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AIの政治哲学

2,970円 (税込)

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AIの政治哲学

書籍情報

発売日:

著者/編集:M. クーケルバーク/直江 清隆/金光 秀和/鈴木 俊洋/二瓶 真理子/古賀 高雄

出版社:丸善出版

発行形態:単行本

書籍説明

内容紹介

AIが現代社会に及ぼすインパクトを政治哲学の知見を援用しながら複眼的に深く考察。技術哲学/倫理学とともに政治哲学を駆使することで、AIやロボティクスが提起する規範的問題の理解を深化させ、これらの新しい技術の利用と絡み合った緊急の政治問題に光を当てることで、今までにない示唆に富む興味深い議論を展開。

目次

第1章 序論  ・「コンピュータが間違えたんだな」:21世紀のジョセフ・K  ・この本の意図、目的、アプローチ  ・本書の構成と各章の概略 第2章 自由:AIによる操作とロボットの奴隷  ・はじめに:自由に関する歴史上の宣言と現代の奴隷制  ・AI、監視、法の執行:消極的自由の剥奪  ・AIと人間行動の操縦:人間の自律の迂回  ・誰がAIについて決めるのか。参加としての自由、選挙におけるAI、言論の自由  ・自由やその他の価値に関するその他の政治的に重要な観念 第3章 平等と正義:AIによるバイアスと差別  ・はじめに:平等と正義にかかわる問題の焦点、バイアスと差別  ・なぜバイアスが悪いのか(1)英語圏の標準的なリベラルな政治哲学における平等と正義  ・なぜバイアスは悪いのか(2)リベラルな考え方が持つ普遍主義に対する批判としての階級とアイデンティティの理論  ・結論:AIは政治的に中立ではない 第4章 民主主義:エコーチェンバー現象と機械全体主義  ・はじめに:民主主義の脅威としてのAI  ・AIは、民主主義、知識、熟議、そして、政治そのものへの脅威である   プラトンから始めてみよう:民主主義、知識、専門知/多数決と代議制を超えて/熟議民主主義、参加民主主義、それに対立す      る闘技的民主主義、根源的民主主義/情報バブル現象、エコーチェンバー現象、ポピュリズム/さらなる問題:大衆操作、統治    の代替、アカウンタビリティ、権力  ・AIと全体主義の起源:アレントからの教訓   AIと全体主義/全体主義の起源と悪の陳腐さについてのアレントの考察 第5章 権力:データによる監視と(自己)規律化  ・はじめに:政治哲学における主題としての権力  ・権力とAI:一般的な概念枠組に向けて  ・マルクス主義:テクノ資本主義の道具としてのAI  ・フーコー:AIはいかにして私たちを服従させ、主体へと作りかえるのか  ・規律化と監視  ・知識、権力、および主体と自己の制作・形成  ・テクノパフォーマンス、権力、AI  ・結論と残された問題 第6章 非人間については? 環境政治とポストヒューマニズム   ・はじめに:AIとロボティクスに関する人間中心的な政治を越えて  ・政治に含まれるのは人間だけではない:動物や(非人間的な)自然の政治的地位  ・AIやロボティクスの政治に対する意味  ・AIが非人間や自然環境に与える影響の政治的意義  ・AIそのものの政治的地位? 第7章 結論:さまざまな政治的技術  ・本書での議論と導き出される結論  ・次になされるべきこと 政治的技術をめぐる問い  参考文献 索 引

著者情報

Coeckelbergh, Mark, 1975-

M. クーケルバーク

直江 清隆

直江, 清隆, 1960-