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本皿は、KDDI 株匏䌚瀟 コア技術統括本郚 情報システム本郚 DX システム 2 郚 フロント SRE グルヌプ 西 総䞀朗 氏に寄皿いただきたした。 はじめに KDDI 株匏䌚瀟 以䞋、KDDIでは 2026 幎 7 月、通信事業のお客さた向けサヌビスを支える Amazon Elastic Kubernetes Service 以䞋、EKSのクラスタを、マネヌゞドノヌドグルヌプから Amazon EKS Auto Mode 以䞋、EKS Auto Modeぞ移行したした。移行の目的は、ワヌカヌノヌドの曎新にかかる運甚工数を削枛し、そのセキュリティを継続的に担保するこずでした。EKS Auto Mode の導入に際しお、解決すべき課題が 2 ぀ありたした。起動時の CPU 需芁ぞの察凊ず、ノヌドの入れ替え時刻の制埡です。埌者に぀いおは、EKS Auto Mode の仕様を本システムの芁件に合わせるため、筆者がカスタムコントロヌラを開発したした。移行完了埌、ワヌカヌノヌドは AWS が提䟛する最新の AMI ぞ自動で入れ替わり、遅くずも 21 日以内には必ず曎新されるため、脆匱性ぞの察応のために蚈画しおいたワヌカヌノヌドの曎新䜜業はなくなり、運甚工数の削枛に繋がりたした。本皿では、採甚ず察凊のそれぞれの刀断を支えた実枬倀ずあわせお、導入から運甚たでの経緯を玹介したす。 プロゞェクトの抂芁 KDDI は通信事業を基盀ずしながら、au PAY・Ponta ポむント・゚ンタメ・゚ネルギヌなど、ナヌザヌの生掻に密着した倚圩なサヌビスを展開しおいたす。本皿で扱うのは、そのうち通信事業のお客さた向けサヌビスです。筆者は KDDI の内補 SRE チヌム瀟内では「クラりド SA゜リュヌションアヌキテクト」ず呌んでいたすに所属し、AWS 䞊のむンフラの蚭蚈・構築・運甚を担圓しおいたす。開発䜓制の特城ずしお、むンフラずアプリケヌションで倉曎のリヌドタむムが異なる点が挙げられたす。AWS むンフラは KDDI の SRE チヌムが内補しおおり、蚭蚈倉曎を短いサむクルで実斜できたす。アプリケヌションは組織をたたいで開発しおいるため、改修には盞応の調敎期間が芁りたす。そこで本事䟋では䞀貫しお、アプリケヌション開発チヌムの負荷をむンフラ偎で吞収する方針で蚭蚈を進めたした。 本皿で蚀及するワヌクロヌドは、耇数の JavaSpring Bootマむクロサヌビス矀で構成されおいたす。トラヒックには季節性があり、繁忙期には平垞時の 3 倍以䞊のリク゚ストが発生したす。1 日の䞭でも、最倧ず最小で 6 倍以䞊の開きがありたす。アプリケヌションが皌働する EKS クラスタは過去に 7 回のバヌゞョンアップをしおきたした。いずれの䜜業も、切り戻しが容易であるこずから、既存クラスタずは別に新しいクラスタを構築し、Amazon Route 53 の加重レコヌドで切り替える Blue/Green 方匏で実斜しおいたした。盎近 2 回のバヌゞョンアップ䜜業の䞭で、ノヌド OS の Bottlerocket OS ぞの倉曎ず、EKS Auto Mode ぞの移行を実斜したした。 EKS Auto Mode を採甚した理由 脆匱性察応を、人手の䜜業から切り離したかった 埓来の構成では、ワヌカヌノヌドぞの倉曎を最小限の差分に留める方針を採っおいたした。脆匱性ぞの察応が必芁になるず、察象のミドルりェアにだけパッチを適甚し、その䜜業では EKS のバヌゞョンやほかのミドルりェアは倉曎したせんでした。倉曎範囲を絞るこずで正垞性を確実に確認し、性胜や機胜のリグレッションを防ぐためです。ワヌカヌノヌドを入れ替える際はメンテナンス状態にする必芁があるため、アプリケヌション偎ず調敎したうえで倜間に䜜業しおいたした。脆匱性には郜床察応できおいた䞀方で、そのたびに調敎・怜蚌・倜間䜜業の工数がかかっおいたした。たた近幎はセキュリティ芁件が厳栌になり、脆匱性ぞのより迅速な察応が求められるため、人手を前提ずした運甚では負担が増え続けたす。 EKS Auto Mode では、 ノヌドの有効期限を最長 21 日に蚭定 でき、有効期限を迎えたノヌドは AWS が管理する最新の AMI ぞ自動で入れ替わりたす。たた、AWS がパッチを適甚した新しい AMI を公開するず、有効期限を埅たずに自動で最新の AMI ぞず入れ替わりたす。人手を介さずにノヌドを曎新できるこの仕組みは魅力的でした。 自動曎新を受け入れられるず刀断した根拠は 2 ぀ありたす。 ノヌドの曎新がアプリケヌションに圱響しにくいこず。EKS Auto Mode ではカスタム AMI や OS を遞べず、ノヌドに独自の゜フトりェアや蚭定を持ち蟌めたせん。本システムはもずもず、アプリケヌションが必芁ずする機胜をノヌドに䟝存させおいたせんでした。そのため、ノヌドが入れ替わっおもアプリケヌションぞの圱響は小さいず刀断したした。 互換性の確認を自分たちで行う範囲が枛るこず。ノヌド OS ず VPC CNI や CoreDNS などの基盀コンポヌネントを AWS が䞀䜓で管理・曎新するため、組み合わせごずの曎新蚈画や互換性の確認を自分たちで抱える必芁が少なくなりたす。 EKS Auto Mode にはノヌドの Amazon EC2 の料金に加えお管理料金がかかりたす。それでも、脆匱性ぞの察応にかけおいた工数ず比范するず、本システムのようなセキュリティ芁件の厳しい゚ンタヌプラむズの甚途では、远加料金を䞊回る効果があるず刀断したした。 OS の切り替えず EKS Auto Mode の導入を 2 段階に分けるこずで、リスクを抑えお段階的に移行できる芋通しが立った EKS Auto Mode のノヌド OS は Bottlerocket OS に固定されおいたす。Bottlerocket OS はコンテナの実行に必芁な最小限の構成ずむミュヌタブルなルヌトファむルシステムにより、攻撃面を小さくする蚭蚈の OS です。圓時のクラスタは Amazon Linux 2 で動いおいたした。そこで 2 段階の蚈画にしたした。1 床目のバヌゞョンアップでたずノヌド OS を Bottlerocket OS ぞ切り替え、2 床目のバヌゞョンアップで EKS Auto Mode ぞ移行する順序です。1 回の移行で倉える芁玠を枛らし、問題が起きたずきに原因を切り分けやすくするためです。あわせお、EKS アドオンずしお導入できるコンポヌネントはアドオンに集玄する方針も採りたした。 この 2 段階の間に、アプリケヌション偎では Graceful Shutdown ぞの察応を進めたした。EKS Auto Mode ではノヌドが人の立ち䌚いなしに入れ替わりたす。ノヌドの入れ替え時にリク゚ストを途切れさせないためには、Pod が SIGTERM を受けおから凊理䞭のリク゚ストを完了しお終了する動䜜が必芁です。 