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はじめに 鹿児島らぐというLinux User Groupで月イチを目処に勉強会を行っています。現在は主にオンラインで活動しており、オープンソースのソフトウェアをVPSにセルフホストしてそれを利用してオンライン勉強会をし […]
G-gen の杉村です。当記事には、 Gemini Enterprise のライセンスに関する重要な仕様やよくある質問について記載します。 はじめに 前提知識 注意点 ライセンスの基本 Gemini Enterprise の料金やライセンス体系を教えてください サブスクリプションとライセンスの違いはなんですか Standard、Plus、Pay-as-you-go の違いを教えてください サブスクリプション、ライセンス、請求先アカウント、プロジェクトの関係性を教えてください Google Cloud コンソールから26ライセンス以上を購入しようとしたところ購入できませんでした ライセンス費用は課金レポートでどう見えますか ライセンスの配布と割り当て 一度ユーザーに付与したライセンスを別のユーザーに付与できますか ユーザーからライセンスを剥奪するとチャット履歴等はどうなりますか 一度プロジェクトに割り当てたライセンスを別のプロジェクトに割り当てられますか 一度あるロケーションに割り当てたライセンスを別のロケーションに割り当てられますか どのロケーション(リージョン)を選んだらいいですか 1つの請求先アカウントや1つのプロジェクトの中で複数のロケーションのライセンスを同時に利用できますか クォータと超過料金 Gemini Enterprise の上限(クォータ)はどうなっていますか ライセンス費用以外で追加の課金が発生する可能性はありますか 超過料金のオン・オフはどのように切り替えられますか Storage and data indexing クォータはユーザーが生成したコンテンツで消費されますか ライセンス数量に関する運用 ライセンス数を増やしたいです ライセンス数を減らしたいです AI Developer tools(Antigravity) Gemini Enterprise に付属する Antigravity や Gemini Code Assist とはどのようなものですか Antigravity のクォータはいつリセットされますか はじめに 前提知識 Gemini Enterprise は、Google Cloud が提供する生成 AI アシスタントサービスです。基本的な知識については以下の記事を参照してください。 blog.g-gen.co.jp 当記事では、Gemini Enterprise のライセンスに関する重要な仕様やよくある質問について記載します。 なお、Gemini Enterprise の正式名称は Gemini Enterprise app ですが、2026年9月現在、公式ガイドをはじめほとんどのドキュメントで引き続き Gemini Enterprise と呼称されていますので、当記事でも Gemini Enterprise app を指して Gemini Enterprise と呼称します。 注意点 当記事の情報は、執筆時点(追記・修正時点を含む)での情報に基づいています。最新の情報は Google Cloud の公式ドキュメントを参照してください。 また、Google Cloud の公式ドキュメントは、多くの場合で日本語への翻訳が遅れ、ドキュメントの言語を日本語に切り替えて閲覧すると、古い情報(現在の仕様と異なる情報)が表示される場合があります。必ず英語版ドキュメントを参照してください。必要に応じて、ブラウザの翻訳機能等を使用してください。当記事で貼付する公式ドキュメントへのリンクは、原則として英語版へのリンクとしています。 ライセンスの基本 Gemini Enterprise の料金やライセンス体系を教えてください Gemini Enterprise の料金は、ライセンス数(ユーザー数)に応じた月額課金です。プランごと、また契約期間に応じて単価が異なります。 以下の記事の「料金とライセンス」を参照してください。 参考 : Gemini Enterpriseを徹底解説! - G-gen Tech Blog - 料金とライセンス サブスクリプションとライセンスの違いはなんですか Gemini Enterprise では、ライセンスという言葉とサブスクリプションという言葉が両方使われます。サブスクリプションは契約(購入)の単位であり、ライセンスは個々のユーザーに割り当てることができる権利の単位です。サブスクリプションの中に、ライセンスが含まれます。 以下の記事の「料金とライセンス」を参照してください。 参考 : Gemini Enterpriseを徹底解説! - G-gen Tech Blog - 料金とライセンス Standard、Plus、Pay-as-you-go の違いを教えてください Standard と Plus では、クォータ(上限)が異なります。Pay-as-you-go は従量課金制のプランであり、Gemini Notebook Enterprise(旧称 NotebookLM Enterprise)が使用できないなどの制限があります。 機能差などの詳細は以下の記事を参照してください。 参考 : Compare editions of Gemini Enterprise また、以下の記事の「料金とライセンス」を参照してください。 参考 : Gemini Enterpriseを徹底解説! - G-gen Tech Blog - 料金とライセンス サブスクリプション、ライセンス、請求先アカウント、プロジェクトの関係性を教えてください サブスクリプションは、購入の単位です。ライセンスは、サブスクリプションの中に含まれており、ユーザーに割り当てられる単位です。例えば「Gemini Enterprise Standard の年間サブスクリプションを、100ライセンス分購入する」というように用語を使います。 サブスクリプションを購入する時は、特定の請求先アカウントに紐付けて購入します。また、その際に、ライセンスを配布する先のプロジェクトとロケーション(リージョン)を選択します。 一度サブスクリプションを購入すると、紐付け先の請求先アカウントは変更することはできません。 一方で、サブスクリプション内のライセンスの配布先プロジェクトとロケーションは変更可能です。