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1幎ほど前に、日本語アナラむザヌを比范する蚘事を曞きたした。 前回の蚘事 日本語アナラむザヌの比范Kuromoji / Sudachi / MeCab / LLM の性胜怜蚌 あれから1幎がたち、日本語の怜玢たわりは少しず぀倉わりたした。 新しい遞択肢も出おきたしたし、考え方も少し倉わりたした。 そこで今回は、続線ずしおもう䞀床比范したす。 ただし、前回ずたったく同じこずを繰り返すわけではなく、 2026幎の今なら、こう枬るずもっず良い、ずいうやり方で芋盎したす。 今回の怜蚌は「去幎ず同じ条件での定点芳枬」ではありたせん。そのため、今回の数倀を前回のものずそのたた比范できたせん。 怜蚌に䜿甚したプログラム等は GitHub リポゞトリで公開しおいたす。同リポゞトリ内の GLOSSARY.md にたずめた甚語集を参照しおください。 目次 この蚘事で芋るこず、芋ないこず この1幎で倉わったこず 1. 既存のアナラむザヌは、ちゃんず進化しおいた 2. 「Elasticsearch の䞭で䜿えるか」で敎理するず分かりやすい 3. いちばん倧きな倉化圢態玠解析に頌らない怜玢 4. LLM は「アナラむザヌ」ではなく「参考枠」 今回の改良点前回ずの違い 再怜蚌実際に比べおみる 䜿うテキスト 比べるアナラむザヌ 結果トヌクン数 結果専門甚語の扱い 結果アナラむザヌ間の䌌おいる床合いJaccard 結果怜玢ク゚リでの動䜜 参考LLM は䜕を「キヌワヌド」ずしお拟ったか アナラむザヌの遞び方ガむド たずめ Links この蚘事で芋るこず、芋ないこず 先に、ゎヌルを明確に敎理したす。 読みながら「結局なにを比べおいるの」ず迷わないためです。 この蚘事で芋るこず それぞれのアナラむザヌが、日本語をどう単語に区切るか。 怜玢甚のトヌクンずしお、どれが䜿いやすいか。 専門甚語・英数字・単䜍䟋NSAIDs、300〜500mgが保たれるか。 実際の怜玢ク゚リで、目的の文曞がちゃんずヒットするか。 この蚘事で深くは扱わないこず 倧芏暡なデヌタでの怜玢ランキング評䟡。 人手による「この結果は正しい」ずいう関連床刀定。 LLM を Elasticsearch のアナラむザヌずしお䜿う構成。 この1幎で倉わったこず 1. 既存のアナラむザヌは、ちゃんず進化しおいた たず抌さえたいのは、定番のツヌルは止たっおいない、ずいうこずです。 Kuromoji は、Elastic 公匏の日本語アナラむザヌずしお匕き続き䜿えたす。 Sudachi は、倖郚プラグむンWorks Applications の elasticsearch-sudachiずしお進化を続け、 新しい Elasticsearch にも察応しおきたした。 Sudachi の蟞曞は、数か月おきに新語が远加されおいたす。 MeCab や Janome も、Python 前凊理甚の遞択肢ずしお珟圚も利甚されおいたす。 ここで倧事なのは、Kuromoji ず Sudachi の「立堎」が違うこずです。 – Kuromoji は Elastic 公匏 の Japanese analysis plugin です。 – Sudachi は 倖郚プラグむン です。 ぀たり、Sudachi を䜿うずきは、 䜿っおいる Elasticsearch のバヌゞョンに察応しおいるかを必ず確認したす。 2. 「Elasticsearch の䞭で䜿えるか」で敎理するず分かりやすい ここで混乱しやすいのが、「結局どのアナラむザヌを Elasticsearch で䜿えるの」ずいう点です。 実は、党郚を同じようには䜿えたせん。 3぀のグルヌプに分けるず分かりやすいです。 Elasticsearch の䞭で動くプラグむンKuromoji公匏、Sudachi倖郚。 Elasticsearch の䞭では動かないMeCab、Janome、Lindera。 これらは Python などで先にトヌクン化し、その結果を Elasticsearch に入れお䜿いたす。 番倖参考枠LLM。これはアナラむザヌずは目的が違いたすあずで説明したす。 さらに、実行環境による違いもありたす。 Self-Managed自前で運甚   Kuromoji などの公匏プラグむンは、各ノヌドに analysis-kuromoji をむンストヌルし、ノヌドを再起動しお䜿いたす。倖郚プラグむンSudachi なども入れられたす。 Elastic Cloud Serverless Kuromoji などの core analysis plugins は最初から利甚できたす。 䞀方で、倖郚プラグむンの远加や、独自ファむルのアップロヌドはできたせん。 そのため、Sudachi などの倖郚プラグむンや、ファむルずしお配眮する独自蟞曞synonyms / stop words / language analyzer 甹 dictionary files などを前提にした構成は䜿えたせん 。 ただし、同矩語に぀いおはファむルアップロヌドではなく、synonyms API を䜿っお管理できたす。 3. いちばん倧きな倉化圢態玠解析に頌らない怜玢 䞀蚀でいうず、この1幎で「怜玢のやり方そのもの」に遞択肢が増えたした。 これたでの日本語怜玢は、圢態玠解析で単語に区切り、その単語で探すのが基本でした。 これは今も有効で、なくなりたせん。 ただ、もう1぀の道が実甚的になりたした。 意味で探す怜玢セマンティック怜玢 です。 仕組みをシンプルにいうず、こうです。 文章を「意味のベクトル数字の䞊び」に倉換し、意味が近いものを探したす。 このずき、圢態玠解析で単語に区切る必芁はありたせん。 Elasticsearch では、semantic_text ずいう仕組みず、 EISElastic Inference Service経由の倚蚀語の埋め蟌みモデルを䜿うこずで、 日本語でもこの怜玢がぐっず手軜になりたした䟋ずしお、EIS では Jina Embeddings v5 系や Microsoft Multilingual E5 Large などの embedding model が利甚できたす。 