株式会社ZOZO の技術ブログ

ZOZOTOWN AndroidにおけるViewModelの実装

はじめに こんにちは、ZOZOTOWN開発2部Androidブロックの大江です。普段はZOZOTOWN Androidの開発を担当しています。 ZOZOTOWN Androidはリリースから10年以上経過し、現在のソースコードは9年近く開発されています。そのため、複数のアーキテクチャが混ざった状態になっていて、開発速度の向上を妨げる要因になっていました。 そこで今ZOZOTOWNにある3つのAndroidブロックから、それ

チームで挑む、ZOZOTOWN iOSでのSwiftUI導入実践話

こんにちは、ZOZOTOWN開発1部iOSブロックの荻野です( @juginon )。 WWDC19でSwiftUIが発表されてから今年で5年になりますが、みなさんの携わっているプロジェクトではSwiftUIを使っていますか。ZOZOTOWN iOSチームでは、2023年11月にリリースしたアイテムレビュー機能 1 へ向けSwiftUIを積極的に導入する方針を定め、新規画面及びUI要素ではSwiftUIでの実装に取り組みました。 巨大なプ

CES 2024 参加レポート - コロナ禍以前の活況を取り戻した CES

こんにちは、XR × Fashion TechやXR × Beauty Techといった領域を推進している創造開発ブロックの @ikkou です。 2024年1月9日から12日の4日間にかけてラスベガスで開催された「CES 2024」に一般参加者として現地参加してきました。私個人としては通算5度目、ZOZO所属としては2020年、2023年に続き3度目の参加となります。 techblog.zozo.com techblog.zozo.com 前半はCESの概要と関連する情報、後

Go製CLIツールGatling Commanderによる負荷試験実施の自動化

はじめに こんにちは、ML・データ部MLOpsブロックの 岡本 です。 MLOpsブロックでは機械学習モデルの実験基盤の作成、機械学習モデルを組み込んだAPI・Batchの開発・運用・保守を行なっています。APIを開発する際には負荷試験を実施し、本番環境で運用する際に求められるスループット・レイテンシを達成できるか確認します。 MLOpsブロックでの従来の負荷試験実施には人

アドベントカレンダー 記事225本公開 - 年末恒例アウトプット強化月間

DevRelブロックの @ikkou です。もうすぐ2023年も終わりますね。皆さんは師走のイベント、「アドベントカレンダー」に参加しましたか? ZOZOは例年アドベントカレンダーに参加していて、2020年は計100本、2021年は計125本、2022年は175本と年々本数を増やしてきました。そして今年は昨年以上となる計225本の記事公開を“完走”しました。本記事ではその概要をお伝えします。 ZO

内定者向け開発合宿を実施しました!

はじめに こんにちは! 24年度新卒内定者の石上です。11/21-22に開催された24年度新卒の内定者向け開発合宿に参加してきました! 内定者向けの開発合宿は4年ぶりの開催で、神奈川県の湯河原にて行われました。 今年は、24年度新卒エンジニア職内定者のうち参加を希望した学生と現役エンジニアの方が集まって開催されました。本記事では、開発合宿の様子と参加した

AWS re:Invent 2023 参加レポート 〜現地からの情報をお届けします!〜

はじめに こんにちは。ブランドソリューション開発本部バックエンド部SREブロックの山岡( @ymktmk )です。 11/27〜12/1にラスベガスで開催されたAWS re:Invent 2023に、弊社から7名のエンジニアが参加しました。この記事では現地の様子とセッションについて紹介します! AWS re:Invent 2023とは 現地の様子 セッション紹介 おわりに AWS re:Invent 2023とは re:Invent はAmazon Web Services(AWS)

GKE上にAirbyteを構築しSaaSデータ連携をリプレイスした話

はじめに こんにちは、MLデータ部データ基盤ブロックの仲地です。初めてのテックブログへの投稿になります。主に業務ではデータ基盤の開発・運用を担当しています。 データ基盤ブロックではELTツールである Airbyte を導入し、一部のデータ転送パイプラインをリプレイスしました。本記事ではそのAirbyteの構築方法と運用するにあたって工夫した点を紹介します。 目次

【イベントレポート】「ZOZO Kubernetes Night」を開催しました!

