新しいヒューマンコンピュータインタラクションの教科書 基礎から実践まで

書籍情報

発売日 : 2023年02月16日

著者/編集 : 玉城 絵美

出版社 : 講談社

発行形態 : 単行本

書籍説明

内容紹介

人間とコンピュータのより豊かな共存を目指す学問、ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)の全体像を、気鋭の研究者が解説。

目次

第1章 ヒューマンコンピュータインタラクションとは
 1.1. HCIの概要
 1.2. HCIの歴史
 1.3. 他分野とのつながり
 1.4. 産業とのつながり
第2章 人間の感覚
 2.1. 人間の感覚の概要
 2.2. 特殊感覚
 2.3. 体性感覚
 2.4. その他の感覚
 2.5. マルチモーダルとクロスモーダル
第3章 HCIの情報入出力
 3.1. インプットとアウトプット
 3.2. CUIとGUIによる情報を入出力する手法
 3.3. インプットインタフェースとアウトプットインタフェース
第4章 これからのインタフェース
 4.1. 毎年新しく製品化されるインタフェース
 4.2. これからのインプットインタフェース
 4.3. これからのアウトプットインタフェース
 4.4. インタフェース開発に際する留意点
第5章 インタフェースのデザイン
 5.1. システムをデザインする3つのモデル
 5.2. 制約
 5.3. アフォーダンスとシグニファイア
 5.4. マッピング
 5.5. フィードバック
 5.6. 標準化
第6章 ヒューマンエラー
 6.1. ヒューマンエラーの分類
 6.2. 行為の7段階モデル
 6.3. BADUI
第7章人間中心デザイン
 7.1. 情報デザイン
 7.2. HCDにおける観察
 7.3. HCDにおける理解
 7.4. HCDにおける設計
 7.5. HCDにおける評価
第8章 HCIの評価実験
 8.1. HCIの評価実験の概要
 8.2. 統計分析での注意点
 8.3. アンケートによる評価
 8.4. 生体情報による評価
 8.5. マルチエージェントシステムによる評価
第9章 ユーザインタフェースの設計
 9.1. デザインの4原則
 9.2. 操作に関する配慮:フィッツの法則
 9.3. 情報量への配慮
 9.4. ユーザが望むもの
 9.5. ユーザの記憶に残るもの
 9.6. UIとUX開発時のチェックリスト
第10章 発展するHCI
 10.1. xRの定義と事例
 10.2. 新しいユーザインタフェースでアクセスする世界
 10.3. 人間拡張とボディシェアリング
 10.4. ブレインマシンインタフェース
 10.5. タンジブルユーザインタフェース

著者情報

玉城 絵美
琉球大学工学部教授/H2L, Inc. CEO 1984年沖縄生まれ.2006年琉球大学工学部情報工学科卒業.筑波大学大学院システム情報工学研究科修士課程,東京大学大学院学際情報学府博士課程を修了(総長賞受賞)し,ヒューマンコンピュータインタラクションを研究.2011年ヒトの手の動きを電気刺激で制御する「ポゼストハンド」を発表し,同年米TIME誌の「世界の発明50」に選出される.米ディズニー・リサーチ社インターン,早稲田大学理工学術院准教授などを経て,2021年より琉球大学工学部教授.2012年H2L, Inc. 創業(2021年よりCEO).2020年国際会議Augmented HumanにてSpecial Recognition Award受賞.2022年World OMOSIROI Award 8th. 受賞.
玉城, 絵美, 1984-