AIと分かりあえますか?

書籍情報

発売日 : 2024年02月29日

著者/編集 : 渡辺 豊/根津 洸希

出版社 : 信山社出版

発行形態 : 全集・双書

ページ数 : 112p

書籍説明

内容紹介

◆AIのブラックボックス性―その課題と解決◆
AIのブラックボックス性が惹き起こす問題と、その解決策。法学・工学・心理学の広範な視座からの検討。我々人間が、AIとの相互理解をいかに進め、AI技術を取り入れていくか、今後のよりよいAI社会への道しるべとなる書。

目次

『AIとわかり合えますか?―ブラックボックスが生まれるしくみ』
 渡辺 豊・根津洸希 編

【目  次】

はしがき 

◆ 第1部 ◆AIのブラックボックス性を巡る議論(シンポジウム再録)

開会挨拶〔渡辺 豊〕

第1章:企画趣旨〔根津洸希〕
 1 はじめに─分野横断研究の必要性
 2 企画趣旨
 3 各講演の概要と位置付け

第2章:‌AIのブラックボックス性が法的議論に与える影響〔日原拓哉〕
 1 はじめに
 2 「自動運転車」とは
 3 東名高速事故判決(横浜地判平成30年3月31日)
 4 事故原因のブラックボックス化が与える刑法上の影響

第3章:‌ブラックボックス克服に向けた工学的取り組み〔今村 孝〕
 1 はじめに
 2 ‌移動支援とELSI
 3 計測とAIとの関係
 4 事例紹介:稲とヒエの画像識別器の構築
 5 おわりに

第4章:「認知」とブラックボックス〔中嶋 豊〕
 1 はじめに
 2 ヒトの知覚認知の特徴・モノの見え方
 3 ヒトの認知バイアス(歪み)と自動運転
 4 自動運転の受容・安心感・信頼関係
 5 ヒトの「認知」,AIの「認知」
 6 おわりに

閉会挨拶〔山﨑達也〕

◆ 第2部 ◆特別寄稿:新潟大学ELSIセンター・明治大学先端科学ELSI研究所社会実装研究会共催国際シンポジウム報告概要

特別寄稿に至る経緯〔根津洸希〕

第1章:AI利用に際しての刑事責任〔ラーセ・クヴァーク〕

第2章:‌裁判手続におけるAIの利用─ドイツ刑事手続を一例に〔ヒュヴェイダ・アゼンガー〕


◇おわりに◇
本書の全体像と解説:「結局,AIとは分かりあえるのか?」〔根津洸希〕
 1 各報告のまとめと第1部・第2部の関係性
 2 では結局,AIと「分かりあう」日は来るのか?
 3 おわりに─問題はおわらないが…

編者・著者紹介

著者情報

渡辺 豊
根津 洸希