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Deep Learning

ディヌプラヌニング深局孊習ずは、システムが倧量のデヌタを孊習しお、デヌタ内から特城を芋぀け出す技術方法で、倚局的ディヌプに構造で考える方法です。

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こんにちは、゜リュヌションアヌキテクトの宇䜐矎です。 2026幎7月15日(æ°Ž) に開催された「Neuron Community – 2026 Vol.1」の様子をレポヌトしたす。このむベントは、2025幎3月に立ち䞊げられた「Neuron Community」の協力のもず開催したした。 今回は、 AWS Summit Japan 2026 開催埌ずいうこずもあり、AWS Summit Japan の振り返りや、AWS Neuron のアップデヌト情報が倚めの内容ずなっおいたす。 Neuron Community ずは AWS では、機械孊習のトレヌニングず掚論のための高性胜で費甚察効果の高い機械孊習アクセラレヌタ AWS Trainium 、 AWS Inferentia 、および深局孊習ず生成 AI ワヌクロヌドを実行するために䜿甚される SDK の AWS Neuron を提䟛しおいたす。「Neuron Community」は、ナヌザヌ間で AWS Trainium / AWS Inferentia / AWS Neuron の知芋共有を促進する堎ずしお発足したした。 「Neuron Community」は、䞻に Discord を䜿甚しお運営されおいたす。興味を持っおいただいた方は、䞋蚘の URL から参加しおみおください。 AWS Neuron Community (Discord) : https://discord.gg/DUx4g3Z3pq オヌプニングNeuron Community の成り立ちずカラクリ瀟での Trainium 取り組み玹介 äž­å±± 智文 氏カラクリ株匏䌚瀟 取締圹 CPO) 資料埌日公開 オヌプニングセッションでは、カラクリ株匏䌚瀟の䞭山氏より発衚しおいただきたした。カラクリ株匏䌚瀟は、2023幎より䞀貫しお AWS Trainium を利甚し続けおおり、Neuron Community の立ち䞊げにも倧きな貢献をしおいただいおいたす。この発衚では、Neuron Community の始たりに぀いお玹介しおいただきたした。たた、カラクリ株匏䌚瀟の AWS Trainium に関する2぀の取り組みに぀いおも玹介しおいただきたした。1぀目の取り組みは、Amazon EKS 䞊に構築された 「Neuron 分散孊習プラットフォヌム」 です。このプラットフォヌムを構築するこずで、むンフラ関連の知識が十分ではないメンバヌでも分散孊習を実行できる環境の敎備を進めおいるそうです。2぀目の取り組みは、AWS Trainium の NKI カヌネル開発を促進するための 「カヌネル開発゚ヌゞェント」 です。この AI ゚ヌゞェントにより、NKI カヌネル開発を゚ヌゞェントが自埋的に進められるようになるずいうこずです。最埌に、今埌の Neuron Community の掻動に぀いお、よりオヌプンな堎にしおいきたいずいう発信をしおいただきたした。 AWS Summit Japan 振り返り① セッションダむゞェスト「⌀芏暡孊習から AI ゚ヌゞェントの掚論たで ~ コスト効率ず性胜が䞡✎する AWS Trainium の党貌 ~」 柀 亮倪 (Amazon Web Services Japan G.K.) 資料 “AI ゚ヌゞェントの掚論から⌀芏暡孊習たで” コスト効率ず性胜が䞡✎する AI むンフラ ̶ AWS Trainium の党貌 Amazon Web Services Japan G.K. の柀からは、 AWS Summit Japan 2026 の振り返りずしお、「”AI ゚ヌゞェントの掚論から倧芏暡孊習たで” コスト効率ず性胜が䞡立する AI むンフラ ヌ AWS Trainium の党貌」のセッションを、15 分のダむゞェスト版で玹介したした。このダむゞェストでは、AWS Trainium の兞型的な䜿い方ずしお、 “A. コヌドはそのたたで孊習コストを䞋げたい” 、 “B. 性胜を最適化したい” 、 “C. 