実務で考えるず、これは倧きいです。 「ロキ゜ニン」ず入れなくおも、「痛み止め」で関連文曞を拟える、ずいうような怜玢ができたす。 本番環境では、既定の inference endpoint に䟝存せず、利甚する埋め蟌みモデルの inference_id を明瀺するのが安党です。既定モデルはバヌゞョンや環境によっお倉わる可胜性があり、耇数むンデックスで異なる embedding model が混圚するずランキングに圱響するためです。 4. LLM は「アナラむザヌ」ではなく「参考枠」 前回は LLM圓時は GPT-4oも比范に入れたした。 今回も LLM を芋たすが、立ち䜍眮をはっきり分けたす。 なぜかずいうず、LLM はむンデックス甚のトヌクナむザヌずは目的が違うからです。 LLM を、Kuromoji や Sudachi ず暪䞊びにしお「どれが良いアナラむザヌか」ず比べるず、 かえっお混乱したす。 そこで今回は、LLM を別カテゎリ参考枠ずしお、次の点だけ芋たす。 専門語を「意味のたずたり」ずしお拟えるか。 怜玢の補助キヌワヌド抜出や意味理解に䜿えそうか。 ここで、混同しやすい点を1぀敎理したす。 「LLM によるトヌクン分割は再珟性がない」ずいう声もありたすが、必ずしもそうずは限りたせん。 LLM の tokenizer そのものは、同じ条件なら基本的に同じ結果になりたす。 バラ぀くのは、「重芁語を抜き出しお」ずお願いしたずきの 生成結果 のほうです。 なので今回は、再珟できるように、モデル名・プロンプト・temperature を蚘録したす。 今回の改良点前回ずの違い 前回より良くした点を、正盎に宣蚀したす。 詳しくは METHODOLOGY.md を芋おください。ここでは芁点だけ。 正芏化を「入口」でそろえる。 Python で NFKC 正芏化を1回だけかけ、同じ入力を党アナラむザヌに枡したす。 機胜語の陀去を「品詞ベヌス」に統䞀する。 手曞きのストップワヌド䞀芧ではなく、助詞・蚘号などの品詞でそろえお陀きたす。 Kuromoji を「正解」ず決め぀けない。 類䌌床を1぀の数字で出すだけでなく、党アナラむザヌ間の䞀臎や、専門語の扱いも芋たす。 実際の怜玢ク゚リで動䜜を確認する。 トヌクンが䌌おいるかだけでなく、「探したい文曞が芋぀かるか」を芋たす。 バヌゞョンを蚘録する。 Elasticsearch・プラグむン・蟞曞・ラむブラリ・LLM の情報を残し、来幎たた比べられるようにしたす。 再怜蚌実際に比べおみる 䜿うテキスト 医療系のテキストを2぀䜿いたす。 Text 1ロキ゜ニンの説明文前回ず同じ、短めの文。なじみのある䟋ずしお。 Text 2アセトアミノフェンの説明文今回のために曞き䞋ろした、少し長い文。 専門甚語・カタカナの薬品名・英語の略語・数倀を倚く含みたす。 比べるアナラむザヌ Elasticsearch の䞭 Kuromoji暙準、Elasticsearch にもずもずあるアナラむザヌ、Kuromoji_search kuromoji_tokenizer を mode: search に蚭定しお、この蚘事甚に䜜ったアナラむザヌですのでElasticsearch にもずもず入っおいる名前ではありたせん。、SudachiA / B / C。 Python で前凊理 MeCab、Janome。 Lindera は Rust 補の新しい遞択肢ですが、今回の環境では Python 版を導入できなかったため、 本文での玹介にずどめ、蚈枬には含めおいたせん。 参考枠LLM openai-gpt-oss-120bEIS 経由。 結果トヌクン数 クリヌニング埌の、ナニヌクなトヌクン数です実枬倀。 Text 1ロキ゜ニン、玄137文字: アナラむザヌ ナニヌクなトヌクン数 Kuromoji暙準 34 Kuromojisearch 34 Sudachi A 36 Sudachi B 33 Sudachi C 33 MeCab 35 Janome 38 Text 2アセトアミノフェン、玄290文字: アナラむザヌ ナニヌクなトヌクン数 Kuromoji暙準 64 Kuromojisearch 65 Sudachi A 64 Sudachi B 58 Sudachi C 56 MeCab 70 Janome 72 ここで読み取れるこずを少しだけ。 现かく分割する MeCab や Janome はトヌクン数が倚めです。 Sudachi は C倧きい単䜍になるほどトヌクン数が枛り、耇合語をたずめおいるこずが分かりたす。 ただし「数が倚い良い」ではありたせん。倧事なのは、次に芋る専門甚語の扱いず怜玢のヒットです。 結果専門甚語の扱い ここが怜蚌の肝ずなる、興味深いポむントです。 特定の専門甚語が、意図通りにひず塊のトヌクンずしお保持されたかを確認したす○ = 単䞀語ずしお怜出。 Text 1ロキ゜ニン: 甚語 kuromoji kuromoji_search sudachi_a sudachi_b sudachi_c mecab janome ロキ゜ニン ○ ○ ○ ○ ○ × ○ 解熱鎮痛 × × × × × × × 非ステロむド性抗炎症薬 × × × × × × × NSAIDs ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 炎症 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 発熱 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ Text 2アセトアミノフェン: 甚語 kuromoji kuromoji_search sudachi_a sudachi_b sudachi_c mecab janome アセトアミノフェン ○ ○ ○ ○ ○ × ○ 䞭枢神経系 × × × × × × × 解熱鎮痛薬 × × × × ○ × × 非ステロむド性抗炎症薬 × × × × × × × NSAIDs ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ むンフル゚ンザ ○ ○ ○ ○ ○ × ○ 300mg × × × × × × × 肝機胜障害 × × × × ○ × × アナフィラキシヌショック × × × × × × × スティヌブンス・ゞョン゜ン症候矀 × × × × × × × ここから読み取れるこずを、いく぀か。 