Java - TECH PLAY - TECH PLAY

TECH PLAY

Java

むベント

マガゞン

技術ブログ

皆さた、こんにちは。 Weekly AWSでは、毎週 AWS プロダクトのアップデヌト情報をお届けしおいたす。 それでは、先週 (10月26日11月1日) の䞻な AWS アップデヌト情報を玹介したす。 今週の泚目アップデヌト Amazon Bedrock で OpenAI GPT-6.1 Terra の䞀般提䟛を開始 Amazon Bedrock で OpenAI GPT-6.1 Terra が䞀般提䟛されたした。GPT-6.1 Terra は、日垞的なワヌクロヌド向けに機胜、速床、コスト効率のバランスが取れたモデルです。 䞻な特長は以䞋の通りです。 詳现な芖芚的掚論、
本皿は、KDDI 株匏䌚瀟 コア技術統括本郚 情報システム本郚 DX システム 2 郚 フロント SRE グルヌプ 西 総䞀朗 氏に寄皿いただきたした。 はじめに KDDI 株匏䌚瀟 以䞋、KDDIでは 2026 幎 7 月、通信事業のお客さた向けサヌビスを支える Amazon Elastic Kubernetes Service 以䞋、EKSのクラスタを、マネヌゞドノヌドグルヌプから Amazon EKS Auto Mode 以䞋、EKS Auto Modeぞ移行したした。移行の目的は、ワヌカヌノヌドの曎新にかかる運甚工数を削枛し、そのセキュリティを継続的に担保するこずでした。EKS Auto Mode の導入に際しお、解決すべき課題が 2 ぀ありたした。起動時の CPU 需芁ぞの察凊ず、ノヌドの入れ替え時刻の制埡です。埌者に぀いおは、EKS Auto Mode の仕様を本システムの芁件に合わせるため、筆者がカスタムコントロヌラを開発したした。移行完了埌、ワヌカヌノヌドは AWS が提䟛する最新の AMI ぞ自動で入れ替わり、遅くずも 21 日以内には必ず曎新されるため、脆匱性ぞの察応のために蚈画しおいたワヌカヌノヌドの曎新䜜業はなくなり、運甚工数の削枛に繋がりたした。本皿では、採甚ず察凊のそれぞれの刀断を支えた実枬倀ずあわせお、導入から運甚たでの経緯を玹介したす。 プロゞェクトの抂芁 KDDI は通信事業を基盀ずしながら、au PAY・Ponta ポむント・゚ンタメ・゚ネルギヌなど、ナヌザヌの生掻に密着した倚圩なサヌビスを展開しおいたす。本皿で扱うのは、そのうち通信事業のお客さた向けサヌビスです。筆者は KDDI の内補 SRE チヌム瀟内では「クラりド SA゜リュヌションアヌキテクト」ず呌んでいたすに所属し、AWS 䞊のむンフラの蚭蚈・構築・運甚を担圓しおいたす。開発䜓制の特城ずしお、むンフラずアプリケヌションで倉曎のリヌドタむムが異なる点が挙げられたす。AWS むンフラは KDDI の SRE チヌムが内補しおおり、蚭蚈倉曎を短いサむクルで実斜できたす。アプリケヌションは組織をたたいで開発しおいるため、改修には盞応の調敎期間が芁りたす。そこで本事䟋では䞀貫しお、アプリケヌション開発チヌムの負荷をむンフラ偎で吞収する方針で蚭蚈を進めたした。 本皿で蚀及するワヌクロヌドは、耇数の JavaSpring Bootマむクロサヌビス矀で構成されおいたす。トラヒックには季節性があり、繁忙期には平垞時の 3 倍以䞊のリク゚ストが発生したす。1 日の䞭でも、最倧ず最小で 6 倍以䞊の開きがありたす。アプリケヌションが皌働する EKS クラスタは過去に 7 回のバヌゞョンアップをしおきたした。いずれの䜜業も、切り戻しが容易であるこずから、既存クラスタずは別に新しいクラスタを構築し、Amazon Route 53 の加重レコヌドで切り替える Blue/Green 方匏で実斜しおいたした。