「SQLServer」に関連する技術ブログ(61件)

企業やコミュニティが発信する「SQLServer」に関連する技術ブログの一覧です。

マーケティングオートメーションシステムを支えるリアルタイムデータ連携基盤をリプレイスした話

こんにちは、MA部の谷口( case-k )と @gachi-muchi-engineer です。 私達のチームではマーケティングオートメーションシステムの開発や運用をしています。ZOZOTOWNではマーケティングオートメーションによって、メールやPush、LINEなど各チャンネルに対して日々配信しています。配信方法は大きく2種類に分けられ、特定のユーザーセグメント向けの「マス配信」と、個別のユー

nginx TCP Load Balancerで複数RDSへの接続をProxyする

こんにちは、技術本部SRE部ZOZOSREチームの斉藤です。普段はZOZOTOWNのオンプレミスとクラウドの構築・運用に携わっています。またDBREとしてZOZOTOWNのデータベース全般の運用・保守も兼務しております。 ZOZOTOWNではSQL Serverを中心とした各種DBMSが稼働しています。その中で、Amazon RDS for SQL Server(以下、RDS)を使用したデータベースが存在します。これらは、トラフィックの

ZOZOTOWNの基幹データベースをリプレースした話

はじめに こんにちは、技術本部SRE部ZOZOSREチームの堀口です。普段はZOZOTOWNのオンプレミスとクラウドの構築・運用に携わっています。またDBREとしてZOZOTOWNのデータベース全般の運用・保守も兼務しております。 ZOZOTOWNではSQL Serverを中心とした各種DBMSが稼働しています。その中でZOZOTOWNサービスの根幹となるいわゆる基幹データベース(以下、基幹DBと呼ぶ)を5年ぶりにリ

【イベントレポート】ZOZO Tech Meetup〜Java活用事例紹介〜

はじめに こんにちは。ZOZO DevRelブロックの @wiroha です。3/23にJavaのオンラインイベント「 ZOZO Tech Meetup〜Java活用事例紹介〜 」を開催しました。ZOZOの開発において「Java」にフォーカスした技術選定や設計手法、設計時の考え方などを紹介するイベントです。 登壇内容まとめ 弊社から次の4名が登壇しました。 ZOZOTOWNの商品の閲覧を支えるJava (技術本部 ECプラットフォーム

Aurora Serverless v2を本番導入した話 〜検討や導入時のポイント・得られた効果について〜

はじめに こんにちは。SRE部ECプラットフォーム基盤SREブロックの石田です。 本記事では、Aurora Serverless v2を本番導入するにあたってどのような検討をし、どのように導入していったか、また導入後に得られた効果について紹介します。 はじめに Aurora Serverless とは 背景 比較検討 比較内容 方針の決定 アーキテクチャ 導入 1. Aurora Serverless v2を手動で構築 2. AWS CloudFormationでPr

データ基盤の処理最適化によるBigQueryコスト削減

こんにちは。データエンジニアの谷元です。 この記事は Enigmo Advent Calendar 2022 の21日目の記事です。 目次 はじめに どうしてデータ基盤を最適化する必要があるの? どうしたら改善できるの? 現状のデータ基盤のおさらい 主要なBUYMA基幹データの最新ビューに着目してみる 最新ビューをどう変更するの? システム概要としてはどんな感じ? この方針で思ったこと BQ履歴

Testcontainersを利用してIntegrationTestを改善する

はじめに こんにちは、マイグレーションチームの寺嶋です。 本記事では、ZOZOTOWNのマイクロサービスにおけるデータベースを参照したユニットテストの改善で得られた知見や工夫について紹介します。 背景と課題 ZOZOTOWNでは、数年前からリプレイスプロジェクトが実施されており、いくつものマイクロサービスが誕生しました。初期にJavaで作られたマイクロサービスの