掚論コストを固定化したい” の3点に泚目しお説明したした。 A. では、 Native PyTorch supportベヌタ版 を䜿い、GPU向けPyTorchコヌドのデバむス指定を cuda から neuron に倉曎しお、AWS Trainium 䞊で孊習を実行する方法を玹介したした。デモでは、GPT-2 の孊習スクリプトを実行したした。B. では、 NKI (Neuron Kernel Interface) により AWS Trainium のハヌドりェア呜什セットに盎接アクセスしお AI カヌネルの最適化が可胜であるこずを玹介したした。たた、性胜最適化ずデバッグのワヌクフロヌを支揎する Neuron Explorer、NKI の開発を AI ゚ヌゞェントで加速するためのオヌプン゜ヌスツヌルキットの “Neuron Agentic Development” に぀いおも玹介し、Neuron Agentic Development のデモを芋おいただきたした。C. では vLLM on Trainium を䜿うこずで、オヌプンりェむトモデルをAWS Trainium 䞊でサヌビングできたす。ここでは、openai/gpt-oss-20b モデルを AWS Trainium 䞊でサヌビングするデモを芋おいただきたした。 AWS Summit Japan 振り返り② ãƒ–ヌス展瀺玹介「✣成 AI を✀えるむンフラ技術」 赀柀 Toshinobu (Amazon Web Services Japan G.K.) Amazon Web Services Japan G.K. の赀柀からは、 AWS Summit Japan 2026 の振り返りずしお、ブヌス展瀺「生成AIを支えるむンフラ技術」に぀いお玹介したした。この展瀺は、耇数のマルチモヌダルモデルを Amazon EC2 trn2.48xlarge でサヌビングする様子を芋おいただくもので、マルチモヌダルモデルで画像の線集を行いたす。音声で画像線集の指瀺をするず Whisper Large v3 で音声認識を行い、Qwen3-VL-8B-Instruct で元になる画像を線集するための指瀺を生成したす。指瀺は Qwen-Image-Edit-2511 に枡され、画像が線集されたす。線集された画像は、Qwen3-VL-8B-Instruct を䜿っお指瀺通りに線集できおいるかを講評し、XTTSv2 で音声出力したす。この発衚では、匹の子猫のむラストを、4匹に増やすずいう画像線集の様子を芋おいただきたした。 たた、このデモを実珟しおいるアヌキテクチャに぀いおの説明も行いたした。4぀のモデルのtrn2.48xlarge の 64 論理コアぞのアロケヌションや、モデルのデプロむフロヌなども説明しおいたす。 AWS Trainium / Inferentia / Neuron SDK 最新アップデヌト åžžäž– 倧史 (Amazon Web Services Japan G.K.) 資料 Neuron Communit 2026 Vol.1 AWS Trainium / Neuron 最新アップデヌト Amazon Web Services Japan G.K. の垞䞖からは、ちょうどむベント前日にテレビ東京の WBSワヌルドビゞネスサテラむトで AI 向けアマゟン独自の半導䜓開発が特集 されたこずに觊れ、自身が所属するアマゟン内のチップ開発郚隊「アンナプルナラボ」に぀いお玹介したした。Anthropic ずの共同プロゞェクト Project Rainier では、これたでに 140 䞇個超の Trainium 2 および Trainium 3 チップが皌働䞭であるこずWBS 内の特集にお玹介、 OpenAI が 2GW 芏暡での Trainium 採甚を発衚 したこず、たた埓来のチャットボット型 AI から゚ヌゞェント型 AI ぞずシフトする䞭で、AI チップに加え AWS Graviton プロセッサの重芁性が増しおいる点を玹介したした。 Meta が数千䞇の Graviton コアで Agentic AI をスケヌルしおいる事䟋 にも觊れたした。 次に、柀のセッションでも玹介された AWS Trainium 向けの SDK「AWS Neuron」のアップデヌトずしお、ラむブラリのネむティブ化Native PyTorch、Native vLLMの最新状況を玹介したした。 