仕事場三畳、インフラ無限~クラウドでITインフラよりどりみどり~
どうも、totokoです。
さてはて、いまさらながらですが、皆さんクラウドしてますか?
なんて言えばよくわかっていない会社の経営者が「ど、どうだろう……」とびっくりさせることができます。
と、いうわけで今日はクラウドの話です。
といっても今更クラウドがなんだかんだという話ではなく……ほら、クラウドってあれですよ、ファイファンの登場人物です。うそです。
閑話休題。
今回は最近、結構クラウド使ってるなーってお話をしようかと思います。
いつの間にか脱「脱方眼紙」してた
最近様々なゲームスタジオ現場でプランニングのお仕事していますが、どこもかしこも方眼紙使わなくなっちゃっているんですよね。
では何を使っているのかというとグーグルスプレッドシートなんですよね。
これってWEB上で扱う表計算ソフトなんですが、基本機能は方眼紙と同じです。
なのに無料で扱える代物です。
これがまー便利でして。
例えばGoogle Drive上に画像ファイルを置いておけば、スプレッドシートにて簡単な関数入れるだけで、それに対応した画像を表示できるんです。
結構ゲームって画像多いんですよね。
お知らせで表示させる画像がたくさんあると、どのお知らせでどの画像を使うのかがシッチャカメッチャカになりがちなんですよね。
そこでファイル名の命名規則をちゃんとしておけば、スプレッドシートにそのファイル名を入力するだけで、出てくれます。
お陰様?で、結構管理が楽になりました。
多分方眼紙でも同じような機能はあるのかもしれませんが、ここまで簡単にできはしないと思います。
さらに先程さらっと言いましたが、画像やドキュメントはそのほとんどをGoogleDriveで管理したりもしています。
そうすればあとはSlackにてリンクを貼り付ければすーぐに共有ができちゃいます。 さらに、コメント書けるし、自動的にバージョン管理もしれくれるし。
まあ、たまたま僕がアサインした現場がそうなっているだけで、もしかしたら他の会社ではそうではなかったりしますが、このあたりであーいつの間にか変わったのだな……と思いました。
クラウドのおかげで、質のいいものを安くたくさん用意ができる
これまでは社内のパソコンを使ったNASでドキュメント管理をしていたり、自前のサーバマシンを用意とかしていましたが、結構メンテナンスが大変ですよね。
物理的にもネットワーク的にも。さらに増設となったら手間暇がかかったりします。
ですが、今はドキュメント管理をGoogle Driveとかのクラウドで管理したり、ゲームサーバとかをAWSでちゃちゃっと用意したりと物理的にものを準備することがなくなりました。
しかも、安い! あと、いろんな会社が使っているので安心できる。
そしてたくさん用意ができる。
うまい安い早い!
しかもものによっては無料で使えたりするものもありますし。
今まではシェアウェアを社員分買っていましたが、その分を別リソースに使えたりしますし、なにより節約できたりします。
これは何よりも必要なものを必要なだけ準備ができるということです。
多すぎることもなく少なすぎることもなく、常に丁度いい分だけ用意することができるようになりました。
手狭な日本横に伸ばさず縦に伸ばす
単純に土地のない日本はほとんどの会社が大きなオフィスビルの一階を借りて、そこで社員は集まっています。
それだけでもだいぶアレですが、最近はさらにリモートワークも増えてきて、物理的に集まる必要もなくなってきました。
それこそ作業はそれぞれが自分の部屋で行い、データ等は雲(クラウド)の中に放り込んで集約していく。
必要なソフトウェアはわざわざPCにダウンロードインストールするのではなく、オンライン上のツールで利用していく……。
だんだんと物理的に用意するものが減ってきている感じがします。
クラウドの到来によってITインフラにかかる初期投資を抑えることができ、どんな人でもそれなりの規模のものを作ることができるような世の中へとなりました。
もっと通信技術が進歩し(それこそ5Gとかになったら)、端末の処理能力もさらに向上すれば、手元のマシンは本当に作業をするだけの道具で、ありとあらゆるリソースはすべてクラウド上でまかなえてしまう日もそう遠くありません。
大規模な3Dゲームを作りたいけど、そのための開発マシンを用意するのが大変だとしても、もしかしたらそのマシンスペックでさえクラウドのITインフラが賄ってくれるかもしれません。
試されるコンテンツ力
これまで以上にコンテンツ力が試されることでしょう。
それはゲームなどのエンタメだけではなく、他のWEBサービスやプロダクトにもいえることでしょう。
ITインフラのクラウド化によって、ソフトだけではなくハードの部分の問題が解決されることで、これまでの「スペックがちょっと」という開発者の言い訳が通用しなくなります。
例えばゲーム開発を例にしてみましょう。
レンダリング機能やCPU機能が増加するため、クリエイターは面白いものを作ることに名一杯コミットすることが可能になるのですから。
いままでだと、マシンスペック要求しちゃうから、ちょっとグラフィッククオリティ落とすかーとか、エフェクト重くなるから軽いのにするかーとかやっていましたから。
またデータ分析でも同じことが言えます。
大規模な分析を行うとなると当然、相応のマシンを用意する必要があったはずですが、それにかかるパワーを全部クラウドのITインフラに任せちゃいましょう。
そのかわり、僕らは手元のマシンでデータクレンジングや、分析結果を用いた新たなプロダクト等の提案等の本当の意味でマンパワーを要する仕事に集中できます。
いかにしてユーザー体験を良くするか、そういうコンテンツを作り出すことができるか、「考えること」「アイディアを出すこと」は等しく誰にでもできることですから。