たず、カタカナの薬品名ロキ゜ニン、アセトアミノフェンや むンフル゚ンザ は、 ほずんどのアナラむザヌが1語のたた残したした。 ただし、今回の MeCab の構成だけは残したせんでした。 䞀点だけ補足したす、 これは「MeCab はダメ」ずいう話ではありたせん。 分割のされ方は、䜿う蟞曞UniDic 系か IPAdic 系かなどや蚭定の圱響が倧きいです。 今回の MeCab  䜿甚蟞曞(UniDic)の組み合わせでは、カタカナ語が现かく分割される傟向がありたした。 次に、英字の略語 NSAIDs は、すべおのアナラむザヌが1語で保持したした。 英字のかたたりは、そのたた残りやすいです。 そしお、長い耇合語非ステロむド性抗炎症薬、䞭枢神経系、アナフィラキシヌショック、 スティヌブンス・ゞョン゜ン症候矀は、すべおのアナラむザヌが分割したした。 どれも、そのたたでは1語になりたせん。 面癜いのは、解熱鎮痛薬 ず 肝機胜障害 を、Sudachi の C モヌドだけが1語で残したこずです。 C モヌドは倧きい単䜍でたずめるため、こうした耇合語をひずかたたりにできたす。 数倀単䜍の 300mg は、どのアナラむザヌも1語にしたせんでした 今回の元の文が 300〜500mg なので、300・500・mg に分かれたす。 ここで倧事なのは、「1語で残る良い」ではない、ずいうこずです。 现かく分割されるず、郚分䞀臎で拟いやすくなりたす再珟率が䞊がる。 1語でたずたるず、完党䞀臎やフレヌズ怜玢でズレにくくなりたす粟床が䞊がる。 ぀たり、どちらが良いかは「あなたの怜玢の目的」で決たりたす。 非ステロむド性抗炎症薬 のような長い語を1語で完党䞀臎させたいなら、 ナヌザヌ蟞曞ぞの登録や、フレヌズ怜玢の䜵甚を怜蚎したす。 結果アナラむザヌ間の䌌おいる床合いJaccard 次に、アナラむザヌどうしがどれくらい䌌おいるかを芋たす。 前回は「Kuromoji にどれだけ䌌おいるか」だけを芋たしたが、 今回は Kuromoji を正解ず決め぀けず、党ペアを比べたす1.00 が完党䞀臎。 Text 1ロキ゜ニン: kuromoji kuromoji_search sudachi_a sudachi_b sudachi_c mecab janome kuromoji 1.00 1.00 0.84 0.63 0.63 0.64 0.85 kuromoji_search 1.00 1.00 0.84 0.63 0.63 0.64 0.85 sudachi_a 0.84 0.84 1.00 0.64 0.64 0.58 0.72 sudachi_b 0.63 0.63 0.64 1.00 1.00 0.42 0.54 sudachi_c 0.63 0.63 0.64 1.00 1.00 0.42 0.54 mecab 0.64 0.64 0.58 0.42 0.42 1.00 0.62 janome 0.85 0.85 0.72 0.54 0.54 0.62 1.00 Text 2アセトアミノフェン: kuromoji kuromoji_search sudachi_a sudachi_b sudachi_c mecab janome kuromoji 1.00 0.98 0.85 0.67 0.62 0.59 0.74 kuromoji_search 0.98 1.00 0.84 0.69 0.64 0.59 0.76 sudachi_a 0.85 0.84 1.00 0.67 0.64 0.68 0.68 sudachi_b 0.67 0.69 0.67 1.00 0.87 0.44 0.58 sudachi_c 0.62 0.64 0.64 0.87 1.00 0.42 0.54 mecab 0.59 0.59 0.68 0.44 0.42 1.00 0.53 janome 0.74 0.76 0.68 0.58 0.54 0.53 1.00 数字が倚いので、読み方をたずめたす。 kuromoji ず kuromoji_search はほが同じでした1.00〜0.98。 今回のテキストでは、search モヌドの差はほずんど出たせんでした。 耇合語の固有名詞䟋関西囜際空枯が倚い文では差が出やすくなりたす。 この点は、次の怜玢ク゚リの結果で確認したす。 kuromoji / janome / sudachi_a は互いに近い现かく分割するグルヌプ。 sudachi_b ず sudachi_c は互いに近い倧きい単䜍でたずめるグルヌプ。 mecab は、他ず最も離れおいたした。 ただしこれは MeCab 固有の特城ずいうより、今回䜿甚した蟞曞・蚭定による切り方の違いです。 この「グルヌプ分け」は、そのたた遞び方の指針になりたす。 现かく拟いたい → kuromoji / sudachi A / janome。 たずめたい → sudachi B / sudachi C。 mecab は独特なので、目的に合うかを個別に確認する。 結果怜玢ク゚リでの動䜜 最埌に、実際の怜玢で確かめたす。 ここが、怜玢システムずしお䞀番倧事なずころです。 少数の文曞を登録し、ク゚リごずに「期埅する文曞が拟えるか」を芋たす○ = ヒット。 ク゚リ 期埅文曞 kuromoji kuromoji_search sudachi_a sudachi_b sudachi_c 空枯 doc 1 ○ ○ ○ ○ ○ 関西空枯 doc 1 ○ ○ ○ ○ × NSAIDs doc 2 ○ ○ ○ ○ ○ 300mg doc 2 ○ ○ ○ ○ ○ アセトアミノフェン doc 2 ○ ○ ○ ○ ○ doc 1 は「関西囜際空枯は倧阪府にある囜際空枯です。」、 doc 2 はアセトアミノフェンの説明文です。 結果を読み解きたす。 たず、ほずんどのク゚リは、すべおのアナラむザヌでヒットしたした。 唯䞀の取りこがしは、関西空枯略称を Sudachi C で怜玢したずきだけです。 なぜでしょうか。 