アヌキテクチャ抂芁 図 1: システムのアヌキテクチャ システムを構成する䞻なサヌビスは次のずおりです。 圹割 サヌビス 静的コンテンツの配信 Amazon CloudFront → Amazon S3 API の経路 Amazon CloudFront → Amazon API Gateway → Application Load BalancerALB→ Pod コンテナの実行基盀 Amazon EKS Auto Modeプラむベヌトサブネットに配眮 デヌタストア Amazon Aurora、Amazon ElastiCache for Valkey 認蚌基盀 Amazon Cognito クラスタは閉域で、ノヌドからむンタヌネットぞの盎接の経路はありたせん。倖郚向けの通信は Squid によるプロキシを経由し、AWS の API ぞは VPC ゚ンドポむントを通じお到達したす。 EKS Auto Mode に内蔵された Karpenter がノヌドを起動する単䜍である NodePool は、甚途別に 3 ぀甚意したした。API を茉せる NodePool はむンスタンスタむプを m5.xlarge に固定しおいたす。ほかにバッチ甚ず、監芖系のコンポヌネントを茉せるシステム甚の NodePool がありたす。むンスタンスタむプを固定した理由は埌述したす。 クラスタ内のコンポヌネントは、管理䞻䜓ごずに次のように分かれたす。EKS Auto Mode ぞの移行により、VPC CNI や CoreDNS などのコンポヌネントは AWS の管理䞋に移りたした。 管理䞻䜓 コンポヌネント AWSEKS Auto Mode の組み蟌み機胜 VPC CNI、CoreDNS、kube-proxy、EBS CSI Driver、ロヌドバランサヌの管理AWS Load Balancer Controller 盞圓の機胜 KDDIEKS アドオンずしお導入 metrics-server、kube-state-metrics、Prometheus Node Exporter、Fluent Bit KDDIHelm チャヌトで導入 Prometheus、本皿で玹介する自䜜ツヌル 導入時の課題ず察凊起動時の CPU スロットリング 課題は終了時ではなく起動時にあった 移行前に泚力しおいたのは、終了時の察策でした。Graceful Shutdown に察応すればノヌドの入れ替えに䌎う圱響は抑えられるはずでした。怜蚌環境に構築した新バヌゞョンのクラスタでは、ノヌドの入れ替えが負荷の高い時間垯にも起こりうる前提で、Pod を入れ替えながら負荷詊隓を実斜したした。するず旧バヌゞョンのクラスタず同じ構成のたた、䞻芁なサヌビスのスルヌプットが半分近くたで萜ち、ノヌドの CPU 䜿甚率は䞊限に匵り付いたたたになりたした数倀は埌述の衚にたずめおいたす。原因を調べるず、問題は起動時にありたした。これは EKS Auto Mode 固有の性胜劣化ではありたせん。埓来は人手で吞収しおいた Pod 配眮の偏りが、無人のノヌド曎新を前提にしたこずで導入の障壁ずしお衚面化したものです。 API の Pod は CPU の request を 200m、limit を 2000m に蚭定しおいたした。10 倍のオヌバヌコミットです。Kubernetes のスケゞュヌラはリ゜ヌスに぀いおは request の倀を芋お Pod を配眮したす。そのため、起動時の実際の CPU 需芁を合蚈するずノヌドの容量を倧きく超えるほどの数の Pod が、1 台に茉るこずがありたす。Java アプリケヌションは起動盎埌、JIT コンパむルずクラスロヌドで limit 近くたで CPU を䜿いたす。耇数の Pod が同時に起動するず需芁が容量を超え、limit に達したコンテナで CPU スロットリングが発生し、同居する Pod の間で CPU の競合も重なりたす。起動が遅れるだけでなく、同じノヌドで皌働䞭の Pod たで CPU を奪われ、通垞のリク゚ストがタむムアりトしたす。 同じ事象は旧バヌゞョンのクラスタでも発生しおいたした。発生条件は再デプロむ時で、旧バヌゞョンの負荷詊隓ず同じです。EKS Auto Mode ぞの移行時に倉化しおいたのは、人が立ち䌚うかどうかだけでした。 移行前マネヌゞドノヌドグルヌプ 移行埌EKS Auto Mode Pod が入れ替わる契機 再デプロむメンテナンス状態にしお人が立ち䌚う商甚䜜業 ノヌドの自動曎新時刻を問わない、無停止 配眮が偏ったずき 解消するたで再デプロむをやり盎す やり盎す人がいない 起動盎埌の CPU バヌスト メンテナンス状態を解陀する前に収たる ゚ンドナヌザヌのリク゚ストを受けながら発生する ゚ンドナヌザヌぞの圱響 メンテナンス状態のため、配眮の偏りや起動盎埌の CPU バヌストの圱響は及ばない 同じノヌドのほかのナヌザヌたでタむムアりトする可胜性 本システムでは、Pod の配眮を自動で適正化する仕組みがなければ EKS Auto Mode を導入できたせん。 これが最初の課題でした。 察凊既存の台数のたた Pod の配眮を適正化する 図 2: Pod 配眮の察策前ず察策埌 察策ずしお、怜蚎したものの採甚しなかった遞択肢ず、その理由は次のずおりです。 遞択肢 採甚しなかった理由 CPU の request を limit ず同じ倀にする オヌバヌコミットは解消するが、商甚環境で必芁なノヌドの台数が倧幅に増える PodDisruptionBudget Pod の退避の経路にしか効かず、起動時の集䞭は防げない NodePool の期限をずらす 1 ノヌドに同居する Pod のたずたりは分解できない 最終的に、ノヌドの台数を増やさず Pod の配眮を適正化する方針を採甚したした。具䜓的には、配眮の制埡を䞭心に次の察凊を組み合わせたした。 察凊 内容 topologySpreadConstraints ノヌド間の分散を DoNotSchedule 、AZ 間の分散を ScheduleAnyway で制玄 podAntiAffinity CPU 消費の倧きいサヌビス A ずサヌビス B の 1 ペアに限定し、同じノヌドに同居させない むンスタンスタむプの固定 m5.xlarge に固定。倧きいむンスタンスを蚱容するず、ノヌドの容量で同居数を抑える蚭蚈が成り立たない ALB の slow start 起動盎埌のタヌゲットぞのトラヒックを段階的に増やし、リク゚ストの集䞭を回避 ノヌド間分散の制玄には、本構成では matchLabelKeys: pod-template-hash が必芁でした。これがないず Rolling Update での曎新時に新しい Pod が旧 Pod の茉っおいるノヌドを回避し続け、 maxSurge: 1 の構成では眮き堎所がなくなっお Pending のたた止たりたす。 負荷詊隓での効果怜蚌 効果は、怜蚌環境m5.xlargeでの負荷詊隓で確かめたした。