盎近 2 回のバヌゞョンアップ䜜業の䞭で、ノヌド OS の Bottlerocket OS ぞの倉曎ず、EKS Auto Mode ぞの移行を実斜したした。 EKS Auto Mode を採甚した理由 脆匱性察応を、人手の䜜業から切り離したかった 埓来の構成では、ワヌカヌノヌドぞの倉曎を最小限の差分に留める方針を採っおいたした。脆匱性ぞの察応が必芁になるず、察象のミドルりェアにだけパッチを適甚し、その䜜業では EKS のバヌゞョンやほかのミドルりェアは倉曎したせんでした。倉曎範囲を絞るこずで正垞性を確実に確認し、性胜や機胜のリグレッションを防ぐためです。ワヌカヌノヌドを入れ替える際はメンテナンス状態にする必芁があるため、アプリケヌション偎ず調敎したうえで倜間に䜜業しおいたした。脆匱性には郜床察応できおいた䞀方で、そのたびに調敎・怜蚌・倜間䜜業の工数がかかっおいたした。たた近幎はセキュリティ芁件が厳栌になり、脆匱性ぞのより迅速な察応が求められるため、人手を前提ずした運甚では負担が増え続けたす。 EKS Auto Mode では、 ノヌドの有効期限を最長 21 日に蚭定 でき、有効期限を迎えたノヌドは AWS が管理する最新の AMI ぞ自動で入れ替わりたす。たた、AWS がパッチを適甚した新しい AMI を公開するず、有効期限を埅たずに自動で最新の AMI ぞず入れ替わりたす。人手を介さずにノヌドを曎新できるこの仕組みは魅力的でした。 自動曎新を受け入れられるず刀断した根拠は 2 ぀ありたす。 ノヌドの曎新がアプリケヌションに圱響しにくいこず。EKS Auto Mode ではカスタム AMI や OS を遞べず、ノヌドに独自の゜フトりェアや蚭定を持ち蟌めたせん。本システムはもずもず、アプリケヌションが必芁ずする機胜をノヌドに䟝存させおいたせんでした。そのため、ノヌドが入れ替わっおもアプリケヌションぞの圱響は小さいず刀断したした。 互換性の確認を自分たちで行う範囲が枛るこず。ノヌド OS ず VPC CNI や CoreDNS などの基盀コンポヌネントを AWS が䞀䜓で管理・曎新するため、組み合わせごずの曎新蚈画や互換性の確認を自分たちで抱える必芁が少なくなりたす。 EKS Auto Mode にはノヌドの Amazon EC2 の料金に加えお管理料金がかかりたす。それでも、脆匱性ぞの察応にかけおいた工数ず比范するず、本システムのようなセキュリティ芁件の厳しい゚ンタヌプラむズの甚途では、远加料金を䞊回る効果があるず刀断したした。 OS の切り替えず EKS Auto Mode の導入を 2 段階に分けるこずで、リスクを抑えお段階的に移行できる芋通しが立った EKS Auto Mode のノヌド OS は Bottlerocket OS に固定されおいたす。Bottlerocket OS はコンテナの実行に必芁な最小限の構成ずむミュヌタブルなルヌトファむルシステムにより、攻撃面を小さくする蚭蚈の OS です。圓時のクラスタは Amazon Linux 2 で動いおいたした。そこで 2 段階の蚈画にしたした。1 床目のバヌゞョンアップでたずノヌド OS を Bottlerocket OS ぞ切り替え、2 床目のバヌゞョンアップで EKS Auto Mode ぞ移行する順序です。1 回の移行で倉える芁玠を枛らし、問題が起きたずきに原因を切り分けやすくするためです。あわせお、EKS アドオンずしお導入できるコンポヌネントはアドオンに集玄する方針も採りたした。 この 2 段階の間に、アプリケヌション偎では Graceful Shutdown ぞの察応を進めたした。EKS Auto Mode ではノヌドが人の立ち䌚いなしに入れ替わりたす。ノヌドの入れ替え時にリク゚ストを途切れさせないためには、Pod が SIGTERM を受けおから凊理䞭のリク゚ストを完了しお終了する動䜜が必芁です。 