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.table-of-contents > li > ul > li > ul { display: none } p + ul { margin-top: -10px !important } img[src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/v/vasilyjp/20260114/20260114193736.png"] { width: 50% } img[src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/v/vasilyjp/20260114/20260114223243.png"] { width: 40% } img[src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/v/vasilyjp/20260118/20260118003257.jpg"] { width: 50% } .images-row { width: 100% !important } p.footnote { margin: 0 !important } こんにちは、XR × Fashion TechやXR × Beauty Tech領域の取り組みを推進している創造開発ブロックの @ikkou です。 2026年1月6日から9日の4日間にかけてラスベガスで開催された「 CES 2026 」に一般参加者として現地参加しました。個人としては7回目、ZOZO所属としては5回目の参加です。継続参加し、業界動向を定点観測しています。 CES 2025 現地レポート: XRとFashion Techの未来を探る CES 2024 参加レポート - コロナ禍以前の活況を取り戻した CES CES 2023 参加レポート - 3年ぶりの現地参加 CES 2020参加レポート: 現地参加3年目の目線で視た #CES2020 前半はCESの概要と関連する情報のアップデートを、後半は特に私が注目したトピックについてお伝えします。 CES 2026全体のトレンドについては、会期中に配布される「CES Daily」(デジタル版)の Day 1 / Day 2 / Day 3 などもあわせてご覧ください。 CES 2026の概況 CES 2026のメインテーマは「Innovators Show Up」 CES 2026の6つのトレンドと49のカテゴリー CES 2026におけるメガトレンド 出展社数と参加者数の推移 CES 参加バッジの価格 会場の概要 LVCC Campus Venetian Campus その他の会場 会場間の移動 Vegas Loop Zoox 注目のトピック:XR Tech XR関連企業の出展動向 出展ブースのXRデバイスから見るトレンド 中国企業の大攻勢 中国系の眼鏡型デバイスを一手に引き受けるMeta-Bounds 見かける機会の減ったHMD型デバイス 日本発企業が示したXRデバイス向け要素技術 Play For Dream Cellid Even Realities Meta 注目のトピック:Fashion TechとBeauty Tech Mode Wearablesの「ModeX Bomber Jacket」 デジタルカラーチェンジネイルの「iPolish」 カスタム3Dプリントシューズの「Fitasy」 ReFaの「ReFa AI color recipe PRO」 花王の「my Symmetry & THE CORE」 Perfectの「YouCam AI API」 注目のトピック:その他 NVIDIA Samsung Razer Robot, Robot and Robot... おわりに CES 2026の概況 今年のCESは「人が戻った」だけでなく、“会場の重心”がLVCC中心から周辺会場に少し移動したように感じました。 大手企業の出展の仕方が変わり、LVCCの景色が去年と違う 一方で来場者は増え、移動のボトルネックは相変わらない このあと前半で全体像、後半でXR Tech、Fashion Tech、Beauty Tech目線の“刺さった展示”をまとめます。 数年来の工事が完了して綺麗に整備されたLas Vegas Convention Center CES は CTA (Consumer Technology Association)が主催する、毎年1月にラスベガスで開催される世界最大級のテックイベントです。公式サイトでは「 The Most Powerful Tech Event in the World 」と表現されています。「セス」と呼ぶ方もいますが、正しくは「 シーイーエス 」です。CESはかつて『Consumer Electronics Show』と呼ばれていましたが、現在この表記は使用されていません。現在は「Consumer Electronics Show」の表記は前面に出されず、CESとしてブランド化されています。 CES 2026のメインテーマは「Innovators Show Up」 メインテーマが掲げられているVenetian 2Fのサイネージ CES 2024の「All ON」、CES 2025の「DIVE IN」に続くCES 2026のメインテーマは「 Innovators Show Up 」でした。 *1 "CES is where innovators show up, business accelerates, partnerships ignite, and technology transforms real-world challenges into bold opportunities" CTA CEOのGary Shapiro氏は上記のように、CESはイノベーターが集う場であることを強調しています。 CES 2026の6つのトレンドと49のカテゴリー CESには毎年CTAの打ち出すトレンドがあり、2026年のトップトレンドとして、次の6つが挙げられています。 *2 AI Digital Health Energy Enterprise Mobility Robotics 「AI」「Digital Health」「Mobility」は昨年に引き続きトップトレンドとして挙げられています。一方、昨年のトップトレンドであった「Energy Transition」「Quantum」「Sustainability」は外れ、新たに「Energy」と「Enterprise」が加わりました。 トップトレンドとは別に、次に挙げる49の技術領域が公式カテゴリーとして設定されています。 Accessibility, Accessories, Additive Manufacturing & 3D Printing, AgTech, Artificial Intelligence, Audio, Beauty Tech , Biotech, Blockchain & Digital Assets, Cloud Computing, Computing, Construction & Industrial Tech, Content & Entertainment, Cybersecurity, Digital Health, Drones, Education Tech, Energy Transition, Enterprise, Fashion Tech , Fintech, Fitness , Food Tech, Gaming & Esports , Home Entertainment & Office Hardware, Imaging, Investment & Venture Capital, IoT/Sensors, Lifestyle, Longevity, Marketing & Advertising, Next G, Pet & Animal Tech, Quantum, Retail/E-Commerce , Robotics, Smart Communities, Smart Home & Appliances, Sourcing & Manufacturing, Space Tech, Sports, Startups, Streaming, Supply & Logistics, Sustainability, Travel & Tourism, Vehicle Tech & Advanced Mobility, Video & Display, XR & Spatial Computing 私が特に注目しているカテゴリーは太字で示しています。CES 2025では「AR/VR/XR」がカテゴリーとして設けられていましたが、今年は「 XR & Spatial Computing 」と名称が変更されました。同様にいくつかのカテゴリー名が変更された一方で、「Cryptocurrency」「Metaverse」「NFT」などは外れています(それらのカテゴリーの出展が完全になくなったわけではありません)。 CES 2026におけるメガトレンド 先に発表された6つのトップトレンドとは別に、CTAはトレンド予測セッション「 Trends to Watch 」で2026年のメガトレンドとして次の3つを挙げました。 