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生成AI×ロボティクス

4,400円 (税込)

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生成AI×ロボティクス

書籍情報

発売日:

著者/編集:中村靖子/南谷奉良

出版社:春風社

発行形態:単行本

ページ数:360ページ

書籍説明

内容紹介

生成AI・ロボットと人間が共生する世界はどのようなものか。研究プロジェクト「人間・社会・自然の来歴と未来―「人新世」における人間性の根本を問う」(Anthropocenic Actors and Agency in Humanity, Society, and Nature,略称:AAA)の成果を発信する叢書シリーズ、第2巻。科学技術と伝統的人文学とをつなげ、新たな人文学を確立する試み。

目次

叢書刊行によせて〔中村靖子〕 はじめに〔南谷奉良〕 第1部 来たるべきAI・ロボットとの共生世界に向けて ¬第1章 言葉を扱うロボットと人工知能―実世界に根ざした言葉の獲得と利用〔宮澤和貴〕 第2章 AI・ロボット・我々―メタサピエンス社会の到来にむけて〔長滝祥司,橋本敬〕 第3章 自らの意志を語る(騙る)人工的な知性への備え―作ろうとすることでわかること〔金野武司〕 第4章 ヒトとロボット・AIの“主体的”な共生に向けて〔池田慎之介〕 コラム1 チェックリスト式AI倫理を超えて〔ソニア・ユーフイ・ザン〕 第2部 社会のなかの生成AI・ロボット 第5章 性格特性の進化―LLM集団における協力行動の生成と崩壊〔鈴木麗璽,有田隆也〕 第6章 生成AIがメンタルヘルスケアにもたらす可能性―対話エージェントとしての活用に着目して〔麻植義喜,山本哲也〕 第7章 現実に侵食する人工物―背景世界、偶像、そして日常生活への回帰〔高橋英之,大道麻由〕 第8章 感情を持つロボット―感情理解への構成論的アプローチ〔日永田智絵〕 コラム2 生成AIとフリーミアム問題―新しいデジタルデバイド〔南谷奉良〕 第3部 AIロボットと文学作品―触覚・言葉・痛みから 第9章 分断を告げる身体―触覚から読むカズオ・イシグロ『クララとお日さま』〔肖軼群〕 ¬第10章 『クララとお日さま』における“女ことば”の分析〔和泉悠〕 ¬第11章 “Okay, AF. We same side”―置き換え・代替可能性からみる『クララとお日さま』の特別な言葉〔南谷奉良〕 ¬コラム3 人間と機械の環世界〔葉柳朝佳音〕 あとがき―〈信じられない未来〉に向けて〔南谷奉良〕 執筆者紹介

著者情報

中村靖子

【監修者略歴】 中村靖子(なかむら・やすこ) 名古屋大学大学院人文学研究科附属人文知共創センター教授。専門はドイツ文学・思想史。著作に『予測と創発―理知と感情の人文学』(編著、春風社、2022)、『非在の場を拓く―文学が紡ぐ科学の歴史』(編著、春風社、2019)、『フロイトという症例』(松籟社、2011)等。

南谷奉良

【編者略歴】 南谷奉良(みなみたに・よしみ) 京都大学大学院文学研究科准教授。専門は英語圏文学、アイルランド文学。