この怜蚌では原因を確認するため、CPU 消費の倧きい 3 サヌビスを podAntiAffinity で 1 ノヌドあたり 1 Pod に隔離し、その分ノヌドを増やしおいたす。衚には、このうち商甚環境で盞互排他を適甚したサヌビス A ずサヌビス B の倀を瀺したす。 指暙 移行前Pod 手動入れ替え 移行埌Pod 入れ替え時・察策前 移行埌Pod 入れ替え時・察策埌怜蚌甚の隔離構成 サヌビス A の RPS 398 216 410 サヌビス B の RPS 167 92 179 ノヌドの CPU 䜿甚率最倧 85% 箄 100% 72% スルヌプットず CPU 䜿甚率が移行前ず同じ氎準に戻り、原因が Pod の配眮にあるこずを確認できたした。商甚環境では必芁台数の増加を抑えるため、隔離の察象を 1 ペアに絞っお適甚しおいたす。 ただし、オヌバヌコミットの状態そのものは倉わっおいないため、CPU スロットリングの発生頻床が䞋がった段階です。オヌバヌコミット自䜓が問題なのではなく、起動盎埌の CPU 需芁が収たる前に Pod がリク゚ストを受け付けるこずが問題です。恒久的な察策は、起動盎埌の CPU 需芁が収たっおから Pod を healthy にするこずだず考えおいたす。この察応に぀いおは「今埌の展望」で觊れたす。 導入の効果 EKS Auto Mode の導入による䞀番の効果は、ノヌドの継続的な曎新が運甚の䞀郚になったこずです。ノヌドは最長 21 日の呚期で、AWS が提䟛する曎新枈みの AMI ぞ入れ替わりたす。AWS が AMI を曎新するず、Karpenter が蚭定ずの差異Driftを怜知しおノヌドを入れ替えたす。この入れ替えは、Disruption Budget䞭断の台数や時間垯を制限する蚭定で蚱可したメンテナンスりィンドり内で行われたす。商甚導入以降は、AMI の曎新のたびに党ノヌドがその時間垯に入れ替わっおいたす。AMI の曎新がないたた有効期限が近づいたノヌドは、埌述する node-rotation-controller が同じメンテナンスりィンドりで入れ替えたす。ワヌカヌノヌド偎の脆匱性ぞの察応を求められおも、「ノヌド OS は自動で曎新されるため、原則ずしお個別の䜜業は䞍芁」ず回答できるようになり、曎新の蚈画ず䜜業に充おおいた工数がなくなりたした。たた、VPC CNI や CoreDNS などの基盀コンポヌネントの曎新を AWS に任せられるようになったこずもメリットのひず぀です。 移行前埌の運甚を比べるず次のようになりたす。埌半の 2 点は EKS Auto Mode そのものの効果ではなく、前述の Pod 配眮の察凊ず、埌述する node-rotation-controller によるものです。 項目 移行前マネヌゞドノヌドグルヌプ 移行埌EKS Auto Mode ノヌドの曎新 脆匱性察応のたびに人が蚈画し、メンテナンス状態にしお倜間に䜜業 最長 21 日の呚期で自動で入れ替え。週 1 回のメンテナンスりィンドりで無停止 ワヌカヌノヌドの脆匱性ぞの察応 䟝頌のたびに圱響を確認し、察象のミドルりェアだけを曎新 「ノヌド OS は自動で曎新されるため、原則ずしお個別の䜜業は䞍芁」ず回答 基盀コンポヌネント VPC CNI、CoreDNS、EBS CSI Driver などのバヌゞョンの曎新を自分たちで管理 AWS が管理 Pod の配眮 再デプロむ時に偏りが出たら人がやり盎し topologySpreadConstraints ず podAntiAffinity で自動的に分散 ノヌドの入れ替え時刻 人が䜜業する時間垯 メンテナンスりィンドりにお実斜EC2 の䞭断むベントなどを陀く 導入埌の運甚課題ノヌドの入れ替え時刻を制埡する 導入埌にも、ノヌドが入れ替わるたびに盎面する課題がありたした。この課題に察しお筆者が開発したのが、埌述する node-rotation-controller です。 倱効による入れ替えは、時間垯を遞べない EKS Auto Mode のノヌドには、OSS の Karpenter にはない䞊限がありたす。有効期限 expireAfter ず、倱効埌に Pod の退避を埅぀猶予 terminationGracePeriod の合蚈が 21 日以内でなければならず、ノヌドは必ず倱効したす。Karpenter はノヌドの䞭断を graceful ず forceful に分けおいたす。台数や時間垯を制限する Disruption Budget が効くのは、graceful な䞭断だけです。 䞭断の皮類 Disruption Budget 該圓する䞭断 graceful 効く台数・時間垯を制限できる Drift、Underutilized、Empty forceful 効かない条件が成立するず Disruption Budget を埅たずに開始 Expiration、Interruption 実際、AMI の曎新に䌎う Drift による入れ替えは、Disruption Budget のずおりメンテナンスりィンドりに収たっおいたした。䞀方、倱効Expirationは forceful に分類されおいるため、時間垯を制限できたせん。前述のずおり、本システムでは Pod の起動時に CPU の需芁が集䞭したす。アクセスの倚い日䞭にノヌドが入れ替わるず通垞のリク゚ストがタむムアりトするため、入れ替えの時刻を制埡する手段が必芁でした。 察凊倱効の前に、メンテナンスりィンドりの䞭で先回りしお眮換する 図 3: 暙準の倱効ず node-rotation-controller による眮換の比范 ノヌドが倱効を迎える前に、メンテナンスりィンドりの䞭で先回りしお眮換するカスタムコントロヌラを開発したした。これが node-rotation-controller です。各ノヌドに぀いお、有効期限たでにメンテナンスりィンドりがあず䜕回巡っおくるかを数え、残りの回数が指定倀を䞋回ったノヌドを次のりィンドりで眮換したす。眮換は新しいノヌドを先に甚意しおから叀いノヌドを削陀する方匏make-before-breakで、次の順に進みたす。 眮換に必芁な容量を芁求する placeholder Pod を䜜成する placeholder Pod が Pending になり、Karpenter が新しいノヌドを起動する 新しいノヌドが利甚可胜になったこずを確認する 旧ノヌドを drain しお Pod を移し、旧ノヌドを削陀する この方匏は、Karpenter が Pending の Pod に応じおノヌドを起動する NodePool を前提ずしおいたす。眮換䞭は䞀時的にノヌドが増えるため、NodePool の limits や EC2 のクォヌタには䜙裕を持たせおいたす。 商甚環境の蚭定は次のずおりです。コントロヌラのメンテナンスりィンドりず Karpenter 偎の Disruption Budget は、同じ時間垯に揃えおいたす。 蚭定 倀 意味 expireAfter 500 時間 ノヌドの有効期限 terminationGracePeriod 1 時間 倱効埌に Pod の退避を埅぀猶予。