株式会社ZOZO の技術ブログ

開発に手放せないツールと言えば〇〇!アンケートで振り返るiOSDC Japan 2023参加レポート

こんにちは、ZOZOTOWN開発本部ZOZOTOWNアプリ部の らぷらぷ です。先日9/1から9/3までの3日間、iOSDC Japan 2023が開催されました。弊社からは3名が登壇し、プラチナスポンサーとして協賛してブースを構え、10名以上がスタッフメンバーとして参加しました。 technote.zozo.com この記事では今年のiOSDCで登壇した3名の発表と弊社のスポンサーブースについてお伝えします。 登壇内容の

FBZにおけるCI/CDパイプライン改善の取り組み

はじめに こんにちは、ZOZOMO部OMOバックエンドブロックの杉田です。普段は Fulfillment by ZOZO (以下、FBZ)が提供するAPIシステムを開発・運用しています。 FBZでは、昨年からビルドの高速化や自動デプロイをはじめとしたCI/CDパイプラインの最適化に取り組んできました。本記事では、それらの取り組みの詳細とその効果についてご紹介します。 目次 はじめに 目次 FBZにおけ

Google Cloud Next '23 参加レポート 〜Google本社にも行ったよ!〜

こんにちは、MA部MA開発1ブロックの齋藤( @kyoppii13 )です。 8/29-8/31に開催された Google Cloud Next '23 へ参加してきました。今年は4年ぶりとなるオフライン開催で、アメリカ・サンフランシスコで開催されました。弊社からはMA部の齋藤・松岡・中原の3名が参加しました。 今年は生成AIにフォーカスした内容がとても多く、それに関連する新サービスの発表も多くありました

Go言語のElasticsearchクライアントに触れての知見共有

はじめに 検索基盤部の内田です。検索基盤部はZOZOTOWNの商品検索ロジックや検索動線上の各機能の改善に取り組んでいます。検索機能に関連したバックエンド実装にはJavaを使うことが多かったのですが、近年ではGo言語を採用することも増えてきました。 この記事は、Go言語で実装したWeb APIからElasticsearchへの検索処理を実装した際に調べたことをまとめたものです。Go言

Python Dashによりデータ分析結果の共有を効率化する取り組み

はじめに こんにちは、検索基盤部の伊澤です。検索基盤部では普段から、ZOZOTOWNの検索機能に関するデータ分析や、データ分析を踏まえた検索性能の改善に取り組んでいます。 検索に関するデータ分析では、検索クエリの傾向把握や課題のあるクエリの特定のために、検索クエリごとの検索結果のクリック率やコンバージョン率といったパフォーマンス指標を評価してい

検索におけるtypoへのアプローチ方法と検証結果の紹介

はじめに こんにちは。検索基盤部の倉澤です。 検索機能におけるtypo(誤字脱字や綴り間違いなど)は難しい問題 1 とされています。typoの扱い方によってはユーザーに悪い検索体験を提供してしまう恐れがあります。例えば、typoを含む検索クエリを入力された時にユーザーが意図している検索結果を得ることができないといった問題があります。 例に漏れず、ZOZOTOWNでも

Amazon MSKを用いてMySQLに対してChange Data Captureを実現する

はじめに こんにちは。基幹システム本部・物流開発部の作田です。現在、ZOZO社内で使用している基幹システムのリプレイスを担当しています。 現在行っているリプレイスでは、既存の基幹システムから発送機能を切り出し、マイクロサービスに移行しています。リプレイスの詳細については、ZOZOBASEを支える発送システムリプレイスの取り組みをご覧ください。 techblog.zo

ZOZOTOWN AndroidチームにおけるQodanaを活用したビルドワーニングへの取り組み

はじめまして、ZOZOTOWNアプリ部Android1ブロックの池田一成です。普段はZOZOTOWN Androidアプリ開発を担当しています。 ZOZOTOWNアプリは歴史の長いアプリのため、レガシーなコードがいくつか残っています。そのため、Android Lintで検出されるビルドワーニングが複数放置されたままの状態になっていました。これらのビルドワーニングは潜在的なバグを生み出す可能性やメンテナ