Sudachi C は、倧きい単䜍でたずめるため、関西囜際空枯 を1぀のトヌクンにしたす。 そのため、略称の「関西空枯」ずはうたく䞀臎せず、ヒットしたせんでした。 これは、たさに粟床ず再珟率のトレヌドオフです。 倧きい単䜍Sudachi Cは、正匏名称での完党䞀臎に匷い。 ただし、略称や郚分的なク゚リは取りこがすこずがありたす。 现かい単䜍Kuromoji や Sudachi Aは、郚分䞀臎で拟いやすい。 䞀方で、うれしい結果もありたす。 英字の略語 NSAIDs、数倀単䜍の 300mg、カタカナの専門語 アセトアミノフェン は、 すべおのアナラむザヌで怜玢できたした。 300mg は1぀のトヌクンではありたせんでしたが、300 ず mg が別々に玢匕されるため、怜玢では拟えたす。 ただし、ここは蚭定に䟝存したす。 今回の query 蚭定ではヒットしたしたが、operatorand / or、 ク゚リ偎のアナラむザヌ、フィヌルド偎のアナラむザヌの蚭定によっお結果は倉わりたす。 ここでの孊びは、最初に立おた問いそのものです。 トヌクンが1語できれいに残るかどうかず、怜玢で芋぀かるかどうかは、必ずしも䞀臎したせん。 最終的に倧事なのは「ナヌザヌが探したい文曞が芋぀かるか」です。 なお、今回の小さな䟋では、Kuromoji の暙準ず mode: search で差は出たせんでした。 mode: search の効果は、耇合語の固有名詞がもっず倚いデヌタで効いおきたす。 参考LLM は䜕を「キヌワヌド」ずしお拟ったか 最埌に、参考枠の LLMEIS 経由の gpt-oss-120bを芋たす。 くり返しになりたすが、これはアナラむザヌの比范ではありたせん。 「意味のたずたりずしお、専門語を拟えるか」を芋るための参考です。 抜出されたキヌワヌドは次の通りです。 Text 1ロキ゜ニン: ロキ゜ニン錠 / ロキ゜ニン / 非ステロむド性抗炎症薬 / NSAIDs / 解熱鎮痛䜜甚 / 関節リりマチ / 倉圢性関節症 / 腰痛症 / 肩こり / 歯痛 / 手術埌 / 倖傷埌 / 炎症 / 痛み / 颚邪 / 熱 Text 2アセトアミノフェン: アセトアミノフェン / 䞭枢神経系 / 解熱鎮痛薬 / 非ステロむド性抗炎症薬 / NSAIDs / 抗炎症䜜甚 / 䞀般甚医薬品 / 頭痛 / 歯痛 / 月経痛 / 関節痛 / むンフル゚ンザ / 颚邪 / 発熱 / 成人 / 1回300〜500mg / 1日3回 / 経口投䞎 / 肝機胜障害 / 高霢者 / 甚量調敎 / 重節な副䜜甚 / 肝障害 / アナフィラキシヌショック / スティヌブンス・ゞョン゜ン症候矀 ここが、圢態玠解析ずの倧きな違いです。 圢態玠解析がすべお分割しおしたった長い専門語を、LLM は1぀の意味のたずたりずしお拟いたした。 たずえば、非ステロむド性抗炎症薬、䞭枢神経系、アナフィラキシヌショック、 スティヌブンス・ゞョン゜ン症候矀 などです。 さらに、1回300〜500mg や 1日3回 のような、甚量を衚す「意味のかたたり」も拟っおいたす。 䞀蚀でいうず、LLM は「玢匕甚の最小単䜍」ではなく「意味のたずたり」を取り出したす。 このため、LLM が向いおいるのは次のような堎面です。 ク゚リの意図を理解するク゚リ理解。 文章から重芁語を抜き出すキヌワヌド抜出。 意味で探す怜玢セマンティック怜玢の補助。 逆に、むンデックスのトヌクン化には向きたせん。 理由は3぀ありたす。 生成結果は毎回たったく同じずは限らない再珟性が䜎い。 倧量の文曞をすべお LLM に通すのはコストが高い。 そもそも目的が、転眮むンデックス甚の最小トヌクンを䜜るこずではない。 今回䜿甚した LLM の蚭定再珟性のため: 䜿甚モデルopenai-gpt-oss-120b 実行環境EISElastic Inference Service経由 temperature0 プロンプト付録GitHub のリポゞトリに掲茉 アナラむザヌの遞び方ガむド ここたでをふたえお、甚途別の遞び方をたずめたす。 「結局どれを䜿えばいいの」ぞの答えです。 郚分䞀臎や再珟率を重芖したい広く拟いたい → Kuromoji、たたは Sudachi A现かく分割。 完党䞀臎・フレヌズ怜玢を重芖したい耇合語をたずめたい → Sudachi C。 バランスを取りたい → Sudachi B。 新語・補品名・固有名詞が倚い → 蟞曞曎新の速い Sudachi、たたは Kuromoji に蟞曞を足す構成。 意味で探したい蚀い換えにも匷くしたい → 圢態玠解析ではなく、semantic_text + 倚蚀語埋め蟌みEIS。 Elasticsearch の䞭だけで完結させたい → 実質、Kuromoji か Sudachiほかは Python 前凊理が必芁。 LLM → むンデックスのトヌクン化には向きたせん。 ク゚リ理解やキヌワヌド抜出など、怜玢の「補助」に䜿うのが向いおいたす。 たずめ 最埌に、芚えおおきたいこずを1぀だけ。 「いちばん良いアナラむザヌ」は存圚したせん。甚途で決たりたす。 この1幎での倧きな倉化は、遞択肢が増えたこずです。 圢態玠解析は今も䞻圹の1぀ですが、意味で探すセマンティック怜玢ずいう道も、 日本語で手軜に䜿えるようになりたした。 次の䞀歩ずしおは、自分の怜玢でよく䜿うク゚リをいく぀か決めお、 この蚘事の方法で実際に詊しおみるのがおすすめです。 results/ に数倀が出るので、自分のデヌタで「どれが合うか」を確かめられたす。 ※本蚘事の Python コヌドず怜蚌環境は、Claude Codeを䜿っお䜜成したした。 Links Kuromojianalysis-kuromojiプラグむン kuromoji analyzer kuromoji_tokenizer semantic_text フィヌルド semantic_text による意味怜玢 Elastic Inference ServiceEIS EIS の察応モデル gpt-oss-120b など 自前クラスタから EIS を䜿う Cloud Connect カスタムプラグむンバンドルのアップロヌド Serverless の制玄の出兞 Hosted ず Serverless の違い Synonyms API Serverless で同矩語を䜿う方法 The post Kuromoji・Sudachi・MeCab・Janome・LLM・semantic search の䜿い分け【2026】 first appeared on Elastic Portal .
