モデルベースソフトウェア開発コミュニティ 勉強会 #1

2015/04/25(土)14:00 〜 17:00 開催
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イベント内容

アジェンダ

  1. 実践 UML モデリング
  2. "そのまま動作するモデル"としての生産管理システムの実例
  3. EclipseCon 2015 レポート(Eclipseにおけるモデルベース開発技術の現状と動向)
  4. BridgePoint を用いたモデルデバッグと自動生成

1.実践 UML モデリング

概要

ソフトウェアの保守性、再利用性を確保するため「部品」を意識した実践的な「コンポーネントベースモデリング」をご紹介します。
また、上流工程の「ビジネスプロセスモデリング」も重点的に学習し、EA、SOX 法、SOA などに対応するための基礎的な部分もご紹介します。

発表者

長瀬 嘉秀(ながせ よしひで)
株式会社テクノロジックアート代表取締役

朝日新聞社を経て、1989年、株式会社テクノロジックアートを設立。
OSF(OPEN Software Foundation)のテクニカルコンサルタントとして DCE(Distributed Computing Environment)関連のオープンシステムの推進を行う。OSF 日本ベンダ協議会 DCE 技術検討委員会の主査を務める。UML Profile for EDOC の共同提案者、ISO/IECJTC1 SC32/WG2 委員、UML モデリング推進協議会(UMTP)発起人。明星大学情報学部講師。元中国浙江大学客員教授。著書・訳書として、『独習UML』(監修、翔泳社)、『XPエクストリーム・プログラミング入門』(監訳、ピアソンエデュケーション)、『独習Ruby』(監修、翔泳社)、『オブジェクト脳の作り方』(監修、翔泳社)、『カンバン ソフトウェア開発の変革』(監訳、リックテレコム)、その他多数。

2."そのまま動作するモデル"としての生産管理システムの実例

概要

企業の基幹業務を支援するシステム(業務システム)をモデル駆動で開発できるものなのでしょうか。DSL(ドメイン特化言語)を工夫することで、それは可能になりました。ではそのDSLはどんなものなのでしょう。答は、私たちが昔から使ってきた「仕様書」にありました。これを「コンピュータの動作を表すモデル」として位置付けることで、仕様書は「プログラマへの作業指示書」から「そのまま動作する仕様書」に生まれ変わります。コード生成を伴わない「仕様書の動的制御」の驚くべき仕組みを、開発者みずからがデモを交えて説明します。

発表者

渡辺 幸三(わたなべ こうぞう)

業務システム用の OSS 基盤 XEAD(ジード)の開発者。その上で稼働する 3 つ目のシステム「CONCEPTWARE/受注生産」をこの春に完成させた。データモデリングや上流工程に関する著書多数。DBC代表。ブログ「設計者の発言

3.EclipseCon 2015 レポート(Eclipseにおけるモデルベース開発技術の現状と動向)

概要

先月 (3月9日から12日の4日間) サンフランシスコ空港近くのホテルで開催された Eclipse Conference 2015 North America に参加してきました。
当コミュニティ活動と関連が深い Eclipse Modeling Project (Xtext, Sirius, PolarSys etc.)の状況を中心にお話しします。

発表者

田中 明(たなか あきら) Twitter: @atanaka
ビューファイブ LLC代表社員

OMG 他の標準化活動に参画したことからモデリング技術のエンタプライズ系現場での活用に関心を持ち、モデルの利用活用を目指す eclipse モデリングプロジェクトの成果などを利用する活動を行っています。
著作物には、標準化仲間で書いた「Building Enterprise Systems with ODP」、Xtext ユーザ会メンバーと書いた「テキスト型 DSL 開発フレームワーク Xtext 入門」があります。

4.BridgePoint を用いたモデルデバッグと自動生成

概要

BridgePoint は ExecutableUML の方法論に基づく MDD(モデル駆動開発) ツールです。
抽象度の高いモデル(クラス図、ステートマシン図、アクション言語)を記述することでモデルのまま動作させデバッグができます。また、モデルからコードへの変換を行い、実際のプログラムとして動作させることができるツールです。

以前は高価な商用ツールでしたので、導入にはハードルがありましたが、2014年からはオープンソースとなり、すべての環境をフリーで使用できるようになりました。
本発表では BridgePoint による開発プロセスの説明と、実際にモデルによるデバッグ、コード生成を行います。生成されたコードでモデル通りにロボットが動作するデモを予定しています。

発表者

土樋 祐希(つちとい ゆうき)
ETロボットコンテスト本部審査員

某複合機メーカで複合機コントローラの組込みソフトウェア開発に従事。
入社2年目にシュラーメラー法の社外勉強会に参加。その影響から開発プロダクトに BridgePoint を導入することを提案し導入。 モデルからのコード生成によりソフトウェアが作れる環境を構築した。日本で初めて BridgePoint を活用した商品となる(2002年)。
以降 10 年ほど BridgePoint での商品開発を続ける。
現在はシステム全体のアーキテクチャ設計などを行う傍ら、2010 年よりモデリング普及のため社外の ET ロボットコンテスト参加活動を立ち上げ、BridgePoint だけでなく DSL なども使った取り組みを行う。
2012 年、2014 年の 2 度モデリング部門全国優勝を果たす。
2015 年度からはETロボットコンテストの本部審査員に入り、社外にもモデリングを展開する予定。BridgePoint を使ったフレームワークを作り、モデル駆動開発も推進しようと画策中。

※懇親会※

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