10,450円 (税込)
Amazon楽天ISO/IEC 42001:2023(JIS Q 42001:2025) 情報技術ー人工知能ーマネジメントシステム 要求事項の解説
書籍情報
発売日:
著者/編集:高村 博紀/杉村 領一/原田 要之助/新保 史生/畔津 布枝/坂本 静生
出版社:日本規格協会
発行形態:単行本
書籍説明
内容紹介
【書籍概要】
本書は、生成AIの急速な普及によって始まった「第4次AIブーム」を背景に、組織がAIを利活用する上で直面する機会とリスクについて解説し、その具体的な管理手法として2023年に発行された国際規格「ISO/IEC 42001(AIマネジメントシステム)」を詳説する一冊です。AIをビジネスに導入しようとしている、または既に活用している組織の経営者や実務担当者にとって、AIガバナンスを構築し、持続的な成長を遂げるための不可欠なガイドラインとなる一冊です。
【本書のポイント】
・AI活用の両側面(機会とリスク)
生成AIがもたらす業務効率化や新たなビジネスチャンスといった恩恵の半面、「ハルシネーション(誤った情報の生成)」や、それに伴う偽情報、プライバシー侵害、知的財産権問題など、組織にとって致命的となり得るリスクを具体的に提示します。
・国際規格 ISO/IEC 42001 の解説
こうしたAI特有のリスクに対応し、イノベーションと安全・安心を両立させるための組織的な仕組みとして、国際標準化機構(ISO)が発行したマネジメントシステム規格「ISO/IEC 42001」の構造や要求事項を、そのJIS化(JIS Q 42001)に向けた最新動向も踏まえて解説します。
・実践的なマネジメントシステムの構築
AIのリスク管理に不可欠な「ISO/IEC 23894(リスクマネジメント)」や「ISO/IEC 42005(インパクトアセスメント)」といった関連規格にも触れ、AIマネジメントシステムを確立・維持・改善していくための具体的な指針を提供します。
・形骸化させないための警鐘
単なる文書作成や形式的なPDCAサイクルに陥ることなく、トップマネジメントから現場の従業員まで全員が当事者意識を持ち、マネジメントシステムを日常業務に根付かせることの重要性を強調しています。
第1章 ISO/IEC 42001(JIS Q 42001)の概要
1.1 人工知能(AI)マネジメントシステムの意義
1.2 ISO/IEC 42001(JIS Q 42001)の制定の主旨と規格の構造
1.3 ISO/IEC 42001(JIS Q 42001)に関する特有な状況
1.4 ISO/IEC 42001(JIS Q 42001)における管理策
1.5 ISO/IEC 42001(JIS Q 42001)の周辺の規格
第2章 用語の解説
2.1 ISO/IEC 42001(JIS Q 42001)の用語及び定義
2.2 概念及び用語規格ISO/IEC 22989 の成り立ち
2.3 ISO/IEC 22989(JIS X 22989)の用語及び定義
第3章 要求事項の解説
序文
1 適用範囲
2 引用規格
3 用語及び定義
4 組織の状況
5 リーダーシップ
6 計画策定
7 支 援
8 運 用
9 パフォーマンス評価
10 改 善
第4章 AI 管理策の管理目的,管理策及び手引
4.1 附属書A 及び附属書B の位置付け
4.2 管理策の概要
4.3 組織独自の管理策
第5章 ISO/IEC 42001 やAI に関連する補足事項
5.1 AI におけるリスク
5.2 AI におけるインパクトアセスメント
5.3 AI ガバナンスと人間によるオーバーサイト
5.4 AI における国際規格化の活動
5.5 AI マネジメントシステムの将来の展望
5.6 AIMS 適合性評価制度の概要
5.7 AI 関連法制
著者情報
保木野 昌稔
原田 要之助
坂本 静生
新保 史生
杉村 領一
江川 尚志
畔津 布枝
若井 秀子
髙村 博紀