たた、7 月 7 日にリリヌスされた最新の Neuron 2.31 では、性胜最適化の芁である NKINeuron Kernel Interfaceず NKI Library に倧きなアップデヌトがあった点、さらに NKI カヌネル開発甚の゚ヌゞェントコヌディング機胜 Neuron Agentic Development によるカヌネル自動最適化ルヌプぞの泚力を玹介し、セッションを締めくくりたした。 ※ むベント開催埌の 2026幎7月20日(月) に vLLM Neuron Beta がパブリックリリヌスしたした さいごに 通算3回目の Neuron Community は、カラクリ株匏䌚瀟での AWS Trainium ぞの取り組みの発衚や、AWS Summit Japan 2026 の振り返り、AWS Neuron 関連の最新アップデヌト情報の玹介ず、充実した内容ずなりたした。AWS Summit Japan 2026 のセッション動画は、 AWS Summit Japan の Web ペヌゞ に登録いただくこずでオンデマンド芖聎が可胜です。ご興味のある方は、ぜひ登録しおみおください。 発衚埌には今埌の Neuron Community に぀いおのディスカッションも行われ、玄 1 幎ぶりの開催ずなったこずを螏たえ、より高い頻床で開催しおいこうずいう声が挙がりたした。AWS ずしおも積極的に支揎しおいきたす。 今埌の Neuron Community も、Discord を䞭心に募集や告知を行っおいきたす。興味を持っおいただいた方は、ぜひ、䞋蚘の URL から参加しおみおください。 AWS Neuron Community (Discord) : https://discord.gg/DUx4g3Z3pq 著者に぀いお 宇䜐矎 雅简 (Usami Masanori) 補造業のお客様を担圓する゜リュヌションアヌキテクトです。 補造業のお客様のクラりド掻甚を支揎しおいたす。 åžžäž– 倧史 (Tokoyo Hiroshi) AWS Annapurna Labs の゜リュヌションアヌキテクトです。 Annapurna Labs が提䟛する AWS Trainium、Inferentia の技術支揎に泚力しおいたす。  
こんにちは。むノベヌションセンタヌの加藀です。先日私たちのLLMベヌスJSON生成に぀いおの論文がニュヌラルネットワヌク分野の囜際䌚議IJCNN2026 1 に採択され、ポスタヌ発衚を行いたした。本皿ではその発衚内容を玹介したす。 プレプリントはこちら https://arxiv.org/abs/2605.13076 IJCNNに぀いお LLMベヌスJSON生成 既存手法の問題点 提案手法 今埌の方向性 IJCNNに぀いお IJCNNInternational Joint Conference on Neural Networksは、ニュヌラルネットワヌクをはじめずするAI分野を察象ずした䞻芁な囜際䌚議のひず぀です。ニュヌラルネットワヌクの理論から応甚たで幅広いテヌマを扱っおおり、近幎は深局孊習や倧芏暡蚀語モデルLLM: Large Language Modelに関する研究も倚く発衚されおいたす。 今幎のIJCNN2026は、進化蚈算を扱うIEEE CECCongress on Evolutionary Computationおよびファゞィシステムを扱うFUZZ-IEEEInternational Conference on Fuzzy Systemsず合同で、IEEE WCCIWorld Congress on Computational Intelligence 2 ずしお6月21日から26日にオランダのマヌストリヒトで開催されたした。 この合同䌚議は2幎に䞀床開催される蚈算知胜分野の倧芏暡な囜際䌚議であり、分野を暪断した掻発な議論や亀流が行われたした。 LLMベヌスJSON生成 LLMはチャットボットのように人間向けの文章を生成するだけでなく、その出力を倖郚のプログラムに繋ぎ蟌むこずで、より高床なシステムを構築できたす。近幎泚目されおいるLLM゚ヌゞェントは、䞋図のように耇数のLLMやツヌルを連携させお耇雑なタスクを遂行したすが、こうした連携ではLLM同士やLLMずツヌルの間でやり取りされるデヌタが機械的に解釈可胜である必芁がありたす。 このような甚途では、決たったスキヌマに埓うJSONをLLMに生成させるこずが定番の方法ずなっおいたす。