ワークフロー実行基盤をFargateからEC2へ変更したらコストもパフォーマンスも改善できて幸せになった話

はじめに こんにちは、ブランドソリューション開発本部バックエンド部SREブロックの小林( @mirai_kobaaaaaa )です。普段は WEAR や FAANS というサービスのSREとして開発、運用に携わっています。 WEARではAmazon Elastic Kubernetes Service(以下、EKSと呼ぶ)を用いて複数システムのインフラ基盤を構築・運用しています。その中の1つとして、ワークフロー処理の実行基盤が存在してい

WEARにおけるKubernetesネイティブな負荷試験基盤の導入とその効果

はじめに こんにちは。ブランドソリューション開発本部バックエンド部SREの山岡( @ymktmk )です。普段はファッションコーディネートアプリ「 WEAR 」のSREとしてクラウドの運用やリプレイスをおこなっています。 昨年から、私たちのチームでは分散した技術スタックをKubernetesへ統一するリプレイスプロジェクトを開始し、先月ついにKubernetesへの移行が完了しました。 tec

ZOZO TECH BLOGを支える技術 #3 Looker Studioを使った数字分析

はじめに こんにちは、DevRelブロックの @wiroha です。DevRelの3名による連載「ZOZO TECH BLOGを支える技術」の3本目、最終回として Looker Studio (旧データポータル)を使ったBLOGの数字分析についてご紹介します。 Looker Studioは、データを視覚的にわかりやすいグラフやチャートにして表示するツールです。ZOZO内ではCSレポートの作成や、計測プロダクトのデータ分析などで活用し

ZOZO TECH BLOGを支える技術 #2 執筆をサポートするCI/CD

はじめに こんにちは、CTO/DevRelブロックの堀江( @Horie1024 )です。本記事はZOZO DevRelチームによる連載「ZOZO TECH BLOGを支える技術」の2本目の記事です。 前回の記事ではZOZO TECH BLOGの概要とその運用について紹介しました。今回の記事ではTECH BLOGの運用プロセスのうち記事の執筆に焦点を当て、執筆とそのレビュー体制を支えるCI/CDフローの整備について紹介します。 目次 は

ZOZOTOWN検索におけるA/Bテスト分析の自動化の取り組み

はじめに こんにちは。検索基盤部の岩崎です。検索基盤部ではZOZOTOWNの検索機能の改善に日々取り組んでいます。ZOZOTOWNのおすすめ順検索のプロジェクトでは、機械学習モデルを活用した検索結果の並び順の改善に取り組んでおり、全ての施策はA/Bテストで検証しています。なお、最近の並び順精度改善の取り組みについては以下の記事をご参照ください。 techblog.zozo.com

ZOZO TECH BLOGを支える技術 #1 これまでとこれから

はじめに こんにちは、エンジニア組織の技術広報を担うDevRelブロックの @ikkou です。ARやVRをはじめとするXRといった技術領域を担う創造開発ブロックと、技術戦略の策定やエンジニア組織の強化を担うCTOブロックも兼任しています。 これから3つの記事にかけて、皆さんが見ているこの「ZOZO TECH BLOGを支える技術」を紹介していきます。1本目となる本記事では、これまでの

MIRU2023 参加レポート

こんにちは。ZOZO Researchの研究員の古澤・北岸・平川です。2023年7月25日(火)から7月28日(金)にかけて画像の認識・理解シンポジウムMIRU2023に参加しました。この記事では、MIRU2023でのZOZO Researchのメンバーの取り組みやMIRU2023の様子について報告します。 目次 目次 MIRU2023 企業展示 全体の動向 若手プログラム インタラクティブセッション [IS3-46] 着用者の体型を考慮した