進化するロギング:デバッグのための古くて新しい技術

イベント内容

概要

進化するロギング:デバッグのための古くて新しい技術

話者

河野 健二 (慶應義塾大学)

概要

ロギングはバグを特定するための古典的な手法である.ログとして記録しておくイベントの品質が,そのままデバッグの効率に直結する.それにもかかわらず,従来のロギングでは開発者の経験と勘に基づいて 1) ログを出力するコード上の場所 (where to log) と 2) 記録しておくべき情報 (what to log) をアドホックに決定している.そのため,デバッグ時に必要十分な情報が得られるとは限らず,デバッグを困難なものとする一因となっている.  本発表では,ログの品質を改善する「ロギングコード自動挿入」に関する最近の研究成果を紹介する.ログの自動挿入はここ数年にわたって活発に研究されており,システムソフトウェア研究のトピックのひとつとなっている.既存研究を概観したのち,発表者等が研究・開発を進めているロギング・ツールK9 について紹介する.K9 はマルチスレッド環境におけるエラー伝播を対象としており,共有データを介したスレッド間でのエラー伝播の追跡を可能とする.共有データを介したエラー伝播が発生すると,障害を起こしたスレッドのコントロールフローを遡っても,障害の原因となったバグにたどり着けるとは限らない.K9 ではそのようなエラー伝播の追跡を支援する.実際に,K9 を Linuxカーネルに適用し,既知のカーネル・バグ 3 種の追跡が可能であることを確認した.さらに,Linux のファイルシステム保守中に遭遇した未知の障害にも適用し,バグの特定に有益であることを確認した.

2019年1月22日(火) 18:00 (17:45 開場予定、19:30頃終了予定)

場所

株式会社インターネットイニシアティブ 13階 Opera2

会場について

受付

  • 入館には受付が必要になります。飯田橋グラン・ブルーム2階受付階に専用窓口を開設しますので、スタッフにお声がけください。受付開始は17:45を予定しています。
  • 遅れて到着された場合、窓口にスタッフがいないことがあります。受付に電話番号を記載した案内板を置いておきますので、電話にてご連絡ください。

退場

  • お帰りの際にカードキーを回収します。受付でお渡ししたカードキーを会議室出口に待機しているスタッフにご返却くださるようお願いします。

注意事項

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