HondaのUX向上における3つのアプローチ、ビッグデータ分析×クラウド活用×ネットワーク構築 ~電気自動車普及の大きな壁「充電」の課題解決に立ち向かうソフトウェアエンジニア~
2023年12月15日に開催されたオンラインイベントのアーカイブ動画となります。
イベントページ:https://techplay.jp/event/926064
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▼イベント概要
──2050年、全活動のCO2排出量をゼロにする。
Hondaは今、カーボンニュートラルな社会の実現を目指して、電気自動車普及への歩みを加速させています。
”2035年までに新車販売は100%電気自動車とする”と目標を掲げている中で、課題のひとつとなっているのは「充電」です。
ひとことに充電といっても、クルマの充電は、スマホや家電の充電とは異なる独自のテクノロジーを用いる必要があり、そしてそれは環境への配慮も不可欠。
それらを加味してユーザーエクスペリエンスを設計することが要となっています。
ガソリンスタンドはどこにあるだろう?と考えた時、皆さんの頭の中ではすぐに「あの角を曲がったところにあるな」と思い浮かべることができるでしょう。
しかし、電気自動車の充電スポットはどうでしょうか?なかなかすぐに思い浮かべることはできないのではないでしょうか。
また、電気自動車を走らせたはよいものの、「充電を予定してたスポットのチャージャーが壊れていて充電できない」というトラブルが発生することもあります。
このように、実質的な数量に加え、「使用の体験」という観点でもさらなるアップデートが必要となっています。
Hondaのパワートレイン制御開発部は「データドリブンなユーザーエクスペリエンス実現」と題して、充電体験向上への挑戦に立ち上がりました。
今現在の取り組み中心となるのは、
・お客様と車と充電器の情報をリアルタイムに連結する充電サービスアプリの開発
・チャージャーのプラグをクルマに挿すだけで充電と支払が完了するシステム設計
・充電データを活用した最短の不具合解決と不具合の遭遇防止を実現する充電品質システムネットワーク開発 などです。
これらの取り組みにおいて大きなポイントとなってくるのは、「ビッグデータ分析」「クラウド活用」「ネットワーク構築」です。
まさに今この瞬間に全世界で走行中・充電中の電気自動車に関するあらゆるデータを蓄積。OEMから上がってくるトラブルや問合せの履歴もすべてデータ化。
それらのデータを吸い上げるタイミングや手法、それを蓄積させる技術、蓄積したデータの加工処理と分析の実施には、ネットワークの構築・アーキテクチャの最適化に加え、機械学習(ML)の活用に取り組んでいます。
Honda Tech Talks #4では、国内外においてビッグデータ活用やそれを用いたUX設計の最前線を駆けるエンジニアが登壇。Hondaが考えるカーボンニュートラルやそれを実現するための技術を共有します。
今まさに注目を集めるテック技術を扱っているエンジニアですが、実は長きにわたりガソリン車・ハイブリッド車の要「エンジン」「バッテリー」「モーター」の制御領域の最前線に立ち、 Hondaを支えてきたバックグラウンドを持つ3名。
「時代とともに変化する社会課題を解決するために、その瞬間の最良のテクノロジーを駆使してきた。その経験を活かして電気自動車という新たな領域へ挑戦する仕事には夢と楽しさがある」といいます。
その想いも語られる1時間半にご期待ください!
<Chapter>
00:00:00 オープニング
00:03:15 Hondaのカーボンニュートラル実現への想いと、その実現に向け立ちはだかる課題と解決策
00:11:11 電動車両普及に向けた不安と不便を解消する充電UX向上のための取組み
00:37:00 充電品質向上のためのデータによるアプローチ
00:59:20 Q&A
01:19:28 クロージング
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