宇宙開発エレクトロニクス2020 勉強会

2020/06/14(日)14:00 〜 17:00 開催
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イベント内容

本イベントは,ZOOMを利用したオンライン・ミーティング開催を予定しています. 近日,ZOOM URLと参加費(500円)の振り込み方法につきまして,メールにて ご案内もうしあげます. 2020年6月2日 トランジスタ技術編集部

■講演内容 随時アップデートされます 14:00-14:20 「サラリーマンが作ったRSP-01の無線機設計概要」瀧本 辰一,嶋村 圭史 リーマンサットスペーシズ 14:25-14:45 「宇宙のものづくりワンポイント・レシピ~システム思考と職人視点の融合~」鶴田 佳宏 帝京大学 14:50-15:05 「姿勢制御モジュール クラウンドファンディング化プロジェクト!」阿部 行成 ビット・トレード・ワン 15:10-15:30 「10mWで1500km!高感度-148dBmのLoRa SDR無線機の製作」加藤 隆志 ラジアン 15:35-16:00 「超小型衛星による新しい宇宙開発と衛星のサバイバビリティを目指して」 中須賀 真一 東京大学

■演目 「パーソナル・コンピュータ(パソコン)の次はパーソナル・サテライト?」

宇宙といえば「ガンダム」.現実ではないマンガの世界の話….そう思っていました.ところが,そんな宇宙が私たちの手の届くところに来ているのかもしれません.「これからは1人1衛星」なんて夢みたいな話も聞こえてくるほどです.

人工衛星の大きさはどのくらいかご存じでしょうか.国際宇宙ステーションが420トン,気象衛星ひまわりが1.3トン.巨大な構造物が高度400km~35000kmの宇宙空間をいくつも飛んでいます.これほど大がかりな装置を作り,ロケットに載せて打ち上げることができるのは国家ぐらいでしょう.では,なにを根拠に個人でも作れる,所有できるようになる…というのでしょう?

2000年,東京大学は,世界初の1kg人工衛星 CubeSatを開発し,2003年6月にロシアのロケットで打ち上げました.今,世界の大学や多くのベンチャ企業が,カメラやセンサ,無線機を搭載した超小型ロボット「CubeSat」を次々と宇宙空間に投入しています.宇宙好きのサラリーマン・エンジニアが集う有志のプロジェクトもあり,自撮りアーム付きのCubeSatを開発中です(2020年中の相乗り打ち上げを目指している).

CubeSatは,1年~数年,高度400k~600kmを飛行すると,やがて,地球の重力によって少しずつ落下し,大気圏に突入してはかなく燃え尽きます.だから意外にも,そのエレクトロニクスはとても身近な部品でできています.例えば,制御コンピュータは,電子工作でおなじみのPICマイコンやラズベリー・パイだったりします.無線用のデバイスや電源IC,カメラなども,通販や秋葉原の店頭で購入できるものばかりです.

トランジスタ技術6月号では「宇宙大実験!人工衛星の製作」と題して,超小型人工衛星 CubeSatのエレクトロニクスにスポットを当てて特集しました.本勉強会では,特集の著者 中須賀 真一 東京大学教授をはじめとするスペシャリストを招き,人工衛星が次世代の電子工作のテーマとしていかに魅力的なものなのかを講演いただきます.飛び入り,手作り自慢,大歓迎です.

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