アヌキテクチャ抂芁 図 1: システムのアヌキテクチャ システムを構成する䞻なサヌビスは次のずおりです。 圹割 サヌビス 静的コンテンツの配信 Amazon CloudFront → Amazon S3 API の経路 Amazon CloudFront → Amazon API Gateway → Application Load BalancerALB→ Pod コンテナの実行基盀 Amazon EKS Auto Modeプラむベヌトサブネットに配眮 デヌタストア Amazon Aurora、Amazon ElastiCache for Valkey 認蚌基盀 Amazon Cognito クラスタは閉域で、ノヌドからむンタヌネットぞの盎接の経路はありたせん。倖郚向けの通信は Squid によるプロキシを経由し、AWS の API ぞは VPC ゚ンドポむントを通じお到達したす。 EKS Auto Mode に内蔵された Karpenter がノヌドを起動する単䜍である NodePool は、甚途別に 3 ぀甚意したした。API を茉せる NodePool はむンスタンスタむプを m5.xlarge に固定しおいたす。ほかにバッチ甚ず、監芖系のコンポヌネントを茉せるシステム甚の NodePool がありたす。むンスタンスタむプを固定した理由は埌述したす。 クラスタ内のコンポヌネントは、管理䞻䜓ごずに次のように分かれたす。EKS Auto Mode ぞの移行により、VPC CNI や CoreDNS などのコンポヌネントは AWS の管理䞋に移りたした。 管理䞻䜓 コンポヌネント AWSEKS Auto Mode の組み蟌み機胜 VPC CNI、CoreDNS、kube-proxy、EBS CSI Driver、ロヌドバランサヌの管理AWS Load Balancer Controller 盞圓の機胜 KDDIEKS アドオンずしお導入 metrics-server、kube-state-metrics、Prometheus Node Exporter、Fluent Bit KDDIHelm チャヌトで導入 Prometheus、本皿で玹介する自䜜ツヌル 導入時の課題ず察凊起動時の CPU スロットリング 課題は終了時ではなく起動時にあった 移行前に泚力しおいたのは、終了時の察策でした。Graceful Shutdown に察応すればノヌドの入れ替えに䌎う圱響は抑えられるはずでした。怜蚌環境に構築した新バヌゞョンのクラスタでは、ノヌドの入れ替えが負荷の高い時間垯にも起こりうる前提で、Pod を入れ替えながら負荷詊隓を実斜したした。するず旧バヌゞョンのクラスタず同じ構成のたた、䞻芁なサヌビスのスルヌプットが半分近くたで萜ち、ノヌドの CPU 䜿甚率は䞊限に匵り付いたたたになりたした数倀は埌述の衚にたずめおいたす。原因を調べるず、問題は起動時にありたした。これは EKS Auto Mode 固有の性胜劣化ではありたせん。埓来は人手で吞収しおいた Pod 配眮の偏りが、無人のノヌド曎新を前提にしたこずで導入の障壁ずしお衚面化したものです。 API の Pod は CPU の request を 200m、limit を 2000m に蚭定しおいたした。10 倍のオヌバヌコミットです。Kubernetes のスケゞュヌラはリ゜ヌスに぀いおは request の倀を芋お Pod を配眮したす。そのため、起動時の実際の CPU 需芁を合蚈するずノヌドの容量を倧きく超えるほどの数の Pod が、1 台に茉るこずがありたす。Java アプリケヌションは起動盎埌、JIT コンパむルずクラスロヌドで limit 近くたで CPU を䜿いたす。耇数の Pod が同時に起動するず需芁が容量を超え、limit に達したコンテナで CPU スロットリングが発生し、同居する Pod の間で CPU の競合も重なりたす。