超絵解本 初心者でもわかる ChatGPTとは何か

書籍情報

発売日 : 2023年12月18日

著者/編集 : 松尾豊

出版社 : ニュートンプレス

発行形態 : 単行本

ページ数 : 144p

書籍説明

内容紹介

今世界中で話題になっている対話型AI「ChatGPT」。なぜここまで高性能な生成AIが生まれたのでしょうか。これまでの対話型AIとはいったい何がちがうのでしょうか。本書では,ChatGPTのはじめ方やうまく使いこなすためのコツといった実践的な内容から,生成AIを発展させてきた技術までわかりやすく解説しています。高精細で多様な画像を生みだす画像生成AIも取り上げています。生成AIがかかえる課題や,生成AIがもたらす未来にもせまります。

目次

1.ChatGPTっていったい何?
ChatGPTが「第4次AIブーム」の扉をあけた
「生成AI」が急激に進化している
生成AIのさきがけとなった「画像生成AI」
ChatGPTを開発した企業「OpenAI」
ChatGPTはどこがちがうのか
スマホ本体でChatGPTが動くわけではない
ChatGPTの生みの親が語る「汎用AI」とは
コーヒーブレイク 画像生成AIは人の偏見を反映する?
2.実践例でわかるChatGPTの使い方
ChatGPTでの会話例をみていこう
ChatGPTどうしで会話をさせることもできる
まずはChatGPTをはじめてみよう
ChatGPTで企画書や文章をつくってみる
質問文を作成するときのひと工夫
ChatGPTを活用して作業の効率化をめざす
拡張機能への対応でさらなる進化をとげた
まだまだあるChatGPTでできること
マイクロソフトの生成AI「Bing」
Googleの生成AI「Bard」
コーヒーブレイク ChatGPTはたくさんの水を“飲む”必要がある
3.ChatGPTを支える技術にせまろう
脳のしくみをまねた「ニューラルネットワーク」
AIに革命をおこした「ディープラーニング」
AIの能力をアップデートしていく「機械学習」
ディープラーニングの基礎になる「形式ニューロン」
学びなおしで成長していく「誤差逆伝播法」
二つのAIが切磋琢磨する「敵対的生成ネットワーク」
適合のしすぎはAIの性能をダウンさせる?
ChatGPTを支える革命的技術「Transformer」
単語の関係性を「ベクトル」であらわす
大量の「穴埋め問題」で性能が急上昇した
ChatGPTが自然な文章を作成できるひみつ
ChatGPTの学習にはこれまでの技術がつまっている
Transformerが「海馬」のはたらきを再現する
ChatGPTの性能アップのかぎをにぎる「宝くじ」
コーヒーブレイク 脳と同じしくみで学習するChatGPT
4. おどろくほど高精細!「画像生成AI」の威力
AIが生成するおどろくべき画像たち
AIの画像処理のモデルは三つの神経細胞
両生類や魚類をヒントに発展したモデル
ディープラーニングの登場で画像認識の精度が向上
画像を分割して全体の画像を理解する
文章から画像を生成する「Stable Diffusion 」
大量の画像を「拡散モデル」で学習していく
OpenAIが開発した画像生成モデル「DALL・E」
幻想的な画像を生成する「Midjourney」
イメージ通りの画像をつくるためのコツ①
イメージ通りの画像をつくるためのコツ②
イメージ通りの画像をつくるためのコツ③
5. 劇的に進化していくAIがもたらす未来
ネット上の会話の相手は,実はChatGPTかも
ChatGPTに危機感をもつ研究者もいる
ChatGPTが自信たっぷりにウソをつくことも
GPT-4では,ウソの回答が激減した
ChatGPTは「ネコ」をどこまで理解している?
AIがあえて「身体」をもつ意味はあるか
AIが学習するデータの著作権問題
論文の著者はAIか人かを見分けるツール
AIがつくった作品の著作権はどうなるのか
ChatGPTを活用する企業がふえている
和製GPTの開発が活発化している
社員一人ひとりにAI秘書がつく時代へ
人の知能を上まわる「超知能」はあらわれるか
コーヒーブレイク AIチャットがもたらした悲劇

著者情報

松尾豊