はじめに こんにちは、DevRelブロックの ikkou です。12月15日に「ZOZO Kubernetes Night」と題した、ZOZOのKubernetes活用事例をご紹介するオンラインイベントを開催しました。 zozotech-inc.connpass.com 目次 はじめに 目次 当日の登壇内容 WEAR のワークフロー実行基盤コストを何とかしたい WEARフロントエンドにおけるPull Request毎のPreview環境導入とその効果 ZOZOTOWNにおけるKubernetes Cluster Upgra

アイテムレビュー基盤構築で行った取り組みと課題に対するアプローチ

はじめに こんにちは、マイグレーションブロックの寺嶋です。 11/29、ZOZOTOWNで購入した商品の口コミやレビューを投稿、閲覧する機能をリリースしました 1 (以下、アイテムレビューと記載)。ZOZOTOWNで購入をしたことがある方は投稿できますので、ぜひ使用感などの声を投稿してください。 なお、この記事は ZOZO Advent Calendar 2023 #1 の8日目の記事です。 目次 はじめに 目

ついに最強のCI/CDが完成した 〜巨大リポジトリで各チームが独立して・安全に・高速にリリースする〜

こんにちは。SRE部の巣立( @ksudate )です。 我々のチームでは、AWS上で多数のマイクロサービスを構築・運用しています。マイクロサービスが増えるにつれて、CI/CDの長期化やリリース手法の分散など様々な課題に直面しました。 本記事では、それらの課題をどのように解決したのかを紹介します。 目次 目次 はじめに CI/CDのこれまで Release PRによるリリース CI/CD実行時間

エンジニアの登壇をサポートするZOZO DevRelの取り組み

はじめに こんにちは。DevRelブロックの @wiroha です。DevRelブロックはエンジニア組織の技術広報・技術ブランディングを担っており、TECH BLOGの運営や登壇支援、技術カンファレンスへの協賛などを行っています。本記事では登壇支援にフォーカスし、実施している取り組みや工夫を紹介します。 目次 はじめに 目次 背景 登壇機会の発見・創出 カンファレンスのCfPネタ出し

最も小さいZOZO箱を選ぶための数理最適化モデル

はじめに こんにちは。ZOZO Researchの千代( @ryskchy )です。普段は主に数理最適化の技術を使った業務改善のための研究開発をしています。 ZOZOでは2022年から数理最適化の技術を使って最適な梱包資材を選ぶための取り組みを行なっています。本記事では梱包資材の選択のために解いている最適化モデルについて紹介します。 目次 はじめに 目次 背景・課題 梱包資材を選ぶ

新米Google Cloud管理者の奮闘記のその後 〜Organizationの秩序を維持する試み〜

こんにちは、技術本部ML・データ部データ基盤ブロックの塩崎です。最近の気になる論文は、こちら 1 の動物病院での猫のストレスが音楽によって低減されるというものです。 さて、2年前にGCPの新米管理者になり色々と頑張っていますという内容のブログを公開しました。当時は対応が後手に回ってしまっていた内容でしたが、その後2年が経ったので、最近のGoogle Cloud管

【イベントレポート】「ZOZO Tech Meetup - Webフロントエンド」を開催しました!

はじめに こんにちは、DevRelブロックの ikkou です。11月6日に「ZOZO Tech Meetup - Webフロントエンド」と題したWebフロントエンドに特化したオフラインイベントを開催しました。 zozotech-inc.connpass.com 目次 はじめに 目次 当日の登壇内容 アイスブレイク ZOZOTOWNにCSS in JS(Emotion)を導入して1年後の状況 React でコンポーネントを利用したテストをゴリゴリ書く ゼロから始めるアクセ