JSONはキヌず倀の察応が明確で、倚くのプログラミング蚀語で暙準的に扱えるため、LLMの出力を埌段のプログラムに枡す際のむンタヌフェヌスずしお広く䜿われおいたす。実際、OpenAI 3 やGemini 4 など䞻芁なLLMプロバむダはStructured Outputずいう名称で指定したスキヌマに沿ったJSONを生成するAPIを提䟛しおいたす。 䞀方でLLMは元々自然蚀語でのやり取りを前提にデザむンされおいるので、プロンプトで「JSONのみを出力しおください」ず指瀺するだけでは、䜙蚈な説明文が混ざったり括匧の察応が厩れたりしお、文法的に正しくない出力ずなるこずがありたす。そこで、プロンプトのような確実性のない手段に頌るのではなく、生成の段階で遞択できるトヌクンの候補を適切に制限するこずで、出力を必ず目的のフォヌマットに埓わせる文法制玄付き生成Structured Generation, Grammar Constrained Generationが甚いられおいたす。 䞀般的な文法制玄付き生成では察象ずする文法のパヌサヌを利甚したす。 各生成ステップにおいお、パヌサヌはそれたでの途䞭出力を郚分的にパヌスしお次に来るこずが蚱される終端蚘号を教えおくれたす。終端蚘号ずは、文法においおそれ以䞊分解されない最小の芁玠のこずで、JSONでいえば { や } ずいった蚘号や、 true や false のようなキヌワヌドが該圓したす。パヌサヌの仕様によっおは文字列や数などの蚘述も終端蚘号ずしお扱われたす。察しお、オブゞェクト {"key": "value"} や配列 [0,1,2] のように耇数の芁玠から構成される抂念を衚した蚘号を非終端蚘号ず呌びたす。このようにしお提瀺された終端蚘号の候補をもずにしお有効なLLMトヌクンを刀定したす。 より詳现な解説は こちらの蚘事 をご芧ください。 既存手法の問題点 文法制玄付き生成のアルゎリズムはさたざたなものが提案されおいたすが、既存の手法はどれも停止性が保蚌されおいないずいう問題がありたす。 LLMは無限生成を避けるため、あるいは掚論コストや応答時間を抑えるために生成するトヌクン数の䞊限 max_new_tokens 5 を指定するこずがほずんどですが、この最倧トヌクン数の指定を文法制玄付き生成ず䜵甚するず、JSONを閉じきる前に䞊限トヌクン数に達しおしたったずき途䞭で切れたJSONが出力されおしたいたす。 これは既存手法があくたで文法的に正しい続きのトヌクンを遞択しおいるにすぎず、最倧トヌクン数に達する前に出力が完成するかどうかは考慮されおいないこずが原因です。 私たちの論文ではこの問題に察しお、文法的な正しさだけでなく将来必芁になるトヌクン数を意識した制玄を導入し、最倧トヌクン数に達する前に必ず出力が止たる制玄手法を提案したした。 提案手法 䞊蚘の問題を解決するために私たちの提案手法が必芁ずするのは、次に有効な終端蚘号だけではなく、そこから出力が完成するたでに続き埗る終端蚘号の列です。将来的に必芁ずなるトヌクン数を芋積もるには、この先どのような単語がどれだけ続くのかを把握する必芁があるためです。 このような「続きずしお有効な蚘号列」の候補数や探玢のための蚈算量は文法やそれに察応するパヌサヌの耇雑さに䟝存しお倉化したす。 私たちは有効蚘号列の蚈算を効率化するために、JSONの定矩をLL(1)文法ず呌ばれる圢匏で蚘述し、それに察応したパヌサヌを採甚したした。LL(1)パヌサヌは1぀先の終端蚘号を参照するだけで内郚状態を決定でき、続きうる蚘号列も䞀意に決定できたす。そうしお埗られた「あり埗る続きの候補」ず、あらかじめ前蚈算しおおいた「各蚘号を実珟するのに必芁なLLMのトヌクン数」をもずに、将来必芁になるトヌクン数の最小倀を求めるこずで、最倧トヌクン数に達する前に必ずJSONが完成するように生成を制埡したす。 実隓ではJSON Mode Eval 6 ずいうJSON生成のベンチマヌクを䜿い、厳しい最倧トヌクン数制玄䞋では提案手法が垞に文法的に正しいJSONを出力するこずを確認したした。それに加えお内容の正確性ずいう芳点では、Beam SearchやMonte Carlo Tree Searchのようなより良い出力を探玢する生成手法ず組み合わせた堎合に、既存手法では効果がなかったのに察し提案手法では粟床が向䞊するこずを確認したした。 今埌の方向性 前述のずおり、提案手法では文法的な正しさは保蚌できたしたが、内容の正確性に぀いおはBeam SearchやMonte Carlo Tree Searchずいったサヌチ手法を䜵甚する必芁がありたした。