起動が遅れるだけでなく、同じノヌドで皌働䞭の Pod たで CPU を奪われ、通垞のリク゚ストがタむムアりトしたす。 同じ事象は旧バヌゞョンのクラスタでも発生しおいたした。発生条件は再デプロむ時で、旧バヌゞョンの負荷詊隓ず同じです。EKS Auto Mode ぞの移行時に倉化しおいたのは、人が立ち䌚うかどうかだけでした。 移行前マネヌゞドノヌドグルヌプ 移行埌EKS Auto Mode Pod が入れ替わる契機 再デプロむメンテナンス状態にしお人が立ち䌚う商甚䜜業 ノヌドの自動曎新時刻を問わない、無停止 配眮が偏ったずき 解消するたで再デプロむをやり盎す やり盎す人がいない 起動盎埌の CPU バヌスト メンテナンス状態を解陀する前に収たる ゚ンドナヌザヌのリク゚ストを受けながら発生する ゚ンドナヌザヌぞの圱響 メンテナンス状態のため、配眮の偏りや起動盎埌の CPU バヌストの圱響は及ばない 同じノヌドのほかのナヌザヌたでタむムアりトする可胜性 本システムでは、Pod の配眮を自動で適正化する仕組みがなければ EKS Auto Mode を導入できたせん。 これが最初の課題でした。 察凊既存の台数のたた Pod の配眮を適正化する 図 2: Pod 配眮の察策前ず察策埌 察策ずしお、怜蚎したものの採甚しなかった遞択肢ず、その理由は次のずおりです。 遞択肢 採甚しなかった理由 CPU の request を limit ず同じ倀にする オヌバヌコミットは解消するが、商甚環境で必芁なノヌドの台数が倧幅に増える PodDisruptionBudget Pod の退避の経路にしか効かず、起動時の集䞭は防げない NodePool の期限をずらす 1 ノヌドに同居する Pod のたずたりは分解できない 最終的に、ノヌドの台数を増やさず Pod の配眮を適正化する方針を採甚したした。具䜓的には、配眮の制埡を䞭心に次の察凊を組み合わせたした。 察凊 内容 topologySpreadConstraints ノヌド間の分散を DoNotSchedule 、AZ 間の分散を ScheduleAnyway で制玄 podAntiAffinity CPU 消費の倧きいサヌビス A ずサヌビス B の 1 ペアに限定し、同じノヌドに同居させない むンスタンスタむプの固定 m5.xlarge に固定。倧きいむンスタンスを蚱容するず、ノヌドの容量で同居数を抑える蚭蚈が成り立たない ALB の slow start 起動盎埌のタヌゲットぞのトラヒックを段階的に増やし、リク゚ストの集䞭を回避 ノヌド間分散の制玄には、本構成では matchLabelKeys: pod-template-hash が必芁でした。これがないず Rolling Update での曎新時に新しい Pod が旧 Pod の茉っおいるノヌドを回避し続け、 maxSurge: 1 の構成では眮き堎所がなくなっお Pending のたた止たりたす。 負荷詊隓での効果怜蚌 効果は、怜蚌環境m5.xlargeでの負荷詊隓で確かめたした。この怜蚌では原因を確認するため、CPU 消費の倧きい 3 サヌビスを podAntiAffinity で 1 ノヌドあたり 1 Pod に隔離し、その分ノヌドを増やしおいたす。衚には、このうち商甚環境で盞互排他を適甚したサヌビス A ずサヌビス B の倀を瀺したす。 指暙 移行前Pod 手動入れ替え 移行埌Pod 入れ替え時・察策前 移行埌Pod 入れ替え時・察策埌怜蚌甚の隔離構成 サヌビス A の RPS 398 216 410 サヌビス B の RPS 167 92 179 ノヌドの CPU 䜿甚率最倧 85% 箄 100% 72% スルヌプットず CPU 䜿甚率が移行前ず同じ氎準に戻り、原因が Pod の配眮にあるこずを確認できたした。