データ分析組織の立上げと最先端AI技術の導入で創るHonda SENSINGの新価値 ~高精度な「認知・予測・判断」の裏側と開発の最前線~ Honda Tech Talks #2
2023年10月11日に開催されたオンラインイベントのアーカイブ動画となります。
イベントページ:https://techplay.jp/event/918438
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▼イベント概要
Hondaは、自動運転技術の開発を通じて、「道を使う誰もが事故に遭わない社会の実現」を目指しています。
その中でも、Honda SENSINGは、運転の安全性を高めるための先進安全運転支援システムとして注目を集めています。 Honda SENSINGはさまざまなセンサーを活用し、周囲の状況を正確に把握することで、安全な運転の遂行をサポートする先進安全運転支援システムです。
例えば、
・前方に障害物や他の車両がある場合、ドライバーに警告を与え、必要に応じて自動的にブレーキをかける(=衝突軽減ブレーキシステム:CMBS)
・前方の車両の速度に合わせて自動的に車速を調整し、一定の車間距離を維持する(=アダプティブクルーズコントロール:ACC)
・車線を逸脱しそうになると、自動的に車線内に誘導し、ハンドルの握り直しをサポートする(=車線維持支援システム:LKAS)
などの機能があります。
Honda SENSINGの開発で安心な移動を創造するため、Hondaは技術のさらなるアップデートに向けた様々なチャレンジをしています。
Honda Tech Talks#2となる本セッションでは「最先端AI技術の活用」と、機能開発の基盤となる「データ分析」にフォーカスします。
Hondaは、安全機能をスピーディーにアップデートさせていくモビリティづくりに取り組むため、部門専任のデータ分析組織の立ち上げに挑戦。
従来、データ分析は社内の別部門や社外ベンダーに依頼していましたが、現場のニーズや専門用語の理解度に差があることから、 依頼までに多くの手間や工数がかかったり、分析結果が期待と異なったりするなどの課題が存在していました。
そのような課題から、業務理解こそデータ分析の重要なポイントであると捉え、部内のデータサイエンティストに相談や依頼ができる「データ分析サービス」の運用を開始しました。
部門業務に精通しているデータサイエンティストが分析を実施することにより、通常1か月を要する分析も10日間で完了させるなど、工数削減や分析結果の高品質化を実現しました。
また、このような内製でのデータ分析を基盤とし、Hondaは独自のAI技術の開発・実装に取り組んでいます。
運転支援機能は高速道路などで広く活用され始めており、環境が複雑な一般道路においても活用を推進していくべく様々を続けています。
中でも、車線や路面標識、歩行者やビルなど多岐にわたる要素により、対象物の理解とリスク予測のさらなる精度向上に向けて 米国・スタートアップ企業のAI画像認識技術と、Hondaの技術を融合し、「成長するAI」の研究開発を始動。
入力したデータに対してどのような正解を導き出すかを学習させる「教師あり学習」と、 機械に正解を与えずに学習させ、自力でデータの規則性や特徴を導き出す「教師なし学習」を掛け合わせ、安心して任せられる自動化の実現を目指し日々試行錯誤しています。
当日は、最先端AI技術の活用とデータ分析内製化に取り組み、それぞれの課題解決に挑んだエンジニアたちが登壇。
実際の事例やトライアンドエラーのすべてを共有します!
<Chapter>
00:00:00 オープニング
00:02:36 Hondaの先進安全への想いと目指す世界 立ちはだかる課題と解決策
00:08:30 データ分析内製化でもたらす価値創造
00:44:49 AI技術の開発・実装におけるスタートアップとの協業開発事例や課題解決
01:07:24 Q&A
01:26:46 クロージング
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