第一回プログラミング教育について話し合う会
イベント内容
趣旨
最近、「プログラミング教育」が色々なところで注目を集めています。プログラミングという技能は今までは限られた人のものでしたが、プログラミング教育の必修化(プログラミングそのものを教えるのが目的ではないですが)や子ども向けのプログラミング教室。あるいは大人向けでもプログラミングスクールや塾は乱立しています。
しかし、私は思うのです。そもそも、プログラミング教育って全然体系化されてなくない?と。もちろん、今は過渡期なのでやむを得ないと思いますし、よいプログラミング教育とは何ぞやというのはそれ自体研究テーマにもなる話です。
とはいえ職業プログラマとしては新卒教育をはじめとして色々な場面で「プログラミング教育」を意識しなければいけない場面が増えたのは確かです。また、別の観点として、最近プログラミングについて学び始めた方も、単にプログラミングが難しい以上に、教え方についてなんとなく違和感を持たれている方もいるのではないかと思います。
そういったこともあり、プログラミング教育に携わっている方や今まさにプログラミングを学んでいる方など、双方の立ち位置の人が気軽に参加できるイベントを作ろうと考えたのでした。
イベントの趣旨としては、
- 新卒教育をしている人から見たプログラミング教育の課題や工夫
- プログラミングスクールで講師をしている人から見た初学者向けプログラミング教育の現状
- プログラミング初学者から見た「プログラミングのここがわからない」(あるいは教え方のここが不満)
といった、教える側と教えられる双方の観点を持ち寄れると良いのかなと考えています。(追記)特に大人向けの初学者教育に限定しません。子ども向けプログラミング教育に携わっている方や大学生でプログラミングを学んでいるという立場の方の参加も歓迎いたします。
ちなみに、プログラミング初学者という言葉の定義は曖昧ですが、ここではひとまず
- プログラミング言語に全く触れたことがない(HTML/CSSも触ったことがない)
- HTML/CSSなどは触ったことがあるものの、普通の意味でのプログラミング言語を触ったことがない
- Scratchなどの教育用プログラミング言語は触ったことがあるが汎用プログラミング言語を触ったことがない
- Java、JavaScriptなどを触ったことがあるが、トイプログラム(~5000行を目安とします)しか作ったことがない
などの人をプログラミング初学者とします。
参加資格
特にありません。プログラミング教育に興味がある人なら、教えられる側でも教える側でも、そもそも直接は携わっていない方でも参加OKです。
発表について
Zoomを使ってオンラインで発表していただきます。発表資料を画面共有しながら発表していただくという形になります。プレゼン資料については、必ずしも事前に提出の必要はありませんが、事前にあると聴講しにくる方にとって便利なので、できれば当日までに提出していただけると助かります。提出先については主催の水島@オプトのメールアドレスである、 k.mizushima{atmark}opt.ne.jp({atmark}を@に置き換えてください)にお願いします(メールが難しい場合はTwitterのDMでも構いません)。
タイムスケジュール(敬称略)
- 17:30: 開場
- 18:00-18:10: オープニング
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18:10-21:00: 発表(敬称略)
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マンツーマンプログラミング教育をやってみての知見(仮) by @kmizu
最近、プログラミング教育という話題があちこちで聞かれるようになりました。で、一応プログラマの端くれである身として「きちんと一から教えてみないと何も語れないよな」というわけでマンツーマンでのJavaプログラミング教育を始めてみることにしました。この発表では(その方から許可をいただいている範囲で)、初学者向け教育の実践過程で気づいた、プログラミング初学者がつまりがちな部分とその理由について考察を行います。
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2年目に入った小学校プログラミング教育 -その現状と課題- by @abee2
2020年4月,プログラミング教育を含む新しい小学校学習指導要領が実施された。しかし,新型コロナウイルス感染症の影響もあり,プログラミングを体験する授業はあまり行われていない。そうなった経緯について,過去の小学校のプログラミング教育を振り返り,産業界や官邸,文科省の思惑,新しい教育や学校の在り方などが交錯する中で進められた取り組みから読み解く。そして,それを受けて移行期間中に多くの学校で実施されたコンピューターを使わない「アンプラグド」を用いた授業を紹介し,その問題と背景にある「プログラミング恐怖症」に対する解決法を提案する。
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玩具じゃなくて本物で教えよう by @masuda220
初学者向けでもトイプログラムではなく、本格的なアプリケーションプログラムを使って教えるのが効果的という実体験の紹介。 githubにそれなりのアプリケーションを用意して、それをローカルに持ってきて、ローカルのIDE環境でいろいろいじってみる。 実際のビルドツール、依存ライブラリ、アプリケーションフレームワークを使いながら、既存のコードを読んだり変えてみることでプログラミングを学ぶ。 Javaだけでなく、SQL、HTML、CSSなどさまざまな言語に最初から触れる。 複数のクラスを組み合わせることを覚える。 githubを使って共同で作業することを最初から経験する。