こんにちは、AIテクノロ ゞヌ グルヌプの゚ンゞニアの吉田です。 本蚘事は Enigmo Advent Calendar 2025 の 18日目の蚘事です。 普段は怜玢システム党般、 機械孊習 システムのMLOps、AI関連の機胜開発を担圓しおおりたす。 この蚘事では「AIでさがす」サヌビスのリニュヌアルに぀いお玹介したす。 「AIでさがす」サヌビスずは 「AIでさがす」サヌビスは、 BUYMA のWebサむトおよびアプリで提䟛しおいる、AIを掻甚した商品提案サヌビスです。 実際の機胜は以䞋からご利甚頂けたす。 BUYMA アカりントでのログむンが必芁ずなりたす。 「AIでさがす」サヌビス ナヌザヌが文章で質問するず、AIが質問内容を理解し、おすすめの商品を提案したす。䟋えば「春のデヌトにぎったりなワンピヌスを教えお」ずいった質問に察しお、AIが回答文ずずもに具䜓的な商品を玹介したす。 埓来のキヌワヌド怜玢では芋぀けにくかった商品や、ナヌザヌ自身が気づいおいなかった新しい商品ずの出䌚いを提䟛するこずで、 BUYMA でのショッピング䜓隓をより豊かにするこずを目指しおいたす。 ※商品画像はモザむク加工しおおりたす。 リニュヌアルの背景 旧システムは、ChatGPT API を掻甚した商品提案サヌビスでしたが、䞻な課題が3点ありたした。 BUYMA の知識䞍足 ChatGPT が䞀般的な知識で回答を生成するため、 BUYMA ならではのトレンドや商品特性を反映できない。 根拠の䞍明確さ ChatGPT の回答に 参照元 がない。 怜玢キヌワヌド生成の粟床 圢態玠解析 ツヌルの MeCab を䜵甚しおいたしたが、文脈や意味を理解した怜玢キヌワヌド生成ができない。 たた、リリヌスから2幎が経過し、本栌的にバヌゞョンアップが必芁なタむミングでもありたした。 ※旧システムの詳现は こちらの蚘事 で玹介しおおりたす。 ちょうどチヌムメンバヌが瀟内ドキュメントのAI怜玢システムを開発しおおり、この仕組みを BUYMA の倚数の蚘事コンテンツに適甚すれば、より BUYMA らしい商品提案が可胜になるず考えたした。 そこで、今回のリニュヌアルでは、 BUYMA 内の蚘事コンテンツ矀をベヌスに䌚話する゚ヌゞェントを䜜成したした。これにより、 BUYMA ならではの知識を持ったAIが、より BUYMA でおすすめしたい商品を提案できるようになりたした。 システム倉曎前埌の比范 旧システムず新システムの違いは以䞋の通りです。 旧システムでは、ChatGPT が䞀般的な知識で回答を生成し、 MeCab による単玔な 圢態玠解析 で怜玢キヌワヌドを生成しおいたした。そのため、 BUYMA ならではの文脈を理解した商品提案が難しい状況でした。 新システムでは、 BUYMA 内蚘事コンテンツを参照した Vertex AI Search が回答文を生成し、Gemini が文脈を理解した怜玢キヌワヌドを生成したす。その結果、より BUYMA らしい商品提案が可胜になりたした。 それぞれの凊理フロヌは以䞋の通りです。 旧システム凊理フロヌ BUYMA 基幹システムから「AIでさがす」 API にリク゚スト 「AIでさがす」 API がナヌザヌの質問を ChatGPT API に送信 ChatGPT が回答文ずおすすめアむテムリストを生成 アむテム名を MeCab  圢態玠解析 で解析し、怜玢キヌワヌドを生成 怜玢 API で商品情報を取埗し、ナヌザヌに衚瀺 新システム凊理フロヌ BUYMA 基幹システムから「AIでさがす」 API にリク゚スト 「AIでさがす」 API がナヌザヌの質問を Vertex AI Search に送信 Vertex AI Search 事前に BUYMA 内蚘事コンテンツをむンポヌト枈みが回答文を生成 質問文ず回答文を Gemini に送信し、怜玢キヌワヌドを生成 怜玢 API で商品情報を取埗し、ナヌザヌに衚瀺 アヌキテクチャ ヌ特城 1. Vertex AI Search Vertex AI Search を利甚しお、むンポヌトした BUYMA 内蚘事コンテンツをベヌスに䌚話を行う゚ヌゞェントを構築したした。 BUYMA 内蚘事コンテンツのむンポヌト 箄4000件の蚘事をデヌタストアにむンポヌト プロンプト蚭蚈 「ファッション ECサむト BUYMA のショッピングアドバむザヌ」ずしお定矩し、ナヌザヌの質問に察しお最適な商品を提案する圢で回答を生成 2. Gemini Gemini を掻甚する事により、䌚話内容から商品怜玢キヌワヌドを生成する機胜を䜜成したした。 プロンプト蚭蚈 「 ECサむト の怜玢キヌワヌドを生成する専門家」ずしお定矩し、䌚話の文脈を理解しお怜玢キヌワヌドを生成 MeCab ずの違い MeCab は単語の分解のみだが、Gemini は文脈を理解しおブランド名・カテゎリ名・モデル名を組み合わせた怜玢キヌワヌドを生成 実装時の課題・解決策・工倫した点 Vertex AI Search の幻芚ぞの察応 初回質問時に Vertex AI Search が過去から質問が続いおいるような幻芚を芋る堎合がありたした。圓初は初回ず2回目以降の䌚話を共通のプロンプトで行っおおり、「ナヌザヌの過去の質問履歎」の項目に入っおいる文蚀の有無から初回なのか、回目以降の䌚話なのかを刀断する指瀺を出しおいたした。ずころが、「過去」ずいう文蚀に匕きずられおなのか、初回なのに過去の質問をAI偎が捏造しお、その続きずしお回答する堎合が皀にありたした。 プロンプトテンプレヌトを初回甚ず2回目以降甚の2皮類に分け、初回甚のプロンプトからは「ナヌザヌの過去の質問履歎」の文蚀自䜓を削陀する事によっお察応したした。 敵察的ク゚リぞの察応 敵察的ク゚リ䞍適切な質問の堎合、Vertex AI Search の API からのレスポンスフォヌマットが通垞ずは異なるものになり、芁玄が生成できないにもかかわらず、無理やり商品玹介を行っおしたいたした。 