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ChatGPTの先に待っている世界

2,200円 (税込)

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ChatGPTの先に待っている世界

書籍情報

発売日:

著者/編集:川村 秀憲

出版社:dZERO

発行形態:単行本

ページ数:240ページ

書籍説明

内容紹介

ChatGPTは誤った回答を返す――。 規制が必要だ――。 人類がそんな話題で盛り上がっているうちにも、 驚異的な成長スピードで進化を続ける人工知能。 もはや予測ではなく現実――。 「なかったこと」にはできない――。 第一線の人工知能研究者が見通す、 近未来の「人と人工知能」の協働シナリオとは? 人工知能が急速に能力を高めているなか、 近い将来、シンギュラリティは本当にやってくるのだろうか。 それはいつごろなのか。 人間の価値観を揺るがすような、パラダイムシフトは起こるのだろうか。 そのとき、労働はどう変わる? 教育は? 芸術はどうなる? 富の偏在はどうなる? 著者は、俳句を生成する人工知能「AI一茶くん」を開発した人工知能研究者。 研究者から見たChatGPT出現の意味とは。 ChatGPTなどの大規模言語モデルの仕組みから、 近未来の社会変容までを平易に解説。

目次

序 章:六十七年の時を経て 第一章:人工知能は自ら学習する――脳の仕組みとディープラーニング 第二章:本能と知能と、生と死と――「知能」と「人工知能」の違い 第三章:ChatGPTで見えた次のフェーズ――人工知能研究の現在地と近未来 第四章:人工知能との「協働」シナリオ――「強い人工知能」と「弱い人工知能」 第五章:新たな価値の出現と富の再配分――人工知能時代のパラダイムシフト 第六章:人工知能が人工知能を開発する日――研究の最前線と課題 第七章:代替される「知能」、代替されない「芸術」――人間に残される仕事は何か 第八章:一変する「教育」の風景――人工知能時代に必要な自発的「学び」 終 章:人間とも人工知能とも「仲良く」する力

著者情報

川村 秀憲

人工知能研究者、北海道大学大学院情報科学研究院教授、博士(工学)。 1973年、北海道に生まれる。小学生時代からプログラムを書きはじめ、人工知能に興味を抱くようになる。同研究院で調和系工学研究室を主宰し、2017年9月より「AI一茶くん」の開発をスタートさせる。ニューラルネットワーク、ディープラーニング、機械学習、ロボティクスなどの研究を続けながらベンチャー企業との連携も積極的に進めている。 著書に『人工知能が俳句を詠む』(共著、オーム社)、『AI研究者と俳人 人はなぜ俳句を詠むのか』(共著、dZERO)、監訳書に『人工知能 グラフィックヒストリー』(ニュートンプレス)などがある。