Webエンジニアのための、Linux(UNIX)学び直し講座 第7回
イベント内容
概要
PHPとJSを勉強して、Web系の会社にエンジニアとして入社!
しかし、いざ実務を始めてみると、サーバの知識が必要とわかる。
詰るたびにググって、何とかコマンドの使い方は覚えたものの、今一つ理解出来た気がしない…
今のWebのエンジニアには、このような悩みを持つ方が多いのではないでしょうか?
Linux(UNIX)には「設計思想/哲学」があります。基本的な思想や哲学を知らずに、付け焼刃でコマンドの使い方だけを覚えて行っても、理解出来た気がしないのは当然と言えます。
本講座では、Linux(UNIX)の設計思想や哲学に触れつつ、Linux(UNIX)のコマンドラインを「快適に」「使いこなす」ことを目標とします。
第7回の内容
- 便利なコマンド(1)
- grep
- find
- xargs
これらのコマンドを単体で解説するだけではなく、パイプ等を使ってこれらを連携させる方法についても説明します。
ここに来て、いよいよ「Linux(UNIX)らしい」話に入れるわけです。
第6回までの内容もまったく出て来ないというわけでもないのですが、ほぼ独立した内容と思っていただいて結構です(例題に過去のコマンドが出て来る程度)。
「気になって申し込みはしてみたものの、行くの面倒でやめてしまった」という人でも、再度参加してみるのにいい機会かもしれません。
用意するもの
- ノートパソコン
- Linux環境 (お持ちでない方には、こちらで環境を用意します)
講師
(株)シャルーン 小松晋一朗
UNIXとの出会いは、1994年に東京大学でUNIXワークステーションに触れた時。今年でついにUNIX歴20年になりました。
この20年の間に、
- 大学院の研究室のサーバ管理
- FreeBSD portsのメンテナ
- Linuxディストリビューションの開発
- 社内サーバエンジニア
- Webサーバエンジニア
- Web開発
など、様々なことをやって来ましたが、「道具としてのUNIX(Linux)」をずーーーっと使い続けて来ています(メインマシンはMacbook Proですが、ターミナル操作ばかりするので、初めて会う人には大抵引かれますwww)
また、教育歴も長く、
東京大学理学部数学科で、Linuxやネットワークなどを教えるティーチングアシスタント
→ 大学4年から博士課程満期退学までやっていたので、8年やってたことになります…
某ゲーム系専門学校で、サーバサイドプログラミングの講師
→ 今年で3年目です。学校名をWebに出すとマズイみたいなので、知りたい方は直接きいてみてください。
なんてことをやって来ました。
本講座の特長
少人数制(最大10人)による、アットホームな雰囲気ときめ細かいサポート
→ 講義の途中でもいつでも質問可。理解出来ないことはその場で解決出来ます。
豊富な例題と練習問題を用意することにより、受講者に実際に手を動かしてもらう。
→ IT系の仕事は何でもそうだと思うのですが、手を動かしてナンボです。
本をいくら読んでも、講義をボーッと聞いてても、それだけでは何も身に付きません。講義資料を直前にそのまま配布
→ 板書を写すのは時間のムダなので。その時間があったら少しでも手を動かして欲しいのです。
「よく理解出来ないままに板書を写しているうちに講義が終わってしまった」とか、「何となく理解出来た気になったけど、実務の場ではまったく使い物にならなかった」なんてことはありません。
もちろん人によって理解度の差はあると思いますが、全員が毎回、何か一つでも「持ち帰れるもの」があるようです。
アンケートの結果
本講座では毎回終了後にアンケートを書いていただいているのですが、非常に好評なようで嬉しく思っております。
- もやっとした質問にもすぐ答えてくださいまして毎回助かります・・・
- 講師の知識が豊富で、書籍やネットとはくらべものにならないほど、理解しやすかったです。
- 例題が多くて、実践的に学べた
- 適宜質問に答えてくださいますので理解が深まりました。
- 教材には載っていない内容(教材よりも基礎的な内容、および教材よりも応用的な内容)の質問に全て答えていただけました。
- 質問に対し、毎回ご丁寧にご回答いただき感謝しております。
- 実践がたくさんあって、実際手を動かしたことで、間違いもわかったし、コマンドを覚えられました。Linuxを通してコンピューターの仕組みが分かって面白かったです。
- また、少人数で丁寧にフォローしていただいて、初心者でも不安なく進められました。
- 会場の雰囲気もアットホームで初めてでも安心でした。ありがとうございました。
- ハンズオンでありがたかったです
- 質問をふってくださるのがナイスです
- とにかく初歩の初歩がわかっていなくて、何となくでやっていた部分が腑に落ちました。あと、練習問題がとっても便利でした!
「Linuxは初めて」という方から「自分で実際にサーバの管理をしている」という人までいて、両方の要求を同時に満たすのは非常に大変なのですが、何とかうまく行っているようですf(^_^;
全カリキュラム
第1回 (5/21) 20:00〜22:00
ファイルとディレクトリ
- すべてのリソースはファイルである
- 絶対パスと相対パス
- 特殊なファイル名
- lsコマンド
コマンドライン操作
- ワイルドカード、メタキャラクタ
- ヒストリー操作、コマンドライン編集
- 入力補完
第2回 (5/28) 20:00〜22:00
標準入出力とフィルタ
- ファイル記述子
- 標準入力、標準出力、標準エラー出力
- リダイレクト
- パイプ
ファイルとディレクトリの基本操作
- echoとcatでファイル作成(標準入出力)
- ページャ
第3回 (6/4) 20:00〜22:00
- リンクとiノード
- 「リンク」とiノード
- ハードリンクとソフトリンク(シンボリックリンク)
- lnコマンド
- lsコマンドふたたび
- mv、cp、rmコマンドとiノード
第4回 (6/11) 20:00〜22:00
- ファイルのアクセス制御
- ユーザ、グループ
- パーミッションとlsコマンド
- chmodコマンド
- umask
- chown、chgrpコマンド
第5回 (6/18)、第6回(6/25) 20:00〜22:00
- ジョブとプロセス
- プロセスとは?
- psコマンド
- topコマンド
- ジョブとは?
- jobsコマンド
- フォアグラウンドジョブとバックグラウンドジョブ
- シグナル
- kill
第7回 (7/2) 20:00〜22:00
- 便利なコマンド(1)
- grep
- find
- xargs
第8回 (7/9) 20:00〜22:00
正規表現
- UNIX/Linuxにおける正規表現
- grepと正規表現
シェルスクリプト
- シェル変数、環境変数
- 制御構造(if, case, while, for)
第9回 (7/16) 20:00〜22:00
- 便利なコマンド(2)
- sed
- awk
- sort, uniq
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