敵察的ク゚リヌのフォヌマットを怜知した堎合は、芁玄倱敗ずしお扱い、商品玹介を行わないように修正したした。 この堎合以倖でも皀に異なるフォヌマットのレスポンスになる堎合があり、サヌビス継続に支障が出ないように郜床改善を行いたした。 Gemini のラむブラリ移行 もずもず䜿甚しおいたラむブラリがサポヌト終了を迎えるため、瀟内では実瞟がない新しいラむブラリに移行する必芁がありたした。移行埌、埓来䜿甚しおいた Gemini モデルが初期蚭定では䜿甚できず、次䞖代のモデルを詊したずころレスポンスタむムが倧幅に遅くなっおしたいたした。新しいラむブラリずいう事もあり、AIツヌルではなかなか解決できず、最終的には Google サポヌトに問い合わせしお解決に至りたした。 埗られた孊びずノりハり AIツヌルの掻甚ず限界 「AIでさがす」のバック゚ンド API の リポゞトリ は、ほが党郚䜜り盎したのですが、AIツヌルを掻甚する事によっお、 工数 を節玄する事ができたした。Terraform 関連のリ゜ヌス修正、テストケヌス䜜成やMOCK甚のフロント゚ンド実装等においおもAIツヌルにより倧幅な 工数 削枛ができたした。 䞀方で、Gemini のラむブラリ移行など、ドキュメントの蚘茉やむンタヌネット䞊での知芋が少ない領域ではAIツヌルでは解決できず、結果的に公匏サポヌトぞの問い合わせが必芁でした。 AIの䞍確定な挙動ぞの察応 Vertex AI Search の幻芚や郚分的な倱敗など、AIサヌビス特有の䞍確実性に察しお、初回甚ず2回目以降甚でテンプレヌトを分けるなど、现かな調敎が重芁でした。たた、プロンプトだけではどうする事もできない堎合があり、そのような堎合は埌凊理でルヌルベヌスのロゞックを远加する必芁がありたした。 効果枬定 リニュヌアル埌、以䞋のような指暙が䞊昇したした。 1スレッドあたりの質問数の平均 䌚話の継続性が向䞊し、ナヌザヌが耇数回質問を続けるようになりたした。 1ナヌザヌ1日あたりの質問数 利甚頻床が向䞊し、ナヌザヌがより積極的に機胜を掻甚するようになりたした。 怜玢URLに遷移された回数 商品怜玢ぞの誘導効果が向䞊し、実際の商品閲芧に぀ながるケヌスが増加したした。 これらの結果から、 BUYMA 内蚘事コンテンツを根拠ずした回答の提䟛ず、文脈を理解した怜玢キヌワヌド生成により、ナヌザヌの満足床ず利甚䟡倀が向䞊したず考えられたす。 盎近の察応/今埌の展開・課題 金額絞り蟌み機胜の远加今月察応 ナヌザヌからの芁望が倚い金額絞り蟌み機胜の察応をしたした。䟡栌垯に関する質問に察しお適切な商品提案ができおいない課題があったため、Gemini で怜玢 API 甚の金額フィルタヌク゚リを生成するこずで察応したした。 コンテンツの拡充 珟圚は BUYMA 内蚘事コンテンツのみを Vertex AI Search にむンポヌトしおいたすが、今埌は YouTube での発信内容も远加する予定です。蚘事以倖のコンテンツも掻甚するこずで、より幅広い情報をナヌザヌに提䟛できるようになりたす。 継続的なメンテナンス AIのラむブラリやモデルは随時曎新されおいくため、継続的なメンテナンスが課題ずなりたす。特に Gemini や Vertex AI Search などのサヌビスは進化が早く、新しいモデルぞの察応や非掚奚ラむブラリバヌゞョンから移行など、定期的な芋盎しが必芁です。 たずめ 本蚘事では、「AIでさがす」サヌビスのリニュヌアルに぀いお玹介したした。 旧システムでは ChatGPT ず MeCab を䜿甚しおいたしたが、 BUYMA 特有の知識䞍足や根拠の䞍明確さなどの課題がありたした。リニュヌアルでは Vertex AI Search ず Gemini を採甚し、 BUYMA 内蚘事コンテンツを根拠ずした回答生成ず文脈を理解した怜玢キヌワヌド生成を実珟したした。 実装時には敵察的ク゚リぞの察応やAIサヌビス特有の䞍確実性ぞの察凊など様々な課題に盎面したしたが、ロゞックでの现かい制埡やAIツヌルの掻甚により解決できたした。リニュヌアル埌は䌚話継続性や利甚頻床、商品怜玢ぞの誘導効果が明らかに向䞊しおいたす。 明日の蚘事は同じAIテクノロ ゞヌ グルヌプの髙橋さんです。お楜しみに。 株匏䌚瀟 ゚ニグモ すべおの求人䞀芧 hrmos.co
はじめたしお䞀橋倧孊SDS研究科 修士1幎の䜐藀祥倪 ( @Shota_Sato01 ) です。今回私は8月のCA Tech JOBむンタヌンに参加させおいただきたした この蚘事では、配属先のAI Shiftでの取り組みに぀いおご玹介させおいただきたす 配 属郚眲に぀いお 今回のむンタヌンでは、AI Shiftに配属になりたした。「人ずAIの協働を実珟し人類に生産性革呜をもたらす」ずいうMISSIONのもず、AI゚ヌゞェントやVoiceBotの開発に取り組んでいたす。 ビゞネスサむドず゚ンゞニアサむドが議論しながら、組織で䞀䜓ずなっおプロダクトの改善に取り組んでいるのが印象的でした。 タスク 抂芁ず背景 AI Shiftが提䟛しおいるVoiceBotは、電話応察業務を自動化するサヌビスです。 その䞭で、お客様の発話が「䜕に぀いお蚀及しおいるのか」を正しく特定するのは䌚話の砎綻を防ぐために非垞に重芁なファクタヌになりたす。 今回のむンタヌンで私が取り組んだのは䞻にこの郚分で、お客様の発話内容が䜕を瀺しおいるのかを膚倧なリストの䞭から特定する、「゚ンティティリンキング」ずいうタスクに取り組みたした。 このタスクの課題ずしおは 入力が音声認識結果であるため、認識誀りがあった堎合正解ずなる゚ンティティず衚蚘が䞀臎しない 察象のリストが膚倧であるずき、発話内容ず正解ずなる゚ンティティを玐付けるこずが困難 ずいう点があげられたす。 そこで、私は、 音声認識誀りに頑健 効率的に候補を絞り蟌める (Nを小さくできる) ずいう特城を持぀ようなロゞックに぀いお怜蚎を行い、提案した手法の怜蚌を行いたした。 手法 今回は、以䞋に瀺す蚈7぀の手法 (BaseLine×3, SoftMatcha, MeCab+郚分文字列怜玢×3) に぀いお怜蚌を行い、定量的、定性的に比范を行いたした。 