WEARにおけるSLOを用いた信頼性改善の取り組み

こんにちは、WEAR部バックエンドブロックの小山とSREブロックの繁谷です。 WEAR では日々システムの信頼性を向上させるため改善に取り組んでいます。今回はその中でもSLOに基づいた改善について紹介いたします。 WEARリプレイスの歩み WEARでは2019年から本格的にリプレイスを開始しましたが、当初は専属のSREはおらずインフラ構築など緊急度の高いものをバックエンドの

全社共通データ基盤を廃止して新しいデータ基盤に引越した話

こんにちは、データ基盤の開発、運用をしていた谷口( case-k )です。最近は配信基盤の開発と運用をしています。 ZOZOではオンプレやクラウドにあるデータをBigQueryへ連携し、分析やシステムで活用しています。BigQueryに連携されたテーブルは共通データ基盤として全社的に利用されています。 共通データ基盤は随分前に作られたこともあり、様々な負債を抱えていまし

SQL ServerのCDCを用いた加熱商品の販売イベントにおける負荷軽減の取り組み

こんにちは、SRE部の廣瀬です。 本記事では、ZOZOTOWNでカートに商品を入れる際に使われているデータベース群の内、SQL Server(以降、カートDBと呼ぶ)にフォーカスします。ZOZOTOWNでは数年前から、人気の商品(以降、加熱商品と呼ぶ)が発売された際、カートDBがボトルネックとなる問題を抱えています。様々な負荷軽減の取り組みを通じて状況は劇的に改善されています

SQL ServerにおけるXACT_ABORTのON/OFFによる挙動差異と注意点

はじめに こんにちは。カート決済部の林です。ZOZOTOWN内のカートや決済の機能開発、保守運用を担当しています。 過去に福袋販売イベントの負荷対策の記事を掲載しました。 techblog.zozo.com 上記の記事では、タイムアウトしたプロセスがロックを掴んだままになっていたことが原因で、大量のブロッキングが発生していました。詳細な負荷や対策の内容について知りたい方

DistrolessイメージでPrismaを動かしてみた

こんにちは、X(クロス) イノベーション 本部 ソフトウェアデザインセンター・セキュリティグループの大西です。現在、DockerとTypeScriptを使ってシステムを開発中です。DockerのDistrolessイメージの中で、ORMの Prisma を使おうとするとエラーが出てハマってしまったので、エラー解消の方法についてお話ししたいと思います。 まずは少し、Distrolessイメージと Prisma について

SQL ServerのChange Tracking機能をプロダクション環境で運用した際に生じた問題と対応策

こんにちは、SRE部の廣瀬です。 弊社のシステムには、基幹DBであるSQL ServerからBigQueryへと低遅延でデータを同期する「リアルタイムデータ連携基盤」が存在します。詳しい仕組みについて以下の記事で紹介されているので、よろしければご覧ください。 techblog.zozo.com 上記の記事の中でも紹介されていますが、SQL Server側のテーブルの変更を検知するために「 Change Trakcking 」

データカタログを作成してZOZOTOWNデータベース定義をまとめた話

こんにちは。ZOZOTOWN開発本部 バックエンド1ブロックの山本です。普段はZOZOTOWNのバックエンドやマイクロサービスAPIなどの開発に携わっています。 ZOZOTOWNは膨大なデータを有しており、テーブルやカラムの数も膨大です。しかし、ER図やテーブル定義に関するドキュメントは手動で更新されていたため情報遅れが生じ、信頼性が低いものとなっていました。 本記事ではそ

BigQueryで時を遡って過去のテーブルを再構成する

はじめに こんにちは、データシステム部データ基盤ブロックSREの纐纈です。 本記事では、過去に遡ってBigQueryのデータを参照する方法(以下、タイムトラベルと呼びます)をご紹介します。また、この機能はBigQueryが提供している、変更または削除されたデータにアクセスする タイムトラベル とは異なることをご了承ください。 開発背景 この機能は過去データを日次ス