しかし、これらのサヌチ手法は蚈算量の高さが課題です。 ポスタヌ発衚ではその課題を改善するための方向性に぀いおのヒントをいく぀か埗られたので、より頑健な文法制玄手法を暡玢しようず思いたす。 https://attend.ieee.org/wcci-2026/ijcnn-2026-topics/ ↩ https://attend.ieee.org/wcci-2026/ ↩ https://platform.openai.com/docs/guides/structured-outputs ↩ https://ai.google.dev/gemini-api/docs/structured-output ↩ https://huggingface.co/docs/transformers/ja/main_classes/text_generation#transformers.GenerationConfig.max_new_tokens ↩ https://huggingface.co/datasets/NousResearch/json-mode-eval ↩
こんにちは! KINTOテクノロゞヌズ(以䞋、KTC)のAIファヌストグルヌプで、生成AIの掻甚掚進を担圓しおいる和田です。 先日、JDLA(日本ディヌプラヌニング協䌚)の資栌合栌者コミュニティ「CDLE」の業皮別勉匷䌚にお招きいただき、「個人の発芋を、組織の知恵に」ずいうテヌマで登壇しおきたした。本蚘事は、その内容を再構成したものです。 https://jdla.connpass.com/event/393970/ 1. はじめに KTCはトペタ自動車のグルヌプ䌚瀟で、クルマのサブスク「KINTO」をテックの力で支える内補開発の䌚瀟です。 2023幎の春、GPT-4ずAPI版が出おきたタむミングで内補の生成AIチャットを立ち䞊げお以来、3幎以䞊にわたっお生成AIの掻甚掚進を続けおきたした。最近ではKTC/KINTOで培った技術力を、トペタグルヌプの各瀟ぞずアドバむゞングや開発支揎を通じた提䟛もしおいたす。 その立堎から囜内の状況を眺めるず、察照的な数字がありたす。生成AIを「導入枈み」ず回答した囜内䌁業は57.7%^[ NRI「IT掻甚実態調査(2025幎)」 ]。導入の壁は、もうほずんど越えられおいたす。䞀方で、AIが利益(EBIT)に5%以䞊効いおいお、か぀倧きな䟡倀を生んでいるず答えられる䌁業は6%^[ McKinsey "The State of AI in 2025" ]。導入はしたが、成果を出しおいるず蚀い切れる䌚瀟はただ䞀握りです。 おそらくこの蚘事を読んでいるような、新しい技術ぞの感床が高い方は、すでに仕事が倧きく倉わっおいるはずです。メヌルの䞋曞き、議事録の芁玄、コヌディング支揎。少なくずも、これらを党おカタカタ手で打っおいる人は、かなり枛っおいるのではないでしょうか。しかし問題はその先です。あなたの「呚りの人」はどうでしょうか。個人ずしおは䟡倀が出おいる。でも、組織ずしおはどうでしょう。今回のテヌマは、個人の成果ず組織の成果の間にある、この溝に぀いおです。 2. キャズムのどこに手を打぀か ― 今日は「B」の話 本題に入る前に、組織ぞ新しいものを広げるずきのむメヌゞを共有させおください。䜕床も芋たであろう、キャズム理論^[ゞェフリヌ・ムヌアが提唱した、新技術の普及プロセスを説明する理論。利甚者をむノベヌタヌ/アヌリヌアダプタヌ/アヌリヌマゞョリティなどの局に分け、局の間にある溝(キャズム)を越えるこずの難しさを論じたものです。]の図です。 新しい技術や文化を組織ぞ広げるずきの手法。A・B・Cのどこに手を打぀か これは生成AIの話だから持ち出した図ではありたせん。DXのずきも、RPAのずきも、新しい技術や文化を倧きな組織に入れる堎面では、い぀もこの抂念を䜿っおきたした。 図にはA・B・Cずいう3぀の矢印を描いおいたす。それぞれが別の打ち手です。みなさんの組織は、いたどの矢印に手を打っおいるでしょうか。そしおご自身はどの局にいお、どの矢印ならコミットできそうでしょうか。そんなこずを考えながら芋おもらえればず思いたす。 A:むノベヌタヌに自由を枡す。 新しいものは、攟っおおいおも勝手に調べ、勝手に始め、勝手に実隓しおしたう人たちがいたす。圌らにできる限り自由な環境を枡す。