Engadget 電子工作部:5月9日〜5月23日、ドコモ・ヘルスケアの「WM(わたしムーヴ)」を使って健康ガジェットを作ろう!

2015/05/09(土)10:00 〜 2015/05/23(土)20:00 開催
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イベント内容



Engadget 電子工作部によるkonashiハッカソンのお知らせです! 今回はドコモ・ヘルスケア のプラットフォーム「WM(わたしムーヴ)」を活用したスマートフォンと連携する健康ガジェットを作ります。参加費は無料で日時は5月9日と23日。成果物は5月30日に開催するEngadget例大祭での展示も予定しています。

快適に日々を過ごすために、質のよい睡眠、適切な食生活に適度な運動を心がけよう、健康と生活の質(QOL、Quality of Life)を改善しよう、暮らしのパフォーマンスを上げようという、このウェルネス(Wellness)の考え方が、いま注目を集めています。要は病気を作り出さない生活習慣を作ろうというもの。今回の電子工作部ではそうした考え方をベースに、さらにパフォーマンスを最大化、最適化できるようなガジェットを作ることがゴールです。

あなたの毎日はいま快適ですか?

ウェルネスについて考えると例えば「質がよい睡眠」とはどういうことなのでしょうか。何が「適切」で、どのくらいが「適度」なのでしょうか。ここで1つの基準になるのが身体のデータです。

寝不足の日が続くと身体が重かったり、寝ているときに足がつってしまったりすることがあります。寝不足が続いて身体が疲れているからだろうと、なんとなく感覚としては知っています。しかし、継続的に身体の状態をデータで取得し、そのとき身体の中で何が起きているかを知ることができれば、変化の兆しをとらえ、病気やけがを未然に防ぐことができます。

これまでは専門機関にあるような機器で計測しなければ取れなかったこうした身体のデータが、いまやセンサーやデバイスの普及で、手軽に取ることができるようになっています。歩数計、心拍計など、いわゆるウェアラブルなデバイスは、こうしたウェルネスの分野での活用が期待されています。

QOLをハックしよう!

ドコモ・ヘルスケアの「WM(わたしムーヴ)」は、さまざまな機器の健康データを集める、からだの記録&健康管理のためのプラットフォームです。「記念日までにスリムになりたい」 「すっきりと目覚めたい」「無理せず運動不足を解消したい」「体調を管理したい」など理想のからだづくりをサポートします。「ムーヴバンド2(WMB-02C)」と連携することで、睡眠・歩数データも組み合わせることができます。



今回のハッカソンではドコモ・ヘルスケアが提供する、WMプラットフォーム、ムーヴバンド2が取得できるデータを使って、QOLをハックするデバイスを作ることがゴールです。提供データは例えばWMプラットフォームに蓄積した日単位の体組成データ(体重・体脂肪など)やムーヴバンド2で取得可能な歩数、距離、睡眠状態(5分間〜1時間単位)のデータを想定しています(いずれもダミーデータとなります)。

iOSデバイスと連携するヘルスケアガジェット

プロトタイピングにはユカイ工学のツールキット「konashi」を使います。iPhoneやiPadなどiOSデバイスと連携するヘルスケアガジェットを作ることが目標です。

工学系、スマートフォン関連のエンジニア、それからデザイナーの方はもちろん、ウェアラブル系のデバイスに興味がある、作りたいという皆さま、ぜひご参加ください。ヘルスケアに興味がある、自身に「やせたい」「寝不足解消」といった健康的な課題があって、それを解消したいという方も大歓迎です!

定員は25人(応募者多数の場合は選考があります。当日5人程度のチームを運営側にて組む予定です)。Day1とDay2の2日構成で5月9日、23日の2日間。場所は東京・秋葉原のDMM.make AKIBAです。

講師はkonashiを開発したkarakuri products/東京大学 先端科学技術研究センター松村礼央特任研究員。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)産業文化研究センターの小林茂教授も9日はリモートから、23日は電子工作部会場に登場する予定です。ユカイ工学の青木俊介代表もゲストとして来場します。


