トヨタの未来創生センターが挑む「現場で鍛える研究開発」の全容 自律移動ロボット技術・画像認識・デジタルツインを活かした業務カイゼン事例 ~医療や建設の"現場"で働く人達をもっと楽にしたい!!~
2025年4月21日に開催されたオンラインイベントのアーカイブ動画となります。
イベントページ:https://techplay.jp/event/976035
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▼イベント概要
トヨタ未来創生センター第5弾!
搬送サービスロボットやデジタルツインで医療・建設現場の課題を解決
~「現場で試し、現場で鍛える」研究開発の最前線~
トヨタ自動車の中にある研究組織「未来創生センター」では、モビリティの概念を拡張し、自動車だけでなく幅広いハードウェア技術を活用した社会課題解決に取り組んでいます。その一環として、数理最適化・デジタルツイン・ロボット開発といった技術の研究を進め、それらを現場に応用し、研究を深化させています。
本イベントでは、その事例として「院内搬送ロボットPotaro」と「工程シミュレータGEN-VIR」を取り上げます。どちらも「そこで働いている人をより楽にしたい」という思いからスタートしたプロジェクトです。
事例①:院内搬送ロボット – Potaro
Potaroは、自律移動ロボット技術や画像認識を活用した医療施設向けの搬送サービスロボットです。医療現場では、人手不足や働き方改革を背景に業務効率化のニーズが高まっています。なかでも大規模病院では、薬剤や医療機器などの多くの物品が往来しており、その運搬業務に医療スタッフも多くの時間を割かれています。Potaroは、病院内の環境や周囲の人を認識しながら安全に移動し、必要な物品を自動搬送することで、看護師さんの患者さまに向き合う時間創出に貢献します。
事例②:デジタルツインによる工事現場の作業工程の最適化 – GEN-VIR
GEN-VIRは、デジタルツイン技術を活用した工事現場などの作業工程のシミュレーションツールであり、数理最適化による作業工程の最適化やリスクの見える化などを可能にします。従来の工事現場では、主に紙面による作業計画書や2D図による工程検討でしたが、GEN-VIRにより、事前に作業員の疲労や作業安全を考慮しながら効率的な作業工程をシミュレーションした上で、実際の工事現場で作業することを可能としました。その結果、作業の期間の短縮も実現しました。
『研究から現場応用までへのプロセス』にフォーカス
本イベントでは、ロボット技術や画像認識、数理最適化やデジタルツインなどの技術がどのように研究・開発に進化し、現場で深化されるのか、そのプロセスを詳細に解説します。
・自律移動ロボット開発・数理最適化・デジタルツインの研究プロセス
・研究成果を現場に応用する際のステップと課題
トヨタが「自動車メーカー」から「モビリティカンパニー」へと進化する過程で、どのように研究成果を活用し、社会課題の解決に取り組んでいるのかを学べる貴重な機会です。
ロボット開発・画像認識・数理最適化・デジタルツインなどの領域に興味のあるエンジニア、研究職、学生の皆さんにとって実務に直結する知見を得られるイベントです。お楽しみに!
<Chapter>
00:00:00 オープニング
00:03:46 未来創生センターの紹介
00:06:39 搬送サービスロボットPotaroを活用したリーンな院内物流サービスの実現
00:34:24 デジタルツインによる工事現場の作業工程の最適化 – GEN-VIR
01:01:23 質疑応答
01:29:54 クロージング
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