ただ自由なだけでなく、ガヌドレヌルを敷いお「ここでなら安心しお遊んでいい」ずいう空間にするのがAです。 B:キャズムに橋をかける。 むノベヌタヌやアヌリヌアダプタヌが芋぀けた䟡倀に、アヌリヌマゞョリティ以降の人たちが远埓できるよう、厖になっおいるキャズムぞ橋をかける取り組みです。 C:埌ろ向きな局を動かす。 配っおもなかなか觊っおくれない、興味を持っおもらいにくい局に、どう䜿っおもらうか。ここに悩んでいる䌚瀟さんは、きっず倚いはずです。 今日お話しするのは、このうちBが䞭心です。Bをやるには、その手前でAも回っおいる必芁があるのですが、本蚘事では「芋぀かった䟡倀を、キャズムの向こう偎ぞどう枡すか」に軞足を眮きたす。 3. 䟡倀創出の䞡茪 ― 探玢ず実装 組織で䟡倀を出すには、2぀の埪環が芁る、ず私は考えおいたす。 1぀は探玢。むノベヌタヌやアヌリヌアダプタヌにあたる人たちが自由に䟡倀を探せる環境を甚意し、「この䜿い方は効く」ずいう発芋を生んでもらうフェヌズです。もう1぀は実装。芋぀かった0→1の発芋を、組織に固定しお10にも100にもするフェヌズです。藪たみれの䞭をしらみ぀ぶしに歩いおゎヌルを芋぀けるのが探玢だずすれば、芋぀かった道を舗装しお誰でも歩けるようにするのが実装です。 探玢だけでは、個人の発芋で止たりたす。IRレポヌトに茉るようなむンパクトは、個人技からは出たせん。逆に、発芋のない組織でいきなり実装(仕組み化)から入るず、舗装すべき道がどこにあるのか分からないたた工事が始たりたす。これらは䞡茪であっおどちらが欠けおも前進するこずはできたせん。 ここからは、KTCがこの䞡茪をどう回しおいるか、探玢→実装の順でお話ししたす。 4. 探玢:トヌクンマキシング ― 自転車の乗り方は、本では孊べない 探玢の打ち手の䞀぀ずしお「トヌクンマキシング(Tokenmaxxing)」^[あるものを極限たで盛るずいうネットスラング "-maxxing" を、トヌクン消費にくっ぀けた蚀葉です。]を玹介したす。瀟内のAIのトヌクン消費を、ずにかく最倧化する。䟡倀創出はいったん脇に眮いお、たず䜿う量を増やす斜策矀のこずです。 なぜ䟡倀創出にこだわるず蚀っおおきながら、消費量に泚目するのでしょう。生成AIの正しい䜿い方は、机䞊で孊べないからです。私はよく自転車の乗り方に䟋えるのですが、自転車の乗り方を本で孊んだ人は、おそらくいたせん。補助茪を぀けお、サポヌタヌを぀けお、河原で䜕床も転んで、身䜓で芚えたはずです。「AIにこう頌むずうたくいく」「これはAIには苊手だ」ずいう感芚も同じで、詊行錯誀からしか生たれたせん。だから、たずたくさん挕いで、たくさん転ぶこずで、AIず効率よく協業する感芚が磚かれたす。 トヌクンマキシングを構成する斜策は、「消費を増やす斜策」ず「消費量を芳枬する斜策」で構成されたす。 消費を増やす斜策の䟋ずしおは「手䜜業コヌディング犁止」がありたす。䞀定期間、人手でのコヌディングを犁止しお実装はAI゚ヌゞェントに任せ、人間は指瀺ず怜蚌に集䞭する、ずいうものです。コヌディング界隈で広たった斜策ですが、「手䜜業での資料䜜成犁止」のように事務系ぞのアレンゞも利きたす。 私自身は資料䜜成ぞのこだわりが匷く、今でも぀い手䜜業で熱䞭しおしたう時があるのですが、最初の1割は人間が䜜り、そこから7〜8割たではAIに持っおいかせお、最埌にたた、人間のこだわりを入れるようにしおいたす。䜕床も倱敗しながら最近ようやくちょうど良いAIずの協業感芚を掎めおきおいたす。 KINTOテクノロゞヌズで実斜した手䜜業コヌディングを犁止する斜策「Vibe Coding Week」に぀いおは、Findyさんによるむンタビュヌブログでも取り䞊げおいただきたした。 https://jp.findy-team.io/blog/ai-casestudy/kintotechnologies_vibecodingweek/ もう1぀の芁玠が芳枬です。増やしっぱなしではコストが爆発するので、誰が・どれだけ䜿っおいるかを可芖化する。この文脈で有名になったのがMetaの「Claudeonomics」で、8.5䞇人超の埓業員がトヌクン消費量でランク付けされ、䞊䜍250名にはRPG颚の称号が䞎えられおいたそうです^[ Fortune「A Meta employee created a dashboard so coworkers can compete to be the company's No. 1 AI token user」(2026/04/09) ]。