松村礼央。karakuri products 代表。東京大学先端科学技術研究センター 人間支援工学分野 特任研究員。博士(工学)。在学中の8年間「ヴイストン」「ATR」で研究、ホビー用ロボットの開発・製造に従事。代表作は、コミュニケーションロボット「robovie-mR2」。その後「ユカイ工学」にて主任研究員として活動。スマートフォン連携ガジェットのためのプロトタイピングツール「konashi」の企画、開発に従事。2013年7月、独立し「karakuri products」を設立。東京大学と連携し、センサーネットワークから得た活動文脈から人を支援するインフラについて研究し、その成果展開を行っている。共著に『iOS×BLE』(ソシム)。

小林茂。情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター[RCIC]教授。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科後期博士課程単位取得退学。1993年より電子楽器メーカー「ローランド株式会社」に技術者およびシンセサイザーのサウンドデザイナーとして勤務した後、2004年7月よりIAMAS。主な活動にプロトタイピングのためのツールキット「Gainer」「Funnel」「Arduino Fio」の開発。著書に『Prototyping Lab』『+GAINER』など。2008年にIPA(情報処理推進機構)よりスーパークリエータに認定。2013年4月からは、レーザーカッターや3Dプリンターなどのデジタル工作機械を備え、地域のメーカーとMaker(つくり手)としての人々からの様々な文脈を掛け合わせてイノベーションを創出するための拠点「IAMASイノベーション工房[f.Labo]」を担当。

青木俊介。ユカイ工学代表。東京大学在学中にチームラボ株式会社を設立、CTOに就任。その後、ピクシブ株式会社のCTOを務めたのち、ロボティクスベンチャーであるユカイ工学を設立。ソーシャルロボット「ココナッチ」や、フィジカルコンピューティングキット「konashi」などセンサーやスマートフォンやネットワークを生かした開発を得意とする。共同開発では、脳波で動くコミュニケーションツール「Necomimi (ネコミミ) 」、ハンガー型次世代販売促進システム「チームラボハンガー」、メガネ型デバイス「Telepathy One(テレパシー・ワン)」を開発。

野崎錬太郎。Wander Wonder 代表。IoT製品やスマホアプリの企画ディレクションを行う。Engadget電子工作部、Engadget Fes2014 ウェアラブル運動会などのディレクションも担当。2004年-2013年 面白法人カヤックにて、300個近くの新規開発に関わる。オリジナルサービス企画進行や運用の他、受託にて大手WEB広告キャンペーンの企画ディレクションなど数多く手がける。また同社広報として自社ブランディングWEB企画や、2012年sxswへの出展を果たす。2013年よりユカイ工学CMO就任、konashiやココナッチなど自社製品の制作販売計画やPR、受託開発ではIoT関連製品の企画ディレクションを担当。個人では2015年 文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品賞を受賞。

Engadget例大祭までのスケジュール

  • 2015/4/28(火):応募締切
  • 2015/5/1(金):選考結果を連絡します
  • 2015/5/9(土):Day1:アイデアソン@DMM.make AKIBA(懇親会を予定しています)
  • 2015/5/9(土)~5/22(金):研究開発期間
  • 2015/5/23(土):Day2:成果発表会@DMM.make AKIBA(懇親会を予定しています)
  • 2015/5/30(土):成果物展示@Engadget 例大祭(予定)

当日のスケジュール

開催場所

  • DMM.make AKIBA 12階 Baseフロア
  • 住所:〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3番地富士ソフト秋葉原ビル
誰が参加できるの?

メーカー、デザイナー、ハッカー、システムエンジニア、ビジョナリスト、モノ作りを愛する人なら大歓迎

こんなスキルが有る方大歓迎!
  • HTML/JavaScript/CSSでのWeb開発経験のある方
  • iOSアプリのプログラミングができる方
    ※当日のハードウェアスケッチの時間ではJavaScriptについて説明します。iOSでの参加者からの個別のご質問も受け付けます。
  • Arduinoでの工作経験者
提供データ
  • ムーヴバンド2で測定できるデータ:歩数、距離、消費カロリー、睡眠状態(深い・浅い・覚醒)のダミーデータ(単位時間毎)
  • WMプラットフォームに蓄積しているデータ:血圧、体重、体脂肪率、骨格筋率、歩数、移動距離、消費カロリー、睡眠時間、体温のダミーデータ(1日毎)
スタッフ一同会場にてお待ちしております。ぜひお誘い合わせの上ご参加ください。

注意事項

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