株式会社ZOZO の技術ブログ

身体計測業務の効率化サービス「ZOZOMETRY」の計測技術とその精度について

はじめに 2024年10月15日に『 ZOZOMETRY 』という計測技術を活用したサービスを正式ローンチしました。今回はZOZOMETRYのサービス概要、計測技術および計測精度について紹介します。 ZOZOMETRYとは ZOZOMETRYとは、事業者の採寸業務を効率化し、採寸が必要な服の売上拡大やコスト削減に貢献する法人向けのサービスです。以前、ZOZOTOWNで提供していた個人向けのサービスでは、ZOZOS

Monthly Tech Report 2024年10月

DevRelブロック改めDeveloper Engagementブロックの @ikkou です。ZOZO開発組織の1か月の動向をMonthly Tech Reportとしてお伝えします。 ZOZO TECH BLOG 2024年10月度は11本の記事を公開しました。10月度は 10月15日に正式ローンチを迎えたZOZOMETRY の関連記事を集中的に4本公開しています。11月中にもう1本ZOZOMETRY関連記事を公開する予定です。 techblog.zozo.com techblog.zozo.com techblog.zozo.com techblog.zozo.c

UI確認用の簡易アプリを利用した、Androidアプリ開発効率化の取り組み

はじめに こんにちは、WEARフロントエンド部Androidブロックの酒井柊輔です。普段はファッションコーディネートアプリWEARのAndroidアプリを開発しています。 WEARアプリは2024年5月に大規模なリニューアルをしました。そのため新たに多くの画面やUIを開発する必要がありました。しかしWEARアプリはビルド時間が長く、少しの変更を確認するだけでも数分かかるため、新規のUI

Software Design 2024年10月号 連載「レガシーシステム攻略のプロセス」第6回 ZOZOTOWNにおけるBFFアーキテクチャ実装

はじめに 技術評論社様より発刊されている Software Design の2024年5月号より「レガシーシステム攻略のプロセス」と題した全8回の連載が始まりました。 3年前に行われたZOZOTOWNの大規模なリニューアルを行う際、リプレイスプロジェクトと関連する課題を解決するためにBFF(Backends For Frontends)の導入が行われました。今回は、その経緯と効果を紹介します。 目次 はじめに 目

【イベントレポート】「ZOZO Tech Meetup ~データガバナンス / データマネジメント~」を開催しました!

はじめに こんにちは。Developer Engagementブロックの @wiroha です。10月22日に「 ZOZO Tech Meetup ~データガバナンス / データマネジメント~ 」を開催しました。ZOZOTOWNを支える開発において「データガバナンス / データマネジメント」にフォーカスして、弊社エンジニアが具体的な事例を交えながら紹介するイベントです。 登壇内容まとめ 弊社から次の5名が登壇しました。 コン

ZOZOTOWNにおけるユーザーの性年代に応じた検索サジェストの実現

はじめに こんにちは、データサイエンス部の広渡です。データサイエンス部では、取り組みの一環として検索クエリのサジェスト(以下、サジェスト)の改善に力を入れています。 ここでサジェストは一般的に「Query Auto Completion」と呼ばれる、検索窓にキーワードが入力された際に続きを補完したキーワードを提示する機能を指します。 弊チームではサジェスト改善の

ZOZOMETRYでのマルチテナントシステム設計のアプローチ 〜テナント間分離の変遷〜

目次 目次 はじめに 我々のチームについて ZOZOMETRYについて ZOZOMETRYでのBtoB開発で取り入れたこと プールモデルによるマルチテナント管理 Cognito+DBによるユーザー情報の管理 RLSによる行単位でのデータアクセス制御 RLSの利用を見送った理由 理由1 : コネクションプールの管理 理由2 : O/RマッパーでのRLSの利用 DDDにおけるテナントのアクセス制御 MySQLを採用した理由 AWS Aurora

