第16回ACRiウェビナー:リアルタイム制御におけるFPGAの活用
イベント内容
イベント概要
アダプティブコンピューティング研究推進体(ACRi)は、FPGAの活用方法を模索、研究する団体です。より多くの方にFPGAを楽しんでほしいと考えているACRiでは、ウェビナーを通じてFPGAの学び方・楽しみ方や活用事例を紹介していきます。
今回のウェビナーのテーマは「リアルタイム制御」です。産業用ロボットやADAS(先進運転支援システム)といった用途で以前からFPGAの活用が進んでいる分野ですが、従来の「Sensing」「Processing」「Actuation」の3つに加え、今日では「Communication」や「AI」といった高度な処理も含めて、遅延のない正確な制御が求められるようになってきました。益々注目されるこの分野について、お二人の講師の方からFPGA活用のポイントをご紹介頂きます。
企業講演:エッジAIの新たな可能性 - FPGAとレザバーコンピューティングによる高効率AI処理
講演者:株式会社セック 開発本部 第七開発部 主任 建部 貴隆 様
エッジAIは、データ処理とAI分析をデバイス上で行う技術です。エッジでデータ処理とAI分析を行うことにより、データ転送の容量削減やプライバシー保護の効果が得られ、IoTシステムにおけるエッジ‐クラウドの最適な機能配置ができるようになります。FPGAは並列処理能力に優れており、かつ、低消費電力の特徴があるため、リソースが少なく、消費電力を抑えたいエッジでのAI処理に適しています。本発表では、「リカレントニューラルネットワークの1つである"レザバーコンピューティング"を、FPGAを使ってエッジAIに活用する取り組みについて紹介します。
https://www.youtube.com/live/ngIhYjKhpk4?si=EkM5eqEizEHbrEZS&t=430
招待講演:FPGAのロボット応用とACRiを活用した教育
講演者:熊本大学 半導体・デジタル研究教育機構 准教授/ACRiルーム副室長 大川 猛 先生
ロボットシステムにFPGAを導入することにより、センサデータ処理やアクチュエータ駆動のための制御処理時間の短縮が期待されます。一方、ロボットシステムのドメイン知識とFPGA技術と両方を習得するための教育コストが、ロボットシステムへのFPGA導入の障害になることも懸念されます。本発表においては、ROS(Robot Operating System)へのFPGA導入支援ツール、FPGAを活用した遠隔ロボットアーム制御システム事例、関数型言語Elixir/Nervesとの協調、などのFPGAのロボット応用にかかわる取り組みについて紹介します。一方、大学の演習講義においてACRiルームをFPGA教育に活用しています。これらの経験を通じて得た知見について共有し、今後の展望についてお話します。
https://www.youtube.com/live/ngIhYjKhpk4?si=VUOCDyjVomUXDSTY&t=2879
スケジュール
内容 | 時間 | |
---|---|---|
1 | オープニング | 17:30-17:35(5分) |
2 | 企業講演:エッジAIの新たな可能性 - FPGAとレザバーコンピューティングによる高効率AI処理 | 17:35-18:15(40分) |
3 | 招待講演:FPGAのロボット応用とACRiを活用した教育 | 18:15-18:55(40分) |
4 | Q&A | 18:55-19:05(10分) |
5 | クロージング | 19:05-19:10(5分) |
本ウェビナーの対象
FPGAによる高速化に興味のあるエンジニア、学生(初心者の方、大歓迎です) ACRiの活動に興味を持ってくれている企業の方、教育機関の方
ハッシュタグ
イベントのハッシュタグは #ACRi です。 是非皆さんのSNSで拡散頂けると幸いです。
注意事項
このイベントはオンライン(YouTube Liveでの配信)で行います。
注意事項
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