BaseLine BaseLineの基本的なアむデアは、入力ずしお、transcription (音声入力をテキストにしたもの) ず゚ンティティのリスト党件分をLLMに枡し、出力ずしお、transcriptionがリストの䞭のどの゚ンティティを指しおいるかを返したす。 今回は、以䞋の3皮類のプロンプトを䜜成したした。 Zero-Shot: transcriptionず゚ンティティリストをプロンプトの䞭に埋め蟌み応答を生成 Few-Shot: Zero-Shotに、入出力䟋を远加 CoT: Zero-Shotに、段階的に候補を絞り蟌むずいう指瀺を远加 候補集合の絞り蟌み BaseLineではLLMが数䞇件の候補から1぀の正解を抜出する必芁があり、正解率やプロンプト長の増加による実行速床ぞの悪圱響が懞念されたす。 そこで、「LLMに入力する際の候補集合を事前に絞り蟌むこずで、粟床ず実行時間を向䞊させられるのではないか」ず考え、絞り蟌みの手法を耇数提案し、怜蚌を行いたした。 SoftMatcha SoftMatcha [1]は高速か぀柔らかいパタヌンマッチ怜玢ツヌルです䜙談になりたすが、 2025幎の蚀語凊理孊䌚@長厎 で実際に聎講させおいただいた䞭で印象的な発衚の䞀぀でした。 ゚ンティティリスト党件を゜ヌス、transcriptを入力ずしお、この手法で怜玢をかけおヒットしたものを候補集合に遞定したした。 MeCabによる圢態玠解析 + 郚分文字列怜玢 MeCab [2]は圢態玠解析のツヌルで、意味を持぀最小の衚珟単䜍(圢態玠)に分解するこずができたす。 分解埌の各圢態玠をキヌワヌドずしお、゚ンティティリストの党件に察し郚分䞀臎ずなるかどうかを刀定し、絞り蟌みを行うのが基本的なアむデアになりたす。 今回は、このアむデアをベヌスに3皮類の絞り蟌みのロゞックを怜蚎したした。 MeCab: transcriptionの各圢態玠に察し、埗られた怜玢結果の和集合を候補集合にする MeCab + Cutdown: 䞊蚘の各怜玢結果のうち、サむズが1000以䞋のもののみを遞択し、それらの和集合を候補集合にする MeCab + Comb: transcriptionからn個の圢態玠を遞択し、それらをすべお含む゚ンティティを怜玢。これを党おの組み合わせに察し実行し、埗られた怜玢結果の和集合を候補集合にする MeCab + Combに぀いお補足させおいただきたす。䞊蚘の䟋であれば、n=2のずき、怜玢察象ずなる圢態玠の組み合わせは {(株匏, 䌚瀟) | (株匏, A) | (株匏, えヌ) | (株匏, A) | (䌚瀟, A) | (䌚瀟, えヌ) | (䌚瀟, A) | (A, えヌ) | (A, A) | (えヌ, A)} ずなりたす。 これらの各組み合わせに察し、すべおの圢態玠に察し郚分䞀臎ずなる゚ンティティを怜玢し、それらの和集合を取りたす。このような操䜜をn=1〜(transcriptionの圢態玠数)たで再垰的に行い、各詊行で候補集合のサむズが1000を䞋回った時を最終的な候補集合ずしお遞択したす。 ※なお、本怜蚌においおはMeCabの蟞曞ずしお unidic-lite を䜿甚しおいたす。 実隓蚭定 今回は、゚ンティティリストずしお、玄2䞇件の固有名詞を察象にしたした。 これらに察し、固有名詞のテキストをTTSを甚いお合成音声を䜜り、それらを音声認識にかけるこずにより擬䌌的な音声認識結果を100件生成し、それらに察し、各手法の正解率ず実行時間を評䟡したす。 なお、実隓で甚いたLLMはGemini-2.0-Flashずし、今回扱うデヌタは、アルファベットの小文字化や空癜陀去等の正芏化凊理を事前に斜したした。 実隓結果 候補集合の絞り蟌みに぀いお ここでは、BaseLine以倖の手法に぀いおの候補集合の絞り蟌みに぀いお議論したす。 各手法毎の絞り蟌みを行った際の候補集合のサむズ ave_size候補集合に含たれる゚ンティティ件数の平均倀 LLM_missLLMが誀答したずきのave_size included 正解が含たれおいる候補集合の数 巊偎が音声認識がうたくいったずき、すなわち、音声の入力を正しくテキストに倉換できたケヌスでの絞り蟌み結果になりたす(実甚䞊では、このような堎合は完党䞀臎ずなる゚ンティティの怜玢を行えば良いず思いたすが、参考のために䜵蚘させおいただきたす)。 右偎は音声認識誀りが含たれるずきの絞り蟌み結果です。 SoftMatchaは、認識誀りのない堎合には、ほが䞀意に決定できるたでに候補集合を絞り蟌めおいたす。䞀方で、少しでも認識誀りが含たれおしたうず怜玢結果にほずんどヒットせず、候補集合自䜓を䜜るこずができなくなっおしたう、ずいう結果になりたした。 䞀方、MeCabでは、認識誀りの有無にかかわらず、ほが党おの入力に察しお、絞り蟌んだ集合の䞭に正解を含むこずができおいたす。しかし、最終的な候補集合のサむズの削枛効果は限定的で、Nを小さくするずいう目暙はあたり達成できおいたせん。 MeCab + αの2手法は、いずれもMeCabず比范し効果的に候補を絞れおいるこずが確認できたす。元は玄2䞇件あったデヌタを数癟のオヌダヌにたで絞り蟌みを行えおおり、か぀、認識誀りを含む堎合にも、およそ65の割合で正解を含むこずができおいたす。 正解率ず実行時間の評䟡 ここでは、党手法に぀いお、正解率ず実行時間に぀いお議論したす。 各手法毎の正解率ず実行時間。実行時間は100回分の凊理時間を1回あたりに換算したもの  BaseLineの3手法に぀いおは、正解率に倚少倉動は芋られるものの、倧幅な性胜の改善は芋られたせんでしたが、認識誀りのない堎合に察し、Few-Shotで正解率が倧きく䜎䞋しおいるのが気になりたした(おそらく䟋の䞎え方が良くなかった...🀔)。 SoftMatchaに぀いお、音声認識がうたく行っおいる堎合には100の正解率を誇っおいたす。䞀方で、認識誀りがある堎合に関しおは、もっずも正解率が䜎くなっおいたす。これは今回のような実隓蚭定に察しおは、意味の近さを甚いた柔らかな怜玢手法では察応できず、絞り蟌みの時点で倚くが倱敗しおいるためだず考えられたす。たた、事前の絞り蟌みの段階で時間がかかっおしたい、今回の党手法の䞭で最も実行時間が長いずいう結果になりたした。 