2025年6月19日に開催されたオンラインイベントのアーカイブ動画となります。
イベントページ:https://techplay.jp/event/980833
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▼イベント概要
アジャイルの有用性が広く知られる一方で、組織の規模や文化、開発体制の違いにより、その導入と定着には様々な課題が伴います。
特に、大規模案件、複数ベンダーとの協業、厳格な品質要求、属人的な開発文化などの制約条件のもとで「アジャイルらしさ」をどう実装するかは、実践知が求められる領域です。
本イベントでは、国内最大級SIerである野村総合研究所(NRI)が社内で取り組んできた、アジャイル実践のリアルを3つの現場事例からご紹介します。
Case 1|生成AIを活用した内製プロダクト開発 “athenAI” におけるアジャイルの挑戦
NRIが自社向けに開発している生成AI活用プラットフォーム「athenAI」のプロジェクトでは、アジャイルのプラクティスを用いたアプローチにより、実験的かつ高速な開発を推進。
GitHub CopilotやCodyなどのAIコーディング支援ツールを活用し、少人数・兼務型チームでも最大のパフォーマンスを引き出す体制設計と、プロダクトの質とスピードの両立を模索しています。
Case 2|レガシーシステム保守チームにおける“出島型チーム”の導入と変化
不動産情報サービスのエンハンス開発において、ウォーターフォール型が前提となる大規模体制の中で、「チーム固定×優先度ドリブン」の出島チームを構成。
スクラム導入に頼らず、“アジャイルな状態”をどう再現するかに挑戦し、実際に開発リードタイムの短縮・チームの自律性向上・コミュニケーションの質的変化を実現しました。
Case 3|NRIにアジャイルを推進するチームが!?デジタル変革部隊bit Labsの紹介
NRIには、社内の生産性向上を担う「生産革新センター」の中に、アジャイル支援を専門とするチーム「bit Labs(ビットラボ)」が存在します。 bit Labsは、サービスデザイン、アジャイル開発、データ分析に精通したメンバーで構成されており、社内外の現場に対して、アジャイル開発の立ち上げやカイゼンのコーチング、組織変革の支援などを幅広く行っています。さらに、800名を超えるメンバーが参加する社内コミュニティ「あじゃはぶ」の運営も手がけ、現場と組織をつなぐハブとしての役割も果たしています。 今回は、こうした活動を通して得られた知見から、アジャイルを現場に根づかせるための具体的なTipsを共有します。
本イベントでは、いわゆる“教科書的なアジャイル”ではなく、NRIの開発現場で積み重ねられた実践とその工夫にフォーカスします。
「うちの現場にはアジャイルは合わない」と思っていた方にこそ、ぜひお届けしたい内容です。
このイベントで得られること
・大規模保守チームにおけるフロー効率重視の“出島チーム”の実践と成果
・内製AIプロダクト開発におけるAIコーディングツール×アジャイルの実践例
・ペアプロ・モブワーク・CI/CD・テスト自動化など実運用ベースのプラクティス
・アジャイル導入を阻む組織的な壁と、それを乗り越えるための工夫
・“プロセス”としてではなく“状態”としてアジャイルをとらえる発想法
<Chapter>
00:00:00 オープニング
00:00:16 生成AIを活用した内製プロダクト開発 “athenAI” におけるアジャイルの挑戦
00:29:53 レガシーシステム保守チームにおける“出島型チーム”の導入と変化
00:56:24 NRIにアジャイルを推進するチームが!?デジタル変革部隊bit Labsの紹介
01:08:33 パネルディスカッション「ここだけで明かします、アジャイル活動のリアルな裏話」
01:32:34 質疑応答
01:47:51 クロージング
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