サイオステクノロジー(Tech.Lab) の技術ブログ

もうAIに振り回されない!OpenSpecで実現する予測可能なAI開発

はじめに こんにちは!サイオステクノロジーの吉永です。 この記事は「 SIOS社員が今年一年で学んだこと 」のアドベントカレンダー4日目の記事です。今年は生成AI活用事業やWEBアプリケーション開発に携わる中で、AIコーディングアシスタントとの協業について多くのことを学びました。今回は試行錯誤を重ねる中で、今年になって流行りだした「仕様駆動開発(SDD)」

地方でIT技術コミュニティを1年間運営して得たもの

こんにちは、サイオステクノロジーの佐藤 陽です。 「SIOS社員が今年一年で学んだこと」のアドベントカレンダー3日目です。 今回は、技術そのものというよりも、IT技術コミュニティの「運営」の話について書いていきます。 私は、2025年2月からJAZUG(Japan Azure User Group)静岡支部である「JAZUG Shizuoka」の運営を始めました。 自分は今年1年、「アウトプット力を更に高める

基礎知識ゼロから新卒1年|仕事としての技術とマインド

こんな方へ特におすすめ これからエンジニアとしてのキャリアをスタートさせる方 未経験からエンジニアを目指しているけれど、不安を感じている方 IT業界やエンジニアという職業に興味がある、学生や他業種の方 概要 こんにちは。サイオステクノロジーのはらちゃんです。 「SIOS社員が今年一年で学んだこと」のアドベントカレンダー2日目です!記念すべき10本目の

OSS鳥観図ワーキングループの活動紹介

PS SLの佐々木です。 SIOS Tech Labアドベントカレンダー1日目になります! 今年からOSS推進フォーラムの鳥観図ワーキンググループのリーダーとして活動しています。 そこでOSS鳥観図WGの活動を今回は紹介させていただこうと思います。 OSS鳥観図ワーキンググループとは 「OSSを使いたいけど、○○の分野ではどのOSSがよく使われているのだろう?」 OSS鳥瞰図とは、こういっ

コンテナDB実践シリーズ④:アプリコンテナからDBコンテナへの接続

はじめに 前回は、StatefulSetと永続ボリューム(PV/PVC)を使い、データが消えないDBコンテナを起動しました。 しかし、データベースはアプリケーションから接続されて初めて価値があります。そのため今回はアプリコンテナとDBコンテナの接続方法を学びます。 前提条件 Kubernetesで、Pod同士をどうやって通信させるのか仕組みを知りたい方 DBコンテナを立てることはできたが

知っておくとちょっと便利!sftp コマンドを使ったファイル転送

今号では、sftp コマンドを使ったファイル転送の方法について説明します! sftp とは sftp とは SSH File Transfer Protocol の略であり、暗号化された通信によって安全にファイルを送受信することができる仕組みです。 以前は ftp によるファイルの送受信が主流でしたが、通信を暗号化する仕組みがないため、内容が盗聴される可能性がありました。 そこで、すべてのデータを暗

【2025年11月】OSSサポートエンジニアが気になった!OSS最新ニュース

こんにちは! 今月も「OSSのサポートエンジニアが気になった!OSSの最新ニュース」をお届けします。 11/4、LPI-Japan は Linux 技術者認定「LinuC」の上位認定「LinuC レベル3 プラットフォームスペシャリスト」と「LinuC レベル3 セキュリティスペシャリスト」の提供を開始すると発表しました。 LPI-Japan、Linux技術者認定「LinuC」の上位認定を刷新 https://japan.zdnet.com/article/35240027/ 11/

Foundry IQ は RAGにとっての銀の弾丸となりえるか?【Microsoft Ignite 2025 Recap】

こんにちは、サイオステクノロジーの佐藤 陽です。 先日、毎年恒例のMicrosoft Igniteが開催され、様々な機能のリリースが発表されました。 今回は、その中でも個人的にインパクトが大きいと感じた「Foundry IQ」を取り上げます。 なお、本記事は現時点で公開されている紹介記事やドキュメントを読んだうえでの 所感ベース 自分が気になった点に特化 とした内容になって

