HDIfes #03「面白いことに育てるために『考える』」
イベント内容
hcdvalue、DevLOVE、IGDA日本という、3つの開発者コミュニティが開催する合同勉強会です。
三団体は業界や方向性は異なりますが、共に何らかの「価値を創造する」点で共通しています。
今回は、各々の分野での「 企画 」についてをテーマにしたいと思います。また、講演終了後は会場で軽食をつまみながらビアバッシュによる交流会も行います。
■過去の開催
第1回「価値のためのテスト」
第2回「『ユーザーが毎日使いたくなる』ためにできること」
■注意点
・参加費は当日支払いとなります。
・会場では無線LANが使用できます。
■内容・タイムテーブル
12:20 | 開場・受付開始 | |
12:50 (10分) |
はじめに・会場案内など | HDIfes運営メンバーより |
13:00 (40分+質疑10分) |
「現場の開発者でもできるユーザー中心かつ繰り返し型の企画アプローチ」 | 志田裕樹氏 講演後スライド公開予定:twitter実況可 新規事業や、スタートアップの現場では、最初からヒットする企画を立てられる事はほとんどないでしょう。 ユーザーに繰り返しインタビューや、ユーザーテストなどユーザー中心型の調査や評価法を行い、それに伴って都度企画も練り直して行くべきだと考えます。 でも、ユーザー中心型や繰り返し型の企画アプローチに対して理解がないプロダクトオーナーも少なくありません。 それに、こういった、時間もお金もかかりがちなユーザー調査等を、スタートアップのような小組織が"軽量充分"かつこまめに実施するためにはどうすればいいでしょう。 これに対して、現場の開発者である私が、実際に実施している工夫をお話します。 |
13:50 (15分) |
(休憩) | (休憩) |
14:05 (40分+質疑10分) |
「常識を疑え~望まれるものと期待されるもの」 |
上原倫利氏 一部非公開:実況不可。(非公開部分以外講演後スライド公開予定:twitter実況可) ゲームの企画書、というと皆さんはどのようなものを想像されますか?クリエイティブで、心を踊らされるような企画書。そうであるとも言えるし、そうでないとも言えます。むしろ、他業種のような「企画書」のフォーマットが通じない世界だと思われるかもしれません。それもまた事実であり、誤解でもあります。 そもそも、ゲーム開発における「企画書」とは何なのか。「面白い企画書」や「売れる企画書」は存在するのか。企画書が秘める本音と建前などなど。 私が実際に見て聞いて関わってきた経験を軸に、ゲーム業界における企画書についての一面をお話しできればと思います。 |
14:55 (15分) |
(休憩) | (休憩) |
15:10 (40分+質疑10分) |
「UXデザインとコンセプト評価 〜 俺様企画はだめなのよ」 | 安藤昌也氏 講演後スライド公開予定:twitter実況可 UXデザインにおいては、人間中心設計を適用し、製品開発の早い段階でユーザーによる評価を行うことが行われる。企画段階でも、コンセプト評価を行うことが一般的である。しかし、コンセプトレベルではユーザーの体験(UX)が十分検討されていないことがあり、正確に評価できるのかといった疑問が生じる。 本講演では、UXデザインにおけるコンセプト評価の実際を紹介しつつ、そもそもモノがない段階において、“コンセプト”を評価することの意味とその課題について議論したい。また、ゲーム開発におけるコンセプト評価との対比など、参加者との対話を交えながら展開出来ればと考えている。 |
16:10 (説明5分+30分+締めの挨拶5分) |
ダイアログ(対話の場) | DevLOVEのイベントでは、話を聞いただけで終わりにせずに明日何をするかへ繋げるために、対話の場を設けています。今回の講演を元に、感じたことを参加者のみんなとシェアして言葉にしてみましょう。 (ダイアログサポート・ちゃちゃき他) |
16:40 (10分) |
(休憩) | (ビアバッシュ準備) |
16:50 (100分) |
