ネットワーク科学入門

書籍情報

発売日 : 2024年01月04日

著者/編集 : F.メンツァー/S.フォルトゥナート/C.A.デービス/笹原 和俊

出版社 : 丸善出版

発行形態 : 単行本

ページ数 : 304p

書籍説明

内容紹介

 本書はマネジメントからマーケティング,生物学から工学,神経科学から社会科学まで,幅広い分野で登場し必要となるネットワーク科学の基礎を,最新事例を取り上げながら紹介する.Pythonで実際に手を動かしながら,興味のある分野でネットワークを分析し,活用するためのコードを書けるように導く.巻末には,豊富な演習問題が掲載されているため,これらに取り組むことで実践的な技術を身につけることができる. 実際にプログラムを動かしながら理解できる構成となっており,数式が登場する箇所は読み飛ばしても内容をフォローできる仕組みにしているため,数学などの数理的知識が未熟な読者であっても十分にネットワーク科学の基礎と応用が学べるよう配慮されている. ネットワーク科学を学びたい幅広い読者にとって最適な入門書となっている.

目次

第 0 章 導入 0.1 社会的ネットワーク 0.2 コミュニケーションネットワーク 0.3 ウェブとウィキペディア 0.4 インターネット 0.5 交通ネットワーク 0.6 生物学的ネットワーク 0.7 まとめ 0.8 推薦文献第 1 章 ネットワークの要素 1.1 基本的な定義 1.2 コードによるネットワークの取扱い 1.3 密度とスパース性 1.4 部分ネットワーク 1.5 次数 1.6 有向ネットワーク 1.7 重み付きネットワーク 1.8 多層ネットワークとテンポラルネットワーク 1.9 ネットワークの表現 1.10  ネットワークの描画 1.11 まとめ 1.12 推薦文献第 2 章 スモールワールド 2.1 同類原理 2.2 経路と距離 2.3 連結性とコンポーネント 2.4 木 2.5 最短経路探索 2.6 社会的距離 2.7 6 次の隔たり 2.8 友達の友達 2.9 まとめ 2.10 推薦文献第 3 章 ハブ 3.1 中心性の指標 3.2 中心性の分布 3.3 友情のパラドックス 3.4 超スモールワールド 3.5 頑健性 3.6 コア分解 3.7 まとめ 3.8 推薦文献第 4 章 方向と重み 4.1 有向ネットワーク 4.2 ウェブ 4.3 ページランク 4.4 重み付きネットワーク 4.5 情報と誤情報 4.6 共起ネットワーク 4.7 重みの不均一性 4.8 まとめ 4.9 推薦文献第 5 章 ネットワークモデル 5.1 ランダムネットワーク 5.2 スモールワールドモデル 5.3 コンフィギュレーションモデル 5.4 優先的選択モデル 5.5 その他の優先的選択モデル 5.6 まとめ 5.7 推薦文献第 6 章 コミュニティ 6.1 基本的な定義 6.2 関連する問題 6.3 コミュニティ検出 6.4 手法の評価 6.5 まとめ 6.6 推薦文献第 7 章 ダイナミクス 7.1 アイデア,情報,影響力 7.2 感染症の流行 7.3 意見ダイナミクス 7.4 探索 7.5 まとめ 7.6 推薦文献付録 A  Python チュートリアル A.1 Jupyter Notebook A.2 条件文 A.3 リスト A.4 ループ A.5 タプル A.6 辞書型 A.7 データ型の組み合わせ付録 B NetLogo モデル B.1 PageRank モデル B.2 巨大連結成分モデル B.3 スモールワールドモデル B.4 優先的選択モデル B.5 ネットワーク上のウイルス B.6 言語変化モデル参考文献索引

著者情報

F.メンツァー
S.フォルトゥナート
C.A.デービス
笹原 和俊
ネットワーク科学入門

4,950円 (税込)

楽天