Intelligent Transformation Longevity Engineering Tomorrow なかでも「 Longevity (ロンジェビティ)」、つまり「長寿、健康」に関するAgeTech、LongevityセクターはCES 2026の会場内でも多く見かけました。健康寿命を延ばすことに関心が高まっていることを示しています。 このセッションはメディア向けセッションのため現地では聴講していませんが、 アーカイブ動画 と PDF資料 が公開されています。CTAの謳うテックトレンドに少しでも興味がある方は、一度は目を通すことをおすすめします。 出展社数と参加者数の推移 出展社数は過去最高タイだったCES 2025の4,500社以上から4,100社以上に減少しましたが、参加者数はコロナ禍以降では過去最高の148,000人以上となりました。2018〜2026年の出展社数と参加者数の推移は以下の通りです。 年度 出展社数 参加者数 CES 2018 3,900社以上 182,198人 *3 CES 2019 4,500社以上 175,212人 *4 CES 2020 約4,500社 171,268人 *5 CES 2021 約2,000社 約80,000人 CES 2022 2,300社以上 44,000人以上 CES 2023 3,200社以上 117,841人 *6 CES 2024 4,300社以上 138,789人 *7 CES 2025 4,500社以上 142,465人 *8 CES 2026 4,100社以上 148,000人以上 CESの参加者数は各年のATTENDANCE AUDIT SUMMARYに1桁単位で精密な数字が公表されています(コロナ禍の影響で完全オンライン化された2021年とハイブリッドで開催された2022年は公式発表なし)。これは参加バッジの発行数をもとにした、重複なしの参加者数です。CES 2026の正確な参加者数は後日公開される見込みです。 CES 参加バッジの価格 CESへの参加には参加登録が必要です。メディアやインフルエンサーではない一般参加者は有償で参加バッジを得られます。 参加バッジは紛失時に350 USDの手数料がかかるので要注意 CES 2026の参加登録は昨年同様9月11日に開始され、通常のチケットであるExhibits Plus Passの価格は同12月1日までの早期登録が149 USD、以降は350 USDでした。私は昨年に続き過去回の参加者特典により無料でした。 参加バッジは空港で受け取るとスムーズ 過去に一度だけCES公式のセッションを聴講するためのカンファレンスプログラミングパスを追加しましたが、以下の観点から今年も追加せずにブースのみを巡りました。 カンファレンスに参加するとブースを巡るための時間を削減せざるを得ない 多くのセッション動画は後日アーカイブ動画として無償で公開される セッション以外の動画も含まれていますが、実際に CES 2026関連の公式アーカイブ動画は500本以上が公開 されています。 会場の概要 Image source: https://www.ces.tech/explore-ces/maps-and-locations/ CESの展示会場は昨年同様、 LVCC Campus ・ Venetian Campus ・ C Space Campus の3つで構成されています。 LVCC Campus 大きく様変わりしたLVCC Centralの内部 LVCC CampusはLVCCことLas Vegas Convention and World Trade CenterのWest Hall・North Hall・Central Hall・South Hallを中心に構成されていて、CESのメイン会場とも言えます。特にCentral Hallは大規模工事を経て外観・内観が大きく変わりました。CES 2025以前の参加者はその変化に驚いたはずです。 GoogleはCVSやSphereでGeminiやAndroid XRをアピールしていた 今年は、CESの初回となる1967年から58年間連続で出展してきたSonyをはじめとして、Google、Samsungなどの大手企業がLVCCでの出展を取り止めています。もっともSonyはSony Honda Mobilityとしてブースを構え、販売を控えるAFEELAを大々的にアピールしていました。参加バッジのストラップもSonyではなくSony Honda Mobilityでした。また、Googleは会場外でGeminiやAndroid XRをアピールし、SamsungはWynnに独自のブースを構えていました。 昨年に続きWestgateは会場として利用されず、 CES Foundry や後述するNVIDIA Live、NVIDIA Showcaseの会場として、2023年12月にオープンしたラスベガスで最高層の Fontainebleau Las Vegas が追加されました。 Venetian Campus Venetian Expoの2Fから1Fを俯瞰する Venetian ExpoはCESの1か月前に開催されるAWS re:Inventでもお馴染みのVenetianを会場として、スタートアップ企業の集まるEureka Parkが設けられています。 Eureka Parkで勢いを増しているKorean Tech Image source: https://exhibitors.ces.tech/8_0/floorplan/?st=country&hallID=M&sv=South%20Korea このEureka Parkには、スタートアップ企業による個別のブースとは別に、特定の国が1カテゴリーとして集まっているという特徴があります。これまではフランス発のLa French Techが非常に目立っていましたが、近年は韓国発のKorean Techが勢いを増しています。 JETROが支援するJapan Pavilionとクリエイティヴ・ヴィジョンが推進するJAPAN TECH 日本発としてはJETROが支援する「 Japan Pavilion 」から31社、クリエイティヴ・ヴィジョンが推進する「 JAPAN TECH 」から37社がEureka Parkにブースを構えていました。 その他の会場 C Space Campusは主にマーケター向けの会場で、CESの出展社や参加者がビジネスミーティングするためのスペースが提供されています。 その他、前述の通りSamsungやMetaはCESのプログラムとは別に、Wynnに独自の会場を設けていました。ホテルの一室を利用してプライベートミーティングの場を設ける企業もよく見聞きします。 一般の来場者向けの会期は4日間ありますが、1人ですべての会場・すべてのブースを巡るのは非現実的です。私は今回、到着日をDay 0として、Day 3まで滞在し、以下の行程で会場を巡りました。 Day 0:NVIDIA Live Day 1:LVCC Campus Day 2:Venetian Campus Day 3:周りきれなかったLVCC CampusとVenetian Campus 会期中はとにかく歩き回りました。歩きやすい履き慣れた靴の準備が欠かせません。今年はOnのスニーカーを履いて臨みました。事前に訪れるブースを決めてルートを最適化して効率的に巡っているとはいえ、4日間の平均歩数は昨年同様に毎日20,000歩を超えていました。 会場間の移動 会場間の移動には時間がかかります。例年同様、会場間の移動には徒歩とVegas Loop、そしてライドシェアを利用しました。徒歩とライドシェアについての特筆すべきアップデートはありません。LVCCとVenetianの移動に使えるラスベガスモノレールや2階建てバスのDEUCE(デュース)、通常のタクシーも選択肢として挙げられますが、私はこれらを利用しませんでした。 日中は非常に混雑して会場間の移動には使えませんでしたが、Amazonの子会社であるZooxが2025年9月からラスベガス市内で提供している自動運転車による特定スポット間の移動も利用できました。 Vegas Loop LVCC Central Underground Station 開通以降、毎回お世話になっている Vegas Loop ですが、今年も何度か利用しました。Vegas Loopはイーロン・マスク氏率いるThe Boring Companyが運営するLVCCの会場間を繋ぐ地下トンネルです。徒歩ではそれなりに時間のかかるルートを、Teslaで効率よく結ぶ交通システムです。 Vegas Loop Map Station Map(2026年1月20日現在) Image source: https://www.lvcva.com/vegas-loop/ CES参加者向けの路線は、LVCCのWest Hall・Central Hall・South Hall間を結ぶ無償ラインと、LVCCからホテルを結ぶ有償ラインがあります。この有償ラインは、昨年のCES 2025時点では RESORTS WORLD線 しかありませんでしたが、CES 2025閉幕直後の2025年1月18日に WESTGATE RESORT線 が開通、そして2025年4月8日に Encore線 が開通しました。 運良く乗車できたVegas Loopを走るCybertruck 今回はLVCCからWynnへの移動時に一度だけ有償のEncore線に乗車しました。Vegas Loopを走っている車両はTesla Model S、3、X、そしてYの4種類ですが、時々Cybertruckが走っている姿を見かけていました。