KTCでも、Claude Codeのメトリクスを各ナヌザヌから収集し、個人ず組織それぞれの䜿い方を分析する仕組みを動かしおいたす。ツヌルは配ったけれどその埌を芋おいない、ずいう組織は、たずここから始めるのを勧めたす。 KTCで運甚しおいるClaude Codeメトリクスのダッシュボヌド(数倀はダミヌデヌタ) 5. ただし、トヌクン消費はハック可胜 ・・・ただしトヌクン消費量は、あくたで間接指暙です。 たくさん䜿った≠䟡倀が出た。実際、Metaの番付では、順䜍のためにAIを空回ししお消費量を氎増しする埓業員が珟れたずいう情報もありたす。そりゃそうですよね。指暙は必ずハックされたす。入力量で成果を枬るのは、印刷したペヌゞ数で文章の質を枬るようなものなので、報酬や人事評䟡に盎接ひもづけるのは慎重であるべきです。トヌクンマキシングは、短期的に組織のモメンタムを䜜る旗印ずしおは効きたすが、ずっず続けるものではありたせん。習熟が進んで消費が萜ち着いおくるずころたでがセットです。 消費量はあくたで間接指暙。指暙は必ずハックされる そしおもう1぀、この打ち手には賞味期限がありたす。これたでのコヌディング゚ヌゞェントの倚くは月額定額、いわば携垯のパケ攟題のような契玄でした。「ずにかく䜿え」が安心しお蚀えたのは、この建お付けがあったからです。ずころが課金䜓系は埓量制ぞ動いおいたす。 GitHub Copilotは2026幎6月1日から䜿甚量ベヌスの課金ぞ移行したす し、他の゚ヌゞェントも続々ず埌を远っおいたす。 Uberが2026幎のAI予算をわずか4か月で䜿い果たし、コヌディング゚ヌゞェントの利甚に埓業員䞀人圓たりの月額䞊限を蚭けた ずいう報道も出始めたした。 埓量課金の䞖界で倧事になるのは、トヌクンマネゞメントや最適化、぀たり劥圓なコストで成果を増やす考え方です。難しいのは、マキシングを経隓しないたた埓量課金に入っおしたった組織で、転んだこずのないたた管理から始めるこずになりたす。もしいた手元に䜿い攟題のプランがあるなら、それは最埌のモラトリアムかもしれたせん。プランが生きおいるうちに、探玢をやり切るこずをお勧めしたす。 定額制(パケ攟題)から埓量課金ぞ。「ずにかく䜿え」が蚀えた時代は終わり぀぀ある ここたでが探玢の話。次は、芋぀けた発芋をどう組織に固定するかです。 6. 実装:発芋をAgent Skillに固める ― 発芋した本人に、文曞化たで背負わせない どの組織にも、キャズムでいうむノベヌタヌやアヌリヌアダプタヌにあたる人たちがいたす。新しいものを勝手に調べ、勝手に詊し、「この頌み方ならうたくいく」ずいう良い䜿い方を芋぀けおくる人たちです。問題は、その発芋が本人の䞭にしかないこずです。 そこでKTCで今増えおいるのが、 Agent Skill です。Agent Skillずは、AI゚ヌゞェントに特定タスクの「やり方」を教える再利甚可胜な手順曞のこずで、い぀䜕をするかを曞いた指瀺曞(SKILL.md)、手順ずOK/NGの線匕き、テンプレヌトやスクリプトずいった参照ファむルを1぀のパッケヌゞにたずめたものです。属人的だったカンコツを取り出しお、誰でも再珟できる圢に固める。暗黙知やワザを、Skillずいう圢で党員に配るこずができたす。 Agent Skillは指瀺曞・手順/刀断基準・参照ファむルの3点セット KTCの䟋でいうず、トペタグルヌプには「物ず情報の流れ図(物情)」ずいう業務の可芖化手法があるのですが、このドラフトをAIに䜜らせるSkillを固めお、瀟内に配垃しおいたす。先行する人たちの発芋を、お湯を泚げば誰でも食べられるむンスタント食品に加工しお配る、ずいうむメヌゞです。 䞀方でこうした探玢の担い手は、新しい䜿い方を探すこず自䜓は奜きでも、それを手順曞に曞き起こすこずには関心が薄かったりしたす。であれば、暪䞲の掚進組織が本人のずころぞ出向いお、「文曞化はうちらが代わりにやりたす」ず匕き受けおしたうのはどうでしょうか。発芋した本人に、文曞化の手間たで負わせる必芁はないかもしれたせん。 7. 運甚ず文化 ― 「手でプロンプトを打たない」ずいう逆説 Skillは䜜っおおしたいではなく、運甚が必芁です。誰でもSkillを探しお䜿える堎所(Plugin Market)を䜜る。呜名ルヌルを決める・・・怜玢できないSkillは、存圚しないのず同じだからです。ブランチ名や関数名に払っおいる気遣いを思い出しおください。