RecSys 2024参加レポート

はじめに こんにちは、データシステム部推薦基盤ブロックの寺崎( @f6wbl6 )と佐藤( @rayuron )です。 私たちは2024年10月14〜18日にイタリアのバーリにて開催されたRecSys 2024(18th ACM Conference on Recommender Systems)に現地参加しました。本記事では現地でのワークショップやセッションの様子をお伝えすると共に、気になったトピックをいくつか取り上げてご紹介します。 RecSysと

モブプログラミングによるチーム間コラボレーションの促進

はじめに こんにちは、計測システム部SREブロックの @TAKAyuki_atkwsk です。普段は ZOZOMAT や ZOZOGLASS 、 ZOZOMETRY などの身体計測サービスの開発・運用に携わっています。 最近公開されたZOZOMETRYですが、正式ローンチに至るまでにチーム間のサイロ化によるデリバリー速度の低下という課題が見えてきました。そこで、モブプログラミング(モブプロ)を通してチーム間のコラ

ZOZOMETRYにおけるインフラ構成変更による計測値計算処理のパフォーマンス改善

はじめに こんにちは。計測プラットフォーム開発本部SREの纐纈です。最近はZOZOMETRYという法人向け計測業務効率化サービスの開発・運用に携わっています。今回ZOZOMETRYが正式に公開されることとなったので、合わせてこの記事を書くことになりました。 biz.zozometry.com 現在はパフォーマンスも良好なZOZOMETRYですが、ローンチ当初はパフォーマンスが良くなく、改善のために

計測システムにおける計測データの管理方法の進化

はじめに こんにちは。計測プラットフォーム開発本部バックエンドチームの佐次田です。普段はZOZOMATやZOZOMETRYなどの計測技術に関わるシステムの開発、運用に携わっています。 本記事では計測システムにおける計測データの管理方法を進化させた点についてご紹介します。 目次 はじめに 目次 計測プラットフォーム開発本部 バックエンドチームとは ユビキタス言語 3D

ZOZOTOWNのURLを生成するツールを作った話

はじめに こんにちは、ZOZOTOWN企画開発部・企画フロントエンド1ブロックの ゾイ です。 ZOZOTOWNトップでは、セール訴求や新作アイテム訴求、未出店ブランドの期間限定ポップアップ、著名人コラボなどの企画イベントが毎日何かしら打ち出されています。私はそのプラットフォームとなる企画LPをメインに実装するチームに在籍しています。 今まで実装した企画LPをアーカ

Railsアプリの自動テスト環境をCirlceCIからGitHub Actionsへ移行したときにやったこと

はじめに こんにちは、WEARバックエンド部バックエンドブロックの塩足です。普段は弊社サービスであるWEARのバックエンド開発・保守を担当しています。 WEARのバックエンドでは、これまで自動テスト環境としてCircleCIを使用していましたが、運用保守の改善を目的にGitHub Actionsへ移行しました。 今回は、GitHub Actionsへ移行する際に取り組んだ以下の3点について紹介します

Four Keysを活用してチームの開発生産性を改善した時のふりかえりの考え方と手法を紹介します

はじめに こんにちは、データシステム部MLOpsブロックの薄田( @udus122 )です。 この記事ではFour Keysなどの指標を活用して、定量的な根拠に基づきチームの開発生産性を改善する考え方とふりかえり手法を紹介します。 Four Keysとはデプロイ頻度、変更のリードタイム、変更障害率、平均修復時間の4つの指標からなるソフトウェアデリバリーや開発生産性の指標です。 Four K

DroidKaigi 2024協賛&参加レポート

こんにちは、DevRelブロックの ikkou です。2024年9月11日から13日の3日間にわたり「 DroidKaigi 2024 」が開催されました。ZOZOはゴールドスポンサーとして協賛し、12日と13日の2日間にわたりスポンサーブースを出展しました。 technote.zozo.com 本記事では「Androidエンジニアの視点」でZOZOから登壇したセッションと気になったセッションの紹介、そして「DevRelの視点」で協賛ブースの