例えば、Gemini Enterprise Standard の年間サブスクリプションを、100ライセンス分購入した場合を考えます。最初の購入時は、100ライセンスすべてをプロジェクト A の global ロケーションに配布したとします。後になってから、このうち50ライセンスを回収して、プロジェクト B の us ロケーションに配布しなおす、といったことが可能です。 参考 : Get subscriptions and assign licenses for Gemini Enterprise Google Cloud コンソールから26ライセンス以上を購入しようとしたところ購入できませんでした リセラー経由ではない請求書払いの請求先アカウントの場合のみ、オンラインオーダー(Google Cloud コンソール上での購入)でも最大1,000のライセンスを購入できます。 それ以外の場合、オンラインオーダーで購入可能なライセンス数の上限は25です。それ以上のライセンスを購入しようとすると、以下のメッセージが表示され、購入できません。 セルフサービス購入のライセンス数の上限を超えています。25を超えるライセンスが必要な場合は、セールスチームにお問い合わせください。 営業担当者を介したオフラインオーダーの手続きが必要ですので、Google または販売パートナーの営業担当者へ連絡してください。 参考 : Get subscriptions and assign licenses for Gemini Enterprise - Subscription seat quantity limits ライセンス費用は課金レポートでどう見えますか Gemini Enterprise のライセンス費用の実績は、Google Cloud の課金レポートで確認できます。Gemini Enterprise のライセンス費用は請求先アカウントに紐づくため、 [プロジェクトに対して固有でない課金] として課金されます。 例として、1か月間の Gemini Enterprise Standard ライセンスだと、 Gemini Enterprise Standard: Subscription - one month term という名称の SKU です。これらの SKU は、 Vertex AI Search サービスの課金として分類されます。 参考 : Flexible Savings Plans - Gemini Enterprise pricing 以下のスクリーンショットは、課金レポートを SKU でグルーピングして表示した例です。この請求先アカウントでは、月の途中から1ライセンスのみを購入しました。1か月のうち約6割の期間、1ライセンスが存在したため、使用量は 0.61 month と表示されています。仮に100ライセンスを31日間フルで購入していたとすると、100 month と表示されます。このように、ライセンスは日割りで課金されることがわかります。ただし、最低契約期間は1ヶ月間です。 課金レポートの例 Google Cloud の課金レポートの詳細な見方については、以下の記事を参照してください。 参考 : Google Cloudの課金レポートの見方とTipsを解説 - G-gen Tech Blog ライセンスの配布と割り当て 一度ユーザーに付与したライセンスを別のユーザーに付与できますか はい。ライセンスは任意のタイミングで、ユーザー間で柔軟に付け替えが可能です。管理者は、任意のタイミングでユーザーに対してライセンスを付けたり外したりできます。また、ログインを試みたユーザーに対して自動的にライセンスを割り当てるような設定も可能です。 ライセンスは、ユーザーのメールアドレスに対して付与します。 参考 : Get subscriptions and assign licenses for Gemini Enterprise ユーザーからライセンスを剥奪するとチャット履歴等はどうなりますか ユーザーからライセンスを剥奪(「ライセンスの割り当てを解除します」または「割り当てを解除して削除します」)すると、チャット履歴や作成したノーコードエージェント等のユーザー固有のデータがどうなるかについて、明確に記載されたドキュメントはありません。 しかし2026年9月現在、当社環境での検証では、ユーザーからライセンスを解除または削除してから、再度割り当てると、以前のチャット履歴や作成したノーコードエージェントは引き続き使用できました。 上記は当社によってある時期に行われた検証に基づく挙動であり、環境によって異なったり、今後変更の可能性があることに留意してください。 一度プロジェクトに割り当てたライセンスを別のプロジェクトに割り当てられますか はい。購入したサブスクリプションは、請求先アカウントに紐付きます。サブスクリプションの中から、任意の数のライセンスを任意のプロジェクト、任意のロケーションに再配布できます。 例えば検証用プロジェクトの削除時にライセンスを別のプロジェクトへ移行したり、特定プロジェクトのライセンス数を削減して別プロジェクトへ付け替えることが可能です。 参考 : Get subscriptions and assign licenses for Gemini Enterprise - Reclaim unassigned licenses in a subscription 一度あるロケーションに割り当てたライセンスを別のロケーションに割り当てられますか はい。購入したサブスクリプションの中から、任意の数のライセンスを任意のプロジェクト、任意のロケーションに再配布できます。 参考 : Get subscriptions and assign licenses for Gemini Enterprise - Reclaim unassigned licenses in a subscription どのロケーション(リージョン)を選んだらいいですか Gemini Enterprise では、global、us、eu、asia-northeast1(東京)などのロケーションが選択できます。これにより保存時および処理時のデータは、選択したロケーションに留まります。ただし global、us、eu 以外のリージョン(東京リージョン含む)は Google による許可制であり、申請と審査が必要です。 厳密なデータ保管地域に関する要件がない場合は、 global が推奨 されます。他のリージョンの Gemini Enterprise では、使用可能なモデルや機能に多くの制限がかかります。 