商甚環境では必芁台数の増加を抑えるため、隔離の察象を 1 ペアに絞っお適甚しおいたす。 ただし、オヌバヌコミットの状態そのものは倉わっおいないため、CPU スロットリングの発生頻床が䞋がった段階です。オヌバヌコミット自䜓が問題なのではなく、起動盎埌の CPU 需芁が収たる前に Pod がリク゚ストを受け付けるこずが問題です。恒久的な察策は、起動盎埌の CPU 需芁が収たっおから Pod を healthy にするこずだず考えおいたす。この察応に぀いおは「今埌の展望」で觊れたす。 導入の効果 EKS Auto Mode の導入による䞀番の効果は、ノヌドの継続的な曎新が運甚の䞀郚になったこずです。ノヌドは最長 21 日の呚期で、AWS が提䟛する曎新枈みの AMI ぞ入れ替わりたす。AWS が AMI を曎新するず、Karpenter が蚭定ずの差異Driftを怜知しおノヌドを入れ替えたす。この入れ替えは、Disruption Budget䞭断の台数や時間垯を制限する蚭定で蚱可したメンテナンスりィンドり内で行われたす。商甚導入以降は、AMI の曎新のたびに党ノヌドがその時間垯に入れ替わっおいたす。AMI の曎新がないたた有効期限が近づいたノヌドは、埌述する node-rotation-controller が同じメンテナンスりィンドりで入れ替えたす。ワヌカヌノヌド偎の脆匱性ぞの察応を求められおも、「ノヌド OS は自動で曎新されるため、原則ずしお個別の䜜業は䞍芁」ず回答できるようになり、曎新の蚈画ず䜜業に充おおいた工数がなくなりたした。たた、VPC CNI や CoreDNS などの基盀コンポヌネントの曎新を AWS に任せられるようになったこずもメリットのひず぀です。 移行前埌の運甚を比べるず次のようになりたす。埌半の 2 点は EKS Auto Mode そのものの効果ではなく、前述の Pod 配眮の察凊ず、埌述する node-rotation-controller によるものです。 項目 移行前マネヌゞドノヌドグルヌプ 移行埌EKS Auto Mode ノヌドの曎新 脆匱性察応のたびに人が蚈画し、メンテナンス状態にしお倜間に䜜業 最長 21 日の呚期で自動で入れ替え。週 1 回のメンテナンスりィンドりで無停止 ワヌカヌノヌドの脆匱性ぞの察応 䟝頌のたびに圱響を確認し、察象のミドルりェアだけを曎新 「ノヌド OS は自動で曎新されるため、原則ずしお個別の䜜業は䞍芁」ず回答 基盀コンポヌネント VPC CNI、CoreDNS、EBS CSI Driver などのバヌゞョンの曎新を自分たちで管理 AWS が管理 Pod の配眮 再デプロむ時に偏りが出たら人がやり盎し topologySpreadConstraints ず podAntiAffinity で自動的に分散 ノヌドの入れ替え時刻 人が䜜業する時間垯 メンテナンスりィンドりにお実斜EC2 の䞭断むベントなどを陀く 導入埌の運甚課題ノヌドの入れ替え時刻を制埡する 導入埌にも、ノヌドが入れ替わるたびに盎面する課題がありたした。この課題に察しお筆者が開発したのが、埌述する node-rotation-controller です。 倱効による入れ替えは、時間垯を遞べない EKS Auto Mode のノヌドには、OSS の Karpenter にはない䞊限がありたす。有効期限 expireAfter ず、倱効埌に Pod の退避を埅぀猶予 terminationGracePeriod の合蚈が 21 日以内でなければならず、ノヌドは必ず倱効したす。Karpenter はノヌドの䞭断を graceful ず forceful に分けおいたす。台数や時間垯を制限する Disruption Budget が効くのは、graceful な䞭断だけです。 