#静的コード解析の会 第5回@北海道
イベント内容
静的コード解析とこの勉強会について
静的コード解析をご存知でしょうか。静的コード解析とは、コンピュータのソフトウェアの解析手法の一種で、ソフトウェアを実行することなく解析を行うことです。このような手法には以下のように様々な実装があります:
- ATS, CBMC, Coq, Coverity Scan, CSP, Dafny, F*, Frama-C, FreeSafeTy, Infer, Isabelle, SATABS, Spin, Uppaal, VeriFast, Why3, boogie, cogent, corral, seL4, vcc, その他
しかしこれらの手法は特性が異なります。メモリの安全性しか検査できないものや、実行バイナリを数学的に証明できるものまで幅があるのです。実際の製品に応用する際には「どの手法が製品のどの部分に適しているのか」知っておく必要があります。
また、実際の製品の安全性は単に設計すれば済む問題ではありません。お客様が製品を入手する際に、その製品はどのような検証をなされていて、どの程度の安全性なのか納得していただいた上で、安心して使用していただかねばなりません。そのためにはこれらの手法をわかりやすく初学者に解説できる必要があるのです。
この勉強会は上記のような静的コード解析についての意見交換を目的としています。
発表スタイルと発表者の募集
この勉強会では発表者を毎回募集しています。基本的に発表者は「自分の話したい内容」を「自分の話したい形式」で「自分の意図したレベル」にて発表できます。無理に高度な話をする必要もありませんし、無理に初心者にわかりやすくする必要もありません。
ただし、初心者はわからないところを(ある程度)質問できるものとします。おそらく初学者からは、この勉強会で発表者が宇宙語を話しているように見えるでしょう。ただし、主催者はあまりにも初歩的な質問内容であった場合には任意のタイミングでその質問を打ち切ることができることとします。
発表者は可能であれば当日の発表資料を後日公開してください。勉強会に参加できなかった方々にも知見を共有したいためです。公にしたくない内容を発表する発表者は、事前にその旨を主催者に申告してください。
持ち物
- Windows/MacOS/LinuxいずれかのOSがインストールされ、無線LANに接続可能なノートPC
当日のスケジュール
以下のようなスケジュールを想定しています。
- 12:30-13:00 開場
- 13:00-14:00 「ChibiOS/RT開発環境の構築」 by @masterq
メジャーなRTOSの1つであるChibiOS/RTを紹介し、参加者のPCにそのビルド環境を構築します。ビルド構築について詳しくはchibios-verifastリポジトリを参照してください。
- 14:00-14:10 休憩
- 14:10-15:10 「STマイクロ製マイコンボード上におけるChibiOS/RTアプリケーションの実行」 by @masterq
メジャーなマイコンメーカの1つであるSTマイクロ製のボードを使って、前タームで構築したChibiOS/RTのアプリケーションを動作させます。
- 15:10-15:20 休憩
- 15:20-15:35 懇親会の調整 (お店を選んで参加人数で予約します)
- 15:35-16:35 「VeriFastによるChibiOS/RTアプリケーションの検証」 by @masterq
前タームで使用したChibiOS/RTアプリケーションのコードに対してVeriFastを使って簡単な検証を行ないます。
- 16:35-16:45 休憩
- 16:45-17:40 「未定」
当日までに予定が決まらなければ、各自もくもく会になります。参加者が「こんな検証をしてみたい」と提案して、それに対して検証可能かどうか皆で調べるのも面白いかもしれません。
- 17:40-18:00 次回の計画
しかし会場からの活発な議論があった場合などは柔軟に対応しようと考えています。
会場について
未定
懇親会
18:30から懇親会を開催します。
協賛
- STマイクロエレクトロニクス様: マイコンボードの提供
注意事項
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