第13回ACRiウェビナー:FPGAを活用したミックスド・シグナル・アプリケーションの実例

2023/07/18(火)17:30 〜 19:10 開催
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イベント内容

イベント概要


アダプティブコンピューティング研究推進体(ACRi)は、FPGAの活用方法を模索、研究する団体です。より多くの方にFPGAを楽しんでほしいと考えているACRiでは、ウェビナーを通じてFPGAの学び方・楽しみ方や活用事例を紹介していきます。

今回のウェビナーは、高速なディジタル信号処理とアナログ信号処理を合わせた、ミックスド・シグナルについての実例を解説します。構成としては、 FPGA と高速な ADC/DAC を組み合わせたもので、これは、多数の I/O ピンを同時に高速で動作可能な FPGA の特徴を活かした利用方法の一つです。

招待講演1:FPGAによる短波海洋レーダの実装と展開

講演者:熊本大学 半導体・デジタル研究教育機構 長名保範准教授

短波海洋レーダは沿岸域の海流を陸上設置のレーダ局により、準リアルタイムかつ面的に得られる観測装置である。従来用いられてきたブイと比べて広い範囲をカバーできることや、設備へ陸路でアクセスできることによる保守の容易さが特長である。しかし、従来国内で運用されてきた短波海洋レーダの多くは海外製で高価であった。我々の研究グループではFPGAを用いたソフトウェア無線技術により短波海洋レーダを内製化し、国内数カ所に展開中である。Webinarではこの短波レーダの実装や、現在得られているデータの状況などについて紹介する。

招待講演2:FPGAと高速ADCを使った物理計測の世界

講演者:特殊電子回路株式会社 代表取締役 内藤竜治様

FPGAとADCを組み合わせれば物理現象をリアルタイムに計測・制御できると思われているが、言うほど簡単ではない。アナログとディジタルが融合する領域には様々な技術的な壁が立ちはだかるためである。本講演では、当社で開発したCosmo-Zというデータ計測収集装置を題材に、ノイズ、歪、エイリアシングなど測定を邪魔する様々な問題とその解決方法を紹介する。そして、54Gspsの等価時間サンプリングや、μV以下の微弱信号測定、放射線計測における「アナログでは実現できないフィルタ」、超高速FFTなど、FPGAを用いた計測ならではの応用事例を紹介する。

スケジュール

内容 時間
1 オープニング  17:30-17:35(5分)
2 招待講演1:FPGAによる短波海洋レーダの実装と展開 17:35-18:15(講演40分)
3 招待講演2:FPGAと高速ADCを使った物理計測の世界 18:15-18:55(講演40分)
4 Q&A  18:55-19:05(10分)
5 クロージング 19:05-19:10(5分)

本ウェビナーの対象

FPGAによる高速化に興味のあるエンジニア、学生(初心者の方、大歓迎です) ACRiの活動に興味を持ってくれている企業の方、教育機関の方

ハッシュタグ

イベントのハッシュタグは #ACRi です。 是非皆さんのSNSで拡散頂けると幸いです。

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