大規模で複雑な車載システムの基幹となる内製開発組織のリアル ハードとソフトの境界を担う次世代ソフトウェアプラットフォーム実現への挑戦 Honda Tech Talks #3
2023年12月1日に開催されたオンラインイベントのアーカイブ動画となります。
イベントページ:https://techplay.jp/event/924156
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▼イベント概要
単なる移動手段ではなく新たな価値を提供する存在に進化するモビリティ。
EVや自動運転/運転支援、コネクテッドカーの登場など、高機能化が急速に進行しており、 その裏側を支える車載システムが今まさに大きな変革を遂げようとしています。
鍵を握るのはモビリティにおけるハードとソフトの境界を担う次世代ソフトウェアプラットフォーム。
その実現のためにはソフトウェア技術を用いたE&Eアーキテクチャの刷新とビークルOSの搭載が必要不可欠です。
自動車にはモビリティの様々な機能を制御する電子制御ユニット(ECU)が1台あたり100個超も搭載されています。
不正アクセス検知をはじめとするサイバーセキュリティや運転支援情報の受信、無線通信を経由したソフトウェアの随時更新を可能にするOver-The-Air(OTA)の実現には、各ECUの高度な連携が必要ですが、従来型のE&Eアーキテクチャでは対応が困難です。
そのため、複雑化したモビリティのシステムや機能の全体制御をつかさどる「統合ECU」を実現するE&Eアーキテクチャの刷新が迫られているのです。
また、ハードウェアとソフトウェアを分離し、ソフトウェア実装の共通化を可能にするビークルOSを搭載することで、従来の車両バリエーションごとの個別対応にかかる開発工数を大幅削減し、アプリケーションレイヤーの開発自由度が向上します。
E&Eアーキテクチャ刷新とビークルOS搭載により次世代ソフトウェアプラットフォームが構築されることで、低コストかつ高品質な製品をタイムリーに提供できるようになります。
この実現に向け、Hondaではソフトウェア開発の内製化に挑戦しています。
一方で、ハードウェアとソフトウェア両面を考慮しなければいけない車載システムの領域にソフトウェア開発手法を適用していくことは、単純/容易ではありません。
Honda Tech Talks第3弾ではハードウェアとアプリケーションの境界を担う次世代ソフトウェアプラットフォーム実現に向けたE&Eアーキテクチャの刷新やビークルOS搭載に向けた取り組みにフォーカス。
・Hondaが取り組むビークルOSを軸としたE&Eアーキテクチャの全体像
・組み込みソフトウェアのエキスパート集団だからこそぶつかった大規模ソフトウェアプラットフォーム化の壁
・一筋縄ではいかない実車へのソフトウェア搭載への道のり
・OTA量産にむけた自動検証環境構築への挑戦と過程
…などのトピックスをはじめとする取り組みやエピソードをご紹介します。
Honda×ソフトウェア開発現場のリアルが垣間見える、臨場感あふれる90分をお楽しみに!
<Chapter>
00:00:00 オープニング
00:08:32 Hondaが取り組むビークルOSを軸としたE&Eアーキテクチャの全体像
00:14:43 「進化するクルマ」におけるOTA量産にむけた自動検証環境構築への挑戦と過程
00:35:04 ソフトウェアプラットフォーム開発の取り組みと難しさ
00:59:51 Q&A
01:22:10 クロージング
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