この機会に運良く乗車できれば、と考えていたところ、見事このEncore線でCybertruckに偶然にも乗車できました。 Vegas Loopのチケット購入ページ Image source: https://lvloop.com/tickets このVegas LoopはLVCC周辺だけではなく、将来的にはラスベガスの大通りを行き交うルートが計画されています。CES 2026の期間中も10:00から21:00までの時間限定ではあるものの、Resorts World Stationからハリー・リード国際空港へ向かう空港線が運行していました。今回は都合が合わず乗車できませんでしたが、片道12 USDとライドシェアよりも安価なので、次回ラスベガス入りする際には試してみたいところです。 Zoox ZooxのカウンターがあるResorts Worldのエントランス前乗り場 It’s not a car. を標榜する Zoox はラスベガスに登場した新しい「ロボタクシー」です。2020年にAmazonが買収し、現在は独立子会社として運営されていて、システムのバックエンドには AWS(EC2, S3, EKS, CloudWatch)が使われています 。 2026年1月現在は、誰でも無料乗車できる形でラスベガスを、ウェイトリストに登録する形でサンフランシスコをテスト走行しています。 AWS re:Invent期間中も多くの方が乗車レポートを投稿していましたが、CES 2026でも多くの方が乗車していました。今後はSXSWの開催地であるオースティン、そしてマイアミへの展開が 計画されています 。 ラスベガスのZoox走行エリア(2026年1月20日現在) Image source: Zoox Android App CES参加者の目線では、Vegas Loopが主にLVCCの会場間を繋いでいる一方で、Zooxはラスベガス市街のホテルやショッピングモールなどの施設を繋いでいます。ホテルからAREA15やTopgolf間の移動にも使えるので、市内観光の一環としても便利かもしれません。 Resorts WorldのZooxカウンター 私はVegas Loop StationもあるResorts WorldからZooxに乗りました。 Zooxは2025年5月にResorts Worldの公式ロボタクシーパートナーになっていて 、エントランスには有人のZooxカウンターが設けられています(記念撮影してもらえます)。 アプリで無人車両のドアを開ける直前の様子 Zooxの車両は完全に無人です。車両の予約はもちろん、ドアの開閉もすべてZooxアプリ経由で行います。このZooxアプリのインストールにはUSのアプリストアアカウントが必要です。JPリージョンのアプリストアアカウントではインストールできないので、Zooxに乗りたい場合は事前にアカウントの作成が必要です(もっとも開発者に属する多くの方は検証用途などで持っているとは思いますが)。 目的地に到着後、誰も乗せずに走り去っていくZoox 運転席もない自動運転車への乗車は初めての体験でしたが、特段の違和感を覚えることもなく、目的地までスムーズに到着しました。時期的に予約が集中していたため、私の利用時は30分以上待機しました。そのため日中の移動手段としては使いづらい場面もありますが、今後、車両台数や運用が拡充されれば、利便性はさらに向上すると考えられます。前述の通りMobilityはCES 2026のトップトレンドの1つです。特にラスベガスで開催されるテックイベントであるGoogle Cloud Next、re:Invent、そしてCESの参加者はぜひ乗車してみてください。 注目のトピック:XR Tech CESのカテゴリーのひとつに「 XR & Spatial Computing 」が設けられています。これは私が強い関心をもって継続的に追っている技術領域です。このパートでは、それらをXR Techとしてまとめてお伝えします。 XR関連企業の出展動向 CES 2026全体を通して「 XR & Spatial Computing 」カテゴリーの出展社数は 265 でした。CES 2025では「 AR/VR/XR 」カテゴリーの出展社数は 355 だったので、 昨年対比で90ブース減った ことになります。 LVCC Central Hallの会場地図 Image source: https://exhibitors.ces.tech/8_0/floorplan/?st=category&hallID=B 昨年同様、CES 2026では、LVCC Central Hallに「 GAMING | XR 」として分類された一画が設けられていました。 LVCC Central Hall内「GAMING | XR」エリアの会場地図 Image source: https://exhibitors.ces.tech/8_0/floorplan/?st=category&hallID=B このLVCC Centralの「GAMING | XR」エリアにブースを構える「 XR & Spatial Computing 」カテゴリーの出展社数は 32 でした。このエリアは例年通り、Insta360、XREAL、Pimax Technologyなどの中国企業が目立っていました。 また、CES 2024まではXR関連エリアの設けられていたスタートアップ企業が集まるVenetian CampusのEureka Parkですが、今年もそういったエリアは見当たりませんでした。 CESでは毎年、デザインやエンジニアリングにおいて優れた製品を表彰する CES Innovation Awards を実施しています。XR関連の製品は XR & Spatial Computing として分類され、計 12 製品が受賞しました。いわゆるHMD型・眼鏡型のXRデバイスは次の 5 製品です。 CES Innovation Awardsの会場とQualcommのブースに展示されていたGalaxy XR Galaxy XR Vuzix Ultralite Pro Enterprise Platform World's Lightest Full-Feature Colorful AR+AI Glasses World's Lightest Stylish AR Glasses XREAL Project Aura 奇しくも Android XR のHMD型デバイスである「 Galaxy XR 」と眼鏡型デバイスである「 XREAL Project Aura 」の両方が受賞していました。しかし、いずれもデモとして試せる状態になっている動態展示はありませんでした。 出展ブースのXRデバイスから見るトレンド CES 2026で体験したXRデバイス(HMD型・眼鏡型)の一部 例年通り、CES 2026でもたくさんのXRデバイスを試してきました。この写真はHMD型・眼鏡型のXRデバイスの一部です。 体感として CES 2024 では、まだHMD型のバリエーションを感じられましたが、 CES 2025 では、HMD型デバイスを抑えて一気に眼鏡型デバイスが増えました。そして今年のCES 2026ではさらにその傾向が強まり、とにかくたくさんの、それこそ食傷気味になるくらい多くの眼鏡型デバイスを見かけました。 この背景として以下の要因が考えられます。 世はまさに“大AI時代”であること 眼鏡型デバイスの先駆者である「XREAL」の成功 さらに後発にあたるMeta発の眼鏡型デバイス「Ray-Ban Meta」の大成功 中国企業の大攻勢 私自身は展示されていた眼鏡型デバイスのすべてを数えたわけではありませんが、 英香港紙SCMPのレポート によると、眼鏡系デバイスは約60社あり大半を中国ブランドが占めていたそうです。また、 中国メディア我爱音频のレポート 曰くAI機能を持つ主要な眼鏡型デバイスは36種あり、 中国メディア智东西のレポート 曰く27社の中国企業が「AIスマートグラス、VR、AR」製品を展示していたそうです。 中国は、国家戦略として6,000元(2026年1月20日現在で約13.6万円)以内のスマートグラスを対象に価格の15%、500元(同約1.1万円)を上限に 買い替え補助金の支給を公布 し、2026年1月1日から施行したと報じられています。今後、デバイスの「生産」に加えて一般消費者による「購入」もいっそう加速することが予測されます。 中国系の眼鏡型デバイスを一手に引き受けるMeta-Bounds 中国系の眼鏡型デバイスを一手に引き受けるMeta-Bounds EssilorLuxottica がRay-BanやOakleyをはじめとする 非常に多くのアイウェアブランド の眼鏡型デバイスを引き受ける一方で、「oppo」「ZTE」「ThinkAR」「Lenovo」をはじめとする中国系デバイスの多くを Meta-Bounds(莫界科技) が引き受けています。この Meta-Boundsのブランド名がMojie であり、CES Innovation Awardsで2製品がノミネートされています。 見かける機会の減ったHMD型デバイス 眼鏡型デバイスが増え続ける一方で、HMD型の新作はあまり見かけませんでした。既存デバイスを生かした展示という観点でも、前述の通りGalaxy XRの動態展示はなく、Apple Vision Proも“野良展示”を1件見かけただけでした。