株式会社カケハシ の技術ブログ

VPoTとしての2025年。手を動かし続けていたい。

こんにちは、椎葉です。カケハシでVPoT(VP of Technology)をやってます。今年は自分にとって、これまで以上に挑戦の多い年でした。年初には自分がVPoTになるなんて全く想像もしていませんでした。この記事では自分にとっての2025年をふりかえってみようと思います。 と、その前に カケハシのアドベントカレンダーはじまります! 2025年も残すところあと1ヶ月ですね!カ

コーディングエージェントのカスタムコマンドでGit操作を効率化

こんにちは、椎葉です。カケハシでVPoT(VP of Technology)をやっています。今日は、僕が使っているCursorのカスタムコマンドを2つ紹介します。 カケハシではコーディングエージェントとして、Cursor、Claude Code、GitHub Copilot、そしてDevinを利用できます。その中で僕はメインではCursorを使用しています。最近だと、Cursorを使ってTerraformによるAWSのインフラ構築をやっていて、便利

患者価値に突き進み、新たな事業の可能性を切り拓く。新規サービスチームの最高に幸せな日々

カケハシの主力プロダクトといえば、クラウド型電子薬歴『Musubi』。現在、『Musubi』を活用した新たなビジネスの立ち上げがハイスピードで進んでいます。 そのプロジェクトを担う「PE新規サービス開発チーム」から、プロダクトマネージャー(PdM)の糟野、エンジニアの荻野と種岡に話を聞きました。 患者さまに治療意識を高めていただくためのプロダクト開発とは?

YAPC::Fukuoka 2025 協賛レポート

カケハシで技術広報を担当している櫛井です。 カケハシは2025年11月14日(金)〜15日(土)に開催されたYAPC::Fukuoka 2025にて、Platinumスポンサーを務めました。また、休憩エリアにて本格コーヒーを提供するコーヒースポンサーも実施いたしました。 yapcjapan.org こちらのエントリでは、当日の会場での様子をご紹介いたします。 カケハシが実施したスポンサー カケハシはPlatinumス

CodeRabbitとDevinを使ったコードレビューと自動修正のワークフロー

こんにちは、カケハシのAI在庫管理チームでバックエンドエンジニアをしている今江です。 今回は、CodeRabbitの導入検証中に調査したDevinとの連携方法についてご紹介します。 CodeRabbitは、AIがプルリクエスト(PR)を解析し、コードの改善点やバグの可能性を自動で指摘してくれるツールです。 Devinは、AIが自律的にコードを生成・修正するツールです。PRの作成はもちろん、PR

TypeScriptの宣言的な配列操作 - ビジネスロジックを明確にする

はじめに こんにちは、kosuiこと岩佐 幸翠(@kosui_me)です。カケハシで認証基盤・ライセンス基盤・組織階層基盤などのプラットフォームシステムを開発・運用する認証権限基盤チームのテックリードをしています。 LLMの登場以降、コードを自動生成することがかなり一般的になってきました。しかし、人間であれLLMであれ、コードの品質を維持するためにはコーディングス

CTOがEngineering Managerに期待する7つのこと

こんにちは、カケハシのCTOのゆのん(id:yunon_phys)です。カケハシではEngineering Manager(EM)に期待することを、特にリーダーシップとチームマネジメントの側面にフォーカスして言語化し、行動や言動に対して組織全体として一貫性のあるようにしています。本記事では、その期待することを社外公開用にリライトしたものです。 組織によって文化や価値観は異なりますが、E

社内SREゼミ_信頼性向上編での参考資料

以下資料は先に実施したSREゼミ_信頼性向上編で利用したものです。Well Architected Frameworkの信頼性の柱、その補足資料として読み合わせに使ってください。 Well Architected Frameworkを読み解きながら、信頼性が高まる設計を学びます。 信頼性のほうがメインです。 特に信頼性を高めたい設計者、あとはWell Architected Frameworkを学びたいエンジニアが対象です。 目標: 背景を理解し

利用用途を広げるドキュメント設計で記載と管理を推進しよう(後編)

こんにちは。カケハシで開発ディレクターの笹尾です。 前編の方針を踏まえ、ここからは具体の記載方針と運用に踏み込みます。 はじめに ドキュメント設計はアーキテクチャ設計と同義です。求められるのは、スケールと複雑性に耐える持続可能な設計です。 最初から完璧は狙いません。想定できない課題も多いため、『作る→使う→直す』のループで育てながら、変

HonoConf 2025 登壇・協賛レポート

カケハシで技術広報を担当している櫛井です。 カケハシは2025年10月18日(土)に開催されたHono Conference 2025にて、Platinumスポンサーを務めました。また、カケハシのVPoT 椎葉がスポンサーセッションで発表いたしました。honoconf.dev こちらのエントリでは、当日の会場での様子やセッション資料の紹介をいたします。 カケハシが実施したスポンサー カケハシはPlatinumスポンサー

利用用途を広げるドキュメント設計で記載と管理を推進しよう(前編)

こんにちは。カケハシで開発ディレクターをしている笹尾です。 『Musubi AI在庫管理開発チーム』での取り組みを例に、ドキュメント設計の重要性と実装の流れを紹介します。 内容が多岐に渡るため、前編・後編の2回に分けて解説します。 はじめに 最初に強調したいのは『ドキュメント設計はアーキテクチャ設計そのもの』だということです。 逆に言えば、ドキュメン

Zustand を使用して状態管理のテストを独立して行う方法を考える

こんにちは、カケハシのAI在庫管理チームでフロントエンドエンジニアをしている江藤です。 AI在庫管理では複雑な依存関係を持ったフォームが数多く存在します。それらのコンポーネントの取りうる状態を網羅的にテストしようとすると組み合わせ数が膨大になり、React Testing Library(以下、RTL) を使う場合はモックの準備やレンダリングのコストが無視できないほど大

フルリモートでのオンボーディングを成功させる「仕組み」と「対話」

はじめに こんにちは。Musubi機能開発チームでエンジニアをしている竹本です。 私はカケハシに入社して4ヶ月目ですが、すでにMusubiの依存ライブラリをいくつかアップデートしたり、 チーム横串の開発プロセス改善活動のリードとして活動させてもらえたりと、手前味噌ではありますがかなり良いペースでチームに溶け込めていけたのではないかと思っています。 カケハ

EOL 管理入門(AWS、OSS ライブラリ、コンテナイメージ)

「このライブラリのサポートいつまでだっけ?」「Lambda ランタイムの EOL っていつだったかな?」 システム運用をしていると、こんな疑問がよく浮かびますよね。サービス・ライブラリの EOL を皆さんはどうやって管理しているでしょうか。 なぜEOLチェックが重要なのか EOL(End of Life)を放置すると、セキュリティ・運用・ビジネスのリスクが高まります。 セキュリティ

医療システムだからこそ、徹底的に。カケハシの開発現場における生成AI活用の現在地

生成AI研究開発チームのainoyaです。 カケハシでは、今年5月に、社内で「生成AI活用研究会」を発足し、業務における生成AI活用を推進してきました。 薬局DXをリードするカケハシは社内で生成AIをどのように活用しているのか? - KAKEHASHI Tech Blog 今回は、社内でのAI活用の具体的なアウトプットとしてのこれまでのブログ記事を紹介しながら、カケハシのAI活用の「現在地」を
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