参考 : Data residency for Gemini Enterprise Standard and Plus Editions and Gemini Notebook Enterprise 1つの請求先アカウントや1つのプロジェクトの中で複数のロケーションのライセンスを同時に利用できますか はい。1つのプロジェクト内に、異なるロケーション(global、us、eu など)のライセンスやアプリを同居させることができます。 アプリ間で設定やノーコードエージェントなどは共有できないことに注意してください。 クォータと超過料金 Gemini Enterprise の上限(クォータ)はどうなっていますか 以下の公式ドキュメントのとおりです。クォータは、1つのプロジェクトの1つのリージョンごとにプールされ、共有されて消費されます。 参考 : Quotas and overages ライセンス費用以外で追加の課金が発生する可能性はありますか はい。Gemini Enterprise のインデックスストレージや、アシスタントへのクエリ回数、画像生成の回数などのクォータ(上限)プールを超えた場合に、超過料金が従量課金で発生します。 超過料金の発生有無は、プロジェクトごとに有効化・無効化を選択できます。超過料金が無効化されていると、クォータに到達しても従量課金は発生せず、該当の機能が使えなくなります。 ただし インデックスストレージに対する超過課金だけは、超過料金のオン・オフにかかわらず自動的に発生する 点に注意が必要です。 クォータと超過料金の詳細については、以下の公式ドキュメントを参照してください。 参考 : Quotas and overages また、以下の記事の「クォータ」を参照してください。 参考 : Gemini Enterpriseを徹底解説! - G-gen Tech Blog - クォータ 超過料金のオン・オフはどのように切り替えられますか Google Cloud コンソールで「Gemini Enterprise > 使用状況と費用」の画面へ遷移します。 同画面の「超過料金」のブロックで、超過料金を有効化するプランを選択したうえ、「有効」のトグルスイッチをオンにして「変更を保存」ボタンを押下します。 Storage and data indexing クォータはユーザーが生成したコンテンツで消費されますか いいえ。Gemini Enterprise の「Storage and data indexing per user」クォータには、ユーザーが生成したコンテンツ(チャット、画像、動画、生成トークン等)は含まれません。 このクォータは、data ingestion 型のデータストア(コネクタ)が保存するインデックスデータによってのみ消費されます。 ライセンス数量に関する運用 ライセンス数を増やしたいです 既存のサブスクリプションを編集してライセンスを追加購入できます。 以下の公式ドキュメントを参照してください。 参考 : Get subscriptions and assign licenses for Gemini Enterprise - Update subscription settings ライセンス数を減らしたいです 既存のサブスクリプションのライセンス数を減らすことはできません。 自動更新を停止したうえ、サブスクリプションの期間終了(1か月または1年)を待って、その後に少ないライセンス数で新しいサブスクリプションを購入する必要があります。 また、同一の請求先アカウント内において、同じエディション(例: Standard)かつ同じ期間(月間または年間)のサブスクリプションを重複して保持しようとすると、Subscription already exists エラーが発生し、購入がブロックされてしまうので、一時的な重複を許容したとしても、ライセンス数を減らしたサブスクリプションを購入することはできません。つまり、現在のサブスクリプションの自動更新を停止したうえ、失効するのを待ってから新規購入する必要があります。これにより、一時的な空白期間が発生してしまいます。 以下の記事を参照してください。 blog.g-gen.co.jp AI Developer tools(Antigravity) Gemini Enterprise に付属する Antigravity や Gemini Code Assist とはどのようなものですか Gemini Enterprise のライセンスを購入すると、同数の Gemini Code Assist のライセンスが付帯するほか、Gemini Enterprise のライセンスがアサインされたユーザーは、一定量の範囲内で Antigravity を使用できるようになります。 使用方法や詳細については、以下の記事を参照してください。 参考 : Gemini Enterprise付帯のAntigravityおよびGemini Code Assistライセンスの解説 - G-gen Tech Blog 参考 : Gemini Enterpriseを徹底解説! - G-gen Tech Blog - 開発者向けの付帯サービス Antigravity のクォータはいつリセットされますか Antigravity クレジットプールは、7日間単位で上限が適用されます。組織全体の1週間の割り当て量は、ユーザー1人あたりの月間値を4で割り、それにプロジェクトのライセンス数をかけて算出されます。 各ユーザーは、この1週間あたりのプールからクレジットを消費します。使いきれなかった割り当ては翌週に繰り越されることはなく、消失します。なお1週間の起点は、プロンプトが初めて送信された時点です。 参考 : Gemini Enterprise付帯のAntigravityおよびGemini Code Assistライセンスの解説 - G-gen Tech Blog - Antigravity のクォータ 杉村 勇馬 (記事一覧) 執行役員 CTO 元警察官という経歴を持つ IT エンジニア。クラウド管理・運用やネットワークに知見。AWS 認定資格および Google Cloud 認定資格はすべて取得。X(旧 Twitter)では Google Cloud や Google Workspace のアップデート情報をつぶやいています。 Follow @y_sugi_it
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