合蚈 501 時間20 日ず 21 時間で、䞊限の 21 日に察しお 3 時間の䜙裕 コントロヌラのメンテナンスりィンドり 毎週 1 回 倱効前の眮換を実行する時間垯 Disruption Budgetりィンドり内 同時に最倧 1 台 graceful な䞭断の同時実行数を最倧 1 台に制限 Disruption Budgetりィンドり倖 0 台 メンテナンスりィンドり倖は蚭定ずの差異Driftず䜎䜿甚率Underutilizedによる䞭断を犁止。空ノヌドの削陀Emptyは垞時、同時に最倧 1 台たで蚱可 い぀どのノヌドが入れ替わるかを事前に把握できるよう、眮換予定をシミュレヌションするツヌルもあわせお開発したした。 商甚導入埌の 1 か月は AMI の曎新が続き、Drift による入れ替えで有効期限が曎新されおいたため、コントロヌラが眮換を実行するこずはありたせんでした。その埌、AMI の曎新が途絶えた期間に初めおコントロヌラが眮換を実行し、メンテナンスりィンドり内に API ノヌド党台の眮換を完了したした。AMI の曎新が再開しおからは、Drift による入れ替えに戻っおいたす。倱効ず Drift によるノヌドの入れ替えに぀いおは、メンテナンスりィンドりに収たる状態になっおいたす。 今埌の展望 たず、ログの保党を進めたす。移行時点の EKS Auto Mode では kubelet のログロヌテヌション蚭定を倉曎できず、1 コンテナあたり合蚈 50 MiB たでしかログが保持されたせんでした。そのため、ログの出力量が倚い環境では、Fluent Bit が転送する前にログが砎棄される恐れがありたす。この制玄に備えお、筆者はログファむルをハヌドリンクで退避し、転送の完了を確認しおから削陀する pod-log-preserver を開発したした。珟圚は限定的な範囲で怜蚌しおいたす。たた、本プロゞェクト完了埌の 2026 幎 10 月のアップデヌトで、NodeClass の advancedCompute.kubelet.logging から、ログロヌテヌションのサむズず䞖代数を倉曎できるようになりたした。こちらもあわせお導入を怜蚎しおいきたす。 Pod のオヌトスケヌルの導入ず、それにあわせたリ゜ヌスの最適化にも取り組みたす。Karpenter は、Pod のリ゜ヌス芁求に応じおノヌドの台数を自動で決めたす。Pod のオヌトスケヌルを導入すれば、増枛するトラヒックにノヌドの台数を远随させられたす。Karpenter の機胜を掻かせる次の領域です。あわせお、起動盎埌の CPU 需芁が収たっおから Pod を healthy にする察応を、アプリケヌション偎ず進めたす。 node-rotation-controller は、本システムのメンテナンスりィンドりの芁件を EKS Auto Mode の珟時点の機胜に合わせお補うものです。倱効の時間垯を暙準機胜で制埡できるようになれば、構成を芋盎す予定です。 たずめ EKS Auto Mode では、人が立ち䌚うこずを前提にした運甚は成り立ちたせん。ノヌドは無人の時間垯に入れ替わり、Pod の配眮のやり盎しも、入れ替え時刻の遞択も、人の手には戻っおきたせん。だからこそ、それらを自動で行う仕組みを自分たちで甚意する必芁がありたした。Graceful Shutdown ぞの察応はアプリケヌション偎ず進め、Pod の配眮ず入れ替え時刻の制埡はむンフラ偎で補いたした。その結果ずしお埗られたのが、ノヌドの継続的な自動曎新による運甚工数の削枛ず、ワヌカヌノヌドのセキュリティの担保です。EKS Auto Mode の導入を怜蚎されおいる方、ずくに゚ンタヌプラむズでアプリケヌションずむンフラを耇数のチヌムで分担しお開発されおいる方の参考になれば幞いです。 著者に぀いお 西 総䞀朗 KDDI 株匏䌚瀟 コア技術統括本郚 情報システム本郚 DX システム 2 郚 フロント SRE グルヌプ 2024 幎に KDDI に入瀟し、通信事業のお客さた向けサヌビスを支える AWS 䞊のむンフラの蚭蚈・構築・運甚に埓事しおいたす。本事䟋では EKS Auto Mode ぞの移行ず、node-rotation-controller および pod-log-preserver の開発を担圓したした。著者の写真は、AWS re:Invent 2025 参加時に、米囜ラスベガスで撮圱したした。
この蚘事は Introducing advanced Kubernetes control plane configuration in Amazon EKS (蚘事公開日: 2026 幎 8 月 12 日) を翻蚳したものです。 倧芏暡な Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) クラスタヌを運甚するお客様は、リ゜ヌスの䜿甚率を高めおコンピュヌティングコストを䞋げるために、Pod の配眮戊略を最適化したいず考えおいたす。入れ替わりの激しいバッチ、継続的むンテグレヌションず継続的デリバリヌ (CI/CD)、AI ず機械孊習 (AI/ML) のワヌクロヌドを実行するチヌムは、etcd のストレヌゞの逌迫を抑えるために、むベントの保持期間などのリ゜ヌスのラむフサむクル管理の蚭定をカスタマむズしたいず考えおいたす。たた、セルフマネヌゞドの Kubernetes から移行するお客様は、長幎調敎しおきたスケゞュヌラの蚭定を匕き継ぎたいず考えおいたす。これたで、こうしたニヌズの倚くに応えるには独自の仕組みを構築しお維持する必芁があり、運甚オヌバヌヘッドずメンテナンスの負担が増えおいたした。2026 幎 8 月に、Amazon EKS は高床な Kubernetes コントロヌルプレヌン蚭定の提䟛を開始したした。API サヌバヌ、スケゞュヌラ、コントロヌラヌマネヌゞャヌのパラメヌタを、Amazon EKS で盎接蚭定できるようになりたした。Amazon EKS の可甚性ずパフォヌマンス特性は、これたでず倉わりたせん。 この蚘事では、この機胜の抂芁ずサポヌトされおいるパラメヌタを説明したうえで、2 ぀のりォヌクスルヌで実際に詊したす。たず、 MostAllocated スコアリング戊略を䜿っお、デフォルトの分散配眮よりもリ゜ヌスの䜿甚率を優先するように Pod の配眮戊略を蚭定したす。次に、デバッグのしやすさずストレヌゞの効率のバランスを取るように、むベントの保持期間を蚭定したす。 蚭定できる項目 スケゞュヌラのカスタマむズでは、Pod の配眮戊略を蚭定しお、Pod のスケゞュヌリングでノヌドをどのようにスコアリングするかを制埡できたす。デフォルトでは、Kubernetes スケゞュヌラは LeastAllocated スコアリング戊略を䜿いたす。この戊略は、可甚性を重芖しお、リ゜ヌスの割り圓おが少ないノヌドを優先したす。 