USB測定器 Analog Discovery活用入門

書籍情報

発売日 : 2023年03月15日

著者/編集 : 遠坂 俊昭

出版社 : CQ出版

発行形態 : 単行本

書籍説明

内容紹介

測定しながらアナログ回路技術を磨く。高精度14ビット/DC〜10MHz、オシロ、ネットアナ、スペアナ&DDS+グレードアップ回路術を満載。

目次

★目次

◎Introduction
●第1章 Analog Discoveryで便利な測定環境を作り上げる
1.1 Analog Discoveryとは
1.2 機能・性能を補う自作アダプタも作れる
1.3 アナログ信号入力部の使い方
1.4 使いやすい測定用ケーブルを準備しておく
[コラム(1)] WaveFormsのデータ収録用メモリ配分

◎高精度14ビットでDC~10MHzをカバーする
●第2章 高機能ディジタル・オシロ…Scope活用法
2.1 波形観測のあらまし
2.2 信号測定のコモンセンス…同軸ケーブルとパッシブ電圧プローブの特性
2.3 ADのアナログ入力回路を理解する
2.4 繰り返し波形を止めて表示するトリガ機能
2.5 Scopeの豊富なトリガ機能
2.6 Averageの使い方
2.7 Oversによる高速波形の観測
2.8 グラフやデータが同時表示できる

◎ファンクション・ジェネレータ+AM/FM変調信号源
●第3章 高機能DDS信号発生器…Wavegen活用法
3.1 信号発生器のあらまし
3.2 Wavegenの出力の特性を改善しておく
3.3 Wavegenがもっている機能
3.4 Wavegenの特性を測ってみる
[コラム(2)] データのばらつきを示す標準偏差と変動係数
3.5 Wavegenの変調波形
[コラム(3)] 変調によって生じる側波成分

◎市販ファンクション・ジェネレータと肩を並べるために
●第4章 Wavegen出力ブースタの設計・製作
4.1 信号発生器Wavegenの性能
4.2 ブースタ・アンプの製作
4.3 出力ブースタの特性評価
[コラム(4)] 出力インピーダンスを50Ωにして定在波の発生を防ぐ

◎2相出力をベクトル合成して任意の位相信号を生成
●第5章 Wavegen出力から3相交流を作る
5.1 3相交流のしくみ
5.2 Wavegenから3相出力を得るには
5.3 位相差の確認
[コラム(5)] 3相交流の利点

◎オーディオ測定を高度化する
●第6章 Wavegen用ひずみ低減フィルタの設計・製作
6.1 ひずみは高域周波数を制限すれば低減できる
6.2 LPFの設計・製作
6.3 出力アッテネータの製作
6.4 中心周波数10kHzBPFの製作
6.5 多重帰還型アクティブLPFとBPFの製作
[コラム(6)] 多重帰還型アクティブ・フィルタのアレンジ法

◎利得・位相-周波数特性測定を自動化する
●第7章 ネットワーク・アナライザ機能…Network活用法
7.1 ネットワーク・アナライザのあらまし
7.2 ADのNetwork設定詳細
7.3 トランス測定の予備知識
7.4 市販トランスを測定してみると
7.5 エミッタ共通アンプの利得・位相-周波数特性
7.6 セラミック・フィルタの特性測定

◎信号の周波数成分を測定・分析する
●第8章 スペクトラム・アナライザ機能…Spectrum活用法
8.1 スペクトラム・アナライザのあらまし
8.2 スペアナの原理…2つの方式
8.3 Spectrumの使い方
[コラム(7)] 単一周波数成分の信号と雑音
[コラム(8)] FFTアナライザ窓関数の使い方

◎スペアナ(Spectrum)の本格活用のために
●第9章 アンチエイリアスLPFの設計・製作
9.1 Spectrumで正しい結果を得るために
9.2 LPFのカットオフ特性による種類
9.3 アンチエイリアス・フィルタのためのLPF性能比べ
9.4 多重帰還型フィルタによるアンチエイリアスLPFの構成
9.5 LPFの抵抗・コンデンサを算出
[コラム(9)] フィルタ用抵抗・コンデンサを選ぶときの指針
9.6 5バンド・アンチエイリアスLPFの製作
[コラム(10)] LPFとプリアンプ

◎電子部品の回路特性とモデリングが基礎からわかる
●第10章ふるまい観測…Impedance活用法
10.1 インピーダンスの性質
10.2 インピーダンス測定のしくみ
10.3 Impedanceの起動
10.4 抵抗のSpiceモデルとADによる測定
10.5 コンデンサのSpiceモデルとADによる測定
10.6 コイルのSpiceモデルとADによる測定
10.7 トランスのSpiceモデルとADによる測定
[コラム(11)] 抵抗・コンデンサ・コイルの直並列合成値
10.8 水晶振動子のSpiceモデルとADによる測定

◎ダイオード・トランジスタ・FETのI-V特性を調べる
●第11章 カーブトレーサ…Tracer活用法
11.1 カーブトレーサとは
11.2 AD Tracerの使い方と準備
11.3 アダプタを使用した測定例
11.4 外部増幅器を使用した測定例

●Appendix Analog Discoveryのキャリブレーション(校正)
・キャリブレーションの準備
・トレーサビリティが重要な理由

著者情報

遠坂 俊昭
遠坂, 俊昭, 1949-