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超デジタル世界

924円 (税込)

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超デジタル世界

書籍情報

発売日:

著者/編集:西垣 通

出版社:岩波書店

発行形態:新書

書籍説明

内容紹介

誹謗中傷やフェイクニュースがあふれ、詐欺やサイバー犯罪で脅かされる場となりつつあるインターネット。DXやメタバースがこの傾向を助長することはないのか。日本がデジタル後進国となってしまった原因は?インターネットを健全な集合知のうまれる場とする道筋を考え、日本のとるべき道を探る。著者渾身の書き下ろし。

目次

 はじめに 第一章 DXとはオープンネット化  デジタル敗戦  行政デジタル化の挫折  DXの本質  オープンネットの弱点  デジタル庁の役割 第二章 メタバースの核心  超世界のなかのAI  AIユートピア  シンギュラリティと超人間主義  AIディストピア  メタバースと意味の不在  ソサエティ5・0 第三章 ネット集合知をうむオートポイエーシス  インターネットの分権思想  集合知を問い直す  ポストモダニズムとデータ科学の矛盾  新実在論の限界線  主観が客観をつくる  ネオ・サイバネティクスと閉鎖性  オートポイエーシスから基礎情報学へ 第四章 分断深めるデジタル大国アメリカ  トランプ現象とQアノン  集合知シミュレーションの教訓  デジタルな魔術的支配  多文化主義の陥穽  没落する中間層  ポスト・アメリカニズムへの渇望 第五章 日本はデジタル化できるのか  輸入される知  トップダウンDXの危うさ  オモテナシの裏側  内むきの完璧主義  日本人とロボット  安心サブネットと情報教育深化  主要引用参照文献  図表出典一覧

著者情報

西垣 通

西垣, 通, 1948-

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