株式会社カケハシ の技術ブログ

複数チームでの並行開発を加速させる。Musubi開発フロー改善ギルド活動の取り組み

はじめに こんにちは。Musubi機能開発チームでエンジニアをしている竹本です。 カケハシの基幹プロダクトである「Musubi」は、プロダクトの規模拡大に伴い、現在は複数チームによる並行開発体制をとっています。しかし、開発プロセスが各チームごとに最適化されていった結果、以下のような課題が顕在化していました。 ナレッジの属人化: 良いプラクティスが特定の

AIを真のチームメイトにするコンテキストエンジニアリング

生成AI研究開発チームのainoyaです。 生成AIを活用したコーディングが当たり前の日常になってきた昨今ですが、その強大な力と引き換えに、開発の現場に影を落とす課題も増えてきました。 これまでは考えられなかった速度でコードが生成される一方で、それを受け止める人間の側には「レビュー疲れ」という弊害が生じています。コーディングの速度が上がった結果、

カケハシの薬局向けBIツール開発とは?

薬局業界全体のデータドリブン化を推進する『Musubi Insight』。カケハシが提供する薬局向けBIツールです。今回は、Musubi Insightチームのプロダクトリード・齋藤晋二とエンジニア・高田祐輔が登場。『Musubi Insight』が迎える新たな局面、そしてそのタイミングを一緒に迎えるための、求めるエンジニア像を語りました。「医療業界の知識がないから」とカケハシへのチャレン

カケハシらしさを作るための、「戦わない」という戦い方

カケハシ Advent Calendar 2025の25日目の記事になります。 こんにちは、カケハシでCTOをやっているゆのん(id:yunon_phys)です。 CTOになってから2年近く経ちますが、プロダクト開発で直面する全ての事象に真正面から向き合うことが難しいと感じる場面が多いです。品質高くものを作りたい、多くの機能を実装したい、問題は起こしたくない・起こしたとしても最小限に留めたい、

みんなでマネジメント〜マネージャーがボトルネックにならない自己管理型チームの仕組みづくり

はじめに こんにちは、カケハシでHoE(Head of Engineer)をやっている小田中です。2023年10月に入社してから、はや2年。「日本の医療体験をしなやかにする」を実現するための濃密な日々は自分自身を大きく成長させてくれている、と日々実感しています。今年のアドベントカレンダーでは、「マネージャーがボトルネックにならないチームづくり」をテーマに筆を執りました。

AIとMCPでテストデータをサクサク作ろう!

はじめに こんにちは。PE新規サービス開発チームでソフトウェアエンジニアをしている荻野です。 こちらの記事はカケハシ Advent Calendar 2025 の 22日目の記事です。 私が所属するチームでは、新規事業のために社内のさまざまなプロダクトやデータを連携させる取り組みを行っています。 その様子については以下の記事をご覧ください。 kakehashi-dev.hatenablog.com 例えば、調剤

カケハシ データ組織 2025年の振り返り

こちらの記事はカケハシ Advent Calendar 2025 の 23日目の記事です。 こんにちは。Data, AI領域でHead of Engineeringをしている鳥越です。 「師匠も走る師走」という言葉通り、私も最終営業日までバタバタと走り回る予感がしています。ただ、年末の最重要ミッションの一つとして、🎅さんにSwitch2のお願いをしており、在庫不足で大丈夫かな、、、と不安だったのですが、先ほど仕

新認証基盤への移行コストを最小化するフロントエンドリファクタリング

こんにちは。AI在庫管理チームでソフトウェアエンジニアをしている江藤です。 現在、カケハシでは認証基盤を新しくしていて、AI在庫管理チームではその新しい認証基盤(以下、「認証ポータル」と呼びます)への移行準備を進めています。 今回は、AI在庫管理のフロントエンドにおける認証方式の移行に際して、切り替え時のコード修正コストを最小化するためにどの

プログラマのための Functor・Applicative Functor・Monad 入門

はじめに 認証・権限管理基盤チームでソフトウェアエンジニアをしている金子です。 「Monad(モナド)」という言葉をご存知でしょうか。Haskell を少し触ったことがあれば、名前だけは聞いたことがあるのではないでしょうか(私もその一人です)。Monad は圏論という数学の分野から来た概念であり、数学的に正確な理解を得るのは簡単ではありません。 しかし、プログ

スクラムを利用した開発で見積もりを絶対値から相対値に変えたら、チームの議論が深まった話

こんにちは。認証・権限管理基盤チームでソフトウェアエンジニアをしている坂本です。 私たちのチームではスクラムを採用しており、毎週のスプリントプランニングではエンジニア全員でプランニングポーカーによる見積もりを実施しています。 今回の記事では、見積もりの基準を「絶対値(作業時間)」から「相対値(他タスクとの比較)」に変えただけで、見積も

既存システムへの仕様駆動開発ツールの選定・導入・運用

こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2025 の 16日目の記事になります。 はじめに Pocket Musubiチームでソフトウェアエンジニアをしている牧野です。 私たちのチームでは、既存システムへの機能追加のプロジェクトにおいて仕様駆動開発(Specification-Driven Development)を行っています。 本記事では、ツールの導入検討から実際の運用、チーム全体での学習プロセスまでを具体

TypeScriptのテストにはas const satisfiesが便利です

こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2025 の 14日目の記事になります。 はじめに こんにちは、kosuiこと岩佐 幸翠(@kosui_me)(id:kosui_me)です。カケハシで認証基盤・ライセンス基盤・組織階層基盤などのプラットフォームシステムを開発・運用する認証・権限管理基盤チームのテックリードをしています。 認証・権限管理基盤チームではサーバサイドTypeScriptにて基盤システム

カケハシでの発信活動が教えてくれた仕事の楽しさ

こんにちは、AI在庫管理のプロダクト開発をしているソフトウェアエンジニアの鳥海 (X: @toripeeeeee)です。 今まで発信活動もほとんど行っておらず、発信することに対して苦手意識もある私が、カケハシに入社してから発信活動を始めたところ、予想以上に仕事が楽しくなってきました。そこで、カケハシで発信活動をやり始めたきっかけや、テックブログの執筆や登壇を

Terragrunt実践Tips5選 ─ さらにDRYに書くための上級テクニック

AI在庫管理の開発チームでバックエンドエンジニアをしている沖(@takuoki)です。 最近、新しい環境でインフラをゼロから構築する機会があり、Terragruntを採用しました。採用した一番の理由は、複数環境の設定をもっとDRY(Don't Repeat Yourself)に書きたかったからです。というのも、AI在庫管理でもTerraformを利用していますが、複数環境を用意するために全環境で共通の設定

タスクの棚卸しをAIにやってもらいたい

こんにちは、カケハシのMusubi基盤開発チームでSREをしているmorityです。 これは、カケハシ Advent Calendar 2025 の10日目の記事です。 はじめに 当時の私は入社3ヶ月目で、既に作成されているチケットの背景や詳細をあまり知らない状態でした。Musubi基盤開発チームではJiraでタスク管理を行っており、エピックやチケットをきちんと起票して管理する文化は根付いていたのです