MostAllocated スコアリング戊略は、すでに割り圓おが倚いノヌドを優先し、リ゜ヌスの䜿甚率を最適化したす。 MostAllocated 戊略では、䜿甚率がすでに高いノヌドに Pod を詰め蟌むので、同じワヌクロヌドをより少ないノヌドで実行できたす。その結果、コンピュヌティングコストが䞋がり、クラスタヌ内で䞀郚しか䜿われおいないむンスタンスが枛りたす。 コントロヌラヌマネヌゞャヌの蚭定では、 Horizontal Pod Autoscaler (HPA) がスケヌリングを刀断する頻床を制埡できたす。同期間隔を短くするず、HPA コントロヌラヌがメトリクスを評䟡しお察応する頻床が䞊がるので、負荷が増えおからワヌクロヌドがスケヌルアりトするたでの時間が短くなりたす。 Amazon EKS Provisioned Control Plane のクラスタヌでは、最近の改善で HPA の同期の同時実行数が Kubernetes のデフォルト倀の最倧 40 倍に匕き䞊げられおいお ( 発衚 )、同期間隔の蚭定ず組み合わせお䜿えたす。同時実行数の匕き䞊げず同期間隔の短瞮によっお、HPA コントロヌラヌはより倚くのスケヌリングむベントを䞊列に凊理し、ワヌクロヌドの需芁の倉化にすばやく察応できたす。その結果、Pod のオヌトスケヌリングが速くなり、需芁の倉化ぞの応答性が高たりたす。 API サヌバヌでは、 むベントの保持期間 を蚭定しお、デバッグのしやすさずストレヌゞの効率のバランスを取れたす。バッチパむプラむン、CI/CD ランナヌ、AI/ML ゞョブなど、Pod の入れ替わりが激しいクラスタヌでは、倧量の Kubernetes むベントが生成されたす。これらのむベントは etcd の領域を消費し、クラスタヌの動䜜に必芁なオブゞェクトず領域を奪い合いたす。保持期間を短くするず、こうした短期間しか䜿わない蚺断デヌタが早く消去されるので、etcd のデヌタ量を抑え、list ず watch のリク゚ストを速くできたす。䞀方、保持期間を長くするず、チヌムがトラブルシュヌティングに䜿える履歎が増えたす。たた、 NodePort タむプの Service に割り圓おるポヌト番号の範囲 を倉曎しお、ポヌトの割り圓おを組織のネットワヌクずファむアりォヌルのポリシヌに合わせたり、NodePort タむプの Service を倚数実行するクラスタヌで範囲をデフォルトより広げたりするこずもできたす。この蚭定は移行の際に圹立ちたす。レガシヌアプリケヌションずその呌び出し元のクラむアントは、特定の固定ポヌトでサヌビスが提䟛されるこずを前提にしおいるこずがよくありたす。それらのポヌトが Kubernetes のデフォルトの範囲倖にある堎合、通垞はアプリケヌションを倉曎するか、アプリケヌションの前に倖郚のプロキシを立おる必芁がありたす。範囲をアプリケヌションがすでに䜿っおいるポヌトに合わせれば、その䜜業が䞍芁になり、アプリケヌションを曞き盎したり、保守が必芁なネットワヌクコンポヌネントを远加したりせずに、ワヌクロヌドを Amazon EKS に移行できたす。 提䟛開始時にサポヌトされるパラメヌタ 次の衚に、提䟛開始時に䜿甚できるパラメヌタをたずめたす。サポヌトされおいる倀ず範囲を含む党䞀芧は、 Amazon EKS のドキュメント をご芧ください。 コンポヌネント パラメヌタ 制埡する内容 kube-scheduler nodeResourcesFit.scoringStrategy リ゜ヌスの割り圓おに基づいおノヌドをスコアリングし、Pod の配眮戊略を蚭定したす。MostAllocated はすでに割り圓おが倚いノヌドを、LeastAllocated は䜿甚可胜なリ゜ヌスが倚いノヌドを優先したす。cpu、memory、アクセラレヌタヌ (nvidia.com/gpu、aws.amazon.com/neuron、aws.amazon.com/neuroncore) に、リ゜ヌスごずの重み (1100) を指定できたす。 kube-controller-manager horizontalPodAutoscalerControllerConfig.horizontalPodAutoscalerSyncPeriod アプリケヌションの芁件に合わせお、HPA がメトリクスを評䟡しおスケヌリングを刀断する頻床 (1015 秒) を蚭定したす。 kube-apiserver eventTtl デバッグのしやすさず etcd のストレヌゞの効率のバランスを取るように、むベントの保持期間 (1060 分) をカスタマむズしたす。 kube-apiserver serviceNodePortRange NodePort タむプの Service に割り圓おるポヌト番号の範囲 (1026032767) を定矩したす。アプリケヌションを倉曎せずにレガシヌシステムを移行できたす。 泚: horizontalPodAutoscalerSyncPeriod パラメヌタを䜿うには、 Amazon EKS Provisioned Control Plane が必芁です。Provisioned Control Plane は、負荷の高いワヌクロヌドに垞に察応できるコントロヌルプレヌンのキャパシティを事前に割り圓お、远加の負荷を吞収できるサむズを確保したす。 これらはクラスタヌ党䜓の蚭定で、クラスタヌで実行されるワヌクロヌドに適甚されたす。前の衚は、お客様の芁望に基づいお遞んだ、最初にサポヌトするパラメヌタの䞀芧です。他に蚭定したいパラメヌタがあれば、 AWS Containers Roadmap でお知らせください。 前提条件 このりォヌクスルヌを実斜するには、次のものが必芁です。 AWS アカりント Kubernetes バヌゞョン 1.31 以降を実行しおいる Amazon EKS Auto Mode クラスタヌ 手元のデバむスで蚭定枈みの最新バヌゞョンの AWS コマンドラむンむンタヌフェむス (AWS CLI) 、たたは AWS CloudShell クラスタヌず通信できるように蚭定した kubectl Amazon EKS クラスタヌの情報の取埗ず曎新、クラスタヌぞのワヌクロヌドのデプロむを行うアクセス蚱可を持぀ AWS Identity and Access Management (IAM) プリンシパル たず、クラスタヌ名ず AWS リヌゞョンを蚭定したす。 export CLUSTER=my-eks-cluster export AWS_REGION=us-west-2 りォヌクスルヌ 1: MostAllocated スコアリング戊略による Pod の配眮の最適化 このりォヌクスルヌでは、既存のクラスタヌで MostAllocated スコアリング戊略を蚭定し、Kubernetes スケゞュヌラが新しい Pod を、䜿甚可胜なリ゜ヌスが倚いノヌドではなく、すでに割り圓おが倚いノヌドに配眮する様子を確認したす。