イベント開催の背景

社会課題として個人／企業問わずサイバー攻撃の被害が拡大しております。このような課題に対してイベントを通じてお互い学び、繋がり、アイデアを出し合い課題解決に向けて前進していきたいと考えています。
そのようななか、2022年にNTT西日本はTLPT（脅威ベースのペネトレーションテスト）を実行するチームを立ち上げました。関東エリアと比較すると、関西エリアではTLPTを専業とするチームを持っている企業は少なく、TLPTの具体的な手法や考え方といったノウハウを草の根的に関西に普及したいという思いで本イベントを開催しております。

イベントの目的と概要

• 攻撃者集団が利用する攻撃手法の1つである「DLLサイドローディング」について、疑似環境を用いて攻撃用コードを作成し、攻撃を仕掛けサイバー脅威の体験と仕組みの理解を行います。体験を通じてサイバー脅威と仕組みを具体的に学び、どのような対策があるのか考えらえるようになることを目的としています。
• DLLサイドローディングは正規のプログラムを悪用する攻撃手法であり、社内環境だけではなく一般的な利用者も影響を受ける可能性があります。また、セキュリティ機能では防ぎきれない場合もあるため、日々の意識が重要となります。そのような観点からも対策について一緒に考えていきたいと思います。
• ハンズオンを中心としたイベントとなります。ハンズオンを通じて理解を深め、そこから自分たちを守る為の方法について考えていきます。

参加対象者

（必須条件）

• 攻撃者目線でのセキュリティ対策に興味のある方
• ITに関する基礎知識をお持ちの方
• Linuxの初歩的なコマンド操作ができる方（入力するコマンドはチートシートを準備しております）

（推奨条件）

• Linuxの基本的なコマンド操作ができる方（ディレクトリ移動、エディタ操作 等）
• Windowsコマンドライン/PowerShellでの基礎的なコマンドを習得されている方

申し込みに関して

• Connpassの申し込みは1週間前の8/2で締め切ります
• 最少催行人数（5名）に満たない場合、参加者の皆様には8/5に別途ご連絡させていただきます

本イベント開催場所

QUINTBRIDGE（クイントブリッジ） 2F
〒534-0024 大阪府大阪市都島区東野田町4丁目15番82号 QUINTBRIDGE
※アクセス方法等についてはHPをご確認ください。
https://www.quintbridge.jp/access/

※当日は14:45にQUINTBRIDGE入り口にお集まりいただき、引率させていただきます。

内容

1. イントロダクション（講師自己紹介、オフェンシブセキュリティ概要）
2. 概要説明（DLL基礎説明、DLLサイドローディング基礎説明）
3. 事例紹介（攻撃者の利用事例紹介）
4. ハンズオン（DLLサイドローディングを活用した検知回避、脆弱なファイルの探索と実践的コードの実装）
5. 緩和策・対策の紹介
6. 交流・意見交換
7. アンケート記入

必要なもの

PCのご用意をお願いします。
※当日はAmazon Workspacesと呼ばれるクライアントソフトをインストールいただき、模擬環境にアクセスしていただきます。 (インストール方法含めてイベント当日にご説明いたします。)

お願い

今後のカリキュラムや運営の向上のためにイベントの最後にアンケート記入をお願いします。

当日の流れ

タイムスケジュール

懇親会

• 研修会場近くにて懇親会をします（任意参加です。堅苦しくない場ですのでお気軽にご参加下さい）
• ソフトドリンクとおつまみ程度の軽食をご準備させていただきます
• 参加費は、500円～1000円程度を予定しております
• 参加登録する際のアンケートで懇親会の出席有無を尋ねますが、あくまで現時点での予定で構いません
• 懇親会への出席希望有無確認につきまして、現地での受付の際にお尋ねいたします。

主催メンバー

• 清水 健吾
• 礒村 育穂
• 四方 直樹
• 對馬 道孝
• 市川 久哲
• 藤原 大輔