ビアバッシュ | 会場内にて軽食・ビールを交えて交流しましょう。参加者の中から **LT(5分)** や **ポスター展示** 、 **デモ展示** をざっくばらんに行なう予定です。懇親会開始10分後よりLT開始予定です。 【LT発表予定者】 S_Aさん 人への伝え方 Reiko Yusaさん <cloud rails>AR塗り絵プロジェクションマッピングシステム 松村 勝広さん これからのソーシャルゲームについて tabata hidekiさん 「UXの期間」のループ構造と、それぞれの内容を再考する Tetsuo Endoさん UXとチームビルディング VoQnさん エピソードUXから始めるべき論 【デモ予定者】 shirasy デモ 動きのスケッチプロトタイピング |
18:30 | 解散! | |
19:00 | 完全撤収! |
■講演者紹介
志田裕樹 氏:
元々はRuby on RailsなどのRubyの開発技術を好むエンジニアであるが、持続可能なアプリ、サービスの構築支援をビジョンとして2012年8月に(株)ビー・アジャイルを立ち上げた。
現在は、アジャイル開発やリーン・スタートアップを用いて、スタートアップの企画・開発などの支援活動を行っている。
前職での執筆活動として、@ITでの記事連載、ThinkITでの記事寄稿、共著書に「オープンソース徹底活用 Zen Cartによるオンラインショップ構築・運用テクニック」 等がある。
上原倫利 氏:
1999年株式会社KCEジャパン(現コナミデジタルエンタテインメント)入社、小島プロダクションに配属される。2009年より株式会社プロジェクトソラ、2011年より株式会社アルファドリームに在籍。2013年からは株式会社プレミアムエージェンシーに所属。
主にプランナーとして「メタルギアソリッド」シリーズ、「ANUBIS」「ボクらの太陽」シリーズ、「新・光神話 パルテナの鏡」の開発に携わる。
ゲーム業界コミュニティ代表。ゲームコミュニティサミット実行委員。
寄稿「ゲームクリエイターが知るべき97のこと 2」
安藤昌也 氏:
千葉工業大学 准教授
1997年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業.2009年総合研究大学院大学文化科学研究科メディア社会文化専攻博士後期課程修了.博士(学術)
1998年アライド・ブレインズ(株)取締役,早稲田大学非常勤講師,国立情報学研究所 特任研究員などを経て,2008年4月公立大学産業技術大学院大学 助教. 2011年3月より千葉工業大学工学部デザイン科学科准教授.現在に至る.
2008年ヒューマンインタフェース学会論文賞,計測自動制御学会SI2008優秀講演賞、日本e-Learning学会奨励賞受賞、2012年ヒューマンインタフェース学会研究会賞の各賞を受賞.
人間中心設計の国際規格に関するISO/TC159(人間工学) 国内対策員会委員。また、NPO法人 人間中心設計推進機構(HCD-net)理事であり、同機構認定 人間中心設計専門家。他に専門社会調査士の資格を有する。人間中心設計推進機構(HCD-net)理事,ヒューマンインタフェース学会,日本消費者行動研究学会, Usability Professionals’ Association,サービス学会などの各会員
主催:hcdvalue
共催:DevLOVE、NPO法人IGDA日本
テーマ:「面白いことに育てるために『考える』」
ハッシュタグ:#hdifes
■団体紹介
hcdvalue http://site.hcdvalue.org/
「現場で使えるHCD(人間中心設計)の実践」をコンセプトとしたコミュニティです。
2011年2月、産業技術大学院大学履修証明プログラム「人間中心デザイン」の
メンバーが中心となり立ち上げました。
現在は、産技大のメンバー以外にも、HCDに興味がある方々が多数参加しています。
DevLOVE http://www.devlove.org/
DevLOVEとは、開発(Develop)を愛する人たちの集まりです。
この集まりでは、開発の楽しさを再発見し、広げるために、「開発の楽しさを発見しよう。広げよう。」「開発の現場を前進させよう。」というコンセプトのもと、明日の開発の現場に役に立つことを目指した勉強会やイベントを開催しています。
NPO法人IGDA日本 http://www.igda.jp/
国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)はアメリカに本部を持つ国際NPO、IGDAの日本支部です。ゲーム開発者を対象に、知見の共有とコミュニティの育成をミッションとして、さまざまな活動を行っています。
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