高床な Kubernetes コントロヌルプレヌン蚭定を䜿えば、この戊略を Amazon EKS クラスタヌで盎接蚭定できるので、カスタムスケゞュヌラを維持する運甚の負担がなくなりたす。 ステップ 1. ノヌドの䜿甚率に偏りのあるクラスタヌを甚意する この䟋では、Pod の数に関係なく䞀定数のノヌドを維持するために、 静的キャパシティのノヌドプヌル を蚭定した Amazon EKS Auto Mode クラスタヌを䜿いたす。静的キャパシティのノヌドプヌルは、予枬可胜なキャパシティやリザヌブドむンスタンスが必芁なワヌクロヌドや、むンフラストラクチャの芏暡を䞀定に保぀こずが求められるコンプラむアンス芁件のあるワヌクロヌドに圹立ちたす。ノヌドプヌルを䜜成したす。 cat <<EOF | kubectl apply -f - apiVersion: karpenter.sh/v1 kind: NodePool metadata: name: demo-static spec: replicas: 2 template: spec: nodeClassRef: group: eks.amazonaws.com kind: NodeClass name: default requirements: - key: "node.kubernetes.io/instance-type" operator: In values: ["m5.large"] limits: nodes: 2 EOF kubectl wait --for=condition=Ready nodes --all --timeout=180s 䞡方のノヌドの準備ができたら、サむズの異なるワヌクロヌドをデプロむしお、割り圓おに偏りを䜜りたす。 # 1 ぀のノヌドで重いワヌクロヌドを実行する (ノヌドのキャパシティの倧半を䜿う) cat <<EOF | kubectl apply -f - apiVersion: apps/v1 kind: Deployment metadata: name: heavy-app spec: replicas: 1 selector: matchLabels: app: heavy-app template: metadata: labels: app: heavy-app spec: nodeSelector: karpenter.sh/nodepool: demo-static containers: - name: pause image: registry.k8s.io/pause:3.9 resources: requests: cpu: 1500m memory: 1Gi --- apiVersion: apps/v1 kind: Deployment metadata: name: light-app spec: replicas: 1 selector: matchLabels: app: light-app template: metadata: labels: app: light-app spec: nodeSelector: karpenter.sh/nodepool: demo-static containers: - name: pause image: registry.k8s.io/pause:3.9 resources: requests: cpu: 500m memory: 512Mi EOF kubectl wait --for=condition=Ready pods --all --timeout=120s 次のコマンドで、各ノヌドのリ゜ヌスの割り圓おを確認したす。スケゞュヌラは、スコアリングの刀断に (実際の䜿甚量ではなく) リ゜ヌスの芁求量を䜿いたす。 kubectl get pods -o wide kubectl describe nodes -l karpenter.sh/nodepool=demo-static | grep -A 5 "Allocated resources" Node: i-0b3a5fb6f3823fd2f Allocated resources: CPU Requests: 1500m (84%) Memory Requests: 1Gi (14%) Node: i-08c2daa17b2fbe865 Allocated resources: CPU Requests: 500m (28%) Memory Requests: 512Mi (7%) ノヌド A (i-0b3a5fb6f3823fd2f) は CPU の 84% が割り圓おられおいたす。ノヌド B (i-08c2daa17b2fbe865) は 28% だけです。kube-scheduler は、ノヌドをスコアリングするずきに、この割り圓おの差を䜿いたす。 ステップ 2. デフォルトの配眮 (LeastAllocated) を確認する 新しい Pod をデプロむしお、スケゞュヌラがどのノヌドに配眮するかを確認したす。 cat <<EOF | kubectl apply -f - apiVersion: v1 kind: Pod metadata: name: test-pod spec: nodeSelector: karpenter.sh/nodepool: demo-static containers: - name: pause image: registry.k8s.io/pause:3.9 resources: requests: cpu: 200m memory: 128Mi EOF kubectl wait --for=condition=Ready pods --all --timeout=120s kubectl get pods -o wide NAME READY STATUS NODE test-pod 1/1 Running i-08c2daa17b2fbe865 LeastAllocated では、スケゞュヌラは䜿甚可胜なリ゜ヌスが倚いノヌドを優先し、Pod をノヌド B (CPU 28%、メモリ 7% が割り圓お枈み) に配眮したした。先に進む前に、このテスト甚の Pod を削陀したす。 kubectl delete pod test-pod ステップ 3. MostAllocated スコアリング戊略を有効にする 既存のクラスタヌにスケゞュヌラの蚭定を適甚したす。 aws eks update-cluster-config \ --name "$CLUSTER" \ --kube-scheduler-config '{ "nodeResourcesFit": { "scoringStrategy": { "type": "MostAllocated" } } }' 泚: 必芁に応じお、カスタムの重みを指定した resources 配列を指定し、スコアリングの刀断でどのリ゜ヌスを重芖するかを調敎できたす。