また、CES 2025で強く打ち出していたSonyのXYN Headsetは協業しているSiemensのブースで見かけた程度でした。もちろん見逃しているブースもあるかもしれませんが、全体的にHMD型デバイスの存在感は薄れている印象を受けました。 HMD型デバイスを打ち出し続けているShiftallとPimaxのブース しかし、昨年から継続してLVCC Centralで出展しているShiftallの「 MeganeX 8K Mark II 」や、例年通り存在感を放っていたPimaxなど、HMD型デバイスを全く見なくなったわけではありません。また、後述しますが、今年はPlay For Dream社から“伏兵”も発表されています。 日本発企業が示したXRデバイス向け要素技術 眼鏡型デバイスではEssilorLuxotticaとMeta-Boundsの二強とも言えますが、複数の日本発企業からXR関連デバイスに生かされる新しい要素技術が発表されています。 www.youtube.com 例えばガラスで有名なAGCは、高屈折率ガラス基板など、次世代デバイスに必要な要素を兼ね備えた複数の要素技術を発表しました。今後、これらの技術はXRグラスメーカーに技術供与されそうです。 www.youtube.com また、TDKはHapticセンサーやMeta-Optic Mirrorによる網膜投影技術を搭載したスマートグラスのソリューション「 TDK AIsight 」を発表しました。他にも、アルプスアルパインは触覚・嗅覚・聴覚を刺激する新しい五感刺激を発表するなど、技術立国として日本も存在感を見せていました。 XR Techのトレンドに引き続き、個人的に興味を惹かれたブースをいくつか紹介します。 Play For Dream Play For DreamのMR R&Dプロトタイプ Image source: Play For Dream Unveils MR Prototype at CES 2026 Apple Vision Proライクな製品で話題になったPlay For Dreamは、“事前発表なし”でMRのR&Dプロトタイプを発表しました。 G-X100-M1のリファレンスデザイン Image source: 万有引力(宁波)科技有限公司 これは2025年12月に公開された GravityXR(万有引力) の G-X100 を搭載した G-X100-M1のリファレンスデザイン を採用したものと思われるデバイスです。現時点ではまだプロトタイプなのでこのままリリースされるとは限りませんが、リファレンスデザイン通りなら重量は93gで遅延はわずか9msという非常に軽量かつ低遅延なデバイスです。 Cellid 過去最大級のブースを出展していたCellid ARグラス用ディスプレイを開発するCellidは、次世代ARグラス「 HJ1 AI Smart Glasses 」を展示していました。このデバイスは、Foxconn × Cellidによる取り組みで、Cellidはレンズ部のウェイブガイドを担当しました。そしてJorjin Technologies(Foxconn)はグラス本体を、GIS(Foxconn)は精密光学と表示関連を担当したそうです。 グラスを各パーツに分解した状態の展示 Cellidの特長のひとつである最大2000nitsの高輝度表示は美しく、約46gの軽量サイズでありながらEye Trackingモジュールを内蔵するなど、非常に期待できる眼鏡型デバイスです。 CellidはこれまでLVCC CentralではなくNorthに小規模なブースを構えていましたが、今年は同じNorthではあるものの壁際に過去最大級のブースを構えていました。グラスの表示部に関わる要素技術において突出している日本発企業であり、ここ数年の変化を見てきているだけに、個人的にも嬉しい気持ちになりました。 Even Realities Even Realities Even G1が日本で局所的な盛り上がりを見せた後、2025年11月に後継機となる Even G2 を発売した Even Realities は満を持してCentral Hallに大きく洗練されたブースを構えていました。 The Even Realities booth at #CES2026 in a flash. Where to find us: Booth #16833, Central Hall. January 6–9. pic.twitter.com/Q70D1fRTvq — Even Realities (@EvenRealities) 2026年1月8日 Even RealitiesはXREALに代表されるような拡張ディスプレイの類いではなく、必要な情報を重畳することを目的としたスマートグラスです。カメラがついていないのでプライバシーの問題が起きず、何よりこのジャンルでは数少ない国内利用に必要な「技適」取得済みで、安心して使える点も魅力です。 当時のOculus Riftがそうであったように、XR関連デバイスにおいて日本は重要な市場のひとつと言えます。 Mogura VR Newsのインタビュー記事 によれば、実際にEven G2は日本の店舗がもっとも売れているそうです。今後の展開が非常に気になる、そしていわゆるキャズムを越える可能性のあるデバイスのひとつだと考えています。 Meta Metaはプライベートブースの他に2か所のMeta Labを推していた MetaはWynn内に商談を目的としたプライベートブースを構えていました。私はこのプライベートには行きませんでしたが、Metaの旗艦店であるMeta Labに行きました。 Wynn Plaza Shopsに店舗を構えるMetaの旗艦店Meta Lab Las Vegas Metaは2025年10月に常設の Meta Lab Las Vegas を Wynn Plaza Shopsにオープンしました 。Meta LabではMeta AIグラスのRay-Ban MetaやMeta Ray-Ban Displayを購入できます。いずれも日本国内ではまだ購入できない眼鏡型デバイスです。 Meta Labで調達したMeta Ray-Ban Display(技適特例申請済み) Meta Lab Las Vegasの存在は事前に把握していたので、あらかじめ予約した上で現地に赴き、その場で Meta Ray-Ban Display を購入しました。このMeta Ray-Ban Displayは特に人気のデバイスで、生産数が限られているため予約なしでは購入できません。 CES初日、この Meta Ray-Ban Displayに大きなアップデートが入り 、テレプロンプターやEMGリストバンドによる手書き入力など複数の機能が追加されました。 EMGリストバンドで自動車のナビを操作する Image source: Garmin Newsroom LVCC West HallのGarminブースでは、 EMGリストバンドを自動車のナビ操作などに活用する実践的なPoC が紹介されていました。 Wynn内にオープンしていた特設のMeta Lab また、 Encore Esplanade のAwakening theater付近にもうひとつのMeta Labを構えていました。こちらの店舗は予約の仕組みがなく、並んだ順の入店となっていました。 注目のトピック:Fashion TechとBeauty Tech CES 2025に続き、CES 2026でも「 Fashion Tech 」と「 Beauty Tech 」のカテゴリーが設けられていました。また、同様にCES Innovation Awardsのカテゴリーとしても設けられていました。 CES 2026で「 Fashion Tech 」カテゴリーとして登録されているブース数は 111 、「 Beauty Tech 」カテゴリーとして登録されているブース数は 121 でした。 CES Innovation Awardsで 2026 Honoree in Fashion Tech を受賞したのは次の7製品でした。 fēnix® 8 Pro - MicroLED Galaxy Watch8 Littlebird Safety Tracker ModeX Bomber Jacket Snapdragon W5+ Gen 2/W5 Gen 2 Wearable Platforms VRING:ON, From Sketch to Factory, in One Flow WE-STIM™ CalfSleeve: Advanced muscle anti-aging device 同様に2026 Honoree in Beauty Techを受賞したのは次の10製品でした。うち4製品は L'Oréal Groupe で、業界随一の強さを感じました。 BALANCE AI Rejuvenation Shower System Hyper Rejuvenating Eye Patch Light Straight MASTER AI Multi-Therapy Pod maXpace Renergie Nano-Resurfacer | 400 Booster SCAR: AI-Powered Precision Scar Treatment and Coverage System Device SkinBoosters Jet Skinsight Water Saver Dose 個人的に興味を惹かれたブースをいくつか紹介します。 