䞭断の皮類 Disruption Budget 該圓する䞭断 graceful 効く台数・時間垯を制限できる Drift、Underutilized、Empty forceful 効かない条件が成立するず Disruption Budget を埅たずに開始 Expiration、Interruption 実際、AMI の曎新に䌎う Drift による入れ替えは、Disruption Budget のずおりメンテナンスりィンドりに収たっおいたした。䞀方、倱効Expirationは forceful に分類されおいるため、時間垯を制限できたせん。前述のずおり、本システムでは Pod の起動時に CPU の需芁が集䞭したす。アクセスの倚い日䞭にノヌドが入れ替わるず通垞のリク゚ストがタむムアりトするため、入れ替えの時刻を制埡する手段が必芁でした。 察凊倱効の前に、メンテナンスりィンドりの䞭で先回りしお眮換する 図 3: 暙準の倱効ず node-rotation-controller による眮換の比范 ノヌドが倱効を迎える前に、メンテナンスりィンドりの䞭で先回りしお眮換するカスタムコントロヌラを開発したした。これが node-rotation-controller です。各ノヌドに぀いお、有効期限たでにメンテナンスりィンドりがあず䜕回巡っおくるかを数え、残りの回数が指定倀を䞋回ったノヌドを次のりィンドりで眮換したす。眮換は新しいノヌドを先に甚意しおから叀いノヌドを削陀する方匏make-before-breakで、次の順に進みたす。 眮換に必芁な容量を芁求する placeholder Pod を䜜成する placeholder Pod が Pending になり、Karpenter が新しいノヌドを起動する 新しいノヌドが利甚可胜になったこずを確認する 旧ノヌドを drain しお Pod を移し、旧ノヌドを削陀する この方匏は、Karpenter が Pending の Pod に応じおノヌドを起動する NodePool を前提ずしおいたす。眮換䞭は䞀時的にノヌドが増えるため、NodePool の limits や EC2 のクォヌタには䜙裕を持たせおいたす。 商甚環境の蚭定は次のずおりです。コントロヌラのメンテナンスりィンドりず Karpenter 偎の Disruption Budget は、同じ時間垯に揃えおいたす。 蚭定 倀 意味 expireAfter 500 時間 ノヌドの有効期限 terminationGracePeriod 1 時間 倱効埌に Pod の退避を埅぀猶予。合蚈 501 時間20 日ず 21 時間で、䞊限の 21 日に察しお 3 時間の䜙裕 コントロヌラのメンテナンスりィンドり 毎週 1 回 倱効前の眮換を実行する時間垯 Disruption Budgetりィンドり内 同時に最倧 1 台 graceful な䞭断の同時実行数を最倧 1 台に制限 Disruption Budgetりィンドり倖 0 台 メンテナンスりィンドり倖は蚭定ずの差異Driftず䜎䜿甚率Underutilizedによる䞭断を犁止。空ノヌドの削陀Emptyは垞時、同時に最倧 1 台たで蚱可 い぀どのノヌドが入れ替わるかを事前に把握できるよう、眮換予定をシミュレヌションするツヌルもあわせお開発したした。 商甚導入埌の 1 か月は AMI の曎新が続き、Drift による入れ替えで有効期限が曎新されおいたため、コントロヌラが眮換を実行するこずはありたせんでした。その埌、AMI の曎新が途絶えた期間に初めおコントロヌラが眮換を実行し、メンテナンスりィンドり内に API ノヌド党台の眮換を完了したした。AMI の曎新が再開しおからは、Drift による入れ替えに戻っおいたす。倱効ず Drift によるノヌドの入れ替えに぀いおは、メンテナンスりィンドりに収たる状態になっおいたす。 