Python版 コンピュータ科学とプログラミング入門

書籍情報

発売日 : 2021年02月26日

著者/編集 : 小高 知宏

出版社 : 近代科学社

発行形態 : 単行本

ページ数 : 166p

書籍説明

内容紹介

本書は、工学系基礎教育としてのコンピュータ教育およびプログラミング教育を実現するための教科書です。工学的問題の解決に対するコンピュータやプログラムの利用に抵抗感をなくし、スムーズにコンピュータを使う素養を養うことを目的としています。
プログラミングの基礎は扱いますが、特定のプログラム言語全般を深く学ぶことは目標としません。そのかわり、後で必要となった時に、どのような言語でも容易に学ぶことのできる下地を作ります。
コンピュータは、単純な手続きの積み重ねで処理を実現します。この事実、つまり手続き的処理の理解が本書の第一の目標です。これによりコンピュータとは何なのかが理解でき、コンピュータを道具として利用するための能力が身につきます。
続いて、手続き的記述能力の獲得を目指します。これは平たく言えば、プログラムを書いて利用するための初歩的な能力です。具体的には、プログラム言語の基礎を学ぶと共に、シミュレーションや解析、統計処理等のためのソフトウェアツールを使いこなすための素養を養います。
各章末には演習問題を掲載し、略解を示すことで理解の助けとなるよう配慮しました。
※本書は、近代科学社より2015年に刊行された『コンピュータ科学とプログラミング入門 ―コンピュータとアルゴリズムの基礎―』のPython版です。

目次

第1章 コンピュータとは
第2章 コンピュータとプログラムの原理(1)
第3章 コンピュータとプログラムの原理(2)
第4章 アセンブラ,コンパイラ,インタプリタ
第5章 手続き的処理(1)順接処理
第6章 手続き的処理(2)条件判定と繰り返し処理
第7章 手続き的処理(3)さまざまな繰り返し処理
第8章 例題演習(1)数値計算
第9章 関数の利用
第10章 リスト
第11章 例題演習(2)統計処理・連立一次方程式
第12章 ライブラリの利用
第13章 さまざまなプログラミング言語(1)
第14章 さまざまなプログラミング言語(2)
第15章 道具としてのコンピュータ

著者情報

小高 知宏
1990年 早稲田大学大学院 理工学研究科博士後期課程電気工学専攻修了(工学博士) 同  年 九州大学医学部助手(医療情報部) 1993年 福井大学工学部助教授 2004年 福井大学大学院工学研究科教授(現在に至る)