Mode Wearablesの「ModeX Bomber Jacket」 Mode Wearablesの「ModeX Bomber Jacket」 「 ModeX Bomber Jacket 」は、2026 Honoree in Fashion Techを受賞したモジュラー式スマートウェアです。スマートウェアと言えば、例えば2019年にLevi'sが発売した「 Levi’s Trucker Jacket with Jacquard by Google 」が思い浮かぶかもしれません。これはスマートフォンの拡張デバイスに近い立ち位置でしたが、ModeX Bomber Jacketは現代の利用シーンに即した機能を備えています。 *9 Wearable charging, energy harvesting, and power transfer solutions. Programmable illumination for signaling and fashion applications. Haptic feedback systems for improved situational awareness. Spatial computing products leveraging on-device AI. 眼鏡型デバイスが一般社会に普及した先には、特に消費電力の課題が考えられるので、こういったスマートウェアが必要になる未来が想像できます。 デジタルカラーチェンジネイルの「iPolish」 デジタルカラーチェンジネイルの「iPolish」 Eureka Parkにブースを構えていたフロリダ発の「 iPolish 」は、ネイルチップを含む専用のデバイスとアプリを使い、わずか5秒で400色以上のカラーを切り替えられる デジタルネイル です。百聞は一見に如かず、まずはX公式アカウントの動画を見てください。 When it's hard to choose, choose iPolish! Pre-orders available now at https://t.co/DogxQcrORr . #iPolish #ces2026 pic.twitter.com/hAWLOQcaaP — iPolish® (@iPolish_inc) 2026年1月11日 これは映画「トータル・リコール」を想起させる体験で、印象に残りました(聞いたことがない方は「トータル・リコール ネイル」で検索してみてください)。原理としてはネイルチップに電気泳動フィルム(electrophoretic film)が貼り付けられています。いわゆるE Inkと似たような仕組みなので、色の変わり方に見覚えがある方もいるのではないでしょうか。 デジタルデバイスという制約があるため、例えばネイルチップのサイズを個々人に最適化するのは難しいといった課題があると思われますが、かなり興味を惹かれたデバイスでした。 公式サイト では2026年6月発送予定で95 USDのプレオーダーで受け付けていますが、残念ながら発送先に日本は含まれていませんでした。 カスタム3Dプリントシューズの「Fitasy」 カスタム3Dプリントシューズの「Fitasy」 Image source: Fitasy Unveils Breakthrough Technology Making Custom-Fit 3D Printed Shoes More Accessible and Affordable, Supporting Better Foot Health 「 Fitasy 」は3Dプリンターで制作するシューズです。3Dプリンター×シューズの組み合わせは、例えば「 STARAY 」をはじめとして既に製品化されているものも多く、新規性は感じられない方が多いかもしれません。このFitasyはスマートフォンアプリでスキャンした足底面と側面にAIを組み合わせて正確な3Dモデルを作成し、そのデータに基づき、個々人に最適化したシューズを印刷するソリューションです。スマートフォンアプリで計測するという観点は「 ZOZOMAT 」に通じるものがあり、非常に興味を唆られました。 ラスベガスのメディア「FOX5 Vegas」にFitasyのCEOのインタビュー動画が公開されています。スキャンの様子も少し映っているので、興味のある方はぜひ見てください。2026年春に発送予定で210 USDのプレオーダーを受付中です。 www.fox5vegas.com ReFaの「ReFa AI color recipe PRO」 CES初出展となったReFaのMTG社 ここ数年、美容系の国内企業がCESに初出展を果たしていますが、今年は美容機器のReFaを展開するMTG社がCESに初出展していました。ブースではよく見かけるReFaの製品群ではなく美容師向けのアプリ「 ReFa AI color recipe PRO 」を展示していました。 美容師向けの「ReFa AI color recipe PRO」 このアプリは「 ハイトーンカラーの技術を、AIテクノロジーで再現するプロフェッショナル向け次世代ヘアカラーAIソリューション 」 *10 とのことで、ブリーチやカラーを日常的に行う派手髪クラスタとしても、特に関心を惹かれる製品でした。 花王の「my Symmetry & THE CORE」 花王のコンディショニング・ライフケアブランド「花王ライフケア研究所」によるTHE CORE 花王が2025年10月に立ち上げたコンディショニング・ライフケアブランド「花王ライフケア研究所」はJAPAN TECHブースのひとつとしてブースを出展していました。このブースでは、“8歩あるくだけで身体のゆがみを測定できる”アプリケーションの「 my Symmetry 」と、測定結果に応じて着用時のゆがみを補正するためのインソール「 THE CORE 」を展示していました。 カテゴリーとしてはHealth Techの方が相応しいかもしれませんが、身体の歪みを補正するソリューションはBeauty Techにも通じるものがあると考えています。ちなみに私の総合スコアは32点でした。しばらくこのアプリを利用してみます。 Perfectの「YouCam AI API」 Perfectの「YouCam AI API」 ZOZOは2022年4月から「 ZOZOCOSME 」でARメイクを提供しています。このARメイクにパーフェクト社が提供するソリューションを利用しています。そのパーフェクト社はCES 2026では 次世代「AIビューティーエージェント」を展示 していました。また、「 The New Retail Experience in the AI-Powered Store 」と題したセッションに登壇していました。 注目のトピック:その他 一部、XR Tech・Fashion Tech・Beauty Techを含むものの、その他の気になった展示を紹介します。 NVIDIA NVIDIAショーケースの巨大オブジェ NVIDIAはCES本編とは別に、FontainebleauのBleauLive TheaterでCEOによる講演「 NVIDIA Live with CEO Jensen Huang 」があり、講演後からFontainebleau 4FのCobalt Foyerでショーケースとして関連する様々なものを展示していました。私はラスベガスに到着したDay 0に講演に現地参加し、展示も眺めてきました。 革ジャンが代名詞となっているNVIDIAのフアンCEOによる講演 非常に多くの人で賑わっていたショーケースの様子 講演とショーケースを通して感じたのはまさに王者の風格です。NVIDIAにとってもはやLVCCにブースを構える必要などないのかもしれません。NVIDIAに所以のあるブースにはNVIDIAのオブジェが置かれていたので、ブースは出さずとも、NVIDIAの存在をCES会場のいたるところで感じられました。 Samsung SamsungのAIギャラリーゾーン Samsungは1月4日のメディア公開後、1月7日まで Wynnの特別会場で「 The First Look 」と題したイベントを開催 しました。前述の通りSamsungもこれまではLVCC Centralにブースを構えていましたが、今年は独自のブースを展開していました。 CES 2026の会期は1月9日まででしたが、Samsungの展示は1月7日までだったため、会期終盤に見られなかったという声もありました。 ブース全体の様子を映した60秒動画がYouTubeに公開されている ので、興味のある方は覗いてみてください。 パーソナライズされた美容ケアを実現するAI Beauty Mirrorと新製品のSamsung Galaxy Z TriFold 「AIライフパートナー」をテーマにしていたこともあってか、展示されていたものは家電をはじめとした生活に紐づくものが多く感じられました。Beauty Techに分類される「 AI Beauty Mirror 」は、いわゆるミラー系デバイスですが、オンデバイスで動作するAIが搭載されていることや、偏光ミラーとハーフミラーの組み合わせによって鮮明な映像を実現していることが特長的でした。 *11 In the next area, visitors entered a space modeled after a powder room where a circular mirror revealed itself as the AI Beauty Mirror. Powered by on-device AI, the technology signalled Samsung’s technology expansion into the beauty space. The hybrid design combines a polarised mirror with a half mirror to improve reflectivity and transparency, delivering clearer, more precise visuals. このデバイスは韓国ビューティー大手であるAMOREPACIFIC社の技術を生かしたものです。その根底には2026 Honoree in Beauty Techを受賞した「 Skinsight 」の技術が取り込まれています。 一方で、そのテーマ性もあってか「CES Innovation Awards」で「2026 Honoree in XR & Spatial Computing」を受賞した「Galaxy XR」が、このSamsung特設会場のどこにも展示されていなかったことは、個人的には少し残念でした。 Razer AIコンパニオンのひとりに日本人のSAOさんを起用したProject AVA RazerはCES 2025で “AI esports coach”として発表していた「 Project AVA 」 を、CES 2026では “YOUR AI DESK COMPANION”としてその全貌を公開 しました。 プライベートエリアに展示されていたデスクサイズのProject Ava いわゆるポストGateboxとも言える“キャラクター召喚装置”は目新しいものではなく、2025年にKickstarterでクラウドファンディングを実施していた「 CODE27 」や、CES 2026にも出展していた「 Dipal 」や「 Lepro Ami 」などが挙げられます。そういった状況でこのAIが前提になった時代にRazerが本格的に参入してきたことは、潮目が変わりつつあると言えるかもしれません。 CES 2026の翌週、1月11日から13日にかけて開催された NRF 2026 で GoogleはAgentic Shopping時代に向けた共通規格となる「UCP」を発表 しました。もしかすると、こういったAIコンパニオンがその間に介在する未来も十二分に考えられるのではないでしょうか。 Robot, Robot and Robot... 数年前は「NorthはEVのCES」という雰囲気もありましたが、EV市場は頭打ちになりつつあると言われています。今年はそれらがロボットに置き換わっていました。トップトレンドにAIとRoboticsが含まれているだけあります。とにかく多種多様なロボットを見ました。ここで言うロボットは人型ロボットです。効率を最大化するとき、人型であることが最適解なのかは気になりますが、フィジカルAIの機運を感じられました。 AI とロボットの発展によって人が“洗濯物を畳む”という作業から解放される日は来るか? これはあまりに好きすぎてしばらく眺めていた Dyna Robotics 社によるシャツの折り畳みロボット🤖🧺 #CES2026 pic.twitter.com/O4UvKzF7A4 — HEAVEN ちゃんᯅ a.k.a. ikkou (@ikkou) 2026年1月9日 Roboticsは専門分野ではないため深掘りはしませんが、DYNAの洗濯物を畳むロボットはとても印象的でした。興味があれば動画を再生してみてください。 おわりに 帰国時にハリー・リード国際空港で体験したAmazon Oneによる手のひら決済 例によって今回のCES視察は開発部門の福利厚生である「 セミナー・カンファレンス参加支援制度 」を利用しての参加となります。 昨年同様、今回もアメリカン航空の直行便を選択したためフライトは割高になりましたが、乗り継ぎがない分、時間を有効に使えました( ハワイアン航空のStarlink機内Wi-Fi にも惹かれましたが!)。CES 2027の開催日程は、今年と同じ日程の1月6日から9日の4日間と発表されています。参加意向のある方は、できるだけ早くフライトとホテルを手配すると良いでしょう。 例年通りのことですが、フライトとホテル以外にも一定の金銭的コストが発生しています。CESに限らず、海外で開催されるカンファレンスにおいては、そのコストに対して得られる成果に対するコストの正当性を説明するのは難しいかもしれません。しかし、XR領域は「 百聞は一見ならぬ“一体験”にしかず 」です。CESに関するニュース記事はCESの会期中から多く目にしますし、ChatGPTのdeep research機能などを使えば、ある程度の情報は得られます。現地に足を運び、自らの目と手で体験し、一次情報を得ることが重要だと認識しています。Zooxの乗車体験や、帰国時に体験したAmazon Oneによる手のひら決済も、一次情報を得る取り組みの一環だと考えています。 モーニングミーティングで訪れたご当地ファミリーレストランのBlueberry Hill Restaurant そして、CESはビジネスショーという性質上、個別に会話するプライベートブースが用意されています。いくつか参加しましたが、こういったオンサイトならではの対面コミュニケーションも、インターネットメディアの記事等からは得られない大きなメリットだと考えています。わざわざ現地に赴いて参加するのであれば、あらかじめそういった場をセッティングしておくことを強くおすすめします。 最後までご覧いただきありがとうございました。来年もまた、CES 2027のレポートをお届けできるように努めてまいります。 ZOZOでは、各種エンジニアを採用中です。ご興味のある方は以下のリンクからご応募ください。 corp.zozo.com 以上、現地からのレポートでした! *1 : https://www.ces.tech/press-releases/innovators-show-up-ces-2026-opens-today *2 : https://www.ces.tech/press-releases/what-not-to-miss-at-ces-2026/ *3 : https://cdn.ces.tech/ces/media/pdfs/ces-2018-audit-summary.pdf *4 : https://cdn.ces.tech/ces/media/pdfs/ces-2019-audit-summary.pdf *5 : https://cdn.ces.tech/ces/media/pdfs/2020-ces-attendance-audit-summary.pdf *6 : https://cdn.ces.tech/ces/media/pdfs/attendee-audit-summary-2023.pdf *7 : https://www.ces.tech/media/5tmfzidk/attendeeauditsummary_2024.pdf *8 : https://www.ces.tech/media/53eghnx5/ces-2025-attendee-audit-summary.pdf *9 : https://www.modewearables.com/ *10 : https://www.mtg.gr.jp/news/detail/2026/01/article_2481.html *11 : https://news.samsung.com/uk/ces-2026-an-entertainment-companion-for-every-moment-seen-and-heard
LIFULLは、国立情報学研究所(NII)が運営する情報学研究データリポジトリ(IDR)に、 LIFULL HOME'Sデータセット を提供しています。 本記事では、先日開催された IDRユーザフォーラム2025 のご報告として、LIFULL HOME'Sデータセットを活用した研究発表や、LIFULLとしての取り組みについてご紹介します。 IDRユーザフォーラム2025とは 2025年5月、新たにLIFULL HOME'Sデータセットを追加 LIFULL HOME'Sデータセットを活用した研究ポスター発表 不動産情報の俯瞰的閲覧を可能にするVR探索インタフェース 公示地価・人口動態予測データを用いた機械学習による将来賃料の予測 スタートアップセッションにおける企業賞の授与 住宅ローン税制は住宅購入者の利益になっているか LIFULLからの発表:不動産データのビジネス応用事例 おわりに 一緒に不動産データの可能性を広げるエンジニアを募集しています 前回および前々回のフォーラムの様子については、以下の記事でもご紹介していますので、あわせてご覧ください。 www.lifull.blog www.lifull.blog IDRユーザフォーラム2025とは IDRユーザフォーラムは、NIIが提供する研究データ基盤を活用した研究成果を共有し、データ提供者・研究者・利用者が一堂に会して議論する場です。 不動産、医療、交通、社会経済など、分野横断的なデータ利活用の事例が紹介される点が特徴で、年々参加者・発表内容ともに広がりを見せています。 2025年5月、新たにLIFULL HOME'Sデータセットを追加 2025年5月には、IDRにおける LIFULL HOME'Sデータセットの拡充が行われました。 