大規模で複雑な車載システムの基幹となる内製開発組織のリアル ハードとソフトの境界を担う次世代ソフトウェアプラットフォーム実現への挑戦 Honda Tech Talks #3

2023/12/01(金)19:00 〜 20:30 開催
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参加枠申込形式参加費
現地参加枠【受付終了】
抽選制 無料
オンライン枠(定員700名)※大好評につき増枠!
先着順 無料

※ 抽選結果は、2023/11/20 以降にメールおよびイベント詳細ページで通知されます。

イベント内容

概要

単なる移動手段ではなく新たな価値を提供する存在に進化するモビリティ。
EVや自動運転/運転支援、コネクテッドカーの登場など、高機能化が急速に進行しており、 その裏側を支える車載システムが今まさに大きな変革を遂げようとしています。

鍵を握るのはモビリティにおけるハードとソフトの境界を担う次世代ソフトウェアプラットフォーム。
その実現のためにはソフトウェア技術を用いたE&Eアーキテクチャの刷新とビークルOSの搭載が必要不可欠です。

自動車にはモビリティの様々な機能を制御する電子制御ユニット(ECU)が1台あたり100個超も搭載されています。
不正アクセス検知をはじめとするサイバーセキュリティや運転支援情報の受信、無線通信を経由したソフトウェアの随時更新を可能にするOver-The-Air(OTA)の実現には、各ECUの高度な連携が必要ですが、従来型のE&Eアーキテクチャでは対応が困難です。
そのため、複雑化したモビリティのシステムや機能の全体制御をつかさどる「統合ECU」を実現するE&Eアーキテクチャの刷新が迫られているのです。
また、ハードウェアとソフトウェアを分離し、ソフトウェア実装の共通化を可能にするビークルOSを搭載することで、従来の車両バリエーションごとの個別対応にかかる開発工数を大幅削減し、アプリケーションレイヤーの開発自由度が向上します。

E&Eアーキテクチャ刷新とビークルOS搭載により次世代ソフトウェアプラットフォームが構築されることで、低コストかつ高品質な製品をタイムリーに提供できるようになります。
この実現に向け、Hondaではソフトウェア開発の内製化に挑戦しています。
一方で、ハードウェアとソフトウェア両面を考慮しなければいけない車載システムの領域にソフトウェア開発手法を適用していくことは、単純/容易ではありません。

Honda Tech Talks第3弾ではハードウェアとアプリケーションの境界を担う次世代ソフトウェアプラットフォーム実現に向けたE&Eアーキテクチャの刷新やビークルOS搭載に向けた取り組みにフォーカス。

  • Hondaが取り組むビークルOSを軸としたE&Eアーキテクチャの全体像
  • 組み込みソフトウェアのエキスパート集団だからこそぶつかった大規模ソフトウェアプラットフォーム化の壁
  • 一筋縄ではいかない実車へのソフトウェア搭載への道のり
  • OTA量産にむけた自動検証環境構築への挑戦と過程

…などのトピックスをはじめとする取り組みやエピソードをご紹介します。
Honda×ソフトウェア開発現場のリアルが垣間見える、臨場感あふれる90分をお楽しみに!

タイムスケジュール

時間 内容
19:00〜19:05 オープニング
19:05~19:15

Hondaが取り組むビークルOSを軸としたE&Eアーキテクチャの全体像

久木 隆
19:15~19:35

ソフトウェアプラットフォーム開発の取り組みと難しさ

井手 博仁
19:35~19:55

「進化するクルマ」におけるOTA量産にむけた自動検証環境構築への挑戦と過程

中村 徹
19:55~20:25 Q&A
20:25〜20:30 クロージング

※ 当日予告なく時間配分・内容が変更になる可能性がございます。

登壇者

久木 隆
本田技研工業株式会社
電動事業開発本部
BEV開発センターソフトウェアデファインドモビリティ開発統括部
電子プラットフォーム開発部 部長
1990年にHondaに新卒入社し、エンジン制御ECUの開発を担当。その後北米駐在でインテリア&統合制御システム開発VPを経て、2022年に帰任後、電子プラットフォーム開発領域の責任者の役割を担う。
井手 博仁
本田技研工業株式会社
電動事業開発本部
BEV開発センターソフトウェアデファインドモビリティ開発統括部
電子プラットフォーム開発部 制御ソフトウェアプラットフォーム開発課 課長
2000年にHondaに新卒入社し、エンジン制御ECU用の内製OS開発を担当。その後様々なパワーユニット系制御のソフトウェア開発に従事し、現在はSDM用ソフトウェアプラットフォームの開発を推進中。
中村 徹
本田技研工業株式会社
電動事業開発本部
BEV開発センターソフトウェアデファインドモビリティ開発統括部
電子プラットフォーム開発部 電子プラットフォーム開発課 課長
2001年にHondaに新卒入社し、エンジン制御ECUの開発を担当。 その後 パワートレイン・車両制御 統合制御ECUの開発、次世代E&E技術戦略立案を経て、2020年以降 電子プラットフォーム領域のシステムおよびアーキテクチャ開発責任者として開発を推進中。

参加対象

  • ソフトウェア開発に知見を有するエンジニアの方
  • 電気・電子・情報系の知見がありソフトウェア開発に興味をお持ちの方

※車載システム関連の経験やハードウェアの知識がない方も大歓迎です!

参加にあたっての注意事項

  • 本イベントは、参加形式について現地参加かオンラインかをお選びいただけます。
  • 現地参加を希望される場合は、席数に限りがあるため抽選制となりますことを予めご了承ください。
  • 現地参加を希望された方の抽選結果は、2023/11/20以降にメールおよびイベント詳細ページで通知されます。
  • オンライン参加の場合は、配信映像や音声は各自の通信環境に依存します。できるだけ通信環境の良い状態で視聴ください。
  • 参加を辞退する場合は、詳細ページより申込のキャンセルをお願い致します。

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