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鯛焼きの是非,その限界について by @hyperkinoko
『クラスは「鯛焼きの型」のようなものです。』 --- 初心者にとって,プログラミングの概念をイメージで捉えることは重要なステップです。一方で,イメージはあくまでもイメージであり,コンピュータの仕組みとは異なるものです。初心者にオブジェクト指向言語,特にJavaを教える際,「現実のモノ」に例えて教えるか否かは,これまでも長きにわたり議論されてきました。私は「初心者に例え話でイメージを伝えることは重要である」という立場から,今回はとりわけ「鯛焼き」を題材にして教えている部分について,そのメリット,デメリットをお話しします。
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意識的な学習につながる仕掛けのつくり方 by @mohirara
よりよい学習をするためには、学び手が次の3項目を身につけることが重要です。
- 意図をもって取り組めること - 学習のための基礎体力があること - 未来の姿をイメージできること
本発表では、上記項目の必要性を確認し、それらを実現するための具体的な取り組みや実践する上での悩みについて説明します。
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21:00-21:30: Lightning Talk
- 非情報系大学生を対象としたプログラミング関連授業の円滑な実施とそれを支える技術 by @kojimatak
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オンライン個人学習時代のモチベーション維持~メンター、仲間とのラインの重要性~ by @ShirayanagiRyuj
withコロナの時代を迎え、学習方法は集合型対面式講義から、オンライン型個人学習(e-ラーニング等)へ大きくシフトしています。先日、資格取得の為に、e-ラーニングによる受講を修了しました。その中で感じたモチベーション維持の重要な要素。メンターと仲間との繋がり(ライン)についてお話します。
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情報オリンピック(JOI)の事業の一環で、中高生にC++を教えてきた話 by @TumoiYorozu
- 初学者がわからない3つのこと by @kis
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初めてエンジニアインターンの育成に取り組んで考えたこと by @Meijin_garden
会社として初めてエンジニアインターンを受け入れることになり、2ヶ月ほど育成に取り組んできました。育成すると口で言うのは簡単ですが、実際にやってみると想像以上に大変なことの連続です。今回はその内容や考えたことについてざっくばらんにお話します。
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小学校でのよりよいプログラミング授業の形態とは? by @makabi_bmk
(仮)小学校でのよりよいプログラミング授業の形態とは?」という演題で、 以下のGoogleスライドを利用して発表します。 概要としては、小学生の現状のプログラミング能力や学習指導要領について説明した後に 小学校の強みを生かしたプログラミング授業の形態を提唱する流れとなっております。
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21:30-21:40: クロージング
- 21:40-23:00: 懇親会(任意参加・途中退出OK、Gather利用予定)
場所
ご自宅などネット環境のあるところならどこでも(要マイク・スピーカー)
受付
特にありません。参加登録いただいた方は、イベント当日に「参加者への情報」欄経由でZoom Webinar URLが見られるようになっています。Zoom WebinarのURLが当日昼くらいにしか発行されないのでお手数おかけしますがご了解いただければと思います。
参加費について
無料です。オンライン開催なので、飲食物の提供はありません。
懇親会について
Gatherを使ったオンライン懇親会を行います。Zoomなどを使ったものに比べて、自由に歓談できる感じになっているので、是非ご参加くださいませ。当日にURLをお伝えするので、その場の気分で決めてもらって構いません。
飲食について
オンライン開催のため飲食物の提供はありませんが、各自でご自由に飲食いただけます。
キャンセルについて
事前に参加できなくなった場合は、必ずこのページから「キャンセル」を押して、キャンセルしてください。
アンケートについて
本イベントの参加者に対して、LTが終わったタイミングで当日アンケートを行います(回答は任意)。アンケートの結果は今後のイベントのご案内等のために利用させていただく場合がございます。
<共同利用企業>
- 株式会社デジタルホールディングス
- 株式会社オプト
連絡先
キャンセル以外での問い合わせは k.mizushima{atmark}opt.ne.jp までお願いします。
注意事項
※ 掲載タイミングや更新頻度によっては、情報提供元ページの内容と差異が発生しますので予めご了承ください。
※ 最新情報の確認や参加申込手続き、イベントに関するお問い合わせ等は情報提供元ページにてお願いします。
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