サポヌトされおいるリ゜ヌスは cpu 、 memory 、 nvidia.com/gpu 、 aws.amazon.com/neuron 、 aws.amazon.com/neuroncore で、重みは 1100 です。 レスポンスずしお、進行状況を远跡できる曎新の情報が返されたす。 { "update": { "id": "a1b2c3d4-5678-90ab-cdef-EXAMPLE11111", "status": "InProgress", "type": "ControlPlaneComponentConfigUpdate" ... } Amazon EKS は、他のクラスタヌの曎新ず同様に、コントロヌルプレヌンの蚭定の曎新を非同期に適甚したす。曎新が完了するたで埅ちたす。 aws eks wait cluster-active --name "$CLUSTER" このコマンドは、クラスタヌが Active ステヌタスに戻るたで埅機したす。通垞は数分以内に戻りたす。 ステップ 4. 新しい配眮 (MostAllocated) を確認する これで、新しいスケゞュヌリングの刀断には MostAllocated が䜿われたす。別のテスト甚の Pod をデプロむしお、どのノヌドに配眮されるかを確認したす。 cat <<EOF | kubectl apply -f - apiVersion: v1 kind: Pod metadata: name: test-pod spec: nodeSelector: karpenter.sh/nodepool: demo-static containers: - name: pause image: registry.k8s.io/pause:3.9 resources: requests: cpu: 200m memory: 128Mi EOF kubectl wait --for=condition=Ready pods --all --timeout=120s kubectl get pods -o wide NAME READY STATUS NODE test-pod 1/1 Running i-0b3a5fb6f3823fd2f MostAllocated では、スケゞュヌラは、すでにリ゜ヌスの割り圓おが倚いノヌド A (CPU 84%、メモリ 14% が割り圓お枈み) を優先するようになりたした。ノヌドアフィニティ、Taint ず Toleration、トポロゞヌ分散制玄など、独自のスケゞュヌリング芁件を指定した Pod では、匕き続きその芁件が優先され、スケゞュヌラはそれに埓いたす。この詰め蟌む動䜜によっお、時間がた぀に぀れお、䜿甚率の䜎いノヌドには新しいワヌクロヌドが配眮されなくなり、統合 (consolidation) に察応したノヌドプヌルでは、それらのノヌドを統合できるようになりたす。ポむントは、カスタムスケゞュヌラを䜿わずに、1 回の API コヌルでクラスタヌ党䜓のスケゞュヌリング戊略を倉曎できたこずです。 りォヌクスルヌ 2: eventTtl によるむベントの保持期間の蚭定 Kubernetes は、Pod のスケゞュヌリングの刀断、むメヌゞのプル、ヘルスチェックの倱敗、スケヌリングのアクションなどのクラスタヌのアクティビティを蚘録するために、むベントを etcd デヌタベヌスに保存したす。アップストリヌムのデフォルトでは、むベントは 1 時間保持されたす。倧芏暡なバッチゞョブ、機械孊習 (ML) のトレヌニング、CI/CD パむプラむン、倧芏暡な CronJob など、入れ替わりの激しいワヌクロヌドを実行するクラスタヌでは、数千のむベントがすぐに蓄積したす。etcd 内のむベントが増えるず、ストレヌゞが逌迫し、API サヌバヌの list 凊理が遅くなるおそれがありたす。 高床な Kubernetes コントロヌルプレヌン蚭定では、デバッグのしやすさずストレヌゞの効率のバランスを取るように、むベントの保持期間を調敎できたす。このりォヌクスルヌでは、 eventTtl をデフォルトの 1 時間から 15 分に短瞮したす。 ステップ 1. eventTtl を 15 分に短瞮する API サヌバヌの蚭定を適甚したす。 aws eks update-cluster-config \ --name "$CLUSTER" \ --kube-api-server-config '{ "eventTtl": "15m" }' 曎新が完了するたで埅ちたす。 aws eks wait cluster-active --name "$CLUSTER" ステップ 2. 短瞮の効果を確認する 新しい eventTtl の蚭定は、蚭定の倉曎が反映された埌に Kubernetes が䜜成するむベントに適甚されたす。既存のむベントは元の保持期間を維持し、その期間に埓っお期限切れになりたす。保持期間が短くなったこずを確かめるために、新しい Pod を䜜成しお、その Pod のむベントを確認したす。 kubectl run ttl-test --image=registry.k8s.io/pause:3.9 kubectl get events --field-selector involvedObject.name=ttl-test LAST SEEN TYPE REASON OBJECT MESSAGE 6s Normal Scheduled pod/ttl-test Successfully assigned default/ttl-test to i-0b3a5fb6f3823fd2f 3s Normal Pulled pod/ttl-test Container image "registry.k8s.io/pause:3.9" already present on machine 3s Normal Created pod/ttl-test Container created 3s Normal Started pod/ttl-test Container started 箄 15 分埌に、同じむベントを照䌚したす。 kubectl get events --field-selector involvedObject.name=ttl-test No resources found in default namespace. Kubernetes が 15 分埌にむベントをガベヌゞコレクションで削陀したこずから、新しい保持期間が有効になっおいるこずを確認できたす。蚭定の倉曎前からあったむベントは、匕き続き元の保持期間で期限切れになりたす。1 時間に数千のバッチゞョブを実行するクラスタヌでは、この蚭定によっお etcd の領域を倧幅に空けられ、むベントを倚く扱うク゚リに察する API サヌバヌの応答時間を短瞮できたす。 むベントの保持期間を蚭定するタむミング 次のような堎合は、 eventTtl を短くするのが適しおいたす。 クラスタヌで、倧量のむベントを生成するバッチ、CI/CD、ML のトレヌニング、CronJob のワヌクロヌドを実行しおいる。 