EXE化の使い方|Pythonで作ったアプリの自動起動

こんな方へ特におすすめ ストップウォッチ作成の記事 を読んだ方 自作アプリを初期起動と共に実行させたい方 簡単にPythonのアプリを開発したい方 概要 こんにちは。サイオステクノロジーのはらちゃんです!今回9本目のブログ執筆です。 前回はストップウォッチアプリを開発しました。しかし、コードのままだと逐一コマンドで起動する必要があり面倒です。 そこで

Playwright MCPで始めるブラウザ自動化|環境別セットアップガイド

はじめに ども!Claude Codeを執筆に贅沢活用している龍ちゃんです。やっと Playwright MCP を触る機会ができました。話題になってただけあって、 めちゃくちゃ便利 ですね。 前回の記事「 Claude Code SkillでHTML図解を自動生成!時短テクニック 」で、Claude CodeにHTMLで図解を作ってもらう方法を紹介したんですが、 スクリーンショットの手間が面倒 じゃないですか。ブラウザで開

Claude Codeへの指示を少しでもさぼりたい!AskUserQuestionツール

はじめに:指示をさぼりたい どうも、Claude Codeとべったりな龍ちゃんです。 最近、Claude Codeが選択肢式の出力を出してきて、質問に答えたらいい感じに指示を分類してくれたりしてたんですよ。調べたら、どうやら9月ぐらいに発表された機能らしくて。 「これ毎回発火してくんねーかな」 って思ったんですよね。 AI使うことでだいぶ楽になったんですけど、人間って怠

Azure MCP ServerとStreamlitでAzureを対話的に操作するWebアプリ

この記事では、AzureMCPServerとStreamlitを組み合わせて、Azureリソースを対話的に操作するWebアプリケーションを構築する方法について説明します。 つまり以下のように「Azureのコレコレのリソースの情報取得して」とか「Azure Blob Storageのコンテナ作って」みたいにWebブラウザから対話的に指示すると、そのとおりにAzureリソースが出来上がるWebアプリをサクッと作ってしま

コンテナDB実践シリーズ③:Kubernetesでデータベースを動かしてみた

はじめに 前回はKubernetesにおけるデータ永続化について解説しました。 今回は、実際にKubernetesのデータ永続化機能を利用してKubernetes上でDBコンテナを起動する方法をハンズオン形式で紹介します。 今回の構成 以下の図1は、今回のハンズオンで作成するKubernetesでMySQLのようなデータベースを安定して動かすための仕組みを表しています。 図1:StatefulSetで構成されたMySQLコン

Claude Code一時ファイルからSkillsへ:ビジネスロジック抽出の実践ガイド

はじめに ども!Claude Codeにべったりな龍ちゃんです。 前回の記事「Claude Codeの一時ファイルで爆速ビジネスロジック検証:UI不要で要件を発見する方法」 で、tmpスクリプトが「自然言語から生まれた純粋な要件」であることを説明しました。 本記事では、 実際にどうやってtmpスクリプトを観察し、ビジネスロジックを抽出し、CLI機能として昇格させるか を、具体的なコ

Claude Codeの一時ファイルでビジネスロジック検証:UI不要で要件を発見する方法

はじめに ども!Claude Codeにべったりな龍ちゃんです。 前回の記事「Claude Code: 公式MCPを補完するSkills設計パターン」 で、 公式MCPを補完するSkillsパターン を紹介し、UI開発工数を大幅削減した事例を共有しました。 特に、こんな成果を報告しました: フロントエンド開発をスキップ UI設計(3-5日)をスキップ React開発(7-10日)をスキップ 開発工数を大幅削減 (実測例と