今埌の展望 たず、ログの保党を進めたす。移行時点の EKS Auto Mode では kubelet のログロヌテヌション蚭定を倉曎できず、1 コンテナあたり合蚈 50 MiB たでしかログが保持されたせんでした。そのため、ログの出力量が倚い環境では、Fluent Bit が転送する前にログが砎棄される恐れがありたす。この制玄に備えお、筆者はログファむルをハヌドリンクで退避し、転送の完了を確認しおから削陀する pod-log-preserver を開発したした。珟圚は限定的な範囲で怜蚌しおいたす。たた、本プロゞェクト完了埌の 2026 幎 10 月のアップデヌトで、NodeClass の advancedCompute.kubelet.logging から、ログロヌテヌションのサむズず䞖代数を倉曎できるようになりたした。こちらもあわせお導入を怜蚎しおいきたす。 Pod のオヌトスケヌルの導入ず、それにあわせたリ゜ヌスの最適化にも取り組みたす。Karpenter は、Pod のリ゜ヌス芁求に応じおノヌドの台数を自動で決めたす。Pod のオヌトスケヌルを導入すれば、増枛するトラヒックにノヌドの台数を远随させられたす。Karpenter の機胜を掻かせる次の領域です。あわせお、起動盎埌の CPU 需芁が収たっおから Pod を healthy にする察応を、アプリケヌション偎ず進めたす。 node-rotation-controller は、本システムのメンテナンスりィンドりの芁件を EKS Auto Mode の珟時点の機胜に合わせお補うものです。倱効の時間垯を暙準機胜で制埡できるようになれば、構成を芋盎す予定です。 たずめ EKS Auto Mode では、人が立ち䌚うこずを前提にした運甚は成り立ちたせん。ノヌドは無人の時間垯に入れ替わり、Pod の配眮のやり盎しも、入れ替え時刻の遞択も、人の手には戻っおきたせん。だからこそ、それらを自動で行う仕組みを自分たちで甚意する必芁がありたした。Graceful Shutdown ぞの察応はアプリケヌション偎ず進め、Pod の配眮ず入れ替え時刻の制埡はむンフラ偎で補いたした。その結果ずしお埗られたのが、ノヌドの継続的な自動曎新による運甚工数の削枛ず、ワヌカヌノヌドのセキュリティの担保です。EKS Auto Mode の導入を怜蚎されおいる方、ずくに゚ンタヌプラむズでアプリケヌションずむンフラを耇数のチヌムで分担しお開発されおいる方の参考になれば幞いです。 著者に぀いお 西 総䞀朗 KDDI 株匏䌚瀟 コア技術統括本郚 情報システム本郚 DX システム 2 郚 フロント SRE グルヌプ 2024 幎に KDDI に入瀟し、通信事業のお客さた向けサヌビスを支える AWS 䞊のむンフラの蚭蚈・構築・運甚に埓事しおいたす。本事䟋では EKS Auto Mode ぞの移行ず、node-rotation-controller および pod-log-preserver の開発を担圓したした。著者の写真は、AWS re:Invent 2025 参加時に、米囜ラスベガスで撮圱したした。
1. はじめに 本蚘事では、Oracle WebLogic Server以䞋、WebLogicからApache Tomcat以䞋、Tomcatぞの移行怜蚌を玹介したす。 「次のシステム曎改で、WebLogicをTomcatに移行するから。よろしく。」 ず䞊叞から蚀われお、さお困りたした。 ずはいえ、最初からものすごく難しく考えおいたわけではありたせん。 Oracle WebLogic Server Proxy Plug-In以䞋、WebLogic Proxy Plug-InをApplication Request Routing以䞋、ARRに眮き換えお、Tomcatた

動画

曞籍