越境する受託開発 〜サービス開発と受託開発の境界を、越えて〜
イベント内容
受託開発とサービス開発の境を、越えて。
ビジネスアイデア、あるいはソフトウェアで解決したい何か、またはITで実現したい何かを持ったクライアントとともに、未知ともいえる開発に臨む。「あのときと全く同じソフトウェア開発」なんて存在しえない。クライアントが変われば作るものも変わる。クライアントが変わらなくても解決したい課題は変わる。ビジネスやサービスの成長とともに。 受託開発とはソフトウェアを直接作ることができない相手の代わりに、一緒になって課題解決にあたる創造的な活動のことだ。
ならば時として受託開発を苦しいもの、辛いものにするのは一体なんだろうか。それは受託開発に限った問題だろうか。それはビジネスモデルの問題なのだろうか。本当の問題とは何だ?そして、自分たちには何ができるのだろうか。
今回のDevLOVEのテーマは「受託開発」です。 「受託開発と自社サービスの開発、両方を手がける」 というスタンスを以てソフトウェア開発に臨んでいる、 ヴェルクの田向さんとビープラウドの佐藤さん をお招きします。お二人の話を得て、これからの、私たちの受託開発について考えることにしましょう。
<想定する参加者>
・受託開発に関わっている方、受託開発に何かと課題を感じている方
・これからの受託開発の方向を考えてみたい方
・ベンチャー企業のソフトウェア開発、経営に関心がある方
などなど
アジェンダ
19:10 - 19:30 集合
19:30 - 19:40 はじめに(主旨、会場より)
19:40 - 20:10 「受託開発とサービス開発を同じメンバーが担うことへの挑戦」田向 祐介氏
<概要>
何かとネガティブな言葉が並ぶ「受託開発」。僕自身、新人時代に壮絶なデスマーチを経験しました。僕のITキャリアはデスマーチからのスタートです。でも、受託開発は嫌いになっていません。むしろ好きです。他の業界のお客さんと一緒に仕事をすると、毎回新しいことが出てきてワクワクします。しかし、楽しい受託開発ばかりでないことも事実です。辛いこともあります。思い通り進まないこともあります。新人時代の強烈なデスマーチ経験から、この10年間、どうすればうまくいくのかをずっと考えてきました。様々な要因がある中で、現在力を入れているのは、メンバーの技術力ではなく、「仕事をする力」を上げること。そのために取り組んでいる「同じメンバーが受託開発とサービス開発を行う」ことについてお話したいと思います。
<形式>
レクチャー
<話し手>
田向 祐介氏
ITコンサル→ベンチャーを経て、2010年12月ヴェルク起業。受託開発をメインにしつつ、自社開発にも取り組んでいます。受託開発・自社開発のバランスのとれた組織づくり・メンバ育成を目指しています。
20:10 - 20:40 「プロフェッショナル・エンジニアリング〜受託開発とサービス開発の共通項」佐藤 治夫氏
<概要>
ソーシャルゲーム全盛の時代、多くのエンジニアがゲーム開発に流れていきました。開発需要の高まりという側面もありましたが、受託開発の負の側面が、偏ってフォーカスされたという側面もあったとおもいます。それは、サービス開発はクリエイティブ、受託開発はクリエイティブではないといった論調です。
エンジニアリングという側面から見た場合に、果たしてそのように言いきれるでしょうか?
今回は、受託開発とサービス開発におけるエンジニアリングに共通する考え方や、良い受託開発、悪い受託開発などをテーマにしてお話させて頂き、問題提議できればとおもいます。
<形式>
レクチャー
<話し手>
佐藤 治夫氏
1974年生まれ。株式会社ビープラウド代表取締役。pythonを使ったWebシステム開発、iOSアプリの開発などの受託開発をしつつ、IT系コミュニティ・勉強会支援サイト connpassを開発、運営中。
大学卒業後、大手SIerの住商情報システム株式会社(現SCSK株式会社)にシステムエンジニアとして入社するも、研修時から落ちこぼれはじめ、社内での評価も上がらずじまい。将来の自分に焦りを感じ、4年目に社員30人ほどの会社に転職。LinuxをプラットフォームとしたさまざまなWeb系システムの開発に携わり、経験を積む。その後、2003年5月に個人事業主として独立。SonyのBtoBプロジェクト、楽天のECシステム開発プロジェクトにチームリーダーとして参画する傍ら、JavaPress、Codezine、@ITなどに技術記事を執筆。エンジニアとして、さまざまな企業に常駐し、さまざまな人たちと仕事をしていくうちに、エンジニアにとって働きやすく、力を発揮でき、評価される会社が世の中に少ないことに気づき、自ら会社をつくることを決意。2006年5月に株式会社ビープラウドを設立。ビープラウドでは、2008年4月からpythonを開発のメイン言語に採用。その後、pythonisita が会社に集まるようになる。その開発活動の成果として、pythonによる開発のノウハウ(プログラミング、開発プロセス、ツールの活用、ドキュメンテーションなど)をまとめあげた「pythonプロフェッショナルプログラミング(秀和システム)」 を上梓した。開発以外にも、Web系をテーマとした勉強会、BPStudyを2007年9月から開催。月に1回開催を続けている。エンジニアの自己表現の場、そして議論し、考え、行動するきっかけになる場を目指している。今後は、受託開発、サービス開発にかかわらず、エンジニアがビジネスや価値について考え、その専門性や能力を発揮し、価値をつくりだしていける環境づくりや施策に積極的に取り組み、他の会社がマネしたくなるような、モデル企業をつくることが経営者としての目標。
20:40 - 21:10 ふりかえり
概要
お二人の話を得て、本日のふりかえりです。何を学び、何が出来るのか、参加者同士で対話しましょう。事前アンケートで皆さんから寄せられた課題を元にテーマ設定します。
テーマ例)
・これからの受託開発で大事なこととは何か。課題は何か。
・サービス開発と受託開発の両者を進めていくにはどうすれば良いか。
などなど
誰かが問題に対する唯一の解答を持っているわけではありません。全員で考えましょう。
形式
ダイアログ
ご案内
本イベントは無料です。特にチケットを印刷してお持ち頂く必要はありません。
イベントの情報については、DevLOVEなMLやFacebookグループでも案内します。これを機会に是非ご参加下さい。
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