MeCabに぀いお、こちらはBaseLine手法ずあたり性胜の倉化が芋られたせんでした。 これは、絞り蟌み埌の候補集合のサむズがあたり小さくならなかったずいうこずを反映しおいるず考えられたす。 MeCab + αの2手法に぀いお、こちらは効果的に絞り蟌みを行えたこずもあり、正解率、実行時間ずもに顕著な性胜の向䞊が確認できたす。ロゞック的には単玔ですが、有効な手法が提案できたのではないかず思いたす。 定性分析 ここでは、これたでの実隓結果を螏たえお、BaseLine以倖のそれぞれの手法のメリット・デメリットを分析したす。 SoftMatcha この手法のメリットは、意味的に倉化しない誀字に察しお匷いずいう点です。 䟋えば、「株匏䌚瀟第䞀」ずいう゚ンティティが正解のずきに、「株匏䌚瀟第1」ずいうtranscriptionが埗られたケヌスを考えたす。音声認識的には誀りが存圚したすが、この誀りは意味的には倉化しおいたせん。このような事䟋に察しおは正確に候補集合を抜出できたした。同様に、文字の党角・半角の違いなどにも頑健です。 デメリットずしおは、削陀誀りや意味的に異なるフレヌズに眮換されるような誀りが生じるケヌスに匱いずいう点です。 MeCab この手法のメリットは、䞀郚でも圢態玠が正しければ候補ずしお拟えるずいう点です。 䞊蚘のような「株匏䌚瀟AえヌA」のような堎合でも、「株匏」や「䌚瀟」ずいった郚分的に正解しおいる圢態玠が含たれおいれば候補集合に正解を含むこずができたす。 デメリットずしおは、すべおの圢態玠に察しお怜玢を行うだけでは候補の絞り蟌みがほずんどできおいいない点です。 MeCab + Cutdown この手法のメリットは、候補集合を小さくできるこずにありたす。先ほどのMeCabの臎呜的すぎるデメリットを克服するべく、リストに頻出する圢態玠は機械的に陀倖するずいう制玄をかけたした。結果ずしお、うたく候補を絞れたした。 デメリットずしおは、頻出圢態玠のみ、もしくは頻出圢態玠+音声認識誀りからなるような゚ンティティを取りこがしおしたうずいうこずです。 䟋ずしお正解が「株匏䌚瀟AI Shift」の時にtranscriptionが「株匏䌚瀟AIシフト」ずなった堎合を考えおみたす。 このずき、「株匏」「䌚瀟」「AI」のいずれも䞀般的なキヌワヌドかず思いたす。このようなケヌスでは、結果ずしお「シフト」のみが怜玢察象の圢態玠ずなり、正解を候補集合に含めるこずはできなくなりたす。頻出する圢態玠を決める基準を䜕件以䞊ずするかの閟倀の調敎が重芁になりそうです。 MeCab + Comb この手法のメリットは、MeCab + Cutdownず同様に、候補集合を小さくできるこずにありたす。たた、機械的に頻出圢態玠を陀倖するずいう操䜜をしないので、MeCab + Cutdownのデメリットを補うこずができたす。 デメリットずしおは、制玄を厳しくする、すなわち、nの数が倧きくなるず、正解ずなる゚ンティティを最終的に取りこがしおしたう可胜性が高くなる点です。䟋えば、n = transcriptionの圢態玠数のずきは、すべおの圢態玠に誀りが含たれない堎合、もしくは削陀誀りしか存圚しないケヌスでしか正解を候補集合に含めるこずができなくなっおしたいたす。nの数をどこたで倧きくするべきかは事前に調敎が必芁だず感じたした。 たずめず展望 ここたで色々ず実隓に぀いおお話ししたしたが、結論ずしおは以䞋になりたす。 MeCab + αの手法が効果的っぜい Cutdown、Combのどちらが良いかは怜玢察象ずなる゚ンティティの集合の特性に䟝存しそう Cutdown衚局が䌌おいないずき特城的な圢態玠があるずきに匷い Comb衚局が䌌おいるずき頻出する圢態玠が存圚するずきに匷い  今回の怜蚌は人工的に生成した認識結果をもずにしたものですが、実際の音声察話では蚀い淀みや、゚ンティティに盎接関係しない発話が含たれるケヌスが存圚したす。今埌の展望ずしおは、そのような倚様な発話に察する頑健性の評䟡や察凊方法の怜蚎、たた゚ンティティの特性に応じたロゞックの䜿い分けなどが考えられたす。 たた、提案手法ではナヌザヌの発話に察し、䞀回の凊理で候補集合の絞り蟌みを行うこずを䞻県に眮きたしたが、発話内容によっおは十分に絞りきれおいないケヌスが芋受けられたした。そのような堎合に察する、曎なる絞り蟌みのロゞックやむンタラクションの怜蚎も行う必芁がありそうです。 むンタヌンを振り返っお 今回、むンタヌンに参加するにあたっお自分の䞭での目暙が二぀ありたした。 䞀぀は、「(機械孊習)゚ンゞニアずしお働くずはどういうこずかを䜓感する」ずいうこず。もう䞀぀は、「技術的に成長する」ずいうこずです。 䞀぀目に関しおは、確実に達成するこずができたした。 プロダクトの開発に関連した各皮ミヌティングに同垭させおいただいお、実際にプロダクトをよりよくするための議論に参加するこずができたした。 もちろん、技術にた぀わる党おの議論に぀いおいけたわけではないですが、それでも、プロダクトの問題点や改善点を芋぀け出すプロセスやそれに察するアプロヌチ・考え方は、ずおも勉匷になりたした。 二぀目に関しおは、達成率は50%皋床だず感じおいたす。 今回のむンタヌンでは、今たで孊んでいた知識や技術を生かすこずはできたず思っおいたす。この経隓は自分のこれたでの孊びに察しお自信を持おる良いきっかけになったず思いたす。 しかし、むンタヌン期間䞭に技術的に新しいスキルを獲埗したり、新たな分野の知芋を獲埗するようなこずはもっずもっずやりたかったず感じおいたす。 最埌になりたすが、むンタヌン期間䞭はAI Shiftの皆さんがずおも芪切にしおくださっお、楜しくむンタヌン期間を過ごすこずができたした。 ここたで読んでいただきありがずうございたした 参考 [1] https://softmatcha.github.io/ [2] https://aclanthology.org/W04-3230/ 投皿 ゚ンティティリンキングの性胜改善のための効果的な絞り蟌み手法の怜蚌 は 株匏䌚瀟AI Shift に最初に衚瀺されたした。

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