これにより、より多様な分析・研究テーマへの応用が可能となり、学術研究と実社会をつなぐ基盤としての価値がさらに高まっています。 データセットの詳細は、以下のページで公開されています。 情報学研究データリポジトリ LIFULL HOME'Sデータセット LIFULLとしては、引き続き「実社会で蓄積されたデータを、研究を通じて社会に還元する」ことを重視し、IDRを通じたデータ提供を進めていきます。 LIFULL HOME'Sデータセットを活用した研究ポスター発表 IDRユーザフォーラム2025では、LIFULL HOME'Sデータセットを活用した研究発表が複数行われました。 ここでは、特に印象的だった2件のポスター発表をご紹介します。 不動産情報の俯瞰的閲覧を可能にするVR探索インタフェース 中山 裕紀 氏,大島 裕明 氏(兵庫県立大学) ポスター資料 本研究では、不動産情報をVR空間上で俯瞰的に探索できるインタフェースが提案されました。 LIFULL HOME'Sデータセットを用いることで、従来のリスト表示や地図表示では捉えにくかった空間的・構造的な特徴を、直感的に把握できる点が示されていました。 不動産情報とXR技術の融合は、住まい探しや都市理解の新しい可能性を感じさせる研究事例でした。 公示地価・人口動態予測データを用いた機械学習による将来賃料の予測 佐藤 豪栄 氏,秦野 亮 氏,西山 裕之 氏(東京理科大学) ポスター資料 こちらの研究では、LIFULL HOME'Sデータセットに加えて、公示地価や人口動態予測データを組み合わせ、将来の賃料を機械学習によって予測する手法が提案されました。 不動産市場の将来予測という社会的ニーズの高いテーマに対し、オープンデータと民間データを組み合わせた分析は、IDRならではの研究アプローチと言えます。 スタートアップセッションにおける企業賞の授与 今回のIDRユーザフォーラム2025では、スタートアップセッションも開催されました。 LIFULLは企業賞として、以下の研究発表を表彰させていただきました。 住宅ローン税制は住宅購入者の利益になっているか 河瀬 豊 氏(神戸学院大学) 発表資料 本研究は、住宅ローン税制が実際に住宅購入者の利益につながっているのかを、データに基づいて検証したものです。 不動産・住宅政策とデータ分析を結びつけた点、そして社会的インパクトの大きさを評価し、LIFULLとして企業賞を授与させていただきました。 LIFULLからの発表:不動産データのビジネス応用事例 データ提供者セッションでは、LIFULLからも発表の機会をいただきました。 speakerdeck.com このセッションでは、実際の不動産データがどのようにビジネスの現場で活用されているかを、具体的な事例と技術アプローチの観点から紹介しました。発表はデータ提供者セッションにて行われ、参加者のみなさまにも幅広い関心を寄せていただきました。 発表では、以下のようなトピックに触れました。 「おとり物件」の防止に向けた取り組み:不動産情報の信頼性向上を目的とした取り組みと技術的背景の紹介 不動産売却査定におけるLLM活用:大規模言語モデルを用いた査定支援サービスの事例 LIFULL HOME'Sデータセットの拡充とその活用可能性:2025年5月に追加されたデータの内容と、これを活かした応用事例の可能性 この発表を通じて、データ利活用が不動産ビジネスにもたらす価値を、研究者・実務者双方の視点から捉えていただくことを目指しました。 LIFULLでは、今後もデータ駆動型サービスの可能性と実装事例を共有し、研究コミュニティとの対話を深めていきたいと考えています。 おわりに IDRユーザフォーラム2025を通じて、LIFULL HOME'Sデータセットが多様な研究テーマに活用されていること、そして研究成果が社会課題の理解や解決に寄与しうることを改めて実感しました。 LIFULLは今後も、 データ提供を通じた研究支援 学術と実社会をつなぐ取り組み 不動産・住まい領域におけるデータ利活用の発展 を継続していきます。 研究者の皆さま、データ利用者の皆さま、そしてIDR事務局の皆さま、改めてありがとうございました。 一緒に不動産データの可能性を広げるエンジニアを募集しています IDRユーザフォーラム2025を通じて、LIFULL HOME'Sデータセットが研究・ビジネスの両面で多様な価値を生み出していることを改めて実感しました。 これらの取り組みは、エンジニアリング・データサイエンス・AI技術の積み重ねによって支えられています。 LIFULLでは現在、不動産データやAI技術を活用し、社会課題の解決に取り組むエンジニアを積極的に募集しています。 データ基盤、機械学習、LLM活用、プロダクト開発などに関心のある方にとって、実データを使いながら挑戦できる環境があります。 エンジニア向けの募集職種一覧は、以下の採用ページをご覧ください。 hrmos.co 研究コミュニティと連携しながら、実社会にインパクトを与えるプロダクトをつくりたい方、不動産・住まい領域のデータ利活用に興味のあるエンジニアの皆さまのご応募をお待ちしています。
本記事は 2025 年 4 月 1 日 に公開された「 Build an Immersive Virtual Reality Experience of Amazon Fulfillment Center Tour 」を翻訳したものです。 はじめに 倉庫効率、在庫計画、サプライチェーン管理の急速に進化する環境において、Amazon はフルフィルメントセンター (FC) モデルで革新を続けています。Amazon では、顧客の注文準備の背後にある人々、テクノロジー、プロセスを紹介するため、世界各地の選ばれた拠点で無料の対面およびバーチャルツアーを提供しています。Amazon Tour では、顧客がさまざまなタイプのロボットの動作を見て、それらがフルフィルメントプロセスをより効率的にする方法を説明できます。ロボットは、一緒に働く人々の歩く距離を短縮することで利益をもたらすだけでなく、より多くの在庫を保持し、注文をより迅速に処理できるようにすることで、顧客のショッピング体験も向上させます。従来のオンサイト FC ツアーは有益ですが、業界のパーソナライゼーション、リソースと対応能力の制約、スケーラビリティに制限があります。これらの課題に対処するため、私たちは Treedis と Matterport を使用した Amazon フルフィルメントセンターの没入型バーチャルリアリティ (VR) ツアーを展開し、24 時間 365 日の完全に没入型の体験を提供しています。主な目標は、最新の VR テクノロジーを活用して、FC のリアルで魅力的なバーチャルウォークスルーを顧客に提供することです。この技術ブログでは、プロジェクトの目的、ソリューションコンポーネント、および多様な業界の AWS 顧客が自社の運用に向けて没入型でインタラクティブな VR 体験を開発する手法について詳しく説明します。 目的 VR FC ツアープロジェクトには、Amazon がフィジカル AI と AWS サービスを使用して毎日数百万のパッケージを処理する方法を AWS のお客様に実証することを目的とした複数の観点の目標があります。このプロジェクトの包括的な目標は以下の通りです。 技術とプロセスの紹介 FC で使用される革新的なテクノロジーと AWS サービスを学べます。このバーチャルツアーは、Amazon が機械学習、コンピュータビジョン、ロボティクスを AWS サービスと統合して運用効率を達成する方法について、AWS 顧客に詳細な視点を提供します。 すべての AWS のお客様向けの Amazon FC ツアーのスケーリング AWS のお客様が Amazon FC の運用プロセスを理解できる、没入型でインタラクティブ、カスタマイズ可能なバーチャル環境を開発します。このバーチャル環境は、ユーザーを FC 運用の中心へと導き、複雑なプロセスとテクノロジーを直接体験できるようにします。FC ツアー体験をスケーリングすることで、多様な業界の AWS 顧客が自社の運用に対する貴重な洞察とインスピレーションを得ることができます。 新たなアイデアの創出 強化されたインタラクティブディスプレイ、業界固有のオーバーレイ、パーソナライズされたナレーションなどのソリューションの主要要素は、顧客に運用哲学、持続可能性イニシアチブ、Amazon FC の全体的な効果についてより深い理解を提供します。さらに、この没入型体験は顧客の間で新しいアイデアの生成を促進し、AWS サービスを使用して独自のビジネスニーズに合わせた予知保全、作業者トレーニングと安全ソリューション、倉庫自動化を構築するよう彼らにインスピレーションを与えます。 これらの目標を達成することで、VR FC ツアープロジェクトは Amazon の運用力を紹介し、AWS 顧客が自社の運用を再構想できるよう支援します。この革新的なアプローチは、AWS と物理 AI テクノロジーの力を活用した最先端ソリューションのコラボレーション、知識共有、探索を促進します。 ソリューション概要 このプロジェクトの構築において、私たちは AWS、Matterport、Treedis のテクノロジーを統合して、Amazon FC ツアーのエンドツーエンドの没入型バーチャルリアリティ体験を提供しました。以下では、各アーキテクチャコンポーネントについて詳しく説明します。 