トヨタの未来を創る、自律分散制御の研究開発の取組み一挙大公開 ~電動車を活用した仮想発電所「VPP」|異種ロータが協調する運搬ドローン~

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2024年3月11日に開催されたオンラインイベントのアーカイブ動画となります。

イベントページ:https://techplay.jp/event/934789


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▼イベント概要

トヨタ自動車では、カーボンニュートラルの実現に向け、電動車の普及と再生可能エネルギーの活用を進めています。

その一環として、私たちは電動車を使ったVPPの構築に挑戦しています。

環境変化の影響を受けやすい再生可能エネルギーを活用するVPPの構築には、発電量と電力需要のバランスを効率的に調整できる制御技術の確立が必要不可欠です。


現在、「電動車VPP」の先行開発を実施している『パワートレーンカンパニー』では、数理モデルによる最適化手法を用いて、複数の拠点にある車両20台の充放電を集中制御で実現しました。

しかし、大規模化に伴う台数の増加に対応し社会実装していくためには、各拠点や電動車自体が自律的に動作する分散制御の仕組みが必要不可欠だと考えられます。


このような背景から『未来創生センター』では、電動車VPPへの分散制御の研究に取り組んでおりますが、環境変化に応じて、自律的に動作させたいモビリティは電動車だけではありません。

例えば、空中搬送するドローンにも分散制御が必要になると考えています。山間部などの不整地や建設・メンテナンスの作業現場などでは、重量物を空中搬送するニーズがあります。しかし、ロータ数が固定されたドローンでは規格外の搬送物に対応が困難です。そこで、重量に応じて協力して荷物を運ぶ人間のように、自律的に協調することで、ロータの種類や数を自由に変更できるスケーラブルなシステムが有用であると考えています。


『未来創生センター』第4弾イベントでは、公開情報がまだ少ないこれらの領域にフォーカス。クルマの価値拡張に留まらず街や社会と一体となったコンセプトの実現に鍵となる基盤技術を創り出す過程として、実証実験の概要や成果を紹介していきます!


<登壇内容>

■パワートレーンカンパニーが取り組む、電動車を用いたVPPの社会実装に向けた取り組みの現在地と今後の展望

■未来創生センターが取り組む、分散制御の研究/VPPおよび異種ロータが協調する運搬ドローンの検証実験


<VPPとは>

VPP(Virtual Power Plant、仮想発電所)は、工場や家庭(太陽光、蓄電池、電動車)などの分散型エネルギーリソースを、IoTを活用したエネルギーマネジメント技術で束ね、遠隔・統合制御することで、電力の需給バランス調整に活用する仕組みです。VPPは、一つの発電所のように機能し、負荷平準化や再生可能エネルギーの供給過剰の吸収、電力不足時の供給などを行うことが期待されています。


<Chapter>

00:00:00 オープニング

00:01:30 トヨタの環境問題への取り組み

00:05:56 パワートレーンカンパニーが取り組む、電動車を用いたVPPの社会実装に向けた取り組みの現在地と今後の展望

00:21:16 未来創生センターが取り組む、分散制御の研究/VPPおよび異種ロータが協調する運搬ドローンの検証実験

00:35:49 ご案内

00:38:39 Q&A

00:53:10 クロージング


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