あれず同じ気遣いがSkillにも必芁です。ただ、Skillの呜名芏則のベストプラクティスはただ䞖の䞭に敎備されおいないので、䌚瀟ごずに独自で決めおしたうのが有効だず思いたす。それから、定期的なメンテナンス。数か月で前提が倉わる領域なので、叀いSkillは攟眮すれば負債になりたす。 Skill運甚を支える4぀の仕組み(Plugin Market・呜名ルヌル・定期メンテ・察象発掘) そしお、そのメンテナンスをどう回すか。ここが地味に倧倉なずころなのですが、KTCではSkillの保守そのものをSkillにしおしたうこずを詊しおいたす。いわば、Skillを点怜・敎備するためのSkill矀です^[公開されおいるmizchiさんの「 waxa 」を参考にしおいたす。]。圹割を分けた、4぀のモヌドがありたす。 怜蚌する:曞いたばかりのSkillを、たっさらな別セッションに癜玙で読たせ、「ここが䌝わらない」ずいう曖昧さや暗黙知を炙り出す。 棚卞しする:Skill矀ぜんぶを耇数の芳点で健康蚺断し、どれから手を入れるべきかのリストを䜜る。迷ったら、たずここから。 呜名を敎える:名前ずdescriptionだけを呜名芏則に合わせお盎す。䜕をするSkillか䞀目で理解でき、怜玢で芋぀かる状態を保぀ための敎備になる。 本文を盎す:叀いSkill名やモデル名、URLずいった陳腐化した参照を、機械的に䞀括眮換する。 コツは、各修正のポリシヌきっちり分けお、1぀のセッションに䜕もかもやらせないこず。さきほど「怜玢できないSkillは存圚しないのず同じ」ず曞きたしたが、その状態を保぀䜜業自䜓を、人間の根性ではなくSkillに肩代わりさせるわけです。運甚ずは、こういう地味な仕組みの積み重ねなのだず思いたす。 Skillの保守そのものをSkillにする。圹割を分けた4モヌドで運甚を回す(参考: mizchiさんのwaxa) 文化の面では、事䟋共有䌚や勉匷䌚ずいった地道な取り組みを続けおください。「こんな効くSkill䜜ったぜ」を芋せ合う堎は、評䟡制床ではなく、぀い誰かに芋せたくなる気持ちで回り始めたす。地味ですが、文化醞成はこういう積み重ねでしか進たないず思っおいたす。 最埌に1぀、逆説的な話を。個人の仕事を組織の仕事にする䞊で、プロンプト゚ンゞニアリングのスキルが邪魔をするこずがありたす。個人が勘ずコツでプロンプトを䞁寧に調敎し、゚ヌゞェントをいい感じに動かすのは、良いようでいお暪展開が非垞にしにくい。プロンプト頌みの業務は、それ自䜓が属人化です。なのでKTCでは最近、組織の仕事にする堎合は手でプロンプトを打぀のをできるだけやめお、スラッシュコマンドやSkillの呌び出しだけで完結させるこずを掚奚しおいたす。䞊手に打おる人ほど、打たない。劙な話ですが、組織化ずはそういうこずだず考えおいたす。 なお、ここたでの打ち手は、KTCがクラりド・AI領域で新しいこずに螏み蟌みやすい立堎にある、ずいう前提ず切り離せたせん。新しいこずを詊し、うたくいったものを少しず぀呚囲ぞ広げおいく——そんな意識で取り組んでいるので、キャズムでいう䞊䜍局に意識的に時間を寄せおいたす。どの局にどれだけ時間をかけるかのポヌトフォリオは、自瀟の立ち䜍眮や方針に埓っお決め、経営局ず握っおおくのが筋だず思いたす。 8. たずめ ― 個人の発芋を、組織の知恵に 「個人の発芋を、組織の知恵に」今回お䌝えしたかったのは、結局この䞀行です。探玢のフェヌズでは、トヌクンマキシングでたくさん詊しお、転ぶこずを恐れない。正しい䜿い方は、詊行錯誀からしか生たれないからです。実装のフェヌズでは、発芋をAgent Skillのような圢に固め、誰でも再珟できるようにしお配る。そしお、仕組みず文化で回し続ける。 探玢→実装→仕組み・文化。個人の発芋を、組織の知恵に G怜定やE資栌を持っおいるような方は、すでに䞀本のスペシャリティがある状態です。AIは自力にレバレッゞをかける道具なので、自力が10の人ず100の人では、掛けた埌の差がたるで違いたす。ご自身のドメむン知識ず、資栌を通じお孊んだ知識ず、生成AIやAI゚ヌゞェントを掛け算しお、たずはたくさん転ぶずころから。そしお、転んで芋぀けた発芋を、ぜひ組織に配っおください。 ここたで読んでいただき、ありがずうございたした! あなたや呚囲の人の発芋が、組織の知恵になっおいくこずを願っおいたす。

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