株式会社カケハシ の技術ブログ

RSGT2024に参加してきました

カケハシがスポンサーブースを出すということで、Regional Scrum Gathering Tokyo 2024に現地参加する機会をいただきました。 今回は僕が参加にあたりスポンサーとして参加する自分の役割についての部分と、自分個人の目標や感じたことの両面を書いてみようと思います。 スポンサーとして参加する自分の役割について カケハシのスポンサーブースを盛り上げる できればオン

スクラムマスターはスクラムマスターを育成する

はじめに 私はカケハシでエンジニアリングマネージャーをしている伊豆本です。約5年スクラムマスターを経験しています。 カケハシにはスクラムマスターが複数いるので、この記事で記載するのはあくまで私の持論です。 スクラムマスターでよくある課題感 自身がスクラムマスターをしている中で見聞きしたり経験した課題感には以下のようなケースがありました。

エンジニアリングマネジメントトライアングル再考

この記事は カケハシPart1 Advent Calendar 2023 の12/25分の記事になります。 カケハシPart2 Advent Calendar 2023 もありますので、ご興味あれば読んで頂けたら幸いです。 はじめに こんにちは。カケハシCTOの海老原です。カケハシでは2022年から明確にエンジニアリングマネージャー制を敷きそれを前提に組織を構成していますが、そこに至るまで様々な紆余曲折を経たり、また設定後

入社1ヶ月で組織変更を任されて中止した話

本エントリは カケハシ Advent Calendar 2023 Part 2 の 25 日目の記事です。ぜひ Part1 と合わせて見て頂けたらと思います。 本日はMusubi AI在庫管理プロダクト開発チームでエンジニアリングマネージャーをしている僕が、開発ディレクターとして入社した当時に進めた組織変更への取り組みについて、現状の組織の状態も踏まえて振り返ってみようと思います。 組織変更の方針 入

アーキテクチャの進化はドメインイベントが起点になる

こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2023 Part2 の24日目の記事になります。 adventar.org はじめに 反復的な開発は、変更容易性の高いソフトウェアが不可欠です。ソフトウェア開発の経験がある方なら、デリバリ後の洞察や市場環境の変化から、新しい機能の追加やアーキテクチャの進化の必要性に直面したことが一度はあるでしょう。 私自身、要求分析手法やSOLID原則等の

他職種の人とコミュニケーションを取る時に気をつけていること

こちらの記事は カケハシ Part 2 Advent Calendar 2023 の12月23日の記事になります。 カケハシ Part 1 Advent Calendar 2023 もありますので興味のある方はそちらもお読みください。 はじめに こんにちは。10月の中日からカケハシでデータサイエンティストをしている川渕です。 入社してそろそろ2か月ほどになります。オンボーディングが大体終わり本格的な仕事が始まりつつあり、12

Musubi Insightの1年間の振り返り:ダッシュボードと患者リストの開発紹介

カケハシPart1 Advent Calendar 2023 の23日目の記事になります。 カケハシPart2 Advent Calendar 2023 も読んでいただけたら嬉しいです。 はじめに 私はカケハシのMusubi Insightというサービスのエンジニアリングマネージャーをしている伊豆本です。 Musubi Insightはダッシュボードと患者リストという2つのプロダクトを開発しています。 ・ダッシュボード :薬局の経営者や現場の薬剤師が、

オフサイトミーティングでLLMのハッカソンをやってみた

MusubiInsight のダッシュボードチームでは、四半期に一回ぐらいのペースでオフサイトミーティングを行なっています。今期は、そのオフサイトミーティングで LLM(大規模言語モデル)のハッカソンを行いました。 OpenAI が ChatGPT を発表してから、チームの中でも GitHub Copilot を導入したり ChatGPT を利用したりと、LLM を使ったツールを業務で活用するメンバーが増えてきていま

All TypeScriptのMonorepoのlinterをESLintからbiomeにしたらlintが25倍速くなった🚀

フロントエンド(React.js TypeScript) バックエンド(Node.js TypeScript) インフラ(CDK TypeScript) の Monorepo の linter を ESLint から biome に変更したら lint が約 50秒 かかっていたのが大体 2秒 になって嬉しかったので共有します。 こんにちは、カケハシでソフトウェアエンジニアをしている加藤です。 本エントリは カケハシ Part 2 Advent Calendar 2023 の 21 日目の記事です。 ぜひ Part1 も 2 も見

RDS Snapshot Exportを利用してDatabricksにデータ連携を行う

こちらの記事は Databricks Advent Calendar 2023 の21日目の記事です。 こんにちは、カケハシのデータ基盤チームでデータエンジニアをしている伊藤と申します。 カケハシのプロダクト 1 ではRDS(Aurora MySQL/Aurora PostgreSQL)を利用しています。 全社的なデータ活用基盤のプラットフォームとしてDatabricksを採用し 、Databricks上でRDSのデータを使用して分析したいという要望が社内で増え

FlutterでDatadog RUMを利用する

この記事は カケハシ Advent Calendar 2023 の20日目の投稿になります。 adventar.org はじめに こんにちは!カケハシでおくすり連絡帳 Pocket Musubi というサービスを開発している牧野です。 皆さんはモバイルアプリのモニタリングをしていますでしょうか? 我々のチームではFlutterでモバイルアプリを開発しています。 モバイルアプリ開発においては、アプリの起動時間やCPU、メモ

データメッシュアーキテクチャの段階的な検討プロセスをご紹介します

この記事は カケハシ Advent Calendar 2023 の19日目の投稿になります。 adventar.org 東 浩稔(あずま ひろとし)と申します。 私は、カケハシでデータプロダクトのPdM(プロダクトマネージャー)を務めております。 2023年の7月に入社し、全社のデータ利活用を促進するため、データプロダクトの整備・強化に取り組んでいます。 今回は、9月にDatabricks AI World Tour Tokyo 2023で発表し

良いプロダクトづくりに必要なこと

はじめまして。AI在庫管理の開発チームでバックエンドエンジニアをしている沖です。社内ではファーストネームで「たくおさん」と呼んでもらうことが多いです。まだ(もう?)入社して4か月ちょっとなのですが、もりもり開発ができていて楽しいです。 この記事は カケハシ Part 1 Advent Calendar 2023 19日目の記事です。 カケハシ Part 2 Advent Calendar 2023 と合わせて楽しんで

Airflow Zombie Task への対処法

こんにちは。AI 在庫管理チーム ソフトウェアエンジニアの坂本です。 今回は AI 在庫管理のバッチ処理で利用しているワークフローツール Airflow (MWAA) の Zombie Task に苦労したケースとその対処法について紹介しようと思います。 概要 Airflow で動かしているバッチ処理が Zombie Task という事象によってエラーになってしまうことが高頻度で発生しました。 Airflow のタスクを適

横断データサイエンス組織になったので共通的な分析プロセス・ルールを整備し始めました

こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2023 Part2 の17日目の記事になります。 はじめに こんにちは、株式会社カケハシのデータサイエンティストの保坂です。 2023年9月より、これまで2つに分かれていたデータサイエンス系メンバーの属するチームが合併し、医薬品サプライチェーン事業および Patient Engagement事業 を担うPharma Divisionにおける横断データサイエンス組織となり