第5回Reactive System Meetup in 西新宿

2018/03/15(木)19:00 〜 22:40 開催
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イベント内容

リアクティブシステムをテーマにした勉強会、今回は「Akka実践バイブル」刊行記念としてAkka Matsuri!!

刊行にあたりご協力頂いたお三方にご登壇頂きます。

リアクティブ界を牽引するLightbendからAkkaのメインコミッターのKonrad Malawski(@ktoso)さんにご講演いただきます。Konradさんには『Akka実践バイブル』の刊行インタビューにご協力頂きました。

さらに、チャットワークの安田裕介(@TanUkkii007)さん、Supership株式会社の奥田 佳享(@yoskhdia)さんからAkkaをテーマにご講演いただきます。お二人には『Akka実践バイブル』のレビューにご協力頂きました。

リアクティブ・システムとは

リアクティブ・システムは、メッセージ駆動のアーキテクチャによりユーザーの要求に可能な限り迅速にレスポンスするシステムです。高負荷状況や問題が検出された時でも応答時間を一定水準に保ち、部分的な障害が発生した時にもシステム全体を危険にさらすことなく回復させます。(リアクティブ宣言もご参照下さい。)

開催概要

  • 日時
    • 2018年3月15日(木) 19:00 〜 22:40
    • 18:30 開場、21:40 より交流会
  • 会場
    • TIS株式会社 東京本社
    • 東京都新宿区西新宿8-17-1(住友不動産新宿グランドタワー14F)
    • https://www.tis.co.jp/company/information/network/shinjuku.html
    • ※丸ノ内線の西新宿駅が最寄りとなります
    • ※ビル北(奥)側の「A 5-13」と表記のあるエレベータより14Fへ上がり、案内に従って会場までお越しください
  • 主催:TIS株式会社
  • 参加費
    • 本編無料、交流会1,000円(当日会場にてお支払い下さい。※LT枠でご登録の方は無料)
    • 領収証が必要な方は、3/5(火)までに「イベントへのお問い合わせ」より必要事項(会社名・氏名・メールアドレス・領収書宛名)をご連絡ください。当日の発行は致し兼ねます。
  • その他
    • 交流会は本編終了後に同会場にて行います。講演者や他の参加者との交流をお楽しみください
    • 受付効率化のためconnpassの受付票(受付番号)を手元にご準備下さい
    • Wi-Fi:なし、電源:一部あり

タイムテーブル

時間 内容
18:30 開場・受付、ネットワーキング
19:00 オープニング
19:05 【日本語】Reactive Messaging Patternsに学ぶシステム間統合
奥田 佳享氏(@yoskhdia
19:50 【日本語】チャットワークのメッセージシステムを支える新分散ID発行器の内部
安田 裕介氏(@TanUkkii007
20:30 休憩
20:40 【英語】ネットワークと型~Akkaの未来
Konrad Malawski氏(@ktoso
@eed3si9n_ja氏による日本語解説あり
21:30 クロージング
21:40 交流会(ネットワーキング)、LT
22:40 撤収

※開始時刻は目安です。前後することが有りますのでご了承ください。

講演内容

ネットワークと型~Akkaの未来(Konrad Malawski氏)

本講演では、Akkaの新しいTyped Actor APIとネットワークを介したAkka Streams、 そして、どのようにしてネットワークと型(Type)を密接に結びつけることができるのかついて解説します。

AkkaはErlangからインスパイアされた「let it crash」スタイルでリアクティブシステムを構築し、失敗に反応し自己回復できます。このスタイルはこれまで以上に主流となってきています。本講演では、これらのコンセプトについて深く掘り下げ、トレードオフ、障害シナリオ、治癒メカニズム、そしてクラウドネイティブなシステムが持つ複雑性にAkkaがどのように対処するかを探求します。

Networks and Types: The Future of Akka
In this talk we'll explore Akka's new Typed Actor APIs as well as the over-the-network Akka Streams and how they are able to marry Types with Networks. Akka does so while remaining true to its Erlang-inspired way of building "let it crash" style Reactive Systems, that can react and self heal from failures. As this idea is now becoming more mainstream than ever, we'll deep dive into these concepts, investigate the trade-offs, failure scenarios and healing mechanisms and how Akka helps to deal with the inherent complexities of such cloud-native systems.

Reactive Messaging Patternsに学ぶシステム間統合(奥田 佳享氏)

書籍「Reactive Messaging Patterns with the Actor Model(Addison-Wesley Professional)」(RMP)は「実践ドメイン駆動設計(翔泳社)」の著者Vaughn Vernon氏によって書かれました。この本は、Enterprise Integration Patterns(EIP)をAkkaを使ってどう実践するかを述べたものです。 Akkaのリアクティブでレジリエンスな特性はエンタープライズ領域やシステム間の統合でこそ活かされるように思います。RMPの登場によって、EIPはより具体性を持って現代におけるひとつの選択肢として確立されました。しかし、RMPもEIPも日本語の情報は乏しく、収録されるパターンの数も膨大です。 本セッションでは、2016年4月から2017年9月にかけて開催されたRMP読書会のなかで、私が得た知識や気付きを共有します。

チャットワークのメッセージシステムを支える新分散ID発行器の内部(安田 裕介氏)

チャットワークは2017年の春にメッセージのIDを64bitに移行しました。この新IDはTwitter snowflakeのような、旧来のRDBのIDと互換性を保ちつつも、分散発行が可能なIDとなっています。分散ID発行器は1台で秒間40000のIDを発行でき、旧来の発行器と比べてレイテンシを10msほど改善しました。分散ID発行器ではAkkaとZooKeeperを用いました。ZooKeeperアプリケーションは 1.受動的で、 2.状態機械であり、 コネクションの喪失などの3.エラーに常に対処し、 またセッションの期限切れの際に4.状態を破棄する 必要があります。これらはまさにアクターで自然に実装できます。またアクターの位置透過性とAkkaのマルチJVMテストキットは分散環境でのテストを容易にします。この発表では新ID発行器の内部を、アクターとZooKeeperの組み合わせの観点から解説します。

LT

交流会LTも予定していますので、LT枠での登録もお待ちしております。 テーマはリアクティブに関連すればなんでもOKです。 ※LT枠でご登録頂いた方は、交流会会費が無料となります。

発表者 テーマ
@tmochizuki2 さん akka-streamを使ってOOMEを回避する話
@KojiMatsumiya さん Akkaのschedulerをストリーミング処理と組合せてみた話

連絡先

ご質問等は、「イベントへのお問い合わせ」から、または、Twitterにて @yugolf もしくは @negokaz までご連絡ください。

ハッシュタグ

このイベントのハッシュタグは #reactive_shinjuku です。

注意事項

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