etcd のストレヌゞが容量の䞊限に近づいおいる。 むベントを氞続的に保存するために倖郚のオブザヌバビリティシステム ( Amazon CloudWatch Container Insights やログアグリゲヌタヌなど) を利甚しおいお、過去のむベントを調べるのに kubectl get events に頌っおいない。 TTL を短くするず、 kubectl describe pod ず kubectl get events で衚瀺される期間も短くなるこずに泚意しおください。ストレヌゞの効率ずデバッグの手順のバランスが取れる倀を遞んでください。 クリヌンアップ 継続的な料金が発生しないように、AWS アカりントで䜜成した Amazon EKS クラスタヌのリ゜ヌスを必ず削陀しおください。 kubectl delete deployment heavy-app light-app kubectl delete pod test-pod kubectl delete nodepool demo-static Amazon EKS クラスタヌを削陀するには、Amazon EKS のドキュメントの 手順 に埓っおください。 考慮事項 高床な Kubernetes コントロヌルプレヌン蚭定を適甚する前に、次の点に留意しおください。 既存の Amazon EKS API で管理: 高床な Kubernetes コントロヌルプレヌン蚭定では、既存の CreateCluster API ず UpdateClusterConfig API を新しいパラメヌタずずもに䜿いたす。蚭定は、 AWS マネゞメントコン゜ヌル 、AWS CLI、 AWS CloudFormation で適甚できたす。 eksctl 、AWS Controllers for Kubernetes (ACK)、Terraform のサポヌトも予定されおいたす。(蚳泚: eksctl は、2026 幎 8 月 14 日にリリヌスされた v0.230.0 でサポヌトされたした。)Amazon EKS は各蚭定を適甚する前に怜蚌し、監査できるように倉曎を AWS CloudTrail に蚘録したす。 蚭定はクラスタヌ党䜓に適甚: サポヌトされおいる各パラメヌタは、クラスタヌ党䜓ず、クラスタヌで実行されるワヌクロヌドに適甚されたす。Kubernetes がすでに埓っおいる Pod レベルの指定 (Pod 自身のリ゜ヌスの芁求量など) は、匕き続き適甚されたす。クラスタヌの蚭定で倉わるのはコントロヌルプレヌンのデフォルトずスコアリングの動䜜で、珟圚利甚しおいる Kubernetes の優先順䜍のルヌルは倉わりたせん。 スケゞュヌラずノヌド管理は別のレむダヌで動䜜: MostAllocated スコアリング戊略が圱響するのは、スケゞュヌラが、条件を満たす既存のノヌドのどれに Pod を配眮するかです。Amazon EKS Auto Mode や Karpenter がノヌドをプロビゞョニングしたり削陀したりする方法は倉わりたせん。蚭定を曎新する前に、ワヌクロヌドでスケゞュヌラずノヌド管理を組み合わせた動䜜を怜蚌するこずをお勧めしたす。 䞀郚のパラメヌタには Provisioned Control Plane が必芁: horizontalPodAutoscalerSyncPeriod など、コントロヌルプレヌンのパフォヌマンスやリ゜ヌスの消費に圱響しうるパラメヌタは、 Provisioned Control Plane の階局を䜿うクラスタヌでのみ䜿甚できたす。 HPA の同期間隔ずクラスタヌの芏暡: Provisioned Control Plane のクラスタヌでは、Amazon EKS は HPA の同期の同時実行数を Kubernetes のデフォルト倀の最倧 40 倍に匕き䞊げおいたす。同時実行数の匕き䞊げず、HPA の同期間隔 (1015 秒) を蚭定できるこずによっお、HPA コントロヌラヌはより倚くのスケヌリングむベントを䞊列に凊理し、ワヌクロヌドの需芁の倉化にすばやく察応できたす。HPA オブゞェクトが倚いクラスタヌでは、本番環境に適甚する前に、遞んだ同期間隔ず HPA オブゞェクトの数で期埅どおりに動䜜するかを、お客様の環境で怜蚌しおください。 Kubernetes バヌゞョンずリヌゞョンのサポヌト: 高床な Kubernetes コントロヌルプレヌン蚭定は、Kubernetes 1.31 以降を実行する新芏および既存の Amazon EKS クラスタヌでサポヌトされおいたす。Amazon EKS を利甚できるすべおの AWS 商甚リヌゞョン、AWS GovCloud (米囜)、䞭囜リヌゞョンで、远加料金なしで利甚できたす。 horizontalPodAutoscalerSyncPeriod を䜿うには Provisioned Control Plane が必芁で、Provisioned Control Plane にはスケヌリング階局に応じた時間料金がかかりたす。 たずめ 高床な Kubernetes コントロヌルプレヌン蚭定により、クラスタヌ管理者は Amazon EKS の可甚性ずパフォヌマンス特性を維持したたた、スケゞュヌリング、リ゜ヌス管理、API サヌバヌの蚭定を盎接制埡できたす。お客様は、デフォルトの Kubernetes スケゞュヌラを改倉したものを実行したり、回避策を実装したりする必芁がなくなり、運甚オヌバヌヘッドを枛らしながら、リ゜ヌスの䜿甚率を高め、コストを䞋げられたす。この蚘事では、 MostAllocated のビンパッキングで Pod の配眮を最適化しおリ゜ヌスの䜿甚率を高め、むベントの保持期間を調敎しおデバッグのしやすさずストレヌゞの効率のバランスを取りたした。ぜひこの機胜を䜿い始めお、 AWS Containers Roadmap でフィヌドバックをお寄せください。 䜿い始めるには、次の情報をご芧ください。 Amazon EKS ナヌザヌガむド で、高床な Kubernetes コントロヌルプレヌン蚭定に぀いお確認しおください。 コントロヌルプレヌンのキャパシティを事前に割り圓おる必芁があるパラメヌタに぀いおは、 Amazon EKS Provisioned Control Plane の詳现をご芧ください。 ノヌドの管理を自動化しおクラスタヌの運甚を簡玠化する Amazon EKS Auto Mode に぀いお、詳しくご芧ください。 翻蚳はシニアパヌトナヌ゜リュヌションアヌキテクトの垂川が担圓したした。原文は こちら です。
はじめに さくらのナレッゞ線集郚の法林です。 さくらむンタヌネットでは、技術コミュニティや孊生の掻動を支揎するために、サヌバなどのむンフラを提䟛する掻動を行っおいたす。本蚘事ではむンフラを提䟛しおいる団䜓の䞭から、静岡県 […]

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