Amazon FC ツアー VR 体験のアーキテクチャ図 没入型体験の構築 没入型 VR FC ツアー体験を作成するため、私たちは Treedis ノーコードプラットフォームを活用し、カスタムブランドのデジタルツイン、ハイブリッド体験を作成し、バーチャル環境を簡単にナビゲートできるようにしました。コーディングの必要なく、ユーザーフレンドリーなソリューションを活用して、独自のバーチャル体験を構築しました。Treedis の高度なワークフロークリエーター「Flows」は、フルフィルメントセンターをステップバイステップのオンボーディングプロセスに変換し、ユーザーがガイド付きトレーニングフローを簡単に設計し、自分の裁量で特定の経路を探索できるようにしました。これにより、開発者以外でも重要な知識と専門知識を体験に貢献できるようになりました。 もう一つのノーコードソリューションである Digital Twin Studio により、私たちは FC 施設のデジタルツインモデルをシームレスな柔軟性でカスタマイズおよびレンダリングできました。 ナビゲーションタグ 機能は非常に重要で、ツアー内の特定の場所への経路を表示するバーチャルバブルを通じて自動ユーザーガイダンスを可能にしました。没入型体験をさらに向上させるため、私たちは 3D Editor を使用して、ビデオやワークフロー画像などの顧客メディアを組み込み、パッケージやロボットなどの 3D アセットを配置して FC 運用を実演しました。さらに、私たちはグリーンスクリーン機能を使用して、FC 運用の各段階をナレーションする実際の人物を統合し、バーチャル体験に本物のタッチを追加しました。 Treedis はまた、デジタルデバイスと VR デバイスの両方にすべての拡張機能を適用するパイプラインを構築し、将来の使用に向けて AR 対応を利用可能にして、あらゆるプラットフォームでシームレスで没入型の体験を保証しています。Treedis の強力なツールにより、私たちはデジタル世界と物理世界を融合し、施設の内部動作を詳しく見ることができる、非常にユニークで有益な VR FC ツアー体験を作成しました。Treedis サービスとサブスクリプションの詳細については、 AWS Marketplace をご覧ください。 3D モデリングとシミュレーション Amazon FC 施設の没入型で正確な表現を作成するため、私たちは Matterport の SaaS、3D カメラ、プロフェッショナルキャプチャーサービスの強力な機能を活用しました。これらのツールにより、物理空間をナビゲート可能で写実的、寸法的に正確なデジタルレプリカに変換できました。完全マネージド型ソリューションである Matterport Capture Services により、私たちは FC 施設の実物そっくりのデジタルツインを簡単にキャプチャできました。その後、これらのデジタルツインを Matterport の 3D データプラットフォームでホストし、SaaS ソリューションを利用してシームレスなアクセスと統合を保証しました。 Matterport API を活用して、私たちは Treedis システムをプログラムで接続し、Matterport プラットフォームでホストされている FC モデルへの直接アクセスを可能にしました。この統合により、高度に詳細で正確なデジタルレプリカを VR 体験に組み込むことができ、没入感と臨場感を向上させ、顧客の時間を節約し、約 1 マイルの歩行を不要にしました。Matterport のサービスとサブスクリプションオプションをさらに詳しく知りたい方は、直接お問い合わせいただくか、包括的な情報と価格詳細を見つけることができる AWS Marketplace をご覧ください。 アプリケーションホスティングとアクセス Amazon FC VR ツアーを探索するユーザーにシームレスでアクセス可能な体験を提供するため、私たちは React ベースのウェブサイトのホスティングに AWS Amplify を活用しています。アプリケーションは、バーチャル体験にアクセスするための VR とデスクトップブラウザ間の相互運用性体験を提供します。大規模な安全なアクセスとユーザー管理を提供するため、私たちはアプリケーションを顧客 ID とアクセス管理のための堅牢なソリューションである Amazon Cognito と統合しました。 生成 AI 統合 インタラクティブな VR 体験を作成するため、私たちはリモートコラボレーションと知識共有のために Amazon Bedrock を統合し、Treedis の VR 機能を追加で使用しました。バーチャル環境の Q&A ボットにより、顧客は FC プロセスに慣れ親しむことができます。Amazon Bedrock を搭載した Q&A ボットは、一般的な質問と詳細なプロセス情報の包括的なリポジトリでトレーニングされました。このトレーニングにより、ユーザーは自然言語を使用して質問でき、直感的で会話的な体験を保証します。このアプローチを通じて、私たちは没入型バーチャルツアーを提供するだけでなく、リアルタイムの知識共有とコラボレーションも促進しました。顧客はバーチャル FC 環境を探索しながら、同時に Q&A ボットと関わり、貴重な洞察を得て、その場で疑問を解決できました。 エンドユーザー体験 新規または既存の AWS 顧客、潜在的なパートナー、または物流の専門家を目指す方であっても、Amazon FC Tour VR 体験は FC 運用を変革するための印象的な洞察を得ることができ、大規模なフルフィルメントセンターを効率的に運営するための AWS サービスとフィジカル AI の役割を学ぶのに役立ちます。VR デバイスまたはワークステーションを使用して、施設運用のための複雑なプロセスとテクノロジーを明らかにできます。 Amazon FC ツアー VR 体験のエンドユーザー体験 まとめ Amazon フルフィルメントセンターバーチャルリアリティ体験プロジェクトは、顧客と組織が AWS とフィジカル AI を活用して倉庫効率を高めるための重要な一歩を表しています。この画期的な体験は re:Invent 2024 New to AWS Expo ブースで開始され、Treedis と Matterport も発表に参加し、顧客の関心を集め、さまざまな分野で同様のソリューションを活用する革新的なアイデアを生み出しました。作業者トレーニングソリューションの合理化とシームレスなサイト運用から、工場計画プロセス、予知保全、不動産マーケティングの加速まで、このテクノロジーの潜在的な応用は広大で広範囲に及びます。参加者からの圧倒的にポジティブな反応は、この VR 体験が業界全体で持つ変革的な影響を強調しました。Amazon フルフィルメントセンターのこの VR ツアーを直接体験することに興味がある場合は、 Experience Amazon Fulfillment Center (FC) Virtual Reality Experience リンクからお問い合わせください。特定の業界ニーズに合わせたカスタマイズされたソリューションを開発したい場合は、AWS Marketplace で Treedis と Matterport をご確認ください。 著者について Abhishek Srivastav Abhishek Srivastav は AWS のシニアソリューションアーキテクトです。顧客のクラウド導入加速を支援することに情熱を注いでいます。IoT 愛好家であり、NoSQL データベース、アナリティクス、AI/ML テクノロジーに深い専門知識を持っています。これらのテクノロジーの深い理解を活用して複雑な問題の答えを見つけることに情熱を注いでいます。AWS 入社前は、さまざまなエンタープライズ顧客で NoSQL Center of Excellence の主導的な役割を担っていました。 Johanna Albarran Johanna Albarran は Amazon Web Services のソリューションアーキテクトです。AWS での生成 AI と機械学習の活用において顧客をサポートすることに情熱を注いでいます。クラウドネイティブアーキテクチャの専門知識により、企業の規模拡大と運用の効率的な変革を支援する革新的なソリューションを設計できます。Johanna は San Diego State University で経営情報システム学の学士号を取得し、現在 Virginia Polytechnic Institute and State University (Virginia Tech) で情報技術の修士号を取得中です。 Gabriele Biagini Gabriele Biagini は Amazon Web Services のソリューションアーキテクトです。サーバーレステクノロジーと生成 AI を専門とし、革新的なイベント駆動アーキテクチャとクラウドネイティブソリューションを通じて組織のクラウド導入プロセスを加速することを支援しています。技術コミュニティへの積極的な貢献者として、実装パターンを定期的に共有し、技術カンファレンスで講演しています。AWS 入社前は、さまざまなテクノロジー企業でクラウドエンジニアリングチームを率いていました。 翻訳はプロフェッショナルサービス小林知幾が担当しました。原文は こちら です。

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