・フィルタの設計   ●ラグ・リード・フィルタのボーデ線図   ●PLL回路とラグ・リード・フィルタを組み合わせたときの特性   ●分周数が変化すると   ●ループ・フィルタの定数を正規化グラフから求める--- Appendix Bを参照 ○ 3.2 10~100kHz PLLシンセサイザのループ・フィルタ設計   ●実験するシンセサイザのあらまし   ●ループ・フィルタを除いた伝達特性を求める   ●時定数:小,M=-10dB,位相余裕60°で設計する   ●時定数:中,M=-20dB,位相余裕50°で設計する   ●時定数:大,M=-30dB,位相余裕50°で設計する   ●試作器の出力波形を見ると   ●出力スペクトラムを観測すると   ●ロック・スピードはどうなったか ○ 3.3 アクティブ・ループ・フィルタを使うとき   ●アクティブ・ループ・フィルタとは   ●2次アクティブ・ループ・フィルタのボーデ線図はどうなるか   ●3次アクティブ・ループ・フィルタ   ●アクティブ・ループ・フィルタのノイズ   ●アクティブ・ループ・フィルタの定数を正規化グラフから求める ○ 3.4 25~50MHz PLLシンセサイザのループ・フィルタ設計   ●実際の回路でアクティブ・ループ・フィルタを設計する   ●正規化グラフを使用し,ループ・フィルタの定数を求める   ●時定数:小,M=0dB,位相余裕50°で設計する   ●時定数:中,M=-10dB,位相余裕50°で設計する   ●時定数:大,M=-20dB,位相余裕50°で設計する   ●試作器によるデータ---出力波形   ●出力スペクトラム   ●ロック・スピードはどうなっているか   ●ロック・スピードをシミュレーションする ○ 3.5 位相余裕による特性の違い   ●実験は50逓倍回路で   ●ループ・フィルタの設計   ●位相余裕が40°のとき   ●位相余裕が50°のとき   ●位相余裕が60°のとき   ●シミュレーションで周波数特性を見る   ●出力波形のスペクトラム   ●ロック・スピードはどうなったか   ●PLL回路の最適位相余裕は40°~50° ○ コラム■周波数変動のようすを測定できるモジュレーション・ドメイン・アナライザ ☆第4章 4046と位相比較器のいろいろ ◎   PLL回路に使用する定番デバイスの基礎知識 ○ 4.1 PLLの定番デバイスは4046   ●PLLの入門は4046から   ●4046にも三つのタイプがある   ●74HC4046は位相比較器を3種類内蔵   ●4046に内蔵されているVCOの特性 ○ 4.2 位相比較器の働きがポイント   ●アナログ位相比較器   ●ディジタル位相比較器   ●位相周波数型比較器   ●4046のPC2タイプ位相比較器   ●デッド・ゾーン   ●電流出力タイプ位相比較器   ●高速位相比較器AD9901 ☆第5章 電圧制御発振器VCOの回路技術 ◎   VCOに求められる特性とさまざまな発振回路の方式 ○ 5.1 VCOに要求される性能   ●VCOのあらまし   ●周波数可変範囲   ●周波数制御の直線性   ●出力ノイズ   ●出力波形歪み   ●電源電圧変動に対する安定度   ●周囲温度変化に対する安定度   ●外部磁界や振動による影響 ○ 5.2 弛張発振器によるVCOの構成   ●ファンクション・ジェネレータの基本動作   ●ファンクション・ジェネレータによるVCOの構成   ●ファンクション・ジェネレータIC MAX038の利用 ○ 5.3 帰還発振器   ●帰還発振器の基本動作   ●帰還発振器を安定発振させる工夫   ●RCによる帰還発振器の構成   ●ステート・バリアブルVCO ○ 5.4 高周波で利用するLC発振回路とVCOへの利用   ●基本はハートレイ/コルピッツ発振回路   ●コルピッツを改善したクラップ発振回路   ●反結合発振回路   ●LC発振器をVCOにする可変容量ダイオード   ●市販されているLC発振VCO ○ 5.5 その他のVCO   ●振動子による帰還発振器   ●遅延発振器 ☆第6章 プログラマブル分周器の種類と動作 ◎   PLLシンセサイザを構成するためのディジタル回路 ○ 6.1 プログラマブル分周器の基本はダウン・カウンタ   ●74HC40102/40103   ●TC9198 ○ 6.2 プリスケーラ(prescaler)   ●プリスケーラIC   ●パルス・スワロウ方式   ●フラクショナルN方式 ○ 6.3 PLL用のLSI   ●PLL専用LSIの構成   ●ADF4110/4111/4112/4113 ☆第7章 PLL回路の計測と評価法 ◎   パッシブ/アクティブ・ループ・フィルタのループ利得 ○ 7.1 負帰還回路のループ利得の計測   ●ループ利得の計測は難しい   ●負帰還を施したままループ利得を計測   ●負帰還ループ計測をシミュレーション   ●実際に信号を注入するには ○ 7.2 FRAを利用する   ●負帰還ループ特性計測のためのFRA   ●FFTとの違い   ●ネットワーク・アナライザとの違い ○ 7.3 PLL回路のループ利得測定   ●バッシブ・ループ・フィルタを利用したPLL   ●アクティブ・ループ・フィルタを利用したPLL ☆第8章 PLLの特性改善ノウハウ ◎   信号純度やロック・スピードを向上させるテクニック ○ 8.1 電源をきれいにする   ●CMOSインバータ回路で実験してみると   ●水晶発振回路で実験   ●シリーズ・レギュレータの雑音特性を比較する ○ 8.2 VCOの制御電圧特性を改善する   ●CD74HC4046のVCOの直線性を改善する   ●CD74HC4046のVCOの周波数可変範囲を広げる ○ 8.3 VCOと位相比較器の干渉   ●74HC4046はVCOと位相比較器が同居   ●まずは74HC4046を1個で実験する   ●74HC4046を2個使用し,VCOと位相比較器を分離する ○ 8.4 位相比較器のデッド・ゾーン   ●74HC4046でデッド・ゾーンの影響を実験する   ●PC2とバリメガVCOを組み合わせる   ●4046のPC1とバリメガVCOを組み合わせる   ●74HCT9046とバリメガVCOを組み合わせる ○ 8.5 ロック・スピードの改良   ●ダイオードによるループ・フィルタ定数の切り替え   ●アナログ・スイッチによるループ・フィルタ定数の切り替え   ●D-Aコンバータによるプリセット電圧の加算 ☆第9章 実用PLLシンセサイザの設計/製作 ◎   ループ・フィルタの詳細設計と実測特性で示す ○ 9.1 74HC4046を使用したクロック・シンセサイザ   ●実験などに便利な1Hz~10MHzの水晶代用シンセサイザ   ●回路構成の特徴---すべてCMOS ICを使用   ●ループ・フィルタの設計   ●出力波形   ●スペクトラム   ●ロック・スピード ○ 9.2 TLC2933を使用したクロック・シンセサイザ   ●TLC29xxシリーズのあらまし   ●クロック・シンセサイザの回路   ●ループ・フィルタを設計する   ●出力波形のスペクトラムを計測 ○ 9.3 HFシンセサイザ   ●HFシンセサイザの回路   ●ループ・フィルタの定数を求める   ●スペクトラム   ●ロック・スピード ○ 9.4 40MHz周波数基準信号用PLL   ●40MHz周波数基準信号用PLLの回路   ●ループ・フィルタの設計   ●出力波形 ○ 9.5 低歪み低周波PLL   ●低歪み低周波PLLの回路   ●ループ・フィルタの設計   ●出力波形の合成 ☆